はい、みなさーん。こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、
科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、早いものでね、来週からね、11月ですよ。
もう1年の10ヶ月、6分の5が終わったということで、当たり前のことを言っているんですけども、
この時期ね、いろんなイベントごと、年末に向けて、いろんなイベントごとが目次を押しですけども、
働いている方はですね、忘年会シーズンに、そろそろ突入かなというふうに思います。
最近はですね、お酒飲めなくてもいいよみたいな感じで、強要されることはね、
パワハラとかアルハラみたいな感じでね、言われておりますけども、
お酒を飲むとですね、楽しみとかね、ストレス解消のためにお酒を足しだむ方が多いのかなということで、
飲み会の時期がやってまいりましたけどもですね、
今日はですね、お酒、アルコールにちなんでですね、
お酒を飲む、大主号の生き物についてお話ししたいと思います。
我々ね、お酒、ビールとかね、いろんなお酒を飲みますけども、
それはね、さっきも言ったように、楽しみとかストレス解消のためにお酒を飲む、
お付き合いで飲む方もいらっしゃると思いますけども、
これね、天然のアルコール、要はお酒がですね、
天然のアルコールを摂取する動物もいるんですね。
これ何かっていうとですね、主にね、カロリーの摂取のために、
エタノールに含まれるカロリーを摂取するためにお酒を飲むっていうかね、
天然のアルコールを摂取する動物がね、生き物がね、たくさんいるわけなんですね。
これ何でかっていうと、エタノールに含まれるカロリーは、
砂糖のほぼ2倍なんですね。
効率よくエネルギーを得るために、天然のアルコールを摂取する動物が多いと。
しかしですね、大半の脊椎動物は、4%を超える濃度のエタノールを摂取すると、
悪影響を受けちゃうんですね。
なので、天然のアルコールは非常に効率の良いエネルギー源として利用する生き物もいるんだけども、
4%を超えるアルコールを飲んじゃうと、悪影響を及ぼすんですね。
今日のタイトルにもありますけども、
どんな大種号の、大種号っていうのは人間目線で言ってるからそうなんですけども、
どんな生き物なのかというとですね、
アジア、アフリカ、ヨーロッパに広く生息するオリエントスズメバチ8ですね。
オリエントスズメバチは80%ですよ。
80%という高濃度のエタノールを代謝できることが、実験で明らかになったんですね。
これ最近の論文ですね。
2020年10月21日付けて学術し、米国科学アカデミー企業に発表されたんですね。
80%ですよ、皆さん。
80%のお酒を飲んで代謝できる。
我々もお酒強い方ならば、それぐらいの強いお酒を飲んで代謝できて、
キロッとしている方もいることだと思うんですけども、
大体は酔っ払いますよね。
80%を超えるお酒ってね、なかなか上流酒ぐらいしかないですけども、
アブ酸とかヨモギ原料の80%を超えてますし、
一番高い96%のアルコール度数のスピリタスというロシアのお酒が挙げられるわけなんですけども、
80%のスピリタスはポーランド産のウォッカですね。
こんだけ高いお酒を飲んで、ベロベロになりますと思いますけども、
代謝できるということなんですね。
自然界のアルコールアルコールって言いましたけども、
自然界でお酒作れんの?みたいなね。
自然界のアルコールって何なの?っていうことなんですけども、
植物の果実とか花の蜜などが腐敗、発酵するときにエタノールができるんですね。
言ってしまえば天然のお酒ですね。
アフリカゾウとか鳥とかですね、
数多くの動物たちがですね、
この発酵した果実や蜜などを効率的な栄養源として知ってるので摂取してるんですね。
鳥は55種類ぐらい発酵したアルコール度数のある果実とか花の蜜を利用してると言われてるんですね。
効率的に利用することができるから、
アルコールを含まれる天然のお酒を摂取してエネルギー源としてるってことはわかってるんですね。
でもね、さっきも言ったように4%以上のものはやっぱりね、
取りすぎるとあんまり良くないという副作用を引き起こす可能性があるので、
なかなか高いアルコール度数のものを摂取して代謝しにくいんですよね。
多くの動物まで利用はしてるけどもですね。
でもですね、このオリエントスズメバチは何でこれほどまでに高いエタノールへの耐性を持っているのかということなんですね。
その理由はですね、このオリエントスズメバチが天然の醸造工房、
これはですね、ビールとかパンとかの発酵に使われるものと同じものですね。
だからお酒と同じですね。
と、互いに有益な関係を築いてるんじゃないかと言われてるんですね。
この工房はですね、寒冷な気候では生き延びることができないので、
冬の間はスズメバチのお腹の中で生きていて繁殖してるんですね。
その見返りとして、その工房はですね、スズメバチが食べる果実を発酵させることでエネルギーを供給しようということなんですね。
ウィンウィンの関係で総理強制みたいなね、そんな関係なんですね。
冬はなかなかね、酵母菌が生きれないから、スズメバチのお腹の中でしっかり生きといて、
破産卵の時に外に出て、その果実とかに酵母が入り込んで発酵させることによって、
そんだけアルコール度数がめっちゃ高いとですね、他の生き物が利用できないから、
でもオリエントスズメバチは高いアルコール濃度のものを分解・代謝できるから、
食べてもらって、その中に口の中からピュッて入って繁殖するみたいな、
そういったサイクルがお互いちゃんとできていると。
スズメバチにとってみれば、他の生き物が利用しない、食べないアルコール度数の高い腐敗したものを食べるし、
酵母菌にしてみれば、完全に繁殖できるから、ウィンウィンの関係になって、
アルコール度数を高めることによって、お互いがお互いを非常に利益のある関係になっているということなんですね。
このスズメバチが酔っ払うかどうかなどは、些細な問題に思えるかもしれないけども、
科学者がこれを研究する理由はいくつもあるということなんですね。
アルコール側も、我々、飲めない方もいらっしゃいますし、お酒飲まない方もいらっしゃると思うんですけども、
アルコールを飲んで、他人なんでアルコール好きやわっていうのは、昔から我々果実を食べていましたから、
売れて、エタノールが含まれる果実を利用して食べることによって、アルコールの体制がそもそもあるから、
非常にアルコールの関係性を調べる上で、他のアルコールを利用する動物を調べることによって、
我々がお酒を好きになった、アルコールのものを利用して食べるようになった歴史も探ることができるし、
オリエントスツネバチが高いエタノールを分解できる代謝機構を調べることができたら、
アルコール依存症のより良い治療法の開発に結びつく可能性があるというふうにも示唆されているんですね。
なかなかそんなふうに結びつかないような気もするんだけども、代謝機構を調べることによって、
アルコールに関係する疾患も調べることができるということが期待されているわけなんですね。
どんな実験をしたかというと、イスラエル・ベングリオン大学の行動生態学者ソフィア・ブーシェブティ氏が率いる研究チームによると、
2000匹以上のオリエントスツネバチに濃度80%のアブサンに似た、これはめちゃめちゃ高いヨモギ原料にした蒸留子なんですけども、
エタノール溶液を与えてみたところ、彼らは正常に飛ぶこともまっすぐ歩くこともできなくなったんですね。
最初はできなかったんだけども、むしろそうならないほうが不思議なんですよ。
そんなに高いアルコールを飲んだら、我々もベロンベロンになりますよね。
中には仰向けに寝転がっている個体もいたし、この後死んでしまうんじゃないかと思ってたんだけども、
数分後に確認すると完全に回復して、このアブサンぐらいの高いアルコール度数を染み込ませたエタノール液を飲んだのにも関わらず、
何事もなかったかのようにその後、酢作りを再開したと。
もうそれぐらいピンって退社能力もあるし、それをちゃんと分解して正常通り生活できてるんですね。
動くことができるんです。すごいよね。我々人間よりもすごいんちゃうかというぐらいアルコール耐性があるんですね。
同じ80%のエタノール濃度の溶液を染み込ませて摂取させた西洋ミツバチは、
うまく動けなくなっただけでなく、24時間以内に死んでしまったということで、
やっぱり4%以上のアルコール濃度のものは、なかなか他の動物は利用しにくい悪化影響があるということなんだけど、
このオリエントスズメバチはケロッとしているということなんですね。これは本当にすごいよね。
オリエントスズメバチの中に住んでいるコウボキンが、自然界が作り出すエタノールの濃度の限界は20%ぐらいしかないと言われてるんですね。
だからオリエントスズメバチにとってみれば20%なんでめっちゃ減っちゃうし、20%でも結構高いよね。
日本史以上もあるしね。だからそれぐらい高いものを飲んでて、80%でやっぱりさすがにフラファインあるけどその後回復できるんで、
20%自然界が作れる最高のアルコール度数でも多分余裕で摂取して、余裕で多分生活できるかなっていうぐらいですから、
それがアルコール濃度の耐性が非常に高いということなんですね。
今後研究まだまだ進んでいくわけなんですけども、一番今のところ研究チームが知りたいのは、
なんでこれほどの高濃度に適応した理由は何なのかと。
それはコウキン作用を持つエタノールを摂取することで、これは試作段階なんだけど、
彼らは体を健康で清潔に保っているかもしれない。
80%とか高い濃度って消毒液のレベルじゃないですか。
だから清潔に保つことによって、他の感染症であったり病原菌から防ぐことにもつながってるんじゃないかと。
いい餌を独占できるってこともそうだし、それもあるんだけども、
清潔に殺菌して、自分の体の中を高いアルコール濃度のものを食べることによって殺菌することにもつながってて、
それが感染症とかにもかからないっていう風に、
清潔に保っているんじゃないかという可能性も示唆されているということで、
今後、このオリエントスズメバチのアルコールの代謝機構で、
ここが働いてないからこの人はお酒弱いとか、
それを飲み続けると肝臓に悪くなったりとか、
アルコール依存症であったりとか、アルコール発進の病気とかにも役立てることができる。
夢が広がる大種合の生き物、昆虫、オリエントスズメバチの面白い研究結果でしたということで、