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2023-03-17 11:27

#400 サバやサンマが大量に獲れるのはなぜか?

2023.3.17配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、多獲性魚類についてお話をしました。
それではまた。

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00:26
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、皆さん昨日WBCは見ましたか?
私もね、見たんですけどもね、見事ね、イタリアを下して準決勝進出ということになりましたね。
私ね、この準決勝決勝もね、このまま日本でやるんかなと思ってたら、準決勝決勝ってアメリカでやるんですね。
めちゃくちゃ大変じゃないですか?選手の皆さんね。 確か今日の未明ぐらいにアメリカに向けて出発して、
日本時間の21日火曜日祝日ですね。その日に準決勝してもって、その次の日22日に決勝ということでね。
めちゃくちゃしんどない。もう体力やっぱすごいですよね。 ダルビッシュ選手とかね、大谷さんとかはそのままアメリカに残ってね、
アメジャーリーグの開幕を迎えるわけですけども、NPBに所属している選手の皆さんはまた帰ってきて、今度は日本の国内リーグを戦うということでね。
もうすごいですよね。もうアスリートってすごいなと思いながらね、ぜひね、準決勝勝ち進んでね、14年ぶりですか?の優勝みたいですね、というところですかね。
今日のお話はですね、なぜ魚は大量に獲れるのかというふうにお話をしたいと思います。
そのね、大衆魚と呼ばれる魚はですね、一度にたくさん獲れるから大衆魚って言うんですけど、なぜ決まった時期にね、大量に獲れるのかというね、まあことなんですけども、
プランクトンを主食とするマサバとかマイワシとかサンマっていうのはですね、一度にたくさん漁獲されますよね。
秋の風物詩というかね、秋の味覚といえばサンマっていうところもありますので、その量もですね、他の魚に比べると桁外れに多いので、
多角性魚類とかいうふうに言われております。たくさん獲れれば獲れるほどですね、魚価、魚のお値段も下がりますので、大衆魚と呼ばれてますね。
サンマは最近全然獲れないので、大衆魚のカテゴリーからちょっと外れているところもありますけど、高いですよね今ね、一日ね。
マイワシとかもほとんど獲れなくなっちゃったんで、獲りすぎが一番の原因なんですけども、そういった大衆魚ね、一度にたくさん獲れるわけだけど、
なんでこんな風にしてたくさん獲れるのかというとですね、こういったプランクトンを主食とするお魚、青魚とか言いますけども、多角性魚類っていうのは
03:00
南北ね、日本列島を南北に沿ってですね、日本列島に沿って南北を大海流しているわけなんですね。
じゃあなんでそもそもこの南北をね、大海流しているのかと、そこに留まっておいた方がね、なんかコスパええやみたいな感じがするかもしれないけども、
こうやって大海流しているわけなんですね。で、この南北を大海流しているのは、南北の海の違いにあるわけなんですね。
南の海っていうのは暖かいですよね。赤道に近づけば近いほど太陽光に当たる距離が近くなりますから、非常に暖かいと。
南の海っていうのは一年中ですね、強い太陽に晒されて、海面近くの氷層の水温は高く、その下の低層は低いという状態なんですね。
で、温暖だしあんまり気温も変わらないし、太陽光を晒されるね、その距離感も変わらないから、
ずっと氷層は暖かくて、低層は冷たいという状態なんですよ。
で、海水位温が暖かくなるとですね、暖かい水っていうのは上に行くんですね。冷たい水っていうのは下に下に下がっていきます。
例えばですね、お風呂入った時にですね、なんかそこの方は冷たいみたいな経験ありません?
なので冷たい水っていうのは重くなるんで、下に下がっていくわけなんですね。
で、このプランクトン、植物プランクトンが必要とする栄養分の窒素とかリンっていうのはもうそこの方に溜まったまんまで、上の方にもう上がっていかないんですね。
なので栄養分的に、南の海っていうのはですね、氷層は非常に貧弱なんですね。
その証拠にですね、北方系の親塩の動物プランクトンの量は、南方系の動物プランクトンの量に比べてですね、数十倍違うというふうに言われております。
で、その非常に温暖で気温もあんまり変わらないってなるとですね、下と上とで混ざり合わないんですね。
なので氷層は非常に貧弱で、低層は非常に栄養分があって、それがもう上に上がっていかないから、とどまったまんまなので、なかなか氷層のところに植物プランクトン行かないんです。
だって栄養分なかったら合成できないし、なので非常に貧弱なんですね。
南方の海っていうのは意外に温かくて、非常に生物素多いような感じもするかもしれないけど、海の中っていうのは非常に栄養分が少なくて貧弱なんですね。
生き物が少ない状態なんですね。
それに変わって逆にですね、北の海っていうのはですね、冬には気温がマイナスになるし、流氷も出現するぐらい非常に寒いですよね。
なのでそういった状態だとどういうことが起こるかというと、氷層の方が水温が冬にかけて下がっていきますから、そうするとさっきも言ったように水温が下がって冷たい水っていうのは下に下がっていきますよね。
06:04
なので入れ替わりが起こるわけですよ。氷層と低層とで海水が入れ替わる逆転現象みたいなことが起こるわけですね。
そうするとですね、低層にあったリンとか窒素とかの栄養分が氷層に行きますよね。
それを利用して高合成する植物プランクトンが豊富に増えるってことなんですよ。
栄養分あったら高合成して栄養分作ればいいですよね。なので植物プランクトンが増えていくと。
植物プランクトンが増えるとそれを食べる動物プランクトンも氷層におるんやったら食べちゃうみたいな感じでブワーって増えますよね。
動物プランクトンが増えるとそれを食べる小型の魚類が増えると。
それがマイワシとかサバとかサンマになるんですけども、それが増えていくと氷層に餌がいっぱいあるやんってことでいっぱい食べると。
さらにそれを食べるカツオとかさらに大型の魚類もそれに伴って増えるという感じで高循環が生まれるわけなんですね。
なのでその氷層の水、低層の水との温度の違いによって北の海と南の海っていうのはですねそういった特性があるわけなんですね。
なので北の海っていうのはですね、餌場としては最高ですよね。
氷層付近にプランクトンがたくさんいるし小型魚類もいるからもう餌は豊富だし食べる分には全然困らないしだから生きていくためにはめちゃくちゃいいですよね。
でも、でもですよ、産卵するってなった時に北の海で卵を産んだらどうなると思います?
低層と氷層の水温が違うことにより氷層の水温が下がってくると入れ替わるっていうね、ターンオーバーとか言うんですけど、
これがもう入れ替わるとですね、卵を産んだのにそのまま低層にいれば生き物も少ないからいいかもしれないけど、
入れ替わるってことはですね、茨の道に自分の子供を放り投げる感じですよね。
めちゃくちゃモサいるのに、そんなとこに卵を植えに行ってたら全部食われてしまうんやみたいなね。
せっかく自分子孫残そうと卵を産んでるのに、そんなシュラバみたいなところに自分の子供を送り届けるのは親としてまあまあ酷いレベルじゃないですか。
なので、ある程度魚が育ったらどうするかというと、南の海に行くわけですね。
南の海に行くとこの氷層と低層とで水が入れ替わらないから、卵を産んでしまえばですね、低層の方にずっと留まりますよね、入れ替わりがないから。
というので産卵場としては南の海の方がですね、適しているということになりますよね。
09:01
南の海で卵を産み、安定した状態だから孵化しました。
子供が産まれたら、今度はその子供たちは餌場が豊富な北の海に向かうわけですよ。
そうするといって食べるものがいっぱいあるから、プランクトンもたくさん多いし入れ替わるから、
餌をむちゃくちゃ食べて体力をつけて、産卵のためにまた南の海に向かうというね、そういう大海遊をしているわけです。
北の海でめちゃくちゃ育ってよく越えた魚類を待ち伏せして漁獲すると、そうするとですね、多角性魚類ということで北外れにたくさん獲れるというわけなんですね。
だからその旬というのは、例えば3万の秋の味覚も、いっぱい越えて、さあ今から産卵に向かおうというところを一網打尽で取ってしまえばですね、油も乗っているし最高ですよね。
そんなことをしているから風邪が減るんだけどね。
だって産卵控えて、今から南の海に行こうと思っているやつを取るってことは、それは個体数減るよねって感じですけどね。
それに伴ってカツオとかも動くから時期的にね、戻りガツオとかね、発ガツオとか言いますよね。
ということで、産卵のためには南の海がいい。
よく越える、体力をつけるためには北の海がいいから、それで海遊しているので、そこの海遊をうまく先回りして取るっていうのが多角性魚類の漁業の基本中の基本というかね。
だから決まった時期にたくさん獲れるのはそういうところになるわけなんですね。
ということでね、かなりの弊害もあるしね、日本の海はどんどん貧弱になってきているのは取り過ぎっていうのもあるんですけども、
古代から日本っていうのはタンパク源は魚でしたから、魚を食べる民族でしたので、これがずっと続くといいなと思っているわけなんですけども、どうなんでしょうかねという感じですかね。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆様さよなら、バイバイ。
11:27

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