はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、配信のね、オープニングトークで毎回毎回言ってるんですけども、今日も暑いね。
今日特にめちゃくちゃ暑かったんですけど、これめちゃくちゃ暑かったっていうのをね、毎回言ってる気がするんですけども、いやいや、今シーズンのこの夏の中で、今日一番暑かったと思うんですけど、本当にね、これあかんわっていうぐらいね、ちょっと外出てたんですけど、これあかんわっていうぐらいの暑さだったんですけども、
天気予報をね、見たりとかね、ネットニュースを見るとですね、東京で初めてね、今日が猛暑日を記録したということで、もう35度以上、もう体温以上のね、気温のところがたくさんあったということでね、もう本当にね、体調管理しっかりしなあかんなということは、もう熱中症でね、搬送される人も非常に多いですし、
今日のお話につながるんですけども、そんなね、暑い夏、熱中症対策で水分補給をしっかりっていう風にですね、ニュースでもよく言われますし、個人間でもですね、そういったことも言いますよね。
せっかく水分を補給するなら、できるだけ効率的に潤いをチャージしたいというふうに思いません?
今日のお話でですね、イギリスの研究者たちが最も水分補給に優れた飲み物をですね、科学的にね、ランキング化しているので、こちらの方をですね、今日はお話したいなというふうに思うんですけども、
この研究ではですね、飲料水分補給指数、BHIというですね、新しい指標がね、使われているんですね。
飲料水分補給指数というですね、英語で言うとBHIというですね、新しい指標が使われて、この指標が高ければ高いほど、飲んだものがですね、水分補給、水分がずっと体の中に保持される値が多いよというBHIというですね、指標を使って実験をしたわけなんですね。
これ簡単に言うとですね、飲んだ水分がどれくらいの時間体内に留まるかを数値化したものがBHIで、その基準となるのが水で、水を1として、それよりも数値が高ければ、より長く水分をキープできる、水よりも優れているよということなんですね。
実験ではですね、健康な男性たちが水や様々な飲み物、コーラとかコーヒーとか牛乳など全13種類なんですけども、それをですね、1リットル飲んで、その後4時間の尿量を計測したと。そこからどれだけ体内に水分が残っているかを推定してBHIが算出されたということなんですけども。
これね、何だと思います?水分補給にはね、アクエリアスとかね、ポカリスエットとかですね、スポーツドリンクがね、1位なんじゃないかというふうに思いません?水を基準とした場合ですね、それよりも浸透圧の影響で、みたいな感じで、よくCMとかで流れてますよね。
これね、1位から発表しますけども、堂々の1位がですね、スポーツドリンクではなくてですね、映えある1位に輝いたのが、BHIが一番高かったのはですね、なんとスキムミルクだったんですね。
無脂肪牛乳ということで、牛乳のうちの乳脂肪分を取り除いた、脱脂粉乳とかも言われますけども、この脂肪分を取り除いたスキムミルクがですね、ナンバーワンだったんですね。牛乳っていうふうに思いません?
暑い時にね、牛乳ガボガボ飲んでね、水分補給に一番BHI高いって言われたら、えー?っていうふうに、そういうイメージありますよね。
この実験ではですね、普通の牛乳、脂肪を取り除いてない全身牛乳とスキムミルクの2種類が試されたんですけども、どちらも水を上回るBHIスコアを記録してるんですね。
一番スキムミルクなんですけども、脂肪分カットしていない牛乳もですね、3位にランクインしてるので、喉乾いたなと。
真夏の暑い時にね、水分補給する時にですね、ミルクがいいっていうね、この結果からね、わかったことなんですね。
このスキムミルクはですね、4時間後に水より339gも多くの水分を体内に残していたという実験結果が出ているので、非常に水分をとどめることができる優れた飲み物ということなんですね。
じゃあなんでこのスキムミルクが最強なのかということなんですけども、研究を主導したドナルド・モーン博士によるとですね、その秘密は牛乳に含まれる乳糖、タンパク質、脂肪にあるということなんですね。
これらの成分が胃から腸への水分移動をゆっくりにするため、体が水分をより長く吸収できるということと、さらにですね、牛乳に含まれるナトリウムも、尿が作られる量を抑える効果があるということなんですね。
この理由はですね、BHIランキングは2位であった蛍光補水液、OS-1とか所さんのCMで有名な蛍光補水液もやはりですね、宣伝通りですね、蛍光補水液も水分をとどめるということで、ランキング2位なんですね。
BHNの値が2位にも共通しているんですけども、ナトリウムとかカリウムとかイオン系のものが含まれている方がですね、より水分を体内にとどめることができるということなんですね。
他の飲み物はどうだったのかということなんですけども、1位がスキムミルク、2位が蛍光補水液、3位が全脂牛乳、普通の牛乳ですね。
4位がオレンジジュースなんですね。実は糖分が多いと逆効果になるということがこの実験からわかったんですけども、糖分が多い飲み物は浸透圧の関係で小腸から体内の水分を吸い上げてしまうので、かえって脱水が進む可能性があるということで、
オレンジジュースは水よりも値が高いですから、BHNはね。なので、喉が渇いたなというときにオレンジジュースを飲むのは非常に効果的なんだけども、糖分が含まれていない方がいいよということが言えるということなんですね。
精霊飲料水、コーラとかダイエットコーラも含めてそうですけども、水分補給効果は水とほぼ同じであるということがわかっております。さらに意外なのがコーヒー、お茶。
よく利尿作用があるから脱水になると言われるんですけども、これは誤解だというふうにこの実験でわかってきております。
一般的な量はコーヒーカップ2杯から3杯程度であれば、利尿作用はほとんど見られず、もう博士も水と同じくらい水分補給に役立つというふうに断言しているということで、1リットル飲んでるんだよね、実験ではね。
結構、そんだけ飲んだら利尿作用あるような感じもするけど、意外にそこまでの量だったら利尿作用ないよということが言えると。
ただし、カフェインに慣れていない人が大量に摂ると軽い脱水効果が出る可能性もあるので注意よということを言ってます。
コーヒーにミルクを入れれば牛乳の効果で脱水作用を抑えることもできるので、カフェオレとかカフェラテとかそういったものも効果的である。
要は牛乳を入れたら結構水分をとどめてくれるから、脱水の効果を抑えられるから、牛乳はいいなということですね。
あと、ビールのようなアルコール度数が低めのものなら意外にも大きく尿量が増えるわけではない。
ウイスキーのような強いお酒に比べてビールの場合は一度に飲む水分量が多いことも関係しているので、水分補給としてビールもそこまで有意な差がないと書いてある。
論文に書いてましたので、量によるけども1リットル程度の実験での、今回やった実験内での1リットルぐらいならそこまで利用作用は働かない。
アルコールを水分補給に役立つよということはあまり水と変わらないよという結果が出ておりました。
このBHIは暑い野外で働く方や運動する方、医療関係者の方にとっては非常に役立つ仕様になりそうということと、
私たち一般人が普段の生活でそこまで神経質になる必要はないということが博士も言っているということで、
喉が渇けば体が飲むように教えてくれるということで、博士も言っております。
今年の夏もどうやら暑そう。猛暑日が続きそうなので、熱中症予防のためにも水分補給はこまめにして、賢く行いたいものだということで、
スキムミルクが意外や意外に水分をとどめてくれるので、この猛暑を乗り切るために、脱脂粉乳スキムミルクを持ち運ぶのは怖いですから、腐っちゃうのでね。
なので水分補給にはスキムミルク、ミルク系が良いということをちょっと頭の片隅に置いていただけると、猛暑日の水分補給に役立つかもしれませんということで、
今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。