今日のお話は、琵琶湖のビワマスって知ってますかね。滋賀県の琵琶湖博物館にも展示されておりますし、琵琶湖の名物として、食べても美味しいし、釣っても強烈な引きが楽しいということで、ゲームフィッシングでも人気があるんですけども、
このビワマスが、実は新種だったというお話をしたいと思います。
ビワマスって言うから、ビワマスという種なんでしょう。
ビワマスという種がいて、琵琶魚類の一種として数えられていると思いきや、
実はビワマスは、これまで同じ酒家の天子と同種だと考えられていたんですね。
ビワマスという名前がついていますし、琵琶湖に生息するので、琵琶湖にいる酒家魚類ということで、ビワマスという名前が一つの種として確立されていたかというと、そうじゃなくて天子と一緒でしょと考えられてきたんですね。
1925年にアメリカの研究者がオリンコリンカスロズラスという学名をつけたんですけども、
どうやらオンコリンカスロズラスじゃないよねということで、別魚として考えられていたんですね。
名付けたもののロズラスじゃないよねということで、学名のない魚、種として認められていない魚として100年近く存在していたんですね。
天子の学名がオリンコリンカスマソウなので、オンコリンカスマソウとしてずっと同種として登録されていたんですよ。
でもね、1970年代から天子とビワマスちょっと違うくない?みたいな感じで、大きさも違いますし、見た目、形態的にも違うから、
これ天子じゃないよねって言われてたんですよね、70年代くらいから。
1990年にはやっぱりロズラスはビワマスでないっていうことが判明したので、
ビワマスとロズラスって名前付けてたんだけど、これ全然違うよねということで、1925年に名付けられたんだけれども、別人ですよと。
やっぱり調べていくと、絶対ロズラスじゃないと。
さらにさらにですね、天子と山目とかとは違うよねということで調べたわけなんですね。
なので、100年近くビワマスには正式な学名がない状態だったんですけども、今回ですね、美学博物館と京都大学などの研究チームが、
ビワマスの体の特徴、目の形や鱗の数などを詳しく詳しく調べた結果、天子や山目とは明らかに違うよねということで、別種だというふうに確認されたということで、
ようやく100年越しにですね、別種、新種ということで、オンコリンカスビワエンシスというふうに名付けられて、
初めて100年越しにビワマスがちゃんとしたビワマスという種だよということが確立されたんですね。
オンコリンカス、2名法でリンネさん、スウェーデンのリンネが付けた学名ですけども、俗名と首相名ということで2名法を付けたんです。
オンコリンカスっていうのは、天子とかロズラスもオンコリンカスなんですけども、酒果魚類のビワ子に生息する酒果魚類という名前が晴れて付けられたと。
オンコリンカスビワエンシスというふうに命名されたということなんですね。
この研究ですね、100年越しに学名付けられてたもそうなんだけども、
2024年に発表したんですね、オンコリンカスビワエンシスという新種だよということなんですけども、
これも2009年に始まってたということなんですけども、2009年からやっと15年越しの、15年かけた研究なんですね。
きっかけはですね、ビワ子博物館の藤岡特別研究員が、ビワマスには学名ないよねと、100年越しのイメージですけども、
ビワマスには学名がないということで、本に記載したところ、それを見た京都大学の中某、名誉教授がですね、
中某かな、名誉教授がですね、じゃあ学名を付けようということで提案して、共同研究がスタートしたと。
京都大学の名誉教授は、文理学が非常に有名な著名な方ですけども、藤岡さんはですね、15年の研究から実って刀に降りたと。
これでビワ子の固有種というふうにはっきりと言えるという考え深げで、研究者たちのロマンをあふれるストーリーということなんですね。