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はい、みなさんこんばんは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、
ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を見つけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、寒いですね。
そこびえするというか、足元が寒いなということと、めっちゃ乾燥しているから、喉も意外がするんですけど、
みなさんのお住まいのところはどうですかね。
日本海側を中心に、真下から大雪のところもあるということと、
雪がめっちゃ積もるで有名な青森県のスカイウオンセンに一回行ってみたんですけども、
観測史上最速で4メートルを超えたみたいな、トータルの積雪量がそれぐらい、今年は雪が多いんですけども、
私の住んでいる太平洋側ですので、まだ初雪というか、山合いは雪がかぶっているんですけど、平野部はまだ雪を見ていないんですけども、
その分今年は温暖なのかなという感じなんですけども、でも冬寒いですよね。
だから明日もしかしたら雪が降って、もしかしたら積もるかもしれないという予報も出ておりますので、
雪降ると交通の便も悪くなるし、いつから雪降るの嫌になったのかなという、大人になったというかですね、
年取ると雪の喜びも小さくなっていくかなという感じがして、年取るのって嫌やなという感じなんですけども、
今日のお話は久しぶりにコウモリを取り上げてみたいと思います。
コウモリは非常に能力値が高くて、非常にアクロバティックな飛行ができるということで、
ランダムに動くことができるから、捕らえている獲物が昆虫ですから、その分だけ昆虫に合わせて飛行することができる、
めっちゃ巧みな飛行能力を持っているということと、
超音波で羽狩りで、暗いけど餌を取れるのは超音波を当ててエコロケーションみたいな能力を持っていますから、
それで獲物を取ることができると思います。
そういったすごい能力を持っているよというお話を一回したことがあるんですが、
今日はコウモリの特徴的なところをもう一つありますよね。
コウモリってぶら下がっていますよね。
薄暗い洞窟とか木のところにぶら下がっているイメージがあると思うんですけども、
コウモリがぶら下がれるということは、足の筋肉がすごい発達していて、
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筋肉で支えてぶら下がっているのかと思いきや、そうじゃなくて、
コウモリはぶら下がることはできるんだけど、立つことはできないよというお話をしたいと思います。
あれ?みたいな感じだと思うんですけども、
後ろ足を使って天井からぶら下がる姿が非常に印象的なコウモリですけども、
前足は翼みたいになっておりまして、ホニュールで唯一の翼を持って飛ぶことができるんだけど、
指の骨が長いみたいな感じで、指がめっちゃ長くて、その間に翼があってですね、
そういった前足をしている分、後ろ足は巧みに使ってぶら下がることができますよね。
この足のほとんどは骨と皮なんですね。
コウモリはアクロバティックな飛行ができるから、空を飛ぶために軽量化されているので、
筋肉は翼を羽ばたかせるための胸筋で絞められています。
胸筋がめちゃめちゃしっかりしているんですよね。
足に山ほど筋肉があると重いから、そういったアクロバティックな飛行ができませんから、
足というのは骨と皮しかないんですよ。
足にも筋肉があるんだけれども、非常に胸筋に比べれば少ない。
筋肉の部分が偏っているということなんですね。
筋肉がないから、後ろ足はほとんど筋力がなくて、立って歩くことすらコウモリはできないんですよね。
なのにも関わらず、なんでぶら下がれるの?筋肉の力じゃないのか?というところだと思うんですけども、
そこで活躍するのが足にある特殊な腱なんですね。腱。筋ですね。腱。腱なんですね。
この腱は骨と筋肉をつなぐロープのようなもので、天井の出っ張りを後ろ足で掴むと、
爪になっていてね、引っ掛けて掴むと、その特殊な腱からノコギリ刃のようなものを出して腱鞘という部分に引っ掛けてロックするんですね。
だからほとんど筋肉の力を利用していなくて、腱があるおかげでロックできるんですよね。
骨と爪の骨と腱鞘の間にカチッとはまり込んでロックすることができるんですね。
要はね、結束バンドみたいな感じですね。よく100均とかで売ってますよね。
結束、ギューって絞ってね。白とか黒色のプラスチック製品が出てて、ギューって絞ってて、キュッて束ねるとですね、
そこからね、ロック解除できる結束バンドもあるんですけど、
これはキュッてするとですね、そのまま留まることができますよね。
あんな感じでね、腱鞘の部分と腱、この筋ね、これがねノコギリ型になってて、
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その本当に結束バンドみたいになってて、ある部分でカチッと止まると。
だから筋肉の力必要ないんですよ。その腱のおかげでロックできるから、
だから長時間ぶら下がることができるということなんです。
なのでこのおかげでですね、意識して力を使う必要もなくてですね、
ぶら下がったまま眠ることもできる。基本的にはぶら下がって眠りますから、
そのままね、筋肉の力というかエネルギー必要なく、ATPの分解なくて、
ぶら下がることができるとカチッとロック状態になるので、
特に力も必要なく、長時間ぶら下がることができる。
なのでぶら下がっているか飛んで獲物を捕まえるかというようなライフサイクルをしていますからですね。
だからぶら下がるか飛ぶか、立つことができないよね筋肉がないからね、
支えるほどの筋肉がないから。そういったぶら下がっている機能もあるのは、
腱のおかげというところなんですね。
コウモリ、世界各地にいまして980種類がいると言われておりますので、
ほとんどコウモリが、全てのほぼコウモリがですね、
筋肉でカチッとロックできるので、ぶら下がることができるということなんで、
力をほとんど使ってないというトップなんですね。
すごいよね。本当にこんな空を巧みに飛べる哺乳類がいると。
夜の空を支配している哺乳類はコウモリなんですよね。
空の世界は昼間鳥がいるからね、
ライバルが多いから、夜飛ぶしかないなということで、
巧みに進化を遂げてきて、アクロバティックできるような胸筋をしっかりして、
翼を持っていて、それ以外のときはね、ぶら下がって、
天敵を襲われにくいからね、ぶら下がっているとね、
非常に考えられた進化で、考えられた生存戦略なのかなと、
こういったところでですね、コウモリってすごいなと、
言ったところで、今日はこの辺にしちゃおうと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。