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2025-09-26 08:28

#977 臓器移植で「心」が移る!?90%の患者が報告する性格変化の謎

2025.9.26配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、臓器移植と性格の変化についてお話しました。

それではまた。


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サマリー

臓器移植を受けた患者の約90%が性格の変化を経験しているという驚くべき研究結果について話しています。研究者たちは、この現象の原因としてプラセボ効果や生物学的要因、さらにシステミック記憶仮説を提案しています。

00:00
はいみなさん、こんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、
ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、
今日のお話しする内容は、ちょっと非科学的な、ちょっとしたSFチックなオカルト系のお話になってしまうんですが、
最後の方に、科学的な見解もお話しするんですけども、ちょっとオカルトチックな話なんですけども、どういうことかと言いますと、
臓器移植と性格変化
臓器移植でドナーの性格や好みが乗り移るっていうね、ちょっとSFチック、オカルトチックですよね。そういったお話をしたいと思います。
これ何かと言いますと、先日アメリカのコロナウイルス大学が発表したある研究によるとですね、これがね、にわかに注目を集めております。その研究によると、
なんと、臓器移植を受けた患者の約9割が、何らかの性格変化を経験しているということなんですね。
なのでですね、驚きのこの研究結果と、臓器と心の不思議なつながりについて、掘り下げていきたいなというふうに思うんですけども、
アメリカですね、どれぐらいの方がですね、臓器移植をしているかというとですね、アメリカの人口約3億3200万人います。
これに対してですね、年間約1万4000人が死後に臓器を提供していて、年間ですね、臓器移植件数は4万件、年間4万件の臓器移植をしているということなんですね。
日本はどれぐらいのということなんですけども、日本は非常に少なくて、臓器をね、移植を希望している人はですね、1万6000人いる一方で、
1年間に移植を受けられる人は約600人とされていて、約ね、希望者のわずか4%しか移植を受けられていないというのは現状なんですね。
なので、それに比べるとアメリカの件数は4万件ですから、非常に多いということで、臓器移植大国と言っては過言ではないかなと。
でね、このコロナ大学の研究がですね、どれぐらいの臓器移植の患者を追っているかというのは詳しいところはちょっとわからないんですけども、
4万件中3万6000、9割ですから、3万6000件がですね、何らかの行動変化、性格変化を訴えているということだと結構多いので、
そこまでの件数は全部が全部追えてないと思うんですけども、約9割の方がですね、性格変化をね、報告しているということなんですよ。
興味深い事例
で、これね、いろんな事例がありまして、例えばですね、クラシック音楽が大嫌いだった男性が心臓移植後、急にクラシックにハマったとかですね、
これはですね、彼のドナーはバイオリンを愛する学生だったということを言われているんですね。
さらにですね、泳ぐのが大好きだった少年が心臓移植後に水をひどく怖がるようになったと。
これね、ドナーはですね、プールで歴史した幼い少女だったとかですね、
銃殺された警察官の心臓を受け取った大学教授が、ドナーの巡植時の状況を思わせる強い光と熱を感じる夢を頻繁に見るようになったということですね。
一件だけだったら、それは機能性だよっていうことかもしれませんけども、何件もそういったですね、ドナーの移植を提供した方のですね、性格であったりとか、
プライベートな部分であったりとかですね、人生をですね、移植されたら、移植したこの宿主がですね、そのような行動変化や性格になっていると。
あたかも信じがたいね、SFチックなお話なんですけども、これがですね、単なる偶然なのかということなんですね。
このね、コルダロ大学が心臓だけでなく、他の臓器の移植を受けた患者にもインタビューを行った結果、臓器の種類に関係なくですね、
90%近くの患者が性格の変化や自分にないはずの記憶を体験していることがわかったということなんですね。
職の好みとか芸術、仕事への向き合い方まで変わるケースもあったということなんですね。
心臓移植を受けた患者さんをメインに調べてたんだけども、それ以外の臓器、肝臓であったりとか、腎臓とかいろいろありますけども、
その臓器に提供された人が行動変化、そのキーインタビューしてみて、やっぱり9割の近くの方がですね、行動変化であったり性格変化を報告しているということなんですね。
システミック記憶仮説
これですね、なんでこんな不思議な現象が起こるのかということなんですけども、研究者たちはいくつかの仮説を立てています。
一つはですね、プラセボ効果ということで、新しい臓器を得て人生をやり直せる喜びがポジティブな変化を引き起こすというものなんですね。
これは納得できますよね。でもですね、これだけではドナーの記憶が乗り移ったように見える現象を説明できないということなんですね。
そこで注目されているのが生物学的な要因なんですけども、移植された臓器は患者の体に入った後もドナー由来のホルモンやシグナル分子を放出し続けるということなんですね。
これらの化学物質が患者の脳に影響を与え、気分や性格を変える可能性があるということなんですけども、しかしこれでもですね、なぜドナーの特定の記憶がですね、呼び起こされるのかという疑問に答えられないんですよね。
なので、急にクラシックスキーになったりとかですね、水泳が嫌いになったとかですね、そういったことがですね、なかなかプラセボ効果や生物学的な要因では説明できないということで、ある仮説をしっくりくるような仮説を立てております。
それが何かというとシステミック記憶仮説なんですね。システミック記憶仮説というのはどういうことかというと、私たちの記憶は脳という一つの場所にだけ保持されるわけではなく、体のすべての細胞に何らかの形で保持されている、保存されているという考え方なんですね。
この仮説が正しければ臓器一つ一つにドナーの記憶が封印されているという話もあながち非科学的な話とは言えなくなりますよね。SFチックな、オカルトチックな話だったけども、システミック記憶仮説によると臓器一つ一つにもその人の記憶が刻まれているよということを考えて、この仮説がですね、立証されるためにはまだまだ研究が必要ですけども、
臓器一つ一つにそのドナーの記憶が刻まれているよということで、それが移植されたら脳だけになく、その細胞一個一個、臓器一個一個の細胞にも記憶が刻まれてますから、今言ったバイオリンがね、バイオリン弾きの少年がですね、心臓を提供したらいきなりクラシックが好きになったとかね、泳ぐのは怖くなったとかですね、そういったことも説明できるよということなんですね。
この臓器一つ一つにドナーの記憶が封印されている話もですね、比較的では言えなくなるんですけども、ただ今のところですね、これを裏付ける確固たるエビデンスは見つかっていませんので、まだ仮説の域は超えていないというところなんですね。
臓器移植と心のつながりはですね、現在科学がまだ解き明かせていない壮大なテーマの一つなので、こういったものをね、小さい疑問がどんどん積み重なっていって、それを科学的な知見で乗り越えていくと、さらなる進歩が待ってますからですね。
それはそれでまた面白いかなと言ったところですよね。この現象の解明が進むは、私たちの心や記憶の概念そのものが変わるかもしれないと。脳だけじゃないよと、我々の細胞を一個一個に記憶が刻まれているのかもしれないと思うだけで、結構なんかね、面白いというかロマンがありますよねということで、今日はこの辺にしたいと思います。それでは、いつもさよなら。バイバイ。
08:28

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