1. ちょぼっとサイエンス
  2. #309 カワセミのクチバシは、..
2022-10-30 08:31

#309 カワセミのクチバシは、新幹線と同じかたちである

2022.10.26収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、カワセミについてお話しました。
それではまた。

🔸リンク集🔸
https://lit.link/chobosensei

○人気の過去放送○
重大発表!SPPになりました!!
https://stand.fm/episodes/633174cc90f80b613fa5a076

日本の新型コロナ新規感染者数が激増した理由を考えてみた
https://stand.fm/episodes/6304817ff51214585d0f8a7a

オクラのネバネバは薬局である
https://stand.fm/episodes/62b431de10aaa000066eab92

■note
ちょぼ先生@note学校
https://note.com/chobosensei86

■Twitter
ちょぼ先生@元高校理科教員
https://twitter.com/CDELearning65

■公式LINE
ちょぼ先生@LINE学校
https://lin.ee/n5cNTUX

#はじめまして 
#ホームルーム #学校 #先生 #学校つくりたい #科学的思考力 #科学 #サイエンス #生物 #理科 #勉強
#知的好奇心
#SPP
#雑学
#教室
#レター募集中
#ちょぼ先生
#ちょぼ
#カワセミ
#新幹線
#名言


00:25
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭、SPPのちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年10月26日、水曜日のホームルームの次回になりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか、ということで。
今日はですね、今季一番の冷え込みでですね、こちらの方もですね、朝の気温は一桁台だったんですけども、
皆さんのところはどうでしたかね。もう寒いですね、本当にね。朝晩寒いのに日中暑いということでね。
毎回言っておりますけどもね、この時期は寒暖差が激しいので、体調管理をしっかりしていきたいなというところでしょうか。
今日のお話はですね、カワセミを取り上げたいと思います。
カワセミ、皆さんご存知ですかね。カワセミのセミって、ミンミンゼミとかニーニーゼミとかですね、
そういうのセミではなくてですね、鳥、鳥類のカワセミのことです。
非常に体色が綺麗ということで、青色ね。青色の生き物ってなかなかいないので、
カワセミをね、山のところとかお出かけした時に見かけると、川沿いとかでね、めっちゃラッキーな気持ちになりません。
カワセミ見れた、なんかありがとうみたいなね。カワセミって漢字で書くと、ひすいって書くんですけど、宝石のね。
手揺れが非常に綺麗なんですよ。あれね、ひすい発信のカワセミじゃなくて、カワセミという、ひすいと書いてカワセミと呼ぶ発信の宝石なんで、
ひすいっていう名前ついたのは、カワセミの方がパイオニアなので、そこはね、知っていただけたところかなと思います。
カワセミね、いろんないろんな面白い特徴がありましてですね、
欧米ではカワセミのことをですね、キングフィッシャーって呼ぶんですよ。
これ何かというとですね、漁師の王様という意味なんですけども、狙った魚を一瞬で捕らえる技を持っているから、このキングフィッシャーっていう名前をついてるんですね。
川べりとか湖とか、あと海にも出現するんですけども、水中の小魚を捕らえる姿がすごいので、キングフィッシャーって呼ばれるわけなんですね。
木の枝とか岩の上から獲物に狙いを定めて、長いくちばしをまっすぐ獲物に向けて、一直線に水中にドバンって飛び込んで確実に捕らえるので、キングフィッシャーって言われてるんですね。
その水中に飛び込むスピードは、なんと時速100キロになることもあるということでですね、すごいですね。
03:02
少し疑問に思うのが、時速100キロものスピードで空中から水中の中に飛び込んで、体大丈夫なみたいな衝撃すごないっていう感じだと思うんですけど、
あれほど勢いよく詰め込めば、頭蓋骨割れるとか、体の骨折れたりとか、大丈夫なんて感じなんですけども、川蝉はめちゃくちゃ平気なんですよ。
その理由はですね、なぜかというとですね、水中抵抗が少ない長いくちばしの形によるものなんですね。
川蝉を見たことある方は思うんですけども、非常にくちばしが長いし、流線形というかですね、水中抵抗がないような作りになっているので、大丈夫なんですよね。
飛び込んでも衝撃は受けないから。
この形なんとですね、人間の生活に流用というか転用されております。
JR西日本の500系新幹線の先頭車両デザインと関係があるんですね。
この500系新幹線を運行しているのは山陽新幹線なんですけども、トンネルが全体の半分郷を占める山陽新幹線なんですけども、
時速300キロを超える高速列車を走らせることになった時に、一つの壁に突き当たったらしいですね。
それはですね、列車の侵入によってトンネル内で圧縮された空気が出口で放出される時に出るドカーンという大きな音と空気振動によって、
広い空間から狭いトンネルに列車が突入すると、列車が縮むほどの大きな空気抵抗を受けるらしいんですよ。
広いところからギュンと行くとね。
これはどうしたものかと、先頭車両のデザインを変えないと車両が縮むぐらいの抵抗を受けるから、何か絵のないかなということで考えた人がいましてですね。
そのJR西日本の技術者である、バードウォッチングが趣味の技術者である中津英二さんは、
そういえば川蝉のくちばしはあんだけ長いけど、飛び込んでも大丈夫だから、この川蝉のくちばしのようなデザインの先頭車両を作れば、トンネル侵入した時に抵抗ないんじゃないかなということを考えたわけなんですね。
スーパーコンピューターを使ってシミュレーションした結果、中津さんの予想が見事に的中したんですね。
新幹線の先頭車両に川蝉のくちばしのインスパイアされたデザインをすると、抵抗がなく縮まないという結果が出たんですね。
06:03
だから、くちばしの形と500系新幹線の形を見てみてください。
非常に酷似しているので、空気抵抗が少ない。
川蝉が空中から水中に飛び込んだ時に、体が大丈夫なのはくちばしのおかげなので、これを新幹線に使えばOKということになったわけなんですね。
すごいですね。
自然から多くを学んだという中津さんは、こういう名言を残しております。
生き物は生命を後世に伝える過程で、それぞれにふさわしい色、姿、形、機能を備えています。
一木一草一鳥一魚、永遠に輝ける教師です。
中津英史という素晴らしい後世に伝えたい名言を残しているわけですね。
一木一草一鳥一魚というのは、木、草、鳥、魚がすべて生きとし生ける教師ですよということなんですね。
我々よりも先に生まれていますからね。人生の先輩でもありますからね。
そういったものは自然は教えてくれる教師であるということで素晴らしい。
私も元高校教諭ですけども、自然の方が立派な先生ですからね。
自然から学ぶことは多いということでしょうか。
カワセミロバカの色というのも、構造色と言われて、我々から見ればめっちゃ目立つし、
あの色で目立って外的に襲われないという感じもするかと思うんですけど、
意外に水辺とか森の中にいると構造色と呼ばれて溶け込むので、
意外に見えにくいですよ、あの青色ってね。
そういった面でも学ぶところはあるのかなという感じですね。
今日はカワセミをご紹介して、あのカワセミのくちばしは実は新幹線の形にインスパイアされとってですね、
そういった自然から学ぶことが多いよというお話でございました。
今度は500系新幹線の先頭車両の形に注目してみてください。
ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさんさよなら。バイバイ。
08:31

コメント

スクロール