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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭SPPのちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年10月27日、木曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、今現在ですね、日本シリーズ中ということでね、アプロ野球のね、
昨年と同じ対戦カードなんですけども、セリーグはヤクルトで、パリーグはオリックスということでね、
非常にね、毎日毎日面白い試合でですね、もうこんなに野球って面白かったかなっていうぐらいですね、
白熱の対戦が毎日行われているんですけども、今日はどっちが勝つんでしょうかということでね、非常に楽しみにしておりますということで、皆さんは見てますでしょうかという感じですね。
今日のお話はですね、我々の祖先は誰なのかというね、お話をしたいと思います。
我々ホモサピエンスという種に分離されておりますよね。ホモサピエンスはだいたいですね、20万年ぐらい前にアフリカ大陸から誕生したんですけども、
最終的にですね、男女ですから、誕生した人っていうかね、その一つに原理をたどっていけば、そこにたどり着きますよね。
そこからバーって爆発的に全世界に広がって、今70億を超えている人口がいるわけですけども、この祖先誰なのかな、どういう人物なのかなという研究した例があるんですよ。
様々な民族の53個体から採取したミトコンドリアDNA。我々核の中にDNAあるんですけど、ミトコンドリアにもDNAがあるんですね。
これはミトコンドリアはもともと別々の生物で、もともとは微生物、原核生物ということで微生物だったんですけども、その証拠としてDNAがあるわけなんですね。
ちょっと難しい話になりますけども、ミトコンドリアっていうのは呼吸をしてですね、酸素を使ってエネルギーを作り出してくれるものなんですけども、
このミトコンドリアっていうのは必ず母親からいただいたものなんですね。母親譲りのもので、父親譲りのミトコンドリアDNAはありません。
なんでかっていうと、受精の時に卵に向けて精子が泳いでって受精するわけなんですけども、卵にたどり着くために泳ぐためのエネルギーを使うわけなんですよ。
精子の中にあるミトコンドリアね。泳いでって卵に達したところでも力尽きるので、そこでもエネルギーは切り離されてるんでミトコンドリアは受精した中に入ってかないんですよね。
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なので卵はそのまんまどっしり構えてますから、受精した卵の中にミトコンドリアがあるから、男性のミトコンドリアは消滅しちゃうので、父親譲りのミトコンドリアDNAはないんですね。
なのでミトコンドリアのDNAを解析するということは、自分の母親の祖先がわかるということなんですね。
このミトコンドリアDNAを調べていくとですね、全ての現代人は約17万年前のアフリカに住む一人の共通の祖先にたどり着くことがわかったんですね。
これがよく有名な話なんですけど、ミトコンドリアイブということで全てはその女性からスタートした。すごいですよね。
そこから70億も広がっていくのかと考えると、超ロマンある話だと思いません?
それはアダムとイブの創世記神話にちなんでミトコンドリアイブと名付けられたんですけど、じゃあ男性の系譜をたどっていく方法はないのか?
ミトコンドリアアダム。ミトコンドリアはないわ。アダムは誰なのかということなんですね。
っていうのを調べたわけなんですね。
我々ホモサピエンスはですね、46本の染色体を持っていてですね、その中に性を決定する染色体っていうのがあるんですね。
XとYって言うんですけど、X染色体を2つ持っていると女性、Yを1つ持っていると男性。
男性の方はXY。私は男性なのでXY染色体を持って男性なんですね。
このY染色体は男性にのみ持っているから、このY染色体の遺伝子を調べるとですね、祖先がわかるということなんですね。
2015年の1月にですね、イギリスのレイスター大学のマーク・ジョブリング教授とかですね、フランスのポール・サバティエ大学のパトリシア・バラレスク教授らによると研究論文。
要はY染色体を調べて、男性の祖先の系譜は誰なのかということを調べて、科学雑誌で有名なネイチャーに掲載されたんですね。
そうするとですね、調べたサンプルがですね、アジア人男性のアジアの127集団に属する5000人ものアジア人男性のDNAを採取したので、アジアの系譜なんですけども、そうすると調べるとですね、11人の偉大なる父にたどり着いたということなんですね。
それをいろいろ調べていくとですね、なんとすごいことにですね、その11人の中にチンギスハン、チンギスカンとも呼ばれますけども、チンギスハンのDNAにたどり着いたということなんですね。
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チンギスハンはですね、13世紀1代にしてですね、アジアから中東ロシアへとまたがる巨大なモンゴル帝国を作り上げた人ですね。歴史上最も広大な領土を手に入れた人物なんですね。
調べていくと11人の偉大な父にたどり着いて、そのうちの11人の中にも結構いろんな帝国を築いた人がたくさんいるんですけども、なぜチンギスハンをピックアップしたかというとですね、チンギスハンにたどり着いた11人の中にチンギスハンが含まれとってですね、チンギスハンの遺伝子を持っているチンギスハンの末裔である人数がですね、なんとですね、1600万人もいるということがわかったんですよ。
1600人もすごいけど、チンギスハンに関係する遺伝子がですね、1600万人、現代ね、1600万人の方に刻まれているということなんですね。
最も広大な領土を手に入れた人物であるし、最も自分の子孫を後世に伝えたというね、すごい人物なんですよ。すごいじゃないですか。
それ以外にもいろんな帝国を築いた方、100万人とか600万人とかね、大体その11人にたどり着くからですね、多くの人数、末裔がいるんですけども、チンギスハンがその中でも飛び抜けてて、大体のアジア人、自分の中にもね、もしかしたら私もチンギスハンの末裔かもしれません。
これぐらいですね、多くの遺伝子を後世に残したということなんですね。このチンギスハンに関係する遺伝子はですね、アフガニスタンとパキスタンの国境周辺に暮らすハザラ族の3分の1が保有しておって、ここが直続の末裔であるんじゃないかというふうに言われているんですね。
その他にもたくさん残した方はいらっしゃるんですけども、チンギスハンがズバ抜けてて、世界中で最も子孫を多く残した人物ということなんですね。領土もでかかったけどね、ということでね。
母系遺伝ということで、ミトコンドリアを調べると17年前にミトコンドリアイブにたどり着くアフリカの人にたどり着いて、アジアですけどもね、サンプリングがね。
大体がチンギスハンの末裔と男性はね、ということがわかったんですね。でもね、チンギスハンの墓そのものが発見されてないので、チンギスハンのその1600万人はまだまだ研究の余地があるというね、結論に至っているんですけども。
大体ね、もしかしたらね、そこの今聞いているあなた、チンギスハンの末裔かもしれないし、私もチンギスハンの遺伝子が入っているかもしれないということでね。
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興味深いかなということで、自分のルーツというかね、私はどこで誕生してどうここまで来たのかっていうのを調べてみると楽しいですよということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。
