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2021-12-02 10:25

#42 セイタカアワダチソウのしたたかな生存戦略〜見えない化学戦〜

2021.4.15収録。
こんばんは!ちょぼ先生です。
夜のホームルーム始めます。
今日はセイタカアワダチソウについてお話しました。
セイタカアワダチソウが大繁殖できた理由はなにか?
最近、背が高くないのはなぜか?
あれ?個体数減った?なぜなの?
について話してます。
予備知識を持って、違う視点で生き物を見てみよう。
おもしろい世界が待ってますよ!
それではまた!
おやすみなさい。

こちらの放送もよく再生されてます。
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#はじめまして
#スタエフ #standfm #スタエフやろうぜ
#音声配信 #ラジオ #ホームルーム
#セイタカアワダチソウ #植物 #アレロパシー
00:27
はい、みなさんこんばんは。元高校教員のちょぼ先生です。今日も夜のホームルーム始まります。よろしくお願いします。
ちょっとオープニングのジングルをですね、あの学校のチャイムの音にしてみたんですけども、皆さんどうですかね。
私はこれを聞くとなんか焦りだすんですけど、あ、授業行かなとか、ホームルーム始まるみたいな感じで、それのなんか自分の行動の切り替えとしてチャイムを捉えているので、ちょっとあのドキドキするんですけども、皆さんどうですかね。
あの学校のことを思い出しましたでしょうか。今日の夜のホームルームのお話なんですが、今日はセイタカアワダチソウの生存戦略についてちょっとご紹介したいかなと思います。
皆さん知ってますか。セイタカアワダチソウ。川原とか空き地に一面に大繁殖している様子を見かけることも多いかなと思います。
黄色いお花が咲くので、見た目には非常に彩りがあってですね、綺麗な感じはするんですけども、そのセイタカアワダチソウのしたたかな生存戦略というか、見えないだけでそんなことしてたのっていうのが実は面白いです。
それをご紹介したいかと思います。セイタカアワダチソウなんですけども、原産地は北米で外来種にカテゴリーされます。日本産じゃないんですね。
もともと日本に川原とか空き地にたくさん生えてたススキとかオギとかの日本産の野草がかなり一時は駆逐されかけてたんですね。それぐらい大繁殖した種になります。
なぜそこまで数を増やすことができたかというと、実は色んな生存戦略がありまして、植物の生存戦略もたくさん色々ありますけども、
例えば植物を目にする機会がたくさんあると思うんですけどね。散歩したりとか街で見かけると思うんですけど、植物ってそこに根差したら移動することはないじゃないですか。
我々は筋肉がありますから体移動することができるけど植物って根差したら移動できないですよね。なので植物は光合成しなければ生きていけませんから、光をたくさん浴びるように背丈を高くして、よりより上の上に行って光を独占しようとするとか、
背丈が高くならない植物の場合は水平方向に葉っぱをつけて幅広く光を集めようとする。要は光をたくさん当てるように、葉っぱに当たるようにして背丈を高くしたりとか水平方向に伸ばしたりとかしているわけなんですね。
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上手く重ならないようにというか光を独占するように折り重なるようにというか、上手くずらしながら枝とかを伸ばしていくわけなんですね。それは空中戦というか、我々人間が目に見えるところで争っているな、競争しているな、みたいなことが目にすることができるんですけど。
それは見た目での競争ですけど、実は地中の中、土の中でも非常に熾烈な競争をしているわけなんですね。植物同士で。
くるみとか赤松の木の下とか注目してみてください。雑草とか他の木が他に生えてないんですよ。他の植物が生えないようになっているんですね。
実は植物ってアレロパシーと呼ばれる化学物質を出して、周りの植物が成長しないような、要は他の植物の成長を抑制する物質を出しているんですね。
なので植物同士の競争する故で周りの植物が自分よりも成長しちゃうと背丈が高くなって光独占されるとか、そういった不都合が起きますので、周りの植物が成長しないような物質を出しているわけなんですね。
生多化ダイソーに戻りますが、生多化ダイソーがここまで一大勢力、要は数をここまでたくさん増やせたのは、アレロパシーを出して他の植物が成長しないようにしたからなんですね。
一時は日本産のススキとかオギとかがほとんど駆逐されるんじゃないかというぐらい一大勢力を伸ばしたんですね。
それは質の中でアレロパシーを出して他の植物が成長しないように抑制する、要は成長を阻害する能力が非常に高けていたので、ここまで一大勢力を持ってめちゃくちゃ増えました。
高さもめちゃめちゃ高い。生多化って名前ついてるから、生多化ダイソーの方が背が高いってことですから、日本では大体2メートルか3メートルくらいの高さになるんですよ。
ちょっとしたらもう切れですよね。
めちゃくちゃ背も高いし、巻き切れも一面泡立ちそうだらけ、生多化ダイソーだらけになったんですけど、
でもふとちょっと、皆さん今散歩してみたりとか河原とか秋知とか、ちょっと出かけてみてください。
なんかね、生多化ダイソーの数少なくなってません?思い出しました?散歩してみましたか?
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あのね、今ではね、生多化じゃないですよね。50センチ程度で花を咲かせている様子を見られると思います。
生多化というか、小高とか中高くらいの大きさになっているんですよね。
で、今はススキとかオギとかがもう一回勢力を盛り返しています。
泡立ちソーの数が減っているんですよね、今ね。実は。
ちょっとね、衰退しつつあるという現象がね、今日本で起きています。
これ何でかというとですね、成長を阻害するための物質、アレロパシーを出すんですけど、数増えすぎてね。
数増えすぎて、生多化泡立ちソーだらけになって、今度は逆に自分で自分の首を絞めるみたいな感じで、
アレロパシーが自分の同じ種の仲間にも作用しちゃって、仲間の成長を阻害することになっちゃったんですよ。
なので、成長があまりしなくなって、あと勢力も弱まってきて、数も減らしてきたという感じなんですね。
なので、独り勝ちしてしまって、動物でも言えることですけど、独り勝ちしすぎて、今度は逆に自分に作用しちゃったという状況になっちゃって、
だからここまでね、最近あんまり見かけなくなったのは、見かけても背が高くないのはそういうことで、
自分で自分の首を絞めちゃったという感じがあるんですよ。
あんだけ猛威を振るってたのに、今では自分で自分の首を絞めちゃったから、自分で作り出した毒が自分で効いちゃうみたいなね。
自らの成長を妨げるようになってしまったので、今は数が減ってるらしいです。
面白い話ですよね。
じゃあ、北アメリカね。アメリカ原産の外来雑草なんですけど、アメリカでもどうなのか。
じゃあアメリカではアレルパシー出してないのかというと、そうじゃない。そうでもないですよね。
アレルパシー出してるんですけど、もともとアメリカにいて、西多川雑草のアレルパシーが出されて、周りのものはもう慣れちゃってるというか、
元もに進化してるんで、西多川雑草のアレルパシーの成長阻害にならないように進化してきたんだけど、
日本にポンってきて、西多川雑草のアレルパシーなんか知らんから。
なんなんこいつみたいな感じで、成長を阻害されるみたいな感じで、成長を阻害されたので、ここまで一代的に増えたと。
ブラックバスやブルーギルにも言えることですよね。
向こうでは天敵いるけど、こっちはいないみたいな感じでなったんやけど、独り勝ちはできなくて、自分の自分を組み締めちゃってる状態ですね。
植物は見た目の様子を高くして高剛性をするために高くするとか、水平方向に葉っぱを広げるとか、そういったこともやってるし、
実は土の中、見えないところでもそういった化学物質を出して生存戦略をしてるんですね。
そういった面白い戦略もありますので、そういった予備知識があると、
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生物の物の見方が変わりますから、よりより楽しめるかなと。
そういった予備知識があった方が、より楽しめることが多いですよね。
なので、上を見上げて折り重ならないように、光を浴びるために伸びてるのもいいし、
ちょっと下を向いてみて、この植物の周りに何も同じような植物が生えてないなとか、雑草が生えてないなとか、
これ、人間の力で刈り取ったのかな?ではなく、実はアレルパシーとか、
そういった疎外物質を出して避けているかもしれませんので、
そういった見えに見えないところでも、生物は自分の子孫を残すために一生懸命生きてるんだと。
そういったことを予備知識を持ってみると、面白い見え方がして、より楽しめますよ、人生ね。
ということで、今日は生タカワダシ草についてお話ししました。
ちょっと散歩してみてね。そういったことを観点で見ると、また違った見え方するの面白いですよ。
ということで、これで今日の夜のホームルームを終わります。
それではみなさん、バイバイ。おやすみなさい。
10:25

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