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2022-07-06 09:12

#246 サルはヒトより毛が三本足りないのか〜ことわざを科学的に考える〜

2022.7.5収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、サルは人間に毛が三本足らぬということわざについてお話しました。
それではまた。

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00:25
はい、みなさんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年7月5日、火曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、本日も雨模様ということで、朝方はですね、非常に強い雨が降ってましたね。
台風の方ですけども、長崎の辺りに上陸して、もう温帯低気圧に変わったみたいですけども、
四国の高知ではですね、非常にたくさんの雨が降って、線状降水帯もね、発生しておりまして、洪水被害だとか、そういったものがニュースで流れてたんですけども、
非常に雨が降ってましたけど、サメ浦ダムがね、貯水率24%ぐらいでですね、ちょっと水不足だっていうことだったんですけども、
大丈夫だったんですかね、ちょっと貯水率の方は回復ちょっとしてるのかなっていう感じはしてるんですけども、
引き続き気をつけていただいてということですね。
明日明後日は、私の住んでいる三重県の方では晴れ予報なので、久しぶりに晴れ間が覗けるかなという感じですけども、どうでしょうかという感じですね。
今日のお話はですね、皆さん言葉座でですね、
サルは人間に毛が3本足らぬという言葉を知ってますかね。
サルは人間に毛が3本足らぬという言葉座があるんですけども、これはちょっと科学的にちょっと解明してみようかなと思います。
言葉の意味はですね、サルは非常に利口で人間に最も近い動物だけども、
人間に及ばないのは毛が3本足りないからだということで、知識が浅はかだよという意味があります。
サルは人間に毛が3本足らぬということなんですけども、冷静に考えてみるとですね、
サル、オランウータンとかゴリラとかですけども、チンパンジーとか類人猿と呼ばれるものはですね、人に比べてかなり多いですよね。
1平方センチメートルあたりに生えている毛の数を比べてみるとですね、背中とか胸、まず体のところいきますね。
背中や胸ではですね、一般に人が0本から1本であるのに対して、オランウータンは100本以上、チンパンジーでも50本近くになるし、
テナガザルの背中などは実に1,700本ですよ。1平方センチメートルあたりに達するので、体毛全体の絶対数を比べてみても、サルの方が人よりも圧倒的に多いわけですね。
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なので、人のことを裸のサルということで、イギリスの動物学者デズモンド・モリスの1960年の著作で、裸のサルという書籍を出しまして、当時は大別世代だったんですけども、
人というのは体毛が非常に少ないということで裸のサルと言われているわけですけども、毛の数、ことわざ通りにいくと3本足らないと言っているけど、全然負けていないという話ですけども、
頭の毛の密度を比べてみましょう。頭の毛の密度を比べてみると、1平方センチメートルあたり、人間の頭髪は1平方センチメートルあたりに約300本なんですけども、チンパンジーで100本ぐらい、オランウータンで150本ぐらいということで、
カビの毛の数は他の類人猿よりも多いと。類人猿の仲間が多いんですけども、ゴリラはそれでも1平方センチメートルあたり400本以上ということで、人よりも人間よりも少し多いんですね。
小型のテナガザルなども頭髪の方もかなり多いということで、3本足らないみたいな科学的秘密をすると、人よりも多いサル類人猿もいるということなんですけども、マウンテンゴリラとか何で多いかということで、高知の寒冷な気候で生活していますので、頭髪の方も体毛をしっかりさせて、熱が逃げないようにしているということで、体毛が密集しているのかなという感じがしますけども、
頭の毛の数こそ人は少ないんですけども、人の頭髪は非常に寿命が長い。頭髪の寿命は通常2年から5年で、1ヶ月に約1センチメートル伸びて、5年で60センチメートルも伸びるので、寿命もしっかりしているし、非常に成長するというところで言えば3本足りるということで、そこは有意性があるのかなと思います。
長さとか寿命を合わせて考えてみれば、人の頭の毛がサルに比べていかに特徴的かということで、長持ちで多いというのは当てはまるのかなという感じなんですね。
元々はチンパンジーと共通の祖先から枝分かれして人になっていったわけですけども、アウストラピティクスとかラミダスエンジンとか、そこは枝分かれがあったわけです。
元々はアウストラピティクスも体毛はあったし、毛で覆われていたんですけど、なぜこの裸のサルと呼ばれるくらい体毛がなくなっていったかというと、元々人は森林で生活していました。
アフリカから発生していますので。
その当時アフリカというのは非常に熱帯雨林もあったしジャングルだったんですけども、インドがイギリシア大陸にぶつかってヒマラヤ山脈ができて、乾燥した空気がアフリカの方に流れて、どんどん乾燥していって森林がなくなっていっちゃったんですね。
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そこで森林を捨ててですね、草原に出るしかなかった。
でも草原はサーベルタイガーとか非常に生存競争が激しかったんですけども、この草原に出てって乾燥してるし暑いということでですね、暑さを逃がすため、暑さに耐えられるように、毛があると暑いですからね、耐えられるように毛が生えなくなって、
裸の猿になったという感じなんですね。
でも髪の毛ね、頭には毛が残ってますよね。
人間が結構頭に集中しているというのは非常に大きな特徴だと思います。
同じ霊長類だとしても。
この髪の毛なんでこんなにフサフサしてるかというとですね、怪我から頭を守るためであったんじゃないかというふうに言われておるし、脳がいろんなことを考えて脳も巨大化したし、
この脳をフル活用して狩りとかね、火を使ったりとかね、いろいろ工夫をすることができましたし、
コミュニケーションということね、しゃべることも非常に脳にとって非常に特徴的というか脳が大きくなるためにコミュニケーションも発展していきましたから、
非常に頭っていうのは大事なので、この毛だけがこんなにいっぱい残ってね、
チンパンジーやオランウータンよりも毛の密集度、頭の髪の密集度は他の霊長類も多いという感じなんですね。
ということでですね、このことわざですね、猿は人間に毛が3本足らぬということですけども、
科学的に立証していくとちょっとなんかそんでもないなっていう感じやけども、やはり髪の毛っていうのは非常に人にとっては特徴的なものだよと。
それは進化の過程で暑さに対応するために体毛をなくして、頭大事だから髪の毛をいっぱい密集させて守っているという特徴が科学的に見ていくとそういうことがわかってくるということなんですね。
いろんな言葉があるし、いろんな言葉があるんだけど、それを科学的に見ていくと結構面白い切り口っていうか面白い結論に至るということがありますので、
ちょっと多角的に見るというか切り口を変えてみるっていうのもこの人生が面白くなる一つのエッセンスになると思いますので、
科学的に物事を考えるという癖をつけてくれるともうちょっとだけ皆さんの人生も楽しくなるかなと思いますので、
そういった考え方も面白いかなと思いますのでご紹介いたしましたということで今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆様さようならバイバイ。
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