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はい、みなさんこんばんは、こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年7月4日、月曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、月曜日ですね、週始めになっております。
今週はですね、雨模様スタートということですね。雨が降っております、私の住んでいる東海地方三重県ではね。
先週がですね、むちゃくちゃ暑かったので、連日37、8度ということで猛暑日、黒暑でしたけども。
それに代わって今週はですね、やや気温が低いスタートですので、体力がね、むちゃくちゃ削られたりとか、熱中症の心配、まあまあまあ、先週に比べれば少ないのかなという感じですけども。
30度前後なんですけど、なんか先週が40度近かったんで、30度暑いですよ。もちろんね、30度ってなんか暑いですけど、全然余裕みたいな、もうなんか涼しいみたいな感じですけども。
体ってね、おかしなもんでね、慣れっていうのは怖いもんで、なんかそんな感じなんですけど、まあ30度暑いですけどね。
じめじめしてるんで、湿度高いですから、まあ体感的な不快、湿度はマックスなんですけども、なんか先週に比べれば、もうちょっとまあ気が楽かなと、体力的にも楽かなっていう感じですけども。
まあね、これからまだ夏本番ですけど、まあなんか台風が来てるので、しばらくこの雨模様っていうか、じめじめした感じで、まあ曇り空っていうのは今週は続くのかなと。
なんか九州に上陸するみたいな感じですからですね、近くにお住まいの方は気をつけていただいてというところでございましょうか。
今日のお話はですけども、今日はある細菌、バクテリアについてですね、ピックアップしてご紹介したと思います。
面白いバクテリアがいますので、皆さんですね、自生細菌と呼ばれるバクテリアはご存知でしょうか。自生細菌ね。
どんな字を書くの?ってことですけども、自生細菌の字はですね、磁石の字です。性は性別の性で細菌は細菌ね。バクテリアってことね。
はい、自生細菌ですね。まあ先を言いましたけども、磁石の字ですので、磁石に関係あるんですね。
この自生細菌ですけども、体の中にですね、マグネタイトと呼ばれるですね、磁鉄鋼って日本語では言うんですけど、の結晶を持ってます。
つまりですね、ナノサイズの磁石を作り出して、その磁石を体内に持っている細菌のことを自生細菌と呼ばれるわけですね。
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ナノレベル、その自生細菌自体の大きさがですね、非常にマイクロメートルレベルなので、非常に小さい。
その中の体内にあるからさらにもっと小さいんですけど、ナノレベルね。1ナノメートルは1ミリメートルの100万分の1ですので、めちゃくちゃ小さいですね。
学校の時に使った顕微鏡は光学顕微鏡って言うんですけども、あれはマイクロレベルのものを見るので、ナノレベルのものは電子顕微鏡を使わないと見えないんですけども、それぐらい小さいんですね。
電子顕微鏡を使って見てみると、10個から20個ほどの小さな磁石が縦に並んでますね。それをマグネタイトって言うんですけど、縦に並んで直線中に並んでいるのを観察できるということで、体内に磁石を持っている細菌なんですね。
なぜこの磁石を持っているかというと、地球の磁気、包囲磁石であると北とか南を示してくれますけども、地球は大きな磁石みたいなものですから、その磁気を感じて住みよい環境に向けて磁力を感じて移動することができるんですね。
この地生細菌というのは本当に地球上どこにでもいます。水辺の環境、水のあるところにあるんですけど、湖とか池とか沼とかね、水辺の環境にいます。どこにでもいる。
洪水とかね、本来の住み方である水底の泥に住んでいるんですけど、泥から巻き上げられて、うわーって氷層に行った時に、自分の住みよい環境に向けて、その磁力を感じてですね、泳いで移動するわけなんですね。
北半球にいる地生細菌は北に向かって泳いでいくと。N極の方に泳いでいくと。南半球にいるものはS極、南に向かって泳いで住みよい環境に向かって磁力を感じながら、南半球にいる奴は南の方向の泥に行くし、北半球にいるものは北の方、地盤を感じて、磁気を感じて、北の方に泳いでって水底に移動していくわけなんですね。
これをですね、東京地形課題のナミキジョ教授のグループとか、数々の教授たちがこの地生細菌を利用しているんですけども、何かというとですね、この磁石を利用してですね、医療関係、医療の医薬品への応用が期待されているんですね。
これ何かというとですね、磁石、磁力を帯びてますから、それをいろんなものにくっつくわけなんですね。いろんなものにくっつけることができるから、さらに生物由来だから体内に非常に有害ではないと。生物由来だから分解しやすいのであまり害がないですから、目的のところにピンポイントで届けることができると。
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ドラッグデリバリーと言われた技術らしいんですけども、例えば、がん化したと。例えば胃のところに胃がんになった場合に、胃にピンポイントに薬を届けるように、この地生細菌が作ったナノレベルの磁石を培養して、胃がんに効く薬にくっつけて、そこまで送り届けているという感じなんですね。
ドラッグデリバリーということで、ピンポイントでそこに届けたいんだけど、いろんな細胞を飲んですぐ分解されちゃってとか、ヒアルロン酸を飲めばお肌がうるおうとか、膝の軟骨に効くということがよく言われますよね。
でも、食べて本当にそこに行くのかっていうのは怪しいし、ほとんどそこに行ってないんですよね。
でも、この地生細菌の磁石を使えば、くっつけて、そこに届くように泳いでてもらって届けるということが可能になるらしいんですよ。
なので、ピンポイントに誘導できる医薬品の応用を、このナノレベルの磁石とくっつけて届けるということが今、盛んに研究されておりますので、本当にそこに届いているのか分からなかったけど、このナノレベルの磁石を使えば、くっつきながら行ってくれるので届くんじゃないかということが、医療の面で応用が期待されているということなんですね。
本当に細菌とかカビとか、そういったものを利用して抗生物質を作ったりとか、そういったものが利用されておりますから、イベルメキシンとかもそうですよね。
なので、こういった身に見えないものを利用して、実は体内にとって、人間の体にとって有用なものがたくさんありますから、それの一環として、未来の細菌として非常に注目されているという、自生細菌をご紹介いたしましたということでした。
それでは皆様、今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆様、さよなら。バイバイ。