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2021-12-22 11:48

#77 [魚類学]実はサケは白身魚だった!〜サーモンピンクに隠された泣けるストーリー〜

2021.5.28収録。
こんばんは♪ちょぼ先生です。
今日はちょぼ先生のおさかな学です。
サケの身に隠された泣けるストーリーと長寿の源についてお話しました。
それではまた!
おやすみなさい。

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00:27
はい、みなさんこんばんは。元高校理科教員のちょぼ先生です。
今日も夜のホームルームの時間帯になりました。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
はい、このチャンネルでは、朝のホームルームの時間帯では、
時事問題、自己啓発系のお話をしております。
夜のホームルームでは、生物のこと、サイエンスのこと、
教育問題について主にお話をしております。
気まぐれな更新ですので、朝だけであったり、夜、両方とも、
一日何もないという場合もありますので、ランダム放送ですけども、
気軽にコメントいただけたら非常に嬉しいですので、
みなさんレスポンスの方もよろしくお願いいたします。
以前ですね、私は学生時代に魚の研究をしていたので、
魚についてはちょっと詳しいみたいな話をしたと思いますけども、
この間銀ブナの放送で、銀ブナは大体見かけたら、
大体99%はメスというお話をしたと思うんですけども、
気になる方はまた過去の放送を振り返ってみてください。
今日もちょっと魚の話をしたいかなと、魚類学、
面白魚類学講座ということでお届けしたいかなと思っております。
みなさん、シャケという魚知ってますかね、シャケ。
酒、酒は飲む方ですけど、シャケ。
今、大衆魚としてかなりの地位を築いておりまして、
マグロを抜いて今トップですかね、消費量ね。
それぐらい身近に根差した魚なんですけども、
開店寿司に行けばサーモン、オニオンサーモンとか、
サーモンハラスとかね、あとは鮭の塩焼きなんかもね、
朝食の定番ですし、あとちゃんちゃん焼きとか、
そういった郷土料理とかにも使用されるということで、
かなり身近な魚なのかなという感じはしますけども、
そのシャケの身ですけど、身、食べてるところね、筋肉ね、
実は白身って知ってました?
実はシャケって白身魚なんですよ。
いやいや、何言うてんねん、みたいな。
サーモンピンクって言うやろ、みたいなね。
サーモンピンクって言うぐらいやから、色ついてるやん。
まあだいたい赤みっぽい、オレンジっぽい色ですよね、綺麗な。
いや、そんで何どこが白身なの、みたいな。
おかしなったんかと思われがちですけども、
実際、日本工業企画の色彩企画では、
柔らかい黄身の赤とされるんで、白ではないですよね。
で、何で今白身と言ったかというとですね、
実はシャケのサーモンピンクはですね、植物由来の色素の色なんですよ。
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だから食べてるものによって食べたものが色ついてるから、
そのまま筋肉に色味が沈着したという状態なんですよ。
あ、そうなん、みたいな。
じゃあその食べるものを変えれば、ずっと白身のまんまなのかという感じはするかと思いますけども。
で、カツオとかマグロとか赤身ですよね。
あれはミオグロビン、我々ヘモグロビンですけども、
血液にあるタンパク質ですけど、それが酸素と結合して、
体中に酸素を送り届けているわけですけども、
カツオやマグロはミオグロビン、同じような働きをするミオグロビンを持ってて、
その血液の色というかね、赤色の色素をしているんで、
その色が出ているんで、生まれた時から赤身ですけども、
サーモンは白身ということで、
どんな色、その色の成分なのかと言われたら、
カニとかエビとかの甲羅の色ですね。
甲羅の色って赤身がかってますよね。
あれってアスタキサンチンって言うんですよ。
アスタキサンチン。
なので、実はサーモンピンクのサーモンも、
実はアスタキサンチンの色が出ているわけなんですね。
アスタキサンチンは化粧品とか、日焼け止めとかにも含まれているんで、
結構身近なのかなという感じがしますけどもね。
そのアスタキサンチンの色が出ているので、
植物由来のアスタキサンチンの色、色素の色が沈着して、
サーモンピンクになっているわけなんですね。
アスタキサンチンを含むものを食べているということですけど、
鮭は何を食べているのかと言ったら、
オキヤミなんですよ、オキヤミ。
オキヤミってエビですね、甲殻類ですね。
さっきも言ったように、甲殻類の赤身の色はアスタキサンチンと言いましたから、
アスタキサンチンを含まれるオキヤミをいっぱい食べているので、
沈着しているんですよ。
でも、実はオキヤミがアスタキサンチンを作り出しているわけじゃないんですよ。
まだ別にいいんですよ。
これは植物連鎖の面白いところで、
じゃあオキヤミは何を食べているのかと言ったら、
緑層類、緑色した層毛ですね。
要は海層とかの草カモリのやつですね。
植物の一種、植物ではないんですけどね、
詳しく分類で見ると原生動物、原生生物なんですけど、
簡単に言い方を理解できるように植物という名を一応言いますけど、
細かく言うと違うんですけどね。
植物の一種である緑層類のヘマトコッカスと呼ばれるものを食べているんですよ。
ヘマトコッカスはどんなのか調べてみてください。
ただの丸いクロレラみたいな感じのやつです。
ヘマトコッカスを食べて生きています。
オキヤミはヘマトコッカスを食べる。
このヘマトコッカスが海にいる緑層類なんですけど、
これも本来緑色なんですよ。
緑層の緑は緑色なんで。
緑色なんだけど、栄養の不足とか水があまり少なくなるとか濁ったりとか、
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環境が悪い、強い光とか高温とかのストレスの環境がかかるときに、
アスタキサンチンを作り出すんですよ、ヘマトコッカスは。
アスタキサンチンを作って緑色の層類が真っ赤になるんですよ。
ストレスがかかったときにアスタキサンチンを作って、
アスタキサンチン実は抗酸化物質なんで、
簡単に言うと体でできた有害なものを無害化してくれるんですよ、酸化して。
非常に抗酸化物質、抗酸化力に優れているので、
ストレスがかかって生きにくいなというときにはアスタキサンチンを作って真っ赤になって、
そういった有害なものとかストレスを打ち破って戦ってくれて無害化してくれるんですよ。
というようなシステムが備わっているんですよね。
なのでヘマトコッカスはアスタキサンチンを大量にというか多く含有しているわけなんですね。
そのアスタキサンチンを多く含むヘマトコッカスを
オキアミが食べて、コーラを作る成分ですからアスタキサンチン。
アスタキサンチンでコーラを作り、さらにアスタキサンチンが含まれているオキアミを鮭がいっぱい食べる。
そうすると鮭の筋肉の部分、身の部分にアスタキサンチンが沈着していってサーモンピンクになるんですよ。
面白いですよね、このストーリー。
鮭が白身ではないとピンポイントで、
オキアミかアスタキサンチンでコーラを作るものなだけではなく、
実はもうちょっと前をたどるとヘマトコッカスという緑藻類にたどり着くということですね。
先ほどアスタキサンチンは非常に有害なものを無害化してくれるということで
抗酸化作用に優れているということですけど、
抗酸化作用アスタキサンチンは色々食品とか化粧品とか日焼け止めとかにも使われています。
健康に良いと言われているんですけど、その証拠として100歳以上の人が食べているものの中に
好きな食べ物とか豚肉とか鶏肉とか豆腐とかキャベツとか健康に良いと言われているものがたくさん並ぶんですけど、
その中に鮭も含まれているんですよね。
鮭のアスタキサンチンが抗酸化作用に優れているので、有害なものを無毒化してくれる作用がありますから、
それが長寿にもつながっているのかなと。
全国に100歳を超える人が、2019年のデータですけども、7万1238人いらっしゃいますけども、
その中の好きな食べ物の中に鮭が必ず含まれているので、鮭も長生きというか長寿健康に
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アスタキサンチンが関わっているんじゃないかというデータもありますので、
非常に優れた物質であると。
最後、鮭は蘇生していって、自分の生まれた川に戻ってきて産卵いたしますよね。
そのアスタキサンチンをストレスに耐性があるから、自分の産卵したらなくなっていきますから、鮭は。
そのストレスに打ち勝って、自分の子孫が生きてほしいということで、
アスタキサンチンをたくさん含む卵を産むわけですね。
それがイクラなんですよ。
イクラってめちゃめちゃ赤いですよね。
アスタキサンチンが含まれているからなんですね。
イクラってロシア語なんですね。
ロシア語で魚の卵という意味なんですけども、
鮭の卵であるイクラにはアスタキサンチンがいっぱい詰まって赤色になっているということで、
次の世代に卵を託して、いろんなストレスに負けずに生き抜いてほしいというメッセージが含まれているわけなんですね。
もう涙は涙ですよ。
この多くのアスタキサンチンの卵に伝えて、ストレスに打ち勝って子孫を残してほしいということで、
後で亡くなっていくということで。
鮭も生まれた後、海にまた下っていくわけなんですけど、
それだけでは栄養分が足らないので、アスタキサンチンはあるけど、
亡くなっていった鮭の実を食べながら海に下っていくらしいですね。
なので、まずストレスに打ち勝って生まれてほしい。
最終的に海にたどり着いてほしいから、自分の亡くなった体を食べながら海に下っていくので、
もう本当に涙ながらのストーリーがあるわけなんですね。
そうやって自然界では、いろんな工夫をしながら次の命につないでいこうということをしているわけなんですね。
我々も生きてほしいという思いのアスタキサンチンを利用して、
化粧品とか食品とかにも利用しているということですね。
ということで今日はお魚、サーモンの話をしました。
実はサーモンの実は白身ということなんですね。
ちょっと勉強になったでしょうか。
ぜひこのホームルームを聞いて面白かったよという人は、
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いいねを押すとこのホームルームに出席ということにいたしますので、
ぜひ皆さんレスポンスの方も最後忘れずによろしくお願いいたします。
それではこれで終わります。
バイバイ。おやすみなさい。
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