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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年9月5日月曜日のホームルームの時間になりました。
皆様いかがお過ごしでしょうかということで、週始めですね、今週も頑張っていきましょうというところでしょうか。
今日のお話はですね、一番エコロジカルな食べ物は何なのかというお話をね、したいと思います。
エコロジカル、エコロジーとか言いますけどもね。
エコっていう言葉がですね、なんかね、曖昧な言葉で何をもってエコなのかという感じがしてね、あんまり好きじゃないんですけども。
電気自動車の方がエコとか言うけどね、電気なんてね、電池なんて使わなくなったらですね、ただのゴミでしかないですからね。
その点、その処理とかは全然エコじゃないと思うんですけど、電車の方がエコとか言いますけどね。
電車を走らせるためには線路が必要ですよね。線路を引くためにはいろんな土地を切り開いたりとかしてですね、その線路を引くためにはですね、CO2を排出してね、線路を引かないといけないし、そのメンテナンスもかかるから、電車そのもの自体は電気しか使わないかもしれないけど、その線路自体を作るためには結構な環境破壊してますからね。
そんなことを言ってたらすまないので、一般的にエコエコっていう言葉だと皆さんね、理解しやすいので、エコという言葉を使ってですね、どの食べ物が一番エコなのかっていうのをね、ちょっと考えてみたいと思います。
例えばですね、肉料理ですね。美味しい肉料理がたくさんありますけども、代表的なものは牛肉、豚肉、鶏肉、3大肉がありますけども、この肉、どれが一番エコだと思いますか?
で、穀物で育てられた家畜が、穀物を肉、タンパク質に変換する割合を調べた研究があるんですけども、それによりますとですね、その3つの鶏肉、牛肉、豚肉、どれが一番エコだと思いますか?
これはですね、鶏肉なんですね。だいたいですね、鶏では1キロの肉を作るのに約2キロの穀物を必要とするんですね。穀物ですから、土地切り開いて、穀物植えて、それを餌にして、食わせて、食べさせて、鶏肉1キロを作るのに2キロの穀物が必要なんですね。
で、豚ではこれがですね、4キロとなるんですね。4キロの穀物で1キロの豚肉になると。で、牛肉では7キロになるんですね。牛肉1キロを作るのに穀物7キロが必要ということで、一目瞭然、鶏肉が一番エコなんですね。
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牛肉なんかですね、高級な牛肉を作ろうと思うとですね、その割合はもっと増えてですね、穀物30キロを与えてやっと1キロの肉になるということでですね、というぐらいですね、牛肉が一番エコじゃないという感じなんですね。
で、食べ物のバランスをですね、考えなければ、鶏肉の代わりに穀物、小麦とかね、そういったものを食べる方がですね、2倍の人口を養えるということが言われてるんですね。
なので、豚肉では4倍、牛肉では7倍から、さっきの高級な肉を作るだけなら30キロで1キロの牛肉だから、要は30倍の人口を養えることになるんですよ。何も考えずに穀物ばっか食べてれば、そっちのがエコなんですよね。
鶏肉よりも2倍養えますから、豚肉よりも4倍、牛肉でも7倍から30倍の人口を養えるという計算が出てるらしいんですね。
なので、肉だけ食ってるっていうことが、一番エコじゃないんですよね。
ガクトさんなんかね、牛肉ばっか食べてますけども、あれは金持ちだからあれでもできますけども、エコっていう観点で見ればエコじゃないんですよね。
だから、肉ばっかり、要は牛肉ばっかり食べること、高級食料で富裕層がたくさん増えてますから、牛肉を食べれば食べるほど穀物をめちゃめちゃ消費してるから、
肉は食べてるってことはあるけど、穀物は食べてないけど、それを養うため、その餌にするために穀物を消費してるから、
要は肉をいっぱい食べるっていうことは、より穀物をよく消費してることになりますから、あまりエコじゃないんですよね。
だから穀物だけ食べてた方が、よりエコっていうことが言えるという感じですね。
海産資源、海洋資源に目を向けてみると、養殖している魚とかもほぼ鶏肉と同じくらいなんですよね。
穀物2キロで、鶏肉だったら1キロだったけど、だいたい同じくらいの割合らしいですね。
魚ですから、海産の飼料がたくさんありますけど、魚に与える餌もだいたい穀物2キロに対して1キロくらいになるということで、
養殖の鯉とか生酢を食うのは、結構エコなのかもしれませんね。
個人的に、一番魚、何食べてたら一番エコなのかなと思うんですけど、個人的に思うのはブラックバスですね。
私は学生時代、ブラックバスの研究してたんですけど、結構食べる機会とかあったんですけど、
そんな嫌いするほど、皆さんがバス食うの?みたいな感じかもしれませんけど、まあまあ美味しいと思うんですよね。
アムニエルにしたりとか、皮が結構臭いので、バス特有の臭いがするので、それがあるから、たぶんこの身も臭いんやろうなっていう感じかもしれませんけども、
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意外に美味しいんですよね。まずくはない。めちゃくちゃ美味いかって言われたら、そうでもないかもしれないです。
そうでもないけど、タンパクの味なので、どんな料理でも合うから。アムニエルとか、フライとか、天ぷらなんかも意外にいけますからね。
山ほどいるからね、日本にね。ほんまに山ほど淡水面にめちゃくちゃいるから、
ブラックバスを食うのが一番、魚を食べるのが一番エコなんじゃないかなということで、鶏肉と同じぐらいのエコだから、
結構ブラックバス食べた方が、よりエコなのかなっていう感じはするんですよね。
刺身とかそういう気はあんまりね、粗いとかね、結構あんまりおすすめはしないけど、そんなにまずくない。むしろ美味しい部類に入る。
フライとかね、そんなにしたら大抵のものは食べれるよ、みたいに思うかもしれないけど、美味しくない魚はフライにしても美味しくないからね。
ニザダイとかね、ニセカンランハギとか、フライにしても結構まずいよ。
あとビワコオナマズとかね、あんまり目にしないと思いますけど、あんまり美味しくないんで。
やっぱり美味しくない魚はフライにしても美味しくないから、ブラックバスはフライにしても美味しいから、わりといけると思うんですけどね。
さらにね、今後注目されているのはですね、皆さんもニュース等で聞いたことあるかもしれませんけど、昆虫食ですね。
わりとですね、東南アジアの方では結構昆虫多いですから、そのナマズとかそういった養殖からですね、コオロギとか、台湾コオロギっていうですね、台湾オオコオロギか。
全長5センチぐらいなので非常に大きいので、タイとかですね、東南アジアの方でですね、内水面のナマズとかを養殖する人がですね、昆虫に切り替えて結構儲けてるっていうのがですね、
結構そういう例がたくさんありますので、結構その養殖、魚の養殖から昆虫の養殖に切り替える方がね、結構多いみたいですね。
その台湾オオコオロギは非常に大きくて、体長が5センチぐらいなので、3匹も食べれば1日のタンパク質摂取量は賄えるというふうに言われてますから、結構エコなのかもしれませんけどね。
食べた感じはあんまりせんかもしれないけどね、お腹いっぱいにならないかもしれないけど、台湾オオコオロギ5センチを3匹食べたらタンパク質摂取量は賄えるけど、あまり満腹とかね、そういうのはあんまりいかないかもしれないけど、栄養的に言えば全然それで断れるらしいですね。
コオロギに限らずですね、昆虫は栄養価も高く、水分を除いたタンパク質の含有量は60から70%もあるらしいですね。
お肉で大体40%、卵で大体約50%なので、よりはるかに多いタンパク質を摂ることができるということなんですけども、デメリットとしてはやっぱりなんか気持ち悪いとかね、見た目が悪いとか、スーパーに今後並んでいく可能性も高いと言われておりますけど、コオロギね。
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今はちょっと養殖が盛んでもないから、肉買うより高くなってますけどね、無印良品とかコオロギせんべいなんか高いからね、それってポテチ食うわみたいな感じかもしれませんけども、今後昆虫食がメインになってくるのかもしれない。
あとね、キチンが含まれてますから外交角離ね、節足動物ですから、エビ、カニ、アレルギーの方は食べるとちょっと危険かなと。そのキチンがちょっと分解しにくいという感じで、デメリットの論文とかも見受けられますので、しっかり自分の体調であったものを選ぶのが必要なのかなという感じはしますけどもね。
野菜を丸ごと食べた方が癌予防になるという研究結果もありますから、これ1回話で言ったこともあるんですけど、やっぱり肉とコオロギとかね、タンパク質量は同じ量かもしれんし、コオロギの方が多いかもしれないけど、丸ごと食べた方が栄養価がありますから、どんなものが含まれてるかってこと細かに調べられないんですよね。
それぐらいカオスに近いぐらい色んな物質が入ってるから、確かにタンパク質量多いかもしれないけど、肉食うよねっていうね、一番エゴかもしれないけど。
最後にですね、今ね、世界の人口がですね、この今年の11月ぐらいには80億を超えるというふうに言われております。
三島二郎先生という方がいらっしゃいまして、トマトはなぜ赤いという書籍の中でですね、大体この地球の生態系の中でこの地球上に人間はですね、大体ね、養える人口は149億人ということを推定しているみたいなんですけど、
それは多くの海産資源を食べてるからっていうこともあるんだけど、まあまあまだ2倍いけるやんとか思うかもしれないけどですね、やはり土地限られてますから、大型動物が人間しかいなくなってしまう可能性も高いですよね。
そうするとですね、いろんなことが食いつぶされてですね、もう非常に環境が悪くなるということに繋がりますからね、まあエコな食べ物がたくさんあるかもしれないけどもですね、地球の人口、地球に住める人間には限界がありますから、まあいろんなことを好き嫌いもあるかもしれないけど、
長い地球を考えた上でですね、2級種を考えた上で、やっぱり自分が良ければいいっていうのは考えではなく、やっぱり自分の子供、自分の孫世代に残していくためには、やはり自分の最もエコな食べ物は何なんだろうかなっていうことを考えることも大事なのかなと思いますからね。
まあ一番答えは出ないですけども、まあ一番そういうね、穀物に対して何キロとかあるけど、一番自分にとってエコは何なのか、この地球にとって一番何なのかっていうのをちょっと考えていくのもいいのかなと思いました。
ということでちょっと長くなりましたけども、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さようなら。バイバイ。