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2023-11-08 11:00

#570 フグの異名を鉄砲というのはなぜなのか?

2023.11.8配信。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、フグが鉄砲と呼ばれる理由についてお話しました。
それではまた。

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サマリー

彼は、フグの異名が鉄砲と呼ばれる理由について考察している。

00:26
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。ということで、
11月らしからぬね、温暖な気候が続いているわけなんですけども、
今週末から来週初めにかけてですね、北海道の平野部、札幌でもですね、雪が降るということで、
朝はね、冷えますから、いよいよね、冬の到来がやってきたのかなと言ったところなんですけども、
こんだけね、寒くなってくるとね、食べたくなる料理がね、ありますよね。
やっぱり冬といえば、鍋ですよね。もう鍋料理も日本人の楽しみの一つであると思うんですよ。
冬がやってきて鍋料理食べれる。冬でも夏でもね、食べれるけど、やっぱり寒い時期にホフホフ言いながらね、
こたつに入りながら食べる料理といえば、やっぱり鍋がね、やっぱり欠かせないかなっていうね、まあ気がしてるんですけども、
まあね、その鍋にね、メイン食材何入れるのかっていうのがですね、まあそれぞれね、皆さん好みがあるかと思うんですけども、
まあフグなんか入れてね、ちょっと贅沢にね、いきたいなーっていうね、気持ちもあるんですけども、
まあ今日のね、お話になるんですが、ちょっとね、関東にお住まいの方は、ちょっとなじみが薄いね、お話になってしまうかなーって思うんですけども、
このね、フグのね異名をですね、関西地方では鉄砲っていう風にね、呼ばれるんですよ。
なぜフグがですね、関西地方、関西地区では鉄砲と呼ばれるのかというね、お話をしたいと思います。
フグの語源とフグの重要性
で、このフグなんですけども、まあ昔はですね、奈良時代とか平安時代にはフクっていう風に呼ばれてたんですね。そもそもね、フグの語源ですね。
フクって呼ばれてたんですよ。で、現在のようにフグと呼ばれるようになったのはですね、江戸時代になってからなんですね。
で、このね、フクの語源なんですが、お腹がね、膨れていることや、起こるとね、お腹が膨れることから、膨れるが転じてなったという説とですね、
フクベ、ひょうたんですね。フクベにひょうたんに形が似ていることから転じたという説があるんですね。
それがね、江戸時代にはフクからフグに生ってなったということなんですけども、現在でもですね、フグの産地であるね、虎フグ有名ですよね。
下関周辺、山口県とかですね、九州ではですね、フクにつながるので、フクって七福神のフクね。
フクにつながるので、今でもフクという風に呼んでいると。フク料理屋とかね、そういった看板掲げてますよね。下関の方とかね。
で、今日のお話ですけども、ところがですね、関西では一般的にですね、フグのことを鉄砲って呼ぶんですよ。
これ何でなのかというね、お話なんですけども、鉄砲だろ、鉄砲ね。まあまあ、似せやつね。
これはですね、東京水産大学水産学部食品生産学科の塩見和夫教授によりますと、当時ね、東京水産大学、今は東京海洋大学ってね、名前変わっておりますが、
元々はですね、塩見和夫教授によりますとですね、元々は江戸でフグを鉄砲と呼び始めたらしいんですね。
なので、江戸が発祥なんですよ。江戸が鉄砲と呼び始めたんですけども、いつの頃からか関西で定着したというふうに言われてるんですね。
パイオニアは江戸だけど、関東だけど、定着したのは関西ってことなんですね。
で、フグの異名をですね、鉄砲という理由はですね、当たる。お腹痛いことは当たるって言いますよね。
中毒する、中毒になってしまう。当たると、当たって死ぬからだという説があるらしいんですが、それではなく塩見教授は、
弾に当たる、弾に当たる、鉄砲の弾ね、弾に当たる、弾に当たる、弾に、稀に当たると、中毒すると、中毒して死んでしまうという意味が最も有力じゃないかというふうに言われてるんですね。
鉄砲ね、弾に当たる、弾に当たるからね、頻繁にバンバン、バンバンね、戦国時代とか江戸時代とか、どんぱちやっておりましたけども、弾に当たるから、弾に当たるから、
それで中毒すると、弾に当たって死んでしまうをかけて、鉄砲というふうに呼ばれるようになったんじゃないかと、それが関西で定着したということなんですね。
このね、フグってね、割とね、昔からね、日本に根差しているお魚の水産資源として、重要な水産資源として、日本に根差しているということでですね、その証拠にですね、
江戸時代にはですね、フグを題材にした俳句や戦流がたくさん読まれているので、今では高級食材ですね、そこまでね、そんなにね、頻繁にフグ食べることはないと思うんですけども、
鉄砲という異名の由来
国民食として定着しているといったところからも、この戦流とかね、俳句が読まれる、たくさんね、フグを題材にしたものが読まれているので、非常にね、生活に根差したお魚だったんじゃないかというふうにね、言われておるわけですよ。
ちょっとね、面白いね、フグを題材にした戦流とか俳句がありますので、いくつかね、紹介したいなと思うんですけども、戦流集、背風柳だる。
これがね、1765年から1838年まで刊行されてました戦流集なので、結構ロングセラーというかね、ロングスパンでね、そんなのあったなって感じがするんですけども、その中でですね、鉄砲の鍋で菌種をぶち破りっていうね、
背風柳だるという戦流があるんですね。どういう意味かというと、鉄砲の鍋で菌種をぶち破り、おいしいフグの鍋料理を食べるというのに菌種を守っている場合ではないという意味なんですが、それぐらいもうフグめっちゃ食いたいで、江戸時代からですよ。
同じくね、このね、背風柳だるの戦流の中でですね、もう一つ面白いやつがありますので、フグ汁を食わぬたわけに食うたわけ。これね、ちょっと面白いですよ。フグ汁を食わぬたわけに食うたわけ。
毒にあたるのを恐れて、うまいフグ汁を食べないのも愚か者だし、毒があるのを知っていて、むやみに食べて中毒を起こすのも愚か者という意味なんですね。これなかなかね、風刺効いてますよね。中毒あたる、そんなに菌症ってあがんねえ、女うまいのに。
それで食べて中毒になるのも愚か者ということでね、自己責任みたいな感じのクレーム。それぐらいですね、フグって食べられてたんだなっていうのは非常に思いますね。
あとね、松尾馬匠もね、フグに関するね、拝啓を残しております。
あら、なんとも悩きのフは過ぎてフクと知る。これ読み方合ってんのかな。これどういうことかというとね、フグを食べた昨日一日はビクビクして過ごしていたけども、無事だったなというホッとした様子を表したクナらしいんですね。
ということでね、もう本当に昔からね、目指してるということでね、最初に食べた人ね、すごいなと思って。
当たるっていう認識みんなあるから、フグ食べると当たるでっていうのもあるし、そのね、死免許とかもなかったし、この白子の部分とか、生存の部分とか除去したりとか、そういう技術とかっていうのもなかったと思うんですよね。
草フグとかも全放離毒なんで、身にも毒があるから、だからこの確かめた人すごいなと思って。
毒なんてね、熱しても毒って消えないんですよ。テトロードキシンとね。だからもう、最初のパイオニアすごいなと思って。
うまいねこれ!みたいな言ってくる。でもなんかちょっと舌痺れるみたいな感じで、それでも食べてみようっていうのがね、食に対する悪なき探究心みたいなのがですね、日本人あったんやなっていうね。
どっかから伝わったんすかね。中国で食べてるからとかね、そういった大国で食べてるからっていうので伝わったのかいったらね、それにちょっと気になるところですけども、最初に食べた人すごいな。
フグを題材にした戦流と俳句
なんでもそうやけどね。どんな食べ物でもそうやけど。
ちなみにですね、関西では鉄砲のね、フグ料理、フグの鍋料理のことをですね、鉄チリって言うんですよね。
鉄チリ。刺身を鉄砂って言うんですよね。で、鍋のことチリ鍋とか言うんですよ。
タイチリとか、タラチリとか、カニチリとかね、この鍋料理のことチリ鍋って言うんですけども、それで鉄砲のチリ鍋なので鉄チリ。
で、刺身のことをね、鉄砲の刺身だから鉄砂。これどうもわかりますよね。鉄砲の刺身だから鉄砂。
でもこのチリってなんなんだよ。チリ鍋、チリ鍋とか言うけど。カニチリとか、タイチリとか言うけど。
で、チリ鍋っていうのはですね、魚介類を主体に豆腐や季節の野菜を茹でて煮て、ポン酢醤油で食べる鍋料理のことなんですね。
で、数種類の魚介類を入れたものは寄せチリって呼ばれるんですね。
このチリ鍋のチリなんですけども、魚の切り身を煮るとチリチリと縮まることに由来するっていうことで、
何々チリ、何々チリっていうのはこのチリチリね、縮まる、この魚の切り身が煮るとチリチリ縮まることに由来しているってことなんです。
だから鉄砲の寄せ鍋、チリ鍋だから鉄チリということなんですね。
ということでね、本当に昔からフグって食べられてたんだなということと、鉄砲の由来と、それを知ってると鉄チリ、鉄砂もね、
ああ、そういうことかと言うことがわかってくるということでね、物の語源とかね、最初にそれを食べようと思った人が何回も言うけどすごいなっていうのがね、思いますね、ということでね。
そういった探究心がね、やっぱり何かしら、どんなことでも探究心っていうのは大事ですから、
何か突き詰めるっていうことか、食べしてみるとかね、それも実験というか、科学の考え方だと思うんで、
それがしっかりできてたのかなというふうに思いますね、昔の人はね。
ということでね、食べたいね、食べたいね、本当にね、ということで今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら、バイバイ。
11:00

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