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2025-04-24 10:21

#906 世界一苦い天然物質ってなに?

2025.4.24配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、世界一苦い天然物質についてお話しました。

それではまた。


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サマリー

今回のエピソードでは、世界一苦いとされるキノコであるビターブラケットとその成分オリゴポリンDが紹介され、特にその驚異的な苦味の強さが解説されています。また、苦味を感じる理由やその健康への応用についても触れられています。

00:00
はい、皆さんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
ということで、トランプ大統領が中国製品に高い関税をかけるということで、145%の関税を課しているんですけども、それはちょっと高すぎだろうみたいな記者の質問で解禁をしたんですけども、そんなに高くはならないだろう。
大幅に下がるだろうけど、ゼロにはならないけど、下げるよみたいな。半分ぐらいにするみたいな感じで、そういった発言がありまして、それの影響下、ニューヨークダウンのほうも株価のほうも上がりまして、本当に株価で遊んでるだけやみたいな感じなんですけども、結局アメリカが中国製品に関税をかければかけるほど、中国の製品でアメリカが成り立っているみたいなところもあるので、
メイドインチャイナのものがたくさんあるから、自分で自分の首を絞めるだろうから、それを気づいたのかどうかわからないんですけども、下げるということでね、本当に株価で遊んでるなみたいな感じでね、ガンって下がりましたから、下がる前に株価を打ってね、下がったと同時に返って、この発言があったらまた上がるから、結局なんか富裕層が儲かるだけの感じがしてならないんですけども、
皆さんはどう思いますかね、本当に影響力のある方が振り回してるなという感じをしてるんですけど、どういうことになっていくんでしょうかというところで、
世界一苦いキノコの発見
今日のお話はですね、皆さん、世界一苦い食べ物と言えば何って言われたら、何を思い浮かべますかね、苦い食べ物ね、苦うりとかゴーヤとかね、苦うりって苦い言うてますからね、
ゴーヤ苦いしなとかね、ピーマンもね、子供が嫌いなピーマンも苦いし、青汁とかね、健康のために飲んでいる青汁も苦いですよね、
あとは煎ぶり茶、苦いお茶で罰ゲームでよく飲む煎ぶり茶とかも私も飲んだことあるんですけど、結構苦いと思うんですけども、今あげた食べ物確かに苦いんですけども、そんなものが子供扱いされるぐらい苦い食べ物、
しかも天然物質がですね、最近の研究でわかってきましたので、世界一苦いと言われる食べ物について皆さんにご紹介したいと思うんですが、これですね、何かと言いますと、もう本当に結論から言うとですね、キノコなんですね。
これですね、ドイツの研究チームがイギリスやアイルランドに生えているキノコから、とんでもない苦い新しい化合物を見つけたということなんですね。
そのキノコ、どんな名前かというとですね、ビターブラケットっていう名前なんですけども、名前からして苦折りみたいな感じでね、絶対苦いやんっていう話なんですよ。
ビターブラケットっていうキノコ。学名がアマロポスティアプスティプティカっていうキノコなんですけども、このキノコですね、ヨーロッパやアジア、北アメリカなど広い範囲に分布しているみたいなんですけども、
ひっそりと木にくっついていて、生えているので、普段はあまり目にすることがないということなんですね。
さっきも言ったように、名前の通りめちゃくちゃ苦くて、地元の市場にもほとんど出回ることのない、食用には向かないキノコなんですね。
そんなに苦かったら食べないよねっていう話なんですよ。そんなビターブラケットから、ドイツの研究チームはなんと3種類もの新しい苦味成分を特定したということなんですね。
その中でも特に苦い、めちゃくちゃ苦くてやばい物質っていうのが、オリゴポリンDっていう物質なんですね。
このオリゴポリンDなんですけども、人間の持つ苦味を感じるセンサーの一つであるTAS2R46をほんのちょっとの量で強烈に刺激するらしいんですね。
どれくらい強烈かということなんですけども、たとえるならば、このオリゴポリンD1gで、
50メートルプールの約94杯分の水を苦く感じさせるほどのパワーがあるんですね。
あんまり想像できないかと思うんですけども、だいたい50メートルプールの94杯分っていうのが、だいたい1万6千リットルなんですよ。
1万6千リットルをたったの1gだけで苦く感じると。
そんだけの山ほどの量の水をあがって、1gオリゴポリンDを入れるだけで、なんかこの水苦いなっていう風に感じるんですよ。
めちゃくちゃ苦くないですか?
もはや想像を絶する苦さだと思うんですけども、それぐらい苦味成分、天然物質、
生物が作り出す苦味成分ということで、本当に生物の力ってすごいなと思うんですけども、
苦味と健康の関係
なんで我々が苦味を感じるのかっていうセンサーの部分をお話していきますと、
そもそも私たち人間が苦味を感じるのには理由がありまして、
毒のあるものを避けるためのアラームとしての役割があるんですね。
確かに自然界には苦味を持つ毒性物質が多いんですよね。
食べた時に苦かったら毒なんじゃないかということで、苦味を伴う物質が多いから毒のあるものでね。
なので、苦いイコール毒のセンサーということで避けがちと。
だから子供っていうのはそのセンサーに非常に正直で、苦いものって嫌いなっていうのはやっぱり苦いイコール毒っていうのがですね、
ホモサピエンスのDNAに刻まれているから苦味物質というものに避けがちなんですよね。
甘みっていうのは非常に食欲刺激したりとか、甘いものだと売れたもの、完熟したものは甘いですから、
そうすると食べ頃だから甘いものっていうのは好きな理由はですね、そういったところがあるんですね。
苦いイコール毒が多いから苦味を避けがちなんだけども、苦味が好きな変態ですよ、我々人間はね。
ビール飲んだりとかゴーヤとかも苦いけども、苦味がいいっていうことで好きなのでそういった苦味のものを栽培してね、
野菜とかビールとか飲んでるわけなんだけども、基本的に苦味っていうのは避けるべきものなんですよ。
でもですね、この1gでプール94杯分を苦くするこのオリゴポリンDを含んでいるビターブラケット、このキノコですね。
こんだけ苦いのにもかかわらず、今回の研究チームが発見したのは驚きのことなんですけども、
毒ないんですよ。毒性が確認されてないんですよ。こんだけ苦いのになんで毒ないの?みたいなね。それが例外なんですよ。
あとね、猛毒で有名な卵天狗だけもですね、苦味がないどころかですね、美味しいと感じる人もいるんですよ。
なので、毒イコール苦いっていう、そういった法定式みたいなものはですね、全てが当てはまらないということなんですね。
これね、苦味を感じるセンサーっていうのは舌だけじゃなくて、腸とか皮膚にも存在するということが言われてるんですね。
なので、こういった食べ物以外の様々な物質にも反応して、消化や免疫の働きにも関わっている可能性がある。
苦味を感じてですね、これは排除しなければならない。免疫反応を過剰にして、それを排除するっていうシステムも苦味によってスイッチオンになるので、舌以外もですね、そういった苦味のセンサーがあるということなんですね。
最後にですね、この研究を率いたですね、ドイツ研究チームのベーレンス博士はですね、様々な苦味成分と受容体の関係が明らかになればですね、将来的には健康や食欲のコントロールに役立つ食品開発にもつながるんじゃないかというふうに語っております。
苦味を利用して、苦いからもういらんということで満腹感を得られる食品とか、ダイエット系に役立ちますよね。
あと消化を助ける飲み物とか、より苦味を排除しようという働きになるので、そういったものの代謝活動を促進させる苦味を利用して、そういうふうに食品系に利用できるんじゃないかと言われているということなんですね。
基本的に苦味成分というのは、植物由来のものの中心だったんですけども、動物の近い祖先である菌類から見つかったと。こういった苦味成分がね。ということは大きな進歩であるし、まだまだ面白いなと。
分岐していった中で、菌類の方がですね、古いですから、そういったものが苦味を持っている。なぜ苦味を持っているのか。苦味持っているけども毒ないから、どういう理由で苦味を持っているのか。
どういう食べられるのを避けるためなんですか。誰に食べられるのを避けるためなのか。この菌類が栄えているところはまだ人間はいませんから。
なので、どういった理由でこういう苦味を持っていて、こんな超度級の苦味を持っているのかっていうのは、これからの研究の成果を待つばかりと。
ということで、世界一苦い食べ物と言われれば、ビターブラケットと呼ばれるキノコで、オリゴポリンDと呼ばれる苦味の成分、化学物質がめちゃくちゃ苦味があるということが分かってきましたので、非常に面白い発見だなということで、今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さよなら。バイバイ。
10:21

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