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2025-04-01 11:48

#892 桜の開花日の予想ってどのようにしてるの?

2025.4.1配信。

こんばんわ♪ちょぼ先生です。

今日は、桜の開花日の予想方法についてお話しました。

それではまた。


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サマリー

桜の開花日は、気象データや生物に基づく科学的手法を用いて予測されています。特に、ソメイヨシノの開花は冬芽の重さや積算温度などを基に高い精度で判断されており、チルユニットの概念が導入されることで開花予想の精度が向上しています。

桜と新年度の開始
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、今日はですね、4月1日ですね、新年度スタートということで、全国的にね、多くの企業、会社がですね、入社式かなと、
いったところですね、新年度になりましたので、学生ですね、学校に通われている方は、進級をしたというところで、
入学式はね、小中高、高校もだいたい来週中がね、多いのかなといったところなんですけども、
日本にはですね、2回ね、気持ちを新たにできるタイミングがありますからね、
まず最初はね、1月1日も新年明けてね、今日はこれを頑張ろう、今年はこれを頑張ろうっていうね、気持ちも新たになりまして、
さらにね、この4月1日がね、もう1回このね、気持ちを新たにリスタートできるね、タイミングだと思いますので、
ちょっと1月、2月、3月ちょっとくすぶってたなっていう方はですね、ぜひね、この4月1日からね、リスタートということでね、
いろんなことに挑戦、チャレンジしてもらったりかなというふうに思いますということで、
春になりましたので、このね、春といえばいろんなことが動き出す季節なんですが、
桜のね、開花、桜を見るというのがですね、春が来たなというふうにね、実感できるというふうに思います。
今日のお話はですね、桜の開花日の予想みたいなのが天気予報でも流れていると思います。
今日はですね、科学的にそのね、桜の開花日の予想ってどうやってるのというね、お話をしたいと思います。
で、先週末から、今日も寒かったですけども、急にまた寒くなったので、
今年はね、桜の開花がね、去年に比べれば遅いかなと思います。
私の住んでいるね、東海地方ではですね、ようやく見ごろを迎えたんですけども、
まだ満開のところは少ないかなという感じなんですが、
九州から関東ぐらいまで、太平洋側の関東は見ごろを今迎えているんですけども、
この桜の開花日、どうやって決めているのと、3月何日に開花しますとかね、
例年よりも5日遅いですとかね、よく言いますよね。
このね、ソメイヨシノの開花というものはですね、日本人にとって春の訪れを象徴するものですよね。
そのためですね、開花予想は世間の関心が大きくて、マスコミでも大きくね、取り上げられておりますよね。
この時期のニュース番組の天気予報では必ずね、と言っていいほど桜の開花予想とかね、
高校の公園でこの満開ですとかね、桜の命中のここがね、咲き始めましたということがね、
よく取り上げられると思います。
2009年以前はですね、気象庁が開花観測と開花予想を行っていたんですけども、
現在ではですね、ウェザーニュースとか日本気象協会など、民間の気象予報会社法人のね、
開花予想を発表しているんですね。
この開花予想をどうやってやっているのか、科学的に見てね、どうやってやっているのかということなんですが、
開花予想が行われ始めたのはいつなの?ということなんですが、
1950年代なんですね。今みなから70年前から開花予想というのをやっているんですね。
当初はですね、ソメヨシノの冬芽、冬の芽と書いて、
冬芽の重さを実測することで成長の度合いを測って開花日を推定していたんですね。
暖かくなって冬芽が成長してくると、やがて咲くというわけなんですね。
もちろんですね、気温などの環境要因による開花予想も行われていたようなんですが、
良い推定しか得られなかったことから、生き物を実測する、要は冬芽の重さを測って開花予想。
これぐらいの実りだから、だいたいこの時期に咲くんじゃないかというふうに、
生物を使って、要は桜の冬芽を使って実測する方法が採用されたということなんですね。
この手法は原始的のようにも見えるんですけども、
現代でも通用する一定の精度を持つ推定方法だというふうにも言われているんですね。
今でも原始的だけど、割と精度のある推定方法ということが言えるらしいんですね。
冬芽を芽を取ってきて重さを測るという方法は割と精度が現代でも通用するということなんですね。
その後、開花を推定する計算式の精度が高くなったことによって、
1996年から基本的に気温などの気象データから開花日を推定する手法に切り替わったんですね。
どんな推定方法かというと、冬のある時期に休眠から目覚めて、
その後は気温の上昇に従って花芽が成長し、
精度向上のための考慮点
積算温度が一定の値に達すると開花するという風な推定方法が精度が高くなったので、
積算温度を持ちるようになったんですね。
これはよく600℃の法則とか400℃の法則とか言われます。
600℃の法則というのは、2月1日を休眠から目覚めるという風に休眠打破というんですが、
休眠から目覚めると仮定して、2月1日から2月1日以降の最高気温を足していって、
600℃を超えたら開花するという600℃の法則の推定方法とか、
400℃の法則というのは、2月1日以降を毎日、1日の平均気温を足していって、
400℃を超える日以降に咲くよという風な推定方法なんですね。
これが600℃の法則とか400℃の法則というんですが、どれも気温を足していって、
ある一定の気温を超えると咲くよという方法が、わりと精度が高かったので今も使われておりますし、
この積算方法の推定式が用いられて、精度が上がって96年以降もその方法をとっているということなんですね。
桜って、ソメイヨシノ。桜といえば、ソメイヨシノだと思います。
ソメイヨシノは、芽があって、芽が出たら、花芽から花だけ開いて、そのあと葉っぱが実のって、
実を作って、冬を越すわけなんですけど、夏の間に芽ってできてるんですよ。
芽っていうのは、花とか葉っぱとかが折りたたまれた状態のことを、花芽とか花芽っていうふうに言うんですけど、
冬、夏にできてるから、もう開けばええやんみたいなね。
これも以前もお話したと思うんですけど、冬の寒さを経験しないと咲かないよ、開かないよということなんですけど、
夏にできるんだけど、秋の時期に開いちゃうとですね、寒い冬がやってくるから、
日照時間も短くなるし、花開いても昆虫とか鳥もやってこないし、実を残すことで花開くからですね。
だから、冬の寒さを経験しないと花開かないんですよね。
なので、この積算温度をどんどん足していって、600℃、400℃を超えていくと、花開くっていう推定方法が今も使われているということなんですが、
この積算方法の方法ではですね、ちょっとデメリットもあって、
いつ求民から目覚めるのか、開花する積算温度をどのように見積もるのかが問題になってくるということなんですね。
そこでですね、過去の観測データからこれらを推定しているんですけども、観測地点あるいは観測する都市によって大きな誤差が生じることが分かってきていると。
寒い都市もあればね、暖かい都市もあるし、2月1日が求民から目覚めるということを仮定してやっているんだけども、
ほんまに2月1日から求民が打破するかなんて分からないですよね。だから、ちょっと誤差が生じてしまうと。
さらにね、この積算方法を今も使っているんだけども、今ではですね、チルユニットという概念が加えられているんですね。
このチルユニットって何かというとですね、冬季に受ける低温刺激の量を表した指標なんですね。
この寒さに受ける低温刺激を数量化して考えられたのがチルユニットということで、
この家具はですね、さっきも言ったように夏に形成されるんですけども、その後、求民して眠るんですね。
アブシシン酸菌、植物ホルモンが関わっているんですけども、求民して冬の低温刺激によって求民が解除され、成長を再開するんですね。
この低温刺激が十分でないと、求民がうまく解除されずに、開花が遅くなるということで、
2017年のデータなんですけども、その前に吉野の開花が早かったのは、九州だと福岡で、鹿児島が最後だったということなんですね。
冬が暖かくて、求民解除が十分でなかったので、こういったズレが生じてくるということで、
これもチルユニットと呼ばれる冬季に受ける低温刺激の量を表した指標を使うことによって、より正確に開花予想ができるようになったということなんですね。
この1996年から2009年まで、気象庁はこうした積算方法の推定式とかチルユニットを用いて開花日を発表したんですけども、
詳細は公開されていないんですけども、気象予報会社などによる推定式は民間の気象系の会社も、
この推定式も基本的に同じ考えに基づくと言われています。積算方法とチルユニットということでね。
現在の開花予想は以前と比較すると極めて高い精度で予測されるようになっていると思いますし、
本当にこの時期開花って本当に過削という時が多いもんね。
なんですけども、やはり予測は予測なので、天気や気温も1週間程度先の短期予測であれば、かなり高い精度で行えるようになってきたんだけども、
1ヶ月から2ヶ月先のことはどうしても精度が下がっちゃうので、開花予想はある程度の誤差があるものとして考えなければならないということだけども、
かなり精度は上がっているというところなんですよ。
科学的に見て、植物の休眠を打破するとか、そういった流れをうまく学びながら休眠して、冬を越さないといけない。
それで春に暖かくなってから花開いて、芽を付けてという流れが1年を通して、
日本は四季がありますから、そういったことをうまく利用している植物があって、それをうまく温度とか冬の温度とか、そういったものを加味しながら予測しているよと。
科学的な動き、植物学の動きですね。これをうまく利用しているというところです。
ということで、今週末、来週中旬、来週末ぐらいにかけて、見ごろ満開を迎えて花見シーズンがやってきたというところです。
今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。
11:48

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