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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、視観やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。日本の秋田県から毎朝発信しています。
昨日も桜の開花についてお話ししたんですが、今日はその桜前線、温暖化と関係があるのかというお話をしていきます。
ツイッターで質問をいただいたんですが、桜の開花が早まっているのは、地球温暖化と関係があるんでしょうか、という、そんな質問をいただいていたんです。
ツイッター上でも回答をしたんですが、ここでもお話をしたいと思います。結論から言いますと、これは関係しています。
特にこの30年、ここ30年でものすごく開花が早くなって、東京基準で言いますと、入学の時の桜ではなく、
卒業の季節の桜というふうに変わってきているのは、その通りです。
桜の開花の目安として一つ挙げられるのは、昨日もお話ししたんですが、2月に入ってからの気温の積算が600度を超えると開花の目安というお話を昨日もしたんですよね。
ただ、それだけではないというのも一つあります。
というのは、西日本とか、もうとっくに600度を過ぎているのに、東京の桜の方が早く開花宣言をしている。
これは、標本木の靖国の桜が老木だからというのも一つあるのかなっていう、ちゃんと調整必要なんじゃないのっていう話もちゃんとあるんです。
ただ、桜って寒い季節をちゃんと経ないと開花できない、そんなお花なんです。
どういうことかって言いますと、まず春、お花咲きますよね。桜が咲きます。
そして花は散っていきます。葉っぱも散っていきます。
その後、夏の季節にどんなことが行われているかっていうと、眠りに入っています。
休眠しているわけです、桜は。
休眠しているその間に、葉っぱの付け根の部分に花芽を付けていきます。
その花芽が目覚めるためには、何が必要かっていうと、冷たい空気が必要なんです。
冷たい空気にさらされて初めて、休眠打破と言われる、寒い、ブルッていう感じで、
冷ためるっていうことが必要なんです。
これがなければ、春になった時に開花できないんですね。
つまり、寒い時期を超えなければ、桜は咲かないということでもあるんです。
ということは、暖冬が暖冬すぎると、暖かすぎると、休眠打破ができない状況になるので、
桜の咲き方がバラバラになっちゃったり、咲くのが遅かったり、
あるいは、全く咲かなかったり、
暖かすぎて、冬が冬じゃない、寒い季節が寒くないっていうことになってくると、
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桜の休眠打破ができない状況にあって、桜の開花が遅れてしまうという現象が起こってしまうんですよね。
ということは、
これは、地球全体が暖かくなっている。
地球温暖化によって、桜前線が必ずしも教科書的に南からスタートして、
北まで行くっていう感じになっていないということなんですね。
こちら雪国では、雪が少ないと生活がとっても楽で、高熱死も全然違うんですね。
少なかったラッキーって、やっぱり思っちゃうんですけれど、
桜にとっては、
年間のリズムが、ものすごくこの温暖化によって、狂わされてるんだなぁという気がします。
私たち人間は、なんとなく適応していきますけれど、
それも適応しているように見えるだけで、
特にここ30年は、結構な負荷がかかっているのかもしれません。
この桜前線が、前線じゃなく、あっちこっちバラバラに咲き始めるみたいな、
こういう事態になっているのを見ると、
あるべき場所にあるべきものがある、ということだったり、
然るべき時に然るべきことをする、というような、
そういう人生のリズムというか、年間のリズムというか、
一日のルーティンでもいいんですけれども、
そういうリズムを大切にしなきゃいけないなぁと感じました。
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鶴岡恵子でした。