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はい、みなさーん。こんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、
今日ですね、ビッグニュースが飛び込んでまいりまして、元スマップの中井雅宏さんが芸能界を引退するというところで、謝罪文とか声明文を出しておりましたけども、非常に大きな話題となっておりましてね、
事の発端は、女性の間で起きた女性トラブル、9000万円の遺写料というか、時短金からってね、納めたんじゃないかというところが、週刊誌に取り上げられて、その影響が大きくて、それを受けて、あとは富士テレビも圧戦するんじゃないかということで、いろいろな会見をしたんだけども、
もうあの会見はなんやということで、もうスポンサーもCM出さないよっていうところで大きな問題となって、これで治めるわけじゃないし、これで解決するじゃないんだけども、アレギュラーも全部終わっちゃったし、交番させられたので、こうするしかなかったのかなっていうのもあるしね、
スマップの再結成というかね、復活をちょっとながらね、願ってた身としてみましたね、また再結成するんちゃうかなというふうに思ってたけども、これで完全に途絶えてしまったのかなというふうに思うとですね、幼少期の頃、ジャニーズといえばスマップだったから、ちょっと悲しいなということもあるんだけども、こうするしかなかったかなという感じですかね、ということでね、
どうなっていくんでしょうかというところで、今日のお話はですね、サソリを取り上げてみたいと思います。サソリの毒張りから出される毒って、実はめちゃくちゃ有用かもしれないよっていうお話をしたいと思います。
中国ではですね、サソリの巣揚げが人気のスナックで、結構露天とかでも売ってるんですけども、カリカリの食感とエビみたいな味が美味しいということで評判なんですね。これはですね、毒が強くない種類だから食べても大丈夫なんですけども、中にはですね、動物を死に至らしめるほどの猛毒を持っているサソリもいるんですね。
さっきもね、タイトルにもあるように、サソリの毒ってね、医療に役立つかもしれないということで大きな注目を浴びているんですね。サソリはですね、大きなハサミで昆虫やトカゲなどの獲物を捕らえて、尻尾の先の曲がった毒張りで毒を注入するんですね。
昆虫なんか最強大図鑑とかで、結構大きく取り上げられますよね、サソリね。あの毒張りを体に持って尻尾から毒注入するって、子供心にくすぐられるようなフォルムとね、かっこいいっちゃかっこいいですよね。
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エモの毒張りを注入して、エモの動けなくしてから食いちぎって食べるんですね。姿はエビやカニに似ているし、味もエビやカニに似ているから、昆虫の仲間かなと思いきやですね、クモの仲間なんですね。
その証拠に、足は4つい、4ペアあるので、8本あるんですね。昆虫は3つい6本ですけど、一般的にね。昆虫類ではなくてですね、クモの仲間なんて、大きい仲間のくくりで見れば甲殻類なので、拙速動物だから、その中にエビ、カニ含まれてるからね。エビ、カニに似てたら当たり前っちゃ当たり前なんですけども、クモの仲間なんですね、詳しく言うとね。
で、1000種類以上もいるんですよ、サソリってね。日本では八重山諸島とか、あったかいところ、熱帯地域にいるので、本州で野生の日本のね、サソリはいないので、あんまりそんなイメージないかもしれませんけども、世界中で1000種類もいる。
人や動物が死ぬこともあるぐらいの毒を持つサソリは、その中から25種類ぐらいなので、そんなに多くはないんですよね。その中でもですね、最強の猛毒を持つと言われるのが、極東サソリ科の中で、中東や北アフリカに生息するオブトサソリと呼ばれるサソリがですね、これがですね、最強の毒があると言われてるんですね。
黄色い体色をしてるので、わりとペットとかでも結構人気あるんですけども、その異名が結構怖くて、巨大黄色サソリとか、デスストーカー、忍び寄る死などというですね、呼びながらですね、その恐ろしさを物語っておりますよね。
最強の毒は持ってるんだけども、人間、普通の成人男性、成人女性が刺された場合、死んじゃうのかと思うかもしれませんけども、健康体であれば死に至ることはないと言われてるんだけども、悶絶するぐらいの痛みらしいですね。
鉢に刺されたときの100倍痛いということでですね、確かに死に至らしめるというかね、死ぬことはないかもしれないけども、刺されない子に越したことはないし、めちゃめちゃ痛いやんっていう話だと思うんですけども、それぐらいですね、非常に猛毒を持っているということなんですね。オブトサソリね。
オブトサソリの猛毒に含まれる成分はいろいろあるんですけども、その中の種の原料でもありますクロロトキシンがですね、これがね、がん治療、医療に役立つんじゃないか。
もう既に役立ってるけど、これがね、がん治療、医療に役立ってるって言うんですね。このオブトサソリのクロロトキシンと呼ばれるですね、この毒がですね。なんで役立ってるかっていうとですね、このクロロトキシンはですね、がん細胞と非常に相性が良く、相性が良いというかですね、神経の脳腫瘍とかにくっついていく性質があるんですね。
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毒ってね、血固めたりとかですね、そういった毒作用っていろいろね、あるんですけども、このクロロトキシンはですね、がんにくっついていくと。がん細胞にだけにくっついていくっていう性質があるので、脳腫瘍とかがんをどこにがんが発生しているかとか、がんのそのもののそいつをターゲットとしてやっつけることができる毒なので、医療に使われているということなんですね。
アメリカのシアトル小児病院研究所およびフレッドハッチソンがん研究センターのジェームズオルソン博士らはですね、クロロトキシンに蛍光を発する物質を組み合わせて、蛍光なんで、ワンコラゲンのやつですかね、GFPタンパク質かな。
蛍光を発する物質を組み合わせて、まるでペンキで塗ったようにがん細胞を光らせることに成功したということなんですね。
2007年の報告によると、ハイテクのMRIでさえ100万個以上のがん細胞でないと見分けることが難しいのにもかかわらず、このクロロトキシンの毒のペイント法だとですね、たった200個のがん細胞も見逃さなかったということなんですね。
このペイント法はですね、特に手術の難しい脳のがん治療に有効だとされていて、脳の腫瘍とかによりくっつく性質があるので、脳のがん治療に非常に有効だということが科学的にもおすみつきというところなんですね。
なのでがん細胞だけをターゲットにして、正常な細胞を傷つけないようにできるので、手術の安全性が高まって、毒を持って毒を制すとはね、まさにこのことだということなんですね。
このオブトサソリの毒なんですけども、これ集めるのがめちゃくちゃ大変。今AIとかが発達しているので、オブトサソリの毒を専門に取り入れるロボットみたいなのが発明されているみたいですけども、基本的にはほとんど手作業なんですね。
この研究者たちはオブトサソリのクロノトキシンを取るために手動で摂取するんですけども、サソリが一度に放出する毒はわずか2mgということなんですね。
1ガロン、3.8リットルなんですね。3.8リットル集めるには2、3週間もかかる。汗と涙がの結晶なんですよ。
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この手間暇から材質のかかるから、毒には非常に高価な値段がついておりまして、現在では3.8リットルのオブトサソリの毒が40億5000万円にもなるということで、これ2020年のデータなので、5年後の今はもうちょっと高くなっているかもしれないと。
非常に高価な毒で、オブトサソリのクロノトキシンを取り出した天秤薬みたいな、スギカフォンのゼッカ治療みたいな感じで、下に水滴を落としてオブトサソリのガン治療を治すみたいな薬も発明されておりまして、市販もされております。
ガン以外にも糖尿病とかそういった成人病にも、もしかしたら効果があるんじゃないかと言われてですね、この毒は非常に貴重な毒で、これからの医療を助けるかもしれないというふうに言われているというところなんですね。
この最強の毒を持つオブトサソリの毒には、ガン治療に役立つ宝の水と、貴重な宝の水というふうに言われておるんですね。ということで、なかなか馴染みの薄い生き物かもしれませんけども、ぜひガン治療とかに特にですね、こういったオブトサソリの毒も一つの治療の手として思っていただけるとですね、
ちょっと治療の幅が広がるかなということで、生物の力ってほんとすごいねと言ったところで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。