本当なんですね。
たまたまあったってだけだな。
ラジオを最初やるときに、じゃあどういうポッドキャストがいいかみたいな話をしたときに、
結構音だから、世界の音とかを紹介するとか面白いんじゃないかって話になって、
いろんな読者から集めようってことで、結構定期的に音が送られてくるんですよ。
広報コーナーっていうかですね。
そう、世界の音、悲しい動物の鳴き声とかね。
ただ、もともときっかけがこれもあって、
イベントのときに、たかしさんとイベントをやったときに、
たかしさんが旅先で、ちょうどそのモロッコとか、
で、結構音を録って、東京の渋谷とかの電車の音とかを録って、
なんか聞いてるみたいな話をされてたのを思い出した。
それめっちゃいいなと思って、パクらせていただいたって感じだったんですけど。
いいねいいね。
もう森氏じゃないですか。
我々のアイディアの。
なんかね、ちょっとした縁がぐるぐる回ってるというか。
本当にそうだな。
それをでも実際に番組にしてしまったのすごいと思うよ。
もうね、200回近いけど、本当にいろんな音が送られてきたんですよ。
チベットのね、ラサのね、踊りの祭りの音とか。
あれですよ、建物を建てるときに土を沈めるために柱を。
地震災みたいなものの音とか。
土を叩く音。
ラサから送られてたりとかね。
あとはバイカルコの氷が溶ける割れる場所とか。
北朝鮮の軍の軍歌とかですね。
それだけで終わるとかですね。
なんかずいぶんいろんなものが届いて。
そういうリスナーの、よく寝れたリスナーがたくさん我々のラジオを用意しているわけですよ。
これもたかしさんがオリジナルということになるわけですね。
それは私、今日ここに来れて最高ですね。
だからどっかでぜひお呼びしたいって思ってて。
で、新刊が出たタイミングがいいだろうと。
そうなんですよ。ちょっと狙ってて。
ずっと狙っていた。
どっかでお呼びしたいと思ったんですけど、ちょっとお忙しいし。
そりゃそうだ。
だって農家はね、一日半もそう。
機会があるかなと思ってたら、なんとコンノさんに呼び出されるということで。
しかも音やしね、今回が。
そうなんです。
ぴったりですね。
そうだ。
我々のラジオに出るとたまにこう。
ほんと?
そんなことはないな。
転朗説、逆転説。
そういうことですね。
わかりました。
後半では実際にたかしさんが撮った音とか、旅先の音みたいな話もしたいと思うんですけど。
まずは今回のお呼びしたきっかけとなった、いい音がする文章、この本についてちょっとお話はできてもらうと思うんですけども。
はい。
僕も拝読いたしまして。
ありがとうございます。
すごい面白かったです。
ちょっとたかしさんのほうから、どんな本かみたいなのを紹介いただいてもいいですか。
音、あ、言葉。言葉っていうと、みんな文字を想像すると思うよね。
本とか、目で見るものを想像すると思うんだけど、実は言葉の元祖というのは音である。
音であるって思うんです。
で、子供なんかはまだ文字知らんから、音でコミュニケーションとってますよね。
そうですね。
ほんと泣き方とか、笑い方だけでもコミュニケーションの一つになってたり、
あとは書き文字を持たない部族なんかは、太鼓の音だけで伝達していくっていうのも、
友達がね、アフリカ旅してて出会ったって言ってて、ものすごく早いんですよ。
それが、自分で弾くよりも。
早いと思いますね。
そうなんですよね。
あれ、15分で何キロって書いてたっけ?
15分で3キロぐらい届くって言ってたんかな?
それくらいの。
しかも、子供が生まれたっていう表現だけで、太鼓で14種類もあるんですよ。
すごいよね。
豊かですよね。
豊かですよね。
ボキャブラリーが。
もとも伝えなければいけない情報だからも。
いいですね。
なるほど。
音も言語の一つなんだよっていう意味もあって、
そして、こんな本が出来上がっていく、いったわけでございますね。
音という観点から文章を。
分解していって。
これ、ジャンルとしては、どこに置かれる?
ビジネス章なのか、文章術みたいな本ではあるとは思うんですけども。
でも、音楽のとこに置かれてるときも。
ビジネススキルって書いてありますね。
ビジネススキルに入る?これ。
裏拍子。
手がみょっと出てきて。
編集者の紙の使い方。
まさに、こんのさんから誘われて作った本なんですよ。
私がもともとドラマをしてたんで、チャットモンチのときに。
だから、文体が独特ですねとか、ビート感ありますねって言われることが増えて、
それでこんのさんが、高橋さん、言葉を音の方面からアプローチした本を作りませんか?
っていうようなことを言ってきてくださって。
いいですね。
私はなかなか、自分が当たり前にそれをやっとるのもあって、
できるかな、私。専門家じゃないしなって思ったんだけど。
やっていったらめちゃくちゃ面白くて。
そうか、自分が作詞をしてるんですね。
歌詞も書いてるんですが。
歌詞を書くときは自分は、言葉を半分以上音として捉えてたんだなっていうか。
そういうことも、今回書いてみてすごくわかったことでした。
そういうマルチタレントな絵本もやられて、歌詞も書かれて、ドラマーでもあるっていうところが、
そこからかなり説ごとに、衆語ごとに、いろんなことで多読化というか、
たくさんの文学作品とか読書も深く売れになってるから、
そういうのがすごく現れてるなと思って。
今おっしゃったような、歌詞を書いてるときに書かれてたエピソードで、
ドラムで叩く、叩き方と歌詞のリンケージして、
逆にドラムの叩き方の気持ちを探すとか、そこら辺私も深いところ分からないけども、
そういうのから逆に歌詞が規定されていくというか、逆もまたしっかりみたいな。
耳だけ、他をシャッター音するからこそ生まれる豊かさみたいなのを、
生音を録るみたいなのがあって。
ドラマチックなんですよね、音だけっていうのが。
そういうことをやろうとしていました。
残念ながらここには持ってくることはできませんでした。
そうですか、いろんなことを自分で足を運んでいってるというのがまたいいですね。
その思いがまたプラスされますもんね。
いい音があったら音を録ろうみたいな感じで、
それこそジャーナリストみたいな感じで、
胸元にローランドの小ぶりな収音機を入れて録りました。
3万円くらいしました。
全然ダメでした。
いいやつなのに。
今でもスマホとかちょっとだけスピーカーつけたらいい音が録れるから、
今は割と最初に岡田さんがお話になったように、
我々のよく寝るとリスナーがいい音を向こうから来たりするので、
自動エコシステムが出来上がりつつありますけれども、
でも私も時に気が向いた時に、ここちょっと音録ってみようかなとか、
目を閉じて旅先でいい音がしたら、
音として心に残そうかなという気持ちが出たりはしますね。
ちなみに、この文章を書く時に音楽を聞きます?
聞かないんですよ。
全く聞かないんですよね。
それにやっぱり、いざなわれちゃいますよね。
影響されちゃうから。
ビートに。
確かに、敏感だからと思います。
なるべく無音にしたいから、
スターバックスとかで書くこともあるけど、耳栓しますね、必ず。
できるだけ静寂な方が。
隣の人の会話とかをアイデアとして、面白いなと思ってメモさせてもらうこともあるんですよ、もちろん。
あるんだけど、まとめにかかる時には、音は無いようにしとるね。
私、そこまで音に感性が敏感だと、書く場所とか、
その時に鳴ってるBGMとかで、文体が変わったりだとか、文章に影響を与えたりとかするって感じ。
あります、あります。
書くと早いなみたいな、いつもより。
これはあって、書いてから、違う、自分のビートじゃないと思ってボツにすること、よーある。
すごい感じする。
ないですか? がやがやしとるとこで書いたら。
なんか、お酒飲んだら、情熱になるのと一緒で、
お酒飲むと、なんかバーって、
お酒飲むと話なくなるみたいな感じで、
なかなか文章は、長い文章を書いちゃうとか、
勢いが出るとかは、ちょっとあるかもしれないですね。
勢い出る。
やっぱ、鼓動が早くなってるからかもしれない。
それはね、関係しとるよね、きっと。心臓のビート音とは関係しとるよ、絶対に。
最近なんか、アップルウォッチを買って、
今まで時計とか、あんましたことなかったんですけど、
心拍がずっと出てるのが面白くて、
ほんとにお酒飲むと、めちゃめちゃ心拍早くなるのが目に見えてわかって、
すごい今、心拍早くなってると思いながら、
すごく乗ってるような、乗ってないような感想。
いや、よろしくない。
ハイな気分に。
ビート関係しとるね。
ドラム叩くときに、お酒飲んでセッションとかすると、
普通に自分120で叩いとると思っても、
130になっとることあるんですよ、後で。
確かめたら。
自分の思ってるよりも早くなっちゃう。
しかも、まあまあ早いと思って。
130。
それは心拍とかなりリンクしてるんですか?
かなりリンクしてます。
サウナとか入ったら叩きにはなれない。
ダメダメってなる。
ドットットってこうくる。
きっと関係しとるよね。
大きい体の方とか、
心拍がゆっくりの人と早い人とで、
またドラムのフォームが変わったりとか、
叩き方とかビートの奏で方も違うって言われてます。
それはドラマーみんな言っとることかも。
なんか100人ぐらいでドラマーで集まって、
親指で叩いた、耳かきをされたっていう話がエピソードに書かれてましたよね。
そこのドラムビートを刻む人同士の分かり合える。
ある。
すげえな。
楽しかったですね、あれは。
言葉のノンバーバルコミュニケーションだったじゃないですか。
そうですね、ノンバーバル本当本当。
そんな性格な情報。
お店の、あれ、その時確かお店中のお皿全部なくなったんですよ。
取り皿くださいって言ったら、
取り皿ないよって言われて、
チンチン叩くから。
100人できる居酒屋があったんですね。
わらわらを貸し切ったとかだったね。
わらわらかよとか私思ったら、わらわらだったんですね、本当にね。
そうだった、わらわらだったと思う。
そういうチェーン店的なところを貸し切って、
お皿を。
面白い。
顔面白い。
そうなん、そうなん。
なるほど、なるほど。
面白い。
飲み会行ってみたら。
ドラマーの人たちの時間を繰り合わせるの難しそうだね。
学生っぽい子も来てたよ。
大学生みたいな方とか、ドラマーでも。
そういう学生みたいな。
防護署から学生まで。
いいですね、いいですね。
ピートのね、刻みか。
本の中でもいろいろ紹介されてましたけど、
例えば、音から文章を見たときに、
この文章はいい音だなとか、
なんか思われるものって。
そういう面で見ると、
なんか、吉本バナナさんの本を改めて読んでみて、
全然、男性女性で分けたらあれですけど、
男性が書く文と女性が書く文でも、
やっぱりなんか違うんだなとか、
吉本さんのものは前から好きですけど、
改めて読んでみると、
なんていうか、川がスーッときれいに流れていくように書かれてるなって思って、
何回も読み返したくなる文って、
物語の筋書きが面白いだけじゃなくて、
字の文が良くないですか。
字の文を作ったら。
楽しんでいくってなりますね。
あとは、太宰治の中でも、
走れメロスみたいなものもあれば、
グッドバイってあんまり読んだことなかったけど、
改めて、みかんのものですよね。
読んでみると、なんか、なんていうんだろう。
落語みたい。
落語みたいだ。
会話の面白さについて言及されてましたね。
そうなんです。
その人へのラブレターみたいなものだなと思ってます。
愛がないとできないなっていうのは。
でもじゃあこの人は愛せないわみたいになっちゃうと、
ずっとお仕事として、またもう一つのプロフェッショナリズムとして続けなくちゃいけないか。
そうですよね。そこが作詞家の…
そんなことないんじゃない?
一般的に言えばね。
みんな愛せる部分があるはず。
カウンセラーみたいなね。
もうわかりました。
悪道鬼畜みたいなやつがいて。
そっか、そんな人に出会ったことがない。
悪態大好きみたいな。
アーティストの世界あんまりそういう人いない。
あんまりいないかもしれない。
全面から邪悪さのオーラみたいな。
私の生きてる世界って結構いるので、
一つも愛せない邪悪な人とか。
民生ラジオの審査役としても
あられたみたいなエピソードとか書いてましたっけ?
そうなんです。
そういうときに声の声質とかで、
本当にこの人は本当のことを言ってるとか、
こいつは嘘をついているとか。
だんだん本心が見抜けるようになってきちゃってね。
怖いな。
カウンセリングパワーというか、
ここでは言葉の音っていうあれですけども、
さらに深いところにいくとね、
これが彼女の人の歌詞だと、
こういう言葉で発しているのかとか、
そういうのがすごくメタで受け取れちゃうと、
逆につらいときもあるんじゃないかと。
感受性がとてもアンテナがビンビンになっていると、
いろんなストレスというか、
いろんな受ける苦しい気持ちもあるような気がするんですけども、
そういうのがどうやって解読されているのかなというのを読みながら。
だから農業をやり始めたのだと思うんですよね。
自然の音自然に出ているというか。
そうです。
自然の音にオフやすい。
それで土を触ってやっているとすごく体調がいいですね。
土を触りたくない。
半分は。
なんてね、高い子のちっぴらが行ったところに行ったことじゃないけど。
そういう人気あった人が。
皆さん、ぜひぜひ畑も遊びに来てくださいね。
愛媛です。
愛媛です。
人生ですね。
でも主体的に自分で選択して、
高橋さんは人生を選ばれている感じがするなというのを、
初向かいから見てましたよ。
そうですね。
必要だってなっていると、
自分のアンテナみたいなのが作動してですね。
それで行動にすぐに移してしまう。
結構見切り発車でも行ってしまいますね。
できない人はたくさんいると思いますけど、すごいですね。
すごい。
個人的に私は、いろかわたけひろさんという小説家が好きなので、
その人はもう内容は全部暗記するくらい知っているんだけど、
ずっとずっと読んでいくわけですよ。
僕は大学生ぐらい、高校生ぐらい読んで、
もう我々の年になると、20年ぐらいその文章をリズムでやる。
多分高橋さんも昔から読書家であられるから、
いろんな昔から読んできた文章ってあると思いますけども、
そういうのは、この文章のこの耳で聞く、あるいは目で読むときの得られるリズムが、
そのリズムを求めるための読書っていう。
意味内容が入ってこなくても、
本当にそうなんですよ。
本が好きだと、そういうのがあるなと。
同じ一冊だけで、そんな全部の作品その人の読んでなくても、
この一冊読んだら、心が落ち着くというのもあって、
元に戻れる感もありますね。
それは読書のみの紅葉だなと。
そのことも久しく忘れていたんですけれども、
この本を読んで思い出させていただきましたので。
嬉しい。
これは素晴らしいビジネスの本だね。
本当だね。成功だ。
素晴らしいですね。
岡田さん。
僕は面白かった。
確かに、苦痛点でリズムを作るみたいなところは、
僕も何か思ったんですけど、
口の開き方。
アーだと、ちょっとポジティブな感情を与えるし、
それが口をすぼめるとか閉じるだと、
違う印象があるとかって、
一文字目の口の開き方で、どういう印象が変わるかっていうのは、
全くなかった感じです。
明日っていうのって、すごいキラッとしてるでしょ。
明日。
ターも晴れ上がる。
アーとター。
アーとター。
だから、歌手の方の歌詞でも、
わりと明日ってよく対応されてると思うんですけどね。
昨日よりかは明日っていう。
口を開くっていう意味的なところだけ。
それが、輝いてる未来感を出してるんですよ、その音が。
へー。
だと思います。
トゥモローだと?
確かに。
ダメ。
トゥモロー。
そのものタイトルでもあるから。
イエスタデイよりかは、でもトゥモローかな。
イエスタデイよりはトゥモロー。
トゥっていいですよね、ちょっと。
トゥはいい。
ね。
トゥいいですよね。
トゥ。
確かにね、トゥトゥトゥトゥ。
あとは、ガギクゲゴのギヨン少女の鐘の声っていう、ギヨン少女っていう、そこもすごい耳に留まる音だなってすごい思うから、ラップにしたい。
ギヨン少女の鐘の声。
諸行無常の響きやり。
J-POPってあんまりギヨン少女扱いにくいけど。
なるほどね。
確かに。
確かに。
あれはやっぱり語り継がれるだけの、そういう歌詞なんだって。
そうそう、歌詞だなって思うね。
なるほどね。
それを読んで結構、絵本をね、子供によく毎晩読み聞かせてるんですけど、それで絵本を見直してみたら、確かに結構面白いなと思って。
そうよね。
そう。
特に書かれてましたけど、ニュージム系の本。
そう。
意味なんてないでしょ。
言葉書いてなくて、全部。
自動車ブーブーとか、うみつじゃーじゃーじゃーとか。
最近ハマって、下の子が今1歳なんですけど。
上も好きだったし、下の子もハマってる本で。
一冊はスライムピピピって本で。
ドラクエのスライム。
ドラクエのスライムが。
ドラクエの絵本があるんだ。
かわいいな。
スクエニが出してる。
スクエニが作してる。
初めて見たこれ。スライムピピピ。
そうなんですよ。
そのままされるから。
そうなんですよ。
それなんか読んで楽しいなっていうので、ずっとこれを読んでて。
なるほどね。
こういうのって音のね。
あともう一個、タップの差っていうのがあって。
いいっすね。タップの差と。
これは力士の絵が描いてあって、いろんな場面でトボトボトボって男の子が歩いてたら、タップって力士が出てくるっていうのを繰り返しのちょっとコミカルな本なんですけど。
タップっていうこれ。これが。
タップもなかなかない言葉です。音としてね。
タップ。
力士の擬音にタップです。
でも確かにそうとしか言えんなっていう感じのイラストというか。
でもこれだったらドンって来てもおかしくないでしょ。
この重みだとドンとかどっしりとか来とけば。
ここでタップっていうのがものすごく絶妙なんですよ。気持ちよさそうな音ですもん。
気持ちいいんですね。
あんまり重さを感じない音をあえてこの力士のお腹に男の子の頭が沈んでる絵でタップっていうのがこれさすがだなと思いましたよね。初めて読んだとき。
これも子供が気に入ってずっとタップタップって言ってるんですけど。やっぱり言いたくなるでしょうね。タップっていうの。
プは言いにくいかもしれんけどタは言いやすいですもんね。
そうですね。タップタップって。
これもなんか最初口開いてるあ行だなとか、なんかその絵本。
あ行だ。
これも結構絵本読むのが楽しくなりましたね。
見聞かせが。
高橋ちゃんのおかげで開かれるようになった。
僕はそういうふうなビジネススキルを得て。
ビジネススキルまさかですね。
父としてのビジネススキルを。
そういうことかと思って。
絵本が一層楽しくなりましたね。
開かれた。
素晴らしいですね。
岡田さんは絵本。
絵本はい。
私はかつてちょっと趣が違ったんですけど、私もつい勢い持ってきてしまったんですね。
カラマオゾフの兄弟、原拓英役の身長文化ですね。
私はこれはずいぶん昔から読んでですね。
一つの魂のおもりみたいな感じですね。
読んでるんですけど、一つ言葉のリズムというかですね。
ずっと印象に残ってる言葉があってですね。
病的な興奮っていう言葉がありますよね。
第2部第4編ですね。
病的な興奮っていうのがあってですね。
興奮してますね。
そのうちのいろんな込み出しがあるんですけど、そのうちの5章が
客までの病的な興奮ってのが出てきて、その次を読み進むと6章が
小屋での病的な興奮ってのが出てきてですね。
病的な興奮っていう言葉がすごく続いていくんですよ。
これについてどういう話をされてるかとようやくなかなか知りがたいんですけども。
この小説はとても病的に興奮してる人がいっぱい出てくるんですよね。
病的に興奮してる人があなたは病的に興奮してるわとか言って、
それを受け止める人が非常に感情性が強いので
病的な興奮ということだったのかと言って、病的な興奮の状態になるんですよ。
そういう感じで翻訳されてる中で、この病的な興奮って言葉が繰り返しリフレインしてくるんですよね。
ちょっと読んでみてほしいです。
これを読んでみましょうか。
最初にある女性がですね。
帰りてくるよね、人。ものすごく出てくるよね。
アレックス・A・フィオドルビッシュとかね、そういう言葉がまたリズムがいいなって。
ほんとね。
とても深刻なお話。
今お二人の間に起こっていることをもし信じられるとしたら恐ろしいことですわ。
あたくしに言わせればあれは病的な興奮ですもの。
絶対に信ずることのできない恐ろしい物語ですわ。
言ったことがまたかなり後にですね。
その人のことを言われた人のですね。
男性の魂をまた揺さぶるんですよ。
それがそのシーンがですね。
このあたりだけ読んでも何が起きているのかがよくわからないと思うんですけども。
私も細かい数字はよく覚えてないんですけども。
18歳19歳ぐらいの時は病的な興奮って言葉が頭から離れなくなってます。
でもそういう風に翻訳したっていう心が全てですよね。
原拓哉さんは非常にロシア文学の名役の方であられるけども。
私はからまわずいろんな翻訳者で読んだりするときですね。
米川役って割と古めのですね。
戦時中ぐらいの頃の役とか見るとこの言葉が破裂って訳されてるんですよね。
破裂ってだいぶ違うじゃないですか。
土島長老は破裂した。
北斗の拳みたいなね。
腹は腹でもね。なんだこれみたいなね。
腹鉄王みたいになっちゃって。
ロシア語は私あんまり詳しくわからないけども。
ともかくいろんな役の論議を読んでるわけですよ。
それだけをもって解釈に疑義が生じてこれは適切な役かそうではないとかですね。
非常にこのドストイスキーのからまわずおふの兄弟という。
あるいはドストイスキーの作家自身がものすごい悲しい人生の絶望。
社会の絶望と異常に面白い笑えるスラップスティックなところと。
あるいはこの小説自体も推理小説みたいな話なんで。
誰が誰を殺したみたいな話なんで。
なんか異常に面白いんだけど異常に悲しい話があるけれども。
それがでもなんかやたら変に壺に入って笑ってしまう。
読み手が笑ってしまうっていうのが病的な興奮という言葉からですね。
破裂ですもんね。
破裂したってなんだよって。
でもその人は生きてて普通になんか。
みんながやっぱり興奮してるんですよ。
ある種の非常に今ねあんまり放送では使えないような病気になって。
しまって突然倒れて泡を吹いてしまうとか人がいっぱい出てくるわけですよ。
それを指してる病的な興奮なのか何なのかと思って。
別の言葉で訳されてたらそんなに僕の心にフックとして残らなかった。
残ってなかったかもしれないよね。
からまわずおふの兄弟の筋を細かく覚えてないけれども。
病的な興奮をしてる人がいっぱい出てくる小説として僕は認知をしているので。
ちょっと作詞っぽい感じですよね。
あのフックになる言葉を必ず入れるんですよキラーワードを。
それですねちゃんときっと意識して入れてるのかもしれないですよね。
いうことを私はこの高橋さんの本を読んでですね。
病的に思い出しました。
改めて読んでみたいと思います。
原拓哉さんのって言ってましたよね。翻訳のものを。
ということでスライムない本から急に飛躍しましたけれども。
どうも私はそういう刺激を受けたいということでありがとうございました。
面白い話。
みんなもっとるな。
そろそろ前半はここまでにして。