何があるかよくわからないまま来まして、
ドラバ川という川があるんですが、
その川の中に小島があって、その小島に市民プールがあるということで、
1時間ぐらい歩いて来ましたら、今日はお休みということでした。
別の市民プールを見つけて、今から川沿いの山道を歩いて戻ろうと思います。
さようなら。
岡田です。
オーストリアにいたと思ったら、もうスロベニアに移動していてびっくりしました。
初回の往復書館はちょっとかしこまった感じで送ってみたんですけど、
すごい喋りづらいんで、いつも通り喋ろうと思います。
スロベニアは行ったことないから結構興味ありますね。
スロベニアってサッカーぐらいでしかあまり名前を聞いたことがなくて、
そもそもどういう国なのかっていうのを知らないんで、
ぜひその辺もちょっと教えてほしいですね。
ざっと調べたらスロベニア語を話すスロベニア人が人口のほとんどを占めているということでして、
ドイツにも似た雰囲気があるということがネットには書いてありました。
名物料理みたいなのを調べてたら、ソーセージとかいろいろ出てきたんですけど、
カエルの王様っていうめちゃくちゃでかいカエルを丸ごと一匹揚げたみたいな料理が、
伝統的な郷土料理としてお祝いの際に食べられるらしくて、
もし機会があればカエルを食べてみてほしいです。
私は相変わらず部屋でですね、だらだらとYouTubeを見ながら過ごしております。
今日はですね、なんか空手の達人がずっと太い氷を割り続けるっていう動画を3時間ぐらい見て過ごしてました。
8月20日、東京より。
岡田さん、贅沢な時間の使い方をされているようで何よりです。
スロベニアはユーゴスラビアの初期メンバーなんですが、
その中ではカトリック教徒の比率が割合に多いので、
西ヨーロッパの人たちにもなじみやすい国だとされていると理解しています。
でもスロベニア語はスラブ系の言葉だから、ドイツ語とは確かに全然違うんですよね。
だからオーストリアとの国境を電車でちょっと越えて、もう駅の名前とか書いてある言葉がかなり変わってくるんですよね。
道を歩いている人々の顔つきも、これはスラブ民族の色がグッと濃くなってくるっていうね。
アジア人なんかも今日は一人も出会わなかったんで、これは違う国に来たなっていう実感が強くなった1日でした。
スロベニア自体は私、家族とリブリアナっていう首都に行ったことがあります。
その時も思ったんですけど、スロベニアのレストランってすごくレベル高いんですよね。
これね、多分料理人の腕前も素晴らしいんでしょうけれども、
スロベニア自体がすごく自然に恵まれてるから、肉も魚も野菜も食材が美味しいからなんじゃないかなって思ってます。
パリとかロンドンなんか行ったら、1人当たり1万数千を払わないとこんな美味しい料理食べられないなっていうのがですね、
2,3倍のワイン込みで、まあ5千円も払ってもお釣り来るぐらいの信じられないような美味しさなんですよ。
今日行ったマリボルでもですね、カエルの王様って岡田さんのおっしゃったのは、
あれはリブリアナの確か郷土料理なんで見つからなかったんですけども、
代わりと言ってはなんですが、カエルの魚って言われるアンコウのバターソテーをいただきました。
これも抜群に美味しかったですね。
岡田さん、もし今までに旅先で食べたものの中で、
これは美味しかったなーって印象に残っている料理がありましたら、ぜひ教えてください。
今は8月21日になろうとしている真夜中のウィンミッテ駅から歩いて5分の路地裏にいて。
岡田です。スロベニアいいですね。
もうね、さとるさんの話の内容もそうですしね、
背景からどことなく街の音みたいなのが聞こえてくるのが非常に異国情緒あっていいなーと思いながら聞いてました。
いやー仕事とはいえね、スロベニアにウィンに羨ましいですよ、本当もう。
僕はもうね、家の中にこもって10日間が経ちました。
手足口病になって、もうすぐ治りかけているという話をしたんですけど、
手足口病が治った次の日にコロナになりまして、また隔離生活を始めています。
もうね、ずっと家出てなかったのになんでまたコロナになるんだっていうのは不思議で仕方ないんですけど、
お医者さんにもですね、よくこの短期間で2つのウイルスを経験しましたねというふうに褒められました。
手足口病のね、手足の発疹はまだ全然消えてないのに、代わりにどんどん味覚と嗅覚が消えていって、もう無の気持ちですね。
最初は落ち込んでたんですけど、もうなんか何も思わなくなってきました。
窓を開けてはですね、空を見上げて、スロベニアは今どんな天気なのかなというふうなことを考えて過ごしていました。
スロベニア料理が美味しいのもまた羨ましいですね。海外の料理食べたいなぁ。
僕が言ったそうですね、海外の料理だと、僕結構ジャンキーな料理が好きなんですけど、
岡田さんにはこれまでいろんなところ旅行されてきて、
そんなような感じで一見して相反するような、相互矛盾するような概念とか要素が
なぜだかそこに同居している、同勤しているような感覚に捉えられたことはありますか。
もしあったとすればそれはどのような場所でしょうか。
よかったら教えてください。
今は8月22日。
旅のラジオのリスナーでもある仕事のカウンターパートと会食をする予定の
アフガニスタン料理店に向かう途中。
ウィーンのマリアヒルファー通りにて雨が降ってきました。
岡田です。
オーストリア、スロベニアに留まらずチェコまで行かれて、
キリンを見ながらビール2リットルを飲んだということで、
そんな出張があっていいんでしょうか。
僕はチェコは行ったんですけど、
そうですね、たぶん大学生の頃に行ったんで、
サトルさんのおっしゃるような奥深さとか包条さみたいなものにはあまり気づけなかったかもしれないなと思って、
やっぱり若い頃の無茶な旅もいいんですけど、
年を経てから大人になっていく旅っていうのはまた違った良さがあるんだろうなという風に聞いてて思いました。
包条なチェコのグラフトビール、その時は味わえなかったんで、
お土産とかで買ってきてくれてもいいかなと思ったりもします。
相互矛盾している概念がありましたかという質問なんですけど、
難しいこと聞きますね。相互矛盾。
そうですね。
海外で寿司屋に行くのが好きなんですけど、
現地にカスタマイズされた寿司を食べるのが楽しくて好きなんですけど、
イスラエルのテルアビブに行った時にかなり本格的な寿司屋がありまして、
ほとんど東京のその辺に赤坂とか銀座にあるような高級寿司屋と変わらない。
おしぼりが出てきてちゃんとあったかいし、板前が目の前で握ってくれる。
非常に繊細さを感じるような佇まいの店だったんですけど、
それが旅行の最終日だったんで思い切って一番のおすすめを出してくださいと、
一番人気のメニューをくださいという風に注文したらですね、
すごく新鮮なマグロのお寿司を握ったものに串を刺して丸揚げにした料理が出てきまして、
寿司がシャリごと唐揚げになっているみたいな感じで、
その時に非常に繊細さと大胆さが同居しているなと感じました。
東京の五反田も雨が降ってきましたね。
療養生活ももう2週間を過ぎたんですけど、
今日はボクサーのメイウェザー選手がめちゃくちゃ早い左ジャブを打つ動画をずっと見てました。
ボクシングはよくわからないんですけど、とにかく早かったです。
こんな風にして毎日毎日格闘技の動画を見ていると、
なんか自分が強くなったような錯覚を覚えるんですね。
実際はウイルスでどんどん体が弱くなっているんですけど、
動画を見ることで自分の気持ちを奮い立たせると、
これもある種相互矛盾している状態であり、
こうやって人間はバランスをとって生きているなと、
ジャブを見ながら思いました。
出張も残りわずかだと思いますが、ぜひ楽しんで気をつけて帰国してください。
8月25日東京五反田の自宅より
今は8月26日。ウインから東京に帰る途中のフランクフルト空港です。
岡田さん、見事な相互矛盾の礼事をありがとうございました。
そう来るとは思わなかったというか、いつもながら着眼点がさすがですね。
チェコのお土産で確かにビールは買ったのですが、
岡田さんからの所管をいただいた時には、
もうすでにAirbnbのホストのおじさんにそれをプレゼントしてしまっていました。すいません。
でもまあその代わりっていうわけでもないんですけど、
ウインの国連ウイスキークラブっていうのがあって、その会員でもある方から、
アルメニアのブランデーなどの貴重なお酒をいくつかご好意で譲り受けました。
これをいつか一緒に開封することにしましょう。
ちなみにこのお酒を日本に運ぶために、
ずいぶん久方ぶりに空港で荷物の預け入れっていうのをやったんですけど、
ウインの空港ではこの預け入れの手続きがもう完全に無人化されていて、
自分で貼り付けたシールのタグのバーコードをスキャンしたら、
いきなりウォーンっていう感じでベルトコンベアが動き出して、
私のスーツケースはたちまち私の視界から消えてしまいました。
この時、私の胸にこみ上げてきた不安な気持ちは懐かしくもあり、
なんだか新鮮でもあったので、ここでつぶやいておこうと思いました。
そういうわけで、私のウイン出張はおおむね無事に終わったんですけれども、
今回特に実感したのは、
私はかつて自分が住んでいたこのウインっていう街に対して、
意外なくらい素直な感謝の気持ちを持っていったんだなっていうことでした。
久しぶりに訪れてみて、そのことをすごく気づかされました。
あの時、通りすがりに私の子供の頭をなでてくれたり、
かわいいね、そうスースーとか言ってお菓子をくれた人たちとか、
あるいは落とし物をした時にそれを拾って警察に届けてくれた名もなき誰かとか、