何ですか、Satoruさん。
ありがたいことに、またリスナーからのお便りが 着々と積み上がってまいりました。
最近お便りがすごく増えてきて、 ありがたい限りですね。
気合を入れて、どこかでまとめて読まないと 積み残したままになっちゃうので、
今日はいくつか読もうと心を決めております。
一つは、ラジオネームサンダーさん。 平仮名でサンダーさんですね。
気軽に旅に出るということが 少し難しくなってしまった今、
暇つぶしにネットを見る機会が 特段に増えました。
中でもAmazonの、Amazonね、Amazon.comね。
Amazonの中を気の向くままにクリックすることは、 増えた暇つぶしの中でも上位に入ります。
あてもなく密林の中を漂う様は、もしかしたら 少し旅に出るのかもしれません。
今日は、そんな旅の中で見つけた 不思議な事柄について話を聞いていただきたいのです。
私は、洋書を読むことを趣味の一つとしており、
その日も新しく面白そうな本が出てはいまいかと Amazonの洋書ランキングを眺めていました。
すると、ランキングのそれなりの位置にある、 ある本に目が止まりました。
あまり聞いたことのない作者であり、 表紙もなんだか野暮ったい、
それなのに9000円ほどの値段が付いている、 そんな本でした。
怪しいですね。
一部の高塚に愛される、ちょっと変わった本に出会えることは、 本好きとしてたまらない喜びですから。
過去、以前の旅のラジオでも、 シマダスのお話がありましたね。
私は、その本の詳細を知るために、 迷いなく詳細ページへとクリックしました。
しかし、何かが変なのです。
まず、作者が誰か分からない。
Amazonの中でも、その作者の本は一冊しかありません。
さらには、アメリカやイギリスのAmazonを見ても、 該当の作品は出てこないのです。
もちろん、Google先生にもお伺いを立てましたが、
先生は私の見ているAmazonのページを指し示すばかり。
詳細に目を向けてみれば、内容はたったの20ページ弱。
出版社も表示されておらず、どうやら自費出版の様子。
リアルの本としては存在せず、 Kindleでのダウンロードのみ。
そんな本が、密林の片隅で、 ひっそりと9000円近くの値札をぶら下げながら、
日本限定でクリックされることを、 ひっそりと待ち構えているのです。
もしかしたら、極めて自己評価の高いどこかの作者が、
自分では妥当と思う価格で、 共感者を待っているのかもしれません。
けれども、どうも様子がおかしいのです。
その理由は、商品紹介ページの下の方。 こちらもおすすめにあります。
なぜならそこには、同じ顔つきの本が ずらりと表示されているのです。
この人なんか、もったいぶった文体が、 とてもいいですよ。
つまり、誰も知らない作者。 やたらと高い値付け。
せいぜい十数ページ。やぼったい表紙。
そんな本がずらりと並び、私を見つめているのです。
いいですね。
それだけでも十分不思議なのですが、
ある点に気づくことで、 それは不気味ささえ帯びるようになりました。
世にも奇妙な物語の音楽が流れている感じ。
その本とは、それらの本のリリースが、
2022年4月末から5月頭の、 たった数日に集中していることです。
本とは、誰かが誰かに向けた声を 届けるものだと思っています。
しかし、これらの本においては、
誰が何のためにその声を届けようとしているのかが、 全く見えないのです。
しばらく考えましたが、 全く特殊の行く答えが思い浮かびません。
サトルさん、岡田さん、
密林の片隅で見つけたこの謎について、 どうか一緒に考えていただけないでしょうか。
願わけば、広く見聞を重ねられたお二人より、
私の知らない世界の秘密について、 何らかの知差があることを期待しています。
お気づきかと思いますが、 Amazonと旅のくだりはこじつけです。
ただただ、お二人しか密林で見つけた、
この不思議さに向き合っていただける方が 思いつきません。
そして、この謎に光を当ててくださるのではないか、 という一心でメールをいただきました。
どうか力をお貸しください。
賢い。
これ、江戸川乱歩の少年小説とかの 最初の導入で出てくる、
不思議に品のある、 切迫した調子のメールで、
明智くん、小林くん、どうもわかんない。
サトルと岡田雄の旅のラジオ
私はこれは回答をなんとなく分かった。
これは詐欺ですね。
こういう詐欺があるんですよ。
私は10年前、 カルフォルニアバークレーで留学していた時に、
これに引っかかったことが何回かあって、
エネルギーの本をいっぱいAmazon.com、 アメリカのAmazonで、
たった今発売とか書いてあって、
わーっと30ドル40ドルとかクリックしたら、 真っ白なページしか出てこない。
あるいはウィキペディアのURLを 写しているだけのページとかね。
エネルギーについて書いてあるってのは 嘘じゃないから。
インクを使わない省エネルギーみたいなね。
キンドルでしか売ってないから。
届いて文句を言おうとしたら、 そのページがひっそりと削除されてて、
また新しい別の作者の、 多分同じ人が出している半元の本があって、
短期間にこういうのを、 焼肌農業みたいな感じで、
バリバリバリバリってやっててね。
だからこの人の江戸川乱法みたいな、 何かが変なのですとかね、
こういうのはとてもいいなと思いながら、
僕はこれ読みながら、 あのパターンねって、ごめんなさい。
同じ顔つきの本っていうのは、 カバーは全部同じにして、
コスト削減してると。
で、なんとなくこれ1人か2人引っかかれば、 これ回収できるんで、コストがね。
しかも僕が10年前は、 キンドルはあんまりなかったけど、
今はキンドルだから、 製本すらする必要ないわけですよ。
クレームをやった頃にアカウント削除されて、
また新しい、怪しい国のアカウントを 新しく使ってやるっていう。
これはね、なかなか手の込んだ、 しかしよくありがちな詐欺なんですよね。
でもそれをさっき、ラジオの前に 佐藤さんの仮説を聞いてですね、
そんなことはないだろうと。
いいですね。
やっこは、これはもっと深淵になるね。
謎が、ストーリーがあるに違いないと。
じゃあぜひ私も論爆してください。
いいですよね、そういうのありますよね。
トラムから街の風景を映し出す番組だったのですが、
その日はちょうどサトルさんの住んでいらっしゃったウィーンの街並みが、
ウィーン、トラムがいっぱいあって言い間違うんですよ。
ウィーンは歴史があって素敵な街ですね。いつか行ってみたいです。
番組の中では観光スポットの紹介シーンもあり、
シェンブルン動物園も出てきました。
その動物園でパンダが飼育されていたことです。
パンダはアジアのイメージが強いので、ヨーロッパでも飼育されていることに驚きました。
サトルさんはシェンブルン動物園には行ったことはありますか?
またお二人が今まで行った中で印象に残っている動物園などあれば教えていただきたいです。
なんだか取り留めのない話になってしまいましたが、これからもお二人のラジオを楽しみにしています。
また投稿させていただきますということでした。
ありがとうございます。これまた重いの困ったね。
いやー素晴らしい。
投稿いただいて、嬉しいですね。こういう聞かれ方をしてるってね。
先日のパイロットの方もそうだったけど、何より嬉しいですね。
僕らは別に役に立とうと思って話をしてないんだけど、
結果的にこういうふうに役に立つように思えるというかね、本当に嬉しいですよ。
いろんな方の励みになってね。
こういうのも役に立とうと思って話すとだいたいつまらなくなっちゃうから、
今まで通りくだらない話を積極的にね、何の役にも立たないということを目指していこうと思うんですけれども。
さて、シェンブル動物園、岡田さん行ったことあります?
ないです。
僕ら行ったことあって、結構入場料高かったけど、パンダいたかなってあんまり覚えてないんですけれども。
とっても素敵な動物園で、ハップスブルーグ帝国の頃から、結構脈々とあって。
オーストリアって確か中国とも割とヨーロッパの中では比較的信仰が深いので、
もしかしたらこのパンダも中国から送られたのかなと思いつつですね。
確かにシェンブル動物園は、そもそもシェンブル宮殿がものすごくハップスブルーグ家の御縁の深いようなところで、
その中で動物園があったんですよね。
動物園の始まりも確か歴史ものすごい古くて、うろ覚えて言ってるから全然違ったらごめんなさい。
いろんな場所で皇帝の人が動物を飼って、いろんな珍しいところから飼って、
クジャクとかですね。
それをみんなに見せるってことを趣味としているっていうのがあったんですね。
ハップスブルーグ帝国って一時は領土がものすごく広かったんで、
私がドブロブニクですね、クロアチアのドブロブニクの近くにある無人島とか行ったときも、
それがやっぱりマクシュミリアン一世だったかな、忘れちゃったけど、
その人は飼ったクジャクが面白半分で、
なんだこの鳥面白いなとか言って飼った鳥がそのままそこで放されてて、
その子孫が今もこの島に生きてるんですとかいう解説があって、
やっぱり動物園って最初は公共的なものというよりは、
やっぱり面白くて集めたものがそのままなったっていう。
コレクションみたいなね。
今は行きにくいロシアのサンクトペツスルブルグのクンストカメラっていうね、