1. くつろぐために生きている
  2. #95 おはぎと虎太郎少年
2024-07-01 14:11

#95 おはぎと虎太郎少年

📓 今日の声日記の概要

祖父が母に語り

母がえぬに語る“チョイ怖”ばなし。

真実は祖父のみぞ知る😎

 

イイね、コメント、励みになります。

 

#のんばんは #声日記 #声でのこそ

#まず100 #100ニッキーズ

#怖い話 #えぬのチョイ怖ばなし

 

BGM『Chill Zombie – Soothing Drops』

BGMer様

 

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こんばんは!

または、はじめまして!

えぬです。

聴いていただき、ありがとうございます。

“思っていることを言葉にできるようになる”を目指してスタートしました。

最近目的が変わりました😎(2024年7月5日辺りで2年w)

【構えずに話すようになる】コレを成就させたいと思います。

今は『声日記を100配信する』を目指しています。

コメント、レター、お待ちしてます!

 

今日の思いは今日を生きた証し♡

明日には明日のストーリー。

一緒に一歩一歩。

サマリー

2024年7月1日、月曜日、声日記を収録します。第1回目の今日の声日記では、先日親から聞いたコア話をお話しします。戦前の広島県福山市で、8歳の虎太郎少年が恐い森を通り抜けておばあちゃんの家におはぎを届けるお話です。

虎太郎少年の冒険
聞くも楽しい、話すも楽しい、温泉配信を楽しんでらっしゃる皆様、こんばんは、えぬです。
のん着物が配信しています。のんばんは、心地よいびっくり箱、ココハコのえぬです。
2024年7月1日、月曜日、声日記、収録していこうと思います。
7月始まりました。それでは今月も楽しんでいきたいと思います。
第一回目の今日の声日記は、先日親から聞いたコア話。
怖いというか不思議な話。これをお話ししたいと思います。
皆さん、これをどういうふうに解釈されますか。
時代は、親の親の話、いわゆる私のおじいちゃんの時代の話なので、戦前ですね。
その時代の広島県は福山市、非常にたぶんのどかな場所だったと思いますよ。
そこでのお話。私のおじいちゃん、虎太郎おじいちゃん。
実は私が生まれる前に亡くなっちゃったので、直にお会いしたことはないのですけども、
母からはいっぱい色んなエピソードを聞いています。
虎太郎少年、8歳ぐらいの時かな、というふうに言ってました。
8歳の虎太郎少年、その頃は道路ももちろん舗装されていませんし、靴も履いていませんで、造りだったということです。
ちょっと離れた虎太郎おじいちゃんのおばあちゃんの家に、お使いを頼まれまして、
お出かけするんですけども、田んぼ道ですかね。道なき道、田んぼ道を行きながら、
そして森を一つ越えるというぐらいの土地の感じ、距離の感じ。
8歳の少年には、現代で言うとなかなか厳しい道のりではなかったかと思います。
手にはおはぎ、虎太郎おじいちゃんの母から持っていきなさいと言われたおはぎを風呂敷か何かに包んで、
大事そうに持って森を一つ越えたおばあちゃんの家に届けるという、
そういうことを親から頼まれて歩いていました。
もちろん子供の歩く時間帯ですから、昼間だったということですね。太陽は出ていて明るい時間帯。
でも森っていうのは怖かったそうです。わくわくするというような、そんな生やさしい森ではなかったようですね。
おばあちゃんへのおはぎの贈り物
少年がちょっと怖い気がするというぐらいですから、本当に生半可ではない、がっつり本気の森だったと思います。
その森を通り過ぎてホッとしたときに、また田んぼ道がしばらく続くわけです。
風道というかね。ふと前方に誰かがうずくまっている怖い森を抜けてきた虎太郎少年にとっては、
久しぶりに見る人、人間だったわけでちょっと安心したと。
そしてとことこと歩いて近づいていくと、歳をとったおばあさんであった。
しかも道端にヘリにうずくまり座っていて、坊や坊やみたいな感じで声をかけてくる。
何かなと思って立ち止まると、それ何を持ってるのかと聞かれる。
正直に少年は答えました。
お母さんから頼まれて、おはぎをおばあちゃんに届けるんだと。
おはぎ、いいね。おいしいんだろうね。お腹が空いてるんだよ。一つもらえないかな。
当時の広島県福山市の方言はちょっと再現できませんけども、そういうことを言われ、
虎太郎少年はかわいそうだなと思い、そして何か抵抗できない気持ちになり一つあげた。
ありがとう。ものすごく感謝されて良いことをしたんだと思い、
一つ減ってもまあおばあちゃんに説明すればいいこと。
そう思ってまたおばあちゃんの家に向かって歩き出しました。
ほどなくしてまた草むら。綺麗に補正されているわけでもない田んぼのあぜ道。
草がぼうぼうと茂っているところにまた人影が。
何の不思議も感じずにそのまま歩いていくとまたおばあちゃんが座っている。
さっきのおばあちゃんと似ている。そう思ったそうです。
でもあまり土地感のない場所で、そんなにしょっちゅうそこに出会うわけではない人たち。
そして自分も疲れているし、とにかく早くおばあちゃんの家に行きたいと思っている一心。
あまりその感覚に気にせずに前を通り過ぎようとした時また呼び止められました。
何を思っているの?と虎太郎少年はまた正直に話します。
うまいんだろうね。おはぎ。
似たような一連のやりとりがあって虎太郎少年はまたそのおばあちゃんにおはぎをあげます。
そしてしばらく行った時に前方にまた人影。
さすがにちょっと気味悪く思った虎太郎少年。
不思議な出会い
そこから先に進むことができなくなりました。
かといって引っ返すわけにもいかない。おばあちゃんの家に行きたい。
その一心で虎太郎少年はそのあぜ道を外して田んぼの中もしくはもう何かわけのわからない草むらの中を一心不乱に走っておばあちゃんの家に向かったそうです。
さあおばあちゃんの家に着きました。
遅いなあと何時頃出るというふうに聞いてはいたがちょっと遅いなあと思っておばあちゃんは家の外に出て道できょろきょろと虎太郎少年が来るのをちょっと待ちわびていたふうで
そこにちょうど虎太郎少年が息を荒くして走ってきた。
ああよう来たなと。でも何か虎太郎少年の様子がおかしい。
とりあえず中に家の中に入って落ち着いてお茶でも入れておはぎを一緒に食べながらボソボソと話し始めた虎太郎少年の話を聞いておばあちゃんは何と言ったか。
たった一言。うーんそやなあ。
まあそういうこともあるなあと一言言っただけでその話はおしまい。
おはぎが何個か減っているのも虎太郎少年が息をせき切って顔色を変えて走ってきたこともそれ以上話題に上ることもなくおばあちゃんと楽しい話をして時間を過ごした。
そんな思い出があると虎太郎おじいちゃんは後に自分の娘、私の母に話したということを私が聞いたというお話でした。
私は最初これを話を聞いた時に、ああ昔やし田舎やし、現実的にお腹をすかしている人が道端でへたり込んでしまっていて通りすがりの子供であろうが誰であろうが声をかけ食べ物を恵んでくれと頼んだ。
そういうことって昔やったらあったやろうなあって思いました。
だから怖い話というよりはどちらかというと現実的なちょっと悲惨な話もしくは悲惨ではなくとも普通にお腹がすいたら通りがかりの人に食べ物を分けてくださいということが平気で言えた時代だったのかなと。
でも虎太郎少年にしたら、めったに来ない土地のところで怖い森を抜けてきたばっかりということもあり、見るおばあちゃん見るおばあちゃんみんな同じに見えたのかもしれないし、もしくは本当に本当にきっかいな現象であったのかって思ったんです。
面白い話やなと思って、そして最近になってふとまたそういう昔話を親とした時に今回はまた違うシチュエーションが浮かびました。
それは、いや虎太郎少年は一生懸命歩いて長い道のり歩いてたいそうお腹もすいたんやろ。
この持っているおはぎおいしそうやったな。
お母さんが詰めて包んでいたいところを見ていた。
おいしそうやったな。
1個ぐらい食べてもええかな。
おばあちゃんに渡す前に。
と言って1個は食べようとした。
おいしい。
1個じゃ止まらないとなって2個目に手をかけてしまい。
しもた。
2個も食べてしもた。
どうしよう怒られる。
どうしようおばあちゃんになんて言い訳しようと思った時に。
道端でお腹を少し空かしたおばあちゃんがいてね。
それが2人も出会ってね。
そんな風に作り話をしたのかな。
とそんな風にも思ったりします。
その話を。
じゃあなんで自分の娘に言う時にこんな嘘ついてなっていう話じゃなく不思議なことがあってなってもっともらしく話してしまったのかそこは謎が残りますね。
やっぱりあれは不思議な話やったのでしょうか。
はい。
夏になるとこういう類の話をたくさんしたくなりますね。
それでは今日の講演日記はこの辺で終わりにしようと思います。
お相手は心地よいびっくり箱ココハコのエノでした。
また別の配信でお会いしましょう。
14:11

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