1. 地域経営 × MEDIAlize
  2. Ep.11 【前編】「地域経営」の..
2024-07-22 18:25

Ep.11 【前編】「地域経営」の醍醐味とグローカルな青写真

グローカル市場をどうみている?グローカルな地域経営の可能性と地域経営哲学を探る前編です。


パーソナリティ: ▶︎seazon1 ゲスト:旅行会社「アーストラベル水戸株式会社」代表取締役・尾崎精彦社長 ⁠⁠https://linktr.ee/kiyooza⁠⁠

▶︎MEDIAlize プロデューサー:永野真代 ⁠⁠https://bio.site/mayo.nagano⁠⁠

問い合わせ先: ▶︎ アーストラベル水戸 株式会社: info@earthtravel.me ▶︎ MEDIAlize(株式会社登美佳): info@tomiyoshi1967.com ストーリーを文字で楽しみたい方はこちら(LISTENによる自動書き起こし): ⁠⁠https://listen.style/p/chiikikeiei⁠⁠


サマリー

地域経営 × MEDIAlize。このポッドキャストでは、地域経営に主体的に関わるプレイヤーと共に、魅力に満ちた地域経営のこれまでとこれからのストーリーを言語化しています。ビジネスチャレンジに対するワクワクと不安、価格帯や富裕層向けの商品や体験の提供について話し合われ、AIや資本主義の限界によってお金の使い方に新たな価値が見出されるグローカルな世界観に期待が寄せられています。

地域経営の醍醐味とグローカルな青写真
スピーカー 2
地域経営 × MEDIAlize。このポッドキャストは、地域経営に主体的に関わるプレイヤーとともに、骨は折れるが魅力にあふれる地域経営のこれまでこれからストーリーを言語化していく番組です。
パーソナリティーの MEDIAlize プロデューサー、永野真代です。ゲストは、Earth Travel Me と株式会社の代表取締役、尾崎清彦さんです。
スピーカー 1
はい。永野さん、今日もよろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
尾崎さん、シーズン1、今回が最後のトークテーマとなります。
スピーカー 1
本当ですか。
いつも以上に気合を入れていきたいと思います。
スピーカー 2
はい。よろしくお願いします。
シーズン1、最後のトークテーマは、地域経営の醍醐味とグローカルな青写真。
スピーカー 1
また、すごいテーマを投げ込んで。
スピーカー 2
ちなみに、このトークテーマは全部、尾崎さんたちを見て思いついたテーマです。
スピーカー 1
本当ですか。嬉しいような、そこまで至っているような、どうなんだろうというところがありますが、頑張っていきたいと思います。
スピーカー 2
はい。よろしくお願いします。
まず、グローカルな青写真の方からお伺いできればなと思っています。
グローカルの定義、短くお伝えしますと、グローバルとローカルを合わせた造語です。
グローバルは地球規模、ローカルは地域的な地域規模です。
なので、地域性を考慮しながら、地球規模の視点で考え、行動すること。
スピーカー 1
地域経営で言えば、地域性を最大限に発揮しながら、地球規模の市場を狙っていく。
スピーカー 2
そんなふうに捉えてもいいのかなと思っています。
グローカルの視点で考える
スピーカー 1
わかりました。
スピーカー 2
さて、これまでは地域性のところを突っ込んでお話を伺いましたが、
グローカルっていう視点で言うと、どうですか?
スピーカー 1
これね、まさに僕ら旅行の会社なので、世界で言えばインバウンドがね、めちゃめちゃ日本にも来てますが、
今までやってないんですよ。
スピーカー 2
インバウンド?
スピーカー 1
そうなんです。
なので、インバウンドに今年は挑戦していこうと思っています。
スピーカー 2
どんなふうな事業で?
スピーカー 1
そうですね、よくね、オーバーツーリズムの問題があるじゃないですか。
確かにそれ、たくさん人が来すぎちゃって、そもそも住んでる人は快適に暮らせないよねっていう状態は避けなきゃいけないなっていうふうに考えてまして、
何が理想なのかなって、インバウンドを通じて茨城の社会問題というか、何か解決していきたいなって思ってます。
今ですね、ちょっと考えてるのは、修行です。
修行。
いろんなですね、伝統工芸系の職人の方々っていらっしゃるじゃないですか。
スピーカー 2
はい、茨城にも。
スピーカー 1
茨城にも、茨城以外にもいて、僕すごく尊敬してるんですよ。
ゼロから一応作り出してて、本当に素晴らしいなと思ってて。
ただ、職人の方々なんで、自分が作ったものを売り出すとかっていうことは、あんまり上手くないなって人がたくさんいて、
その結果、後継者がいないとか、あとはそもそもそんなに潤ってないとかっていうのをよく見かけると思うんです。
見渡したときに、確かにそういう人たち結構いるなと思って、旅のデザインでですね、何とかできないかなってふうに思っています。
スピーカー 2
具体的には、本当にチャレンジでどうなるかわかんないんですけど、1ヶ月200万払ってもらおうかなと思ってます、一人。
旅行者に。
そうです。
外国人に。
スピーカー 1
日本人でもいいんですけど、どちらかというと外国の方の方がそういう価値ってわかってくれるんじゃないかなっていう家庭の仮説で動いてまして、
とにかくですね、その職人の方々と1ヶ月一緒に過ごすと。
表面的な日帰りの体験とか、1時間2時間の作業っていうのもあって、それもいいんですけど、
よりですね、たくさんの人間が来てお金を落としてもらうっていうよりかは、対応できる人数を最小にして、最小ってなんだっつうやっぱり1人かと思って。
1人がっちりですね、1ヶ月その入り込んでもらって。
挑戦するインバウンド事業の具体例
スピーカー 1
はい。
その入り込むと、例えばその漆であったら、漆のことが1ヶ月やれば結構わかるわけですよ、きっと。
で、最後にですね、その1ヶ月終わった後には、その地域住民の方々に認めてもらいたいなっていうふうに思ってまして、
なんかこう叱るべきシンボリックな場所で、その地域の方々も呼んで、
俺ここまでできるようになったぞと、私ここまでできるようになったんですっていうのを見て、その地域の人に認めてもらうようなことが、イベントができたら、
また来てくれるんじゃないかなと思いますし、島国に俺師匠いますみたいな。
なんかこう、たぶん本気のSNS投稿ですよね、きっと帰ったら。
自慢をして、俺こんなことできるようになったんで、日本でみたいな。
こういう世界が作れるんじゃないかなっていうふうに思ってますし、
200万いただいたうちの100万、半分は職員の方々に渡しちゃおうかなと思って。
残りの100万で、いろいろ書手続きとかもろもろあって、私たちの今度は50%くらいかなと思うんですけど、
その儲かったお金で、またこう広告をしたり、何かしたりして、
インバウンドを利用して、茨城が良くなって、職人さんたちが潤って、
またそのお金で事業が継続していったり、後継者が増えていったり、みたいな世界が作れたらいいなというふうに思ってます。
スピーカー 2
さらに地球規模で茨城の価値を発見していただける。
スピーカー 1
そうですね。
ちょっと本当にどうなるかわからないんですけど、まずはちょっと挑戦をしてみていけたらなって思っています。
番組で言うと、ユーは何しに日本へのを事業化したような感じのイメージで見てもらえればいいんじゃないかなと思ってます。
スピーカー 2
すごく壮大だけれども、ワクワクする事業ですね。
スピーカー 1
そうですね。本当にどうなるかわかりませんし、そんな200万も払えないですよ、みたいなことを言っている人たくさんいるんで、
そういうたくさん批判があった方が僕チャンスだなと思っていて、いいんですよね。
世界80億人いるんで、本当に0.0001%の人がいいなと申し込んでみようかなと思ってくれればいいだけなので、
逆に夢なんですけど、たくさん来られても困るんですよ。
そんな受け入れられないんで迷惑になっちゃうんで、たくさん来たら面接をさせてもらって、
あなた本気ですかと。やる気あるんですかと。本当に何もないですよと。
エッセイでも書いてもらって、その文章を見てお金をもらってやろうかななんてことも考えてます。
スピーカー 2
やる気と本気をこちらでも見定める。
スピーカー 1
そうですね。これからは誰が地域に来てもいいんじゃなくて、来てくれる人を選ぶ時代になるんじゃないかなと思ってまして、
然るべきですね、熱のある人がその地域に来るっていう循環をですね、しっかり私たちも作っていければなというふうに考えてます。
スピーカー 2
いつごろ事業化する予定ですか。
スピーカー 1
そうですね。今年中にはやりたいなと思ってまして、今ですね本当にありがたくて、和菓子を作ってる和菓子職人の方なんですとか、
あとはお祭りですか、お祭りも担い手がいなくなったりですが、続けるのが難しくなってるよみたいな話聞くんですけども、
その準備のところから関わってもらって、最後フィナーレで終わるみたいなことができたらいいなと思ってますので、
スピーカー 2
何人か今手を挙げてくださってる方々がいるんで、今年中には発売まで追っていけたらいいなというふうに思っています。
是非職人さんと地域の住民の方々の関係性みたいなのもお伺いしたいなと思うんですけど、
その職人さんたちは日常的に地域住民の方々とやはり関わりはあるんですか。
スピーカー 1
そうですね。ちょっと業種によるかもしれないですよね。和菓子の職人さんなんかはもちろん和菓子を買いに行くので、
職人の方々と地域の住民の方々っていうのはもしかしたらあんまりないのかもしれないですね。
スピーカー 2
となるとこの事業によって職人さんの価値を住民の方々が改めて知るっていう機会にもなるかもしれないですね。
スピーカー 1
なんと新しい視点いただきました。ありがとうございます。その視点も全く持ってなかったので、そういったことも盛り込んでいく。
意外と地元にそういう人いたのって知らない人多いですよね。よく多分あるあるだと思うんですけども、
そういったこともちゃんと伝えていくと、私たちの地域にはこういう面白い人がいるんだと外に出た時には発信してくれるので、
茨城の魅力度も少し上がっていくのかなと思いました。
グローバルにも価値が広がりますし、地域の中でも改めて再認識できるってすごく一粒で二度おいしい企画になるといいですね。
これはちょっと大きなヒントをいただいたので、そのような設計ができたらいいなというふうに思っています。
スピーカー 2
まさにグローカルな事業構想ですね。
スピーカー 1
うまくいくかわかんないですけどね、ちょっと頑張っています。
スピーカー 2
ちなみに、おそらく小崎さんがたくさん発信していることをキャッチした地域外の人々からたくさんアクセスがアーサーさんにあると思うんですけど、
グローバル規模ではあったりしますか、これまで。
スピーカー 1
グローバル規模ないですね。
ないですね。
スピーカー 2
じゃあ、一から開拓。
ビジネスチャレンジへのワクワクと不安、商品や体験の提供
スピーカー 1
そうなんです。今回商品は揃えて作ったはいいが、誰に、どこに出していけば買ってくれるのかとか、教員持ってくれるのかというのは、
本当にまたゼロからの新しいチャレンジになってくるかなと思っています。
スピーカー 2
不安ですか、それともワクワクしますか。
スピーカー 1
両方ですね。新しいことをまた知れるとか、新しいチャレンジをすることによって、また会える人の変わってきますし、会える人のレベルも変わってくるので、僕はどっちかというと今楽しみな感じでいます。
スピーカー 2
どんな販路が考えられるんですか。
スピーカー 1
そうですね。今ですね、絶賛いろんな人に紹介をしていただいているところなんですよ。
本当に超大手の、いわゆる富裕層を扱っているみたいな会社さんであったりですとか、あとは最近の新興企業のインパウンド頑張ってますみたいなところですとか、いわゆるSNSマーケティングやってますみたいな、いろんなところと今ヒアリングをして、
あとは観光に詳しい大学教授さんが喋らせてもらって、いろんな可能性を探っているような感じです。
スピーカー 2
言葉の壁はいかがでしょうか。
スピーカー 1
言葉の壁ですか。
壁。
僕のですかね、それと実際職人さんと。
スピーカー 2
茨城という地域性において、言葉の壁ってありそうですか。もしくは文化の壁。
スピーカー 1
いやあるんでしょうね、たぶん。ただ職人に触れに来て、地域にどっぷり没入感を持って、やりたいってやってくれてる、その目的を持ってくる方々なんで、大丈夫じゃないかなって思ってます。
今翻訳のアプリがあったり機械があったりするんで、それだけ真ん中に置いといて、もしかしたら一日の会話が、そろそろ昼飯だなみたいな、飯を食うかみたいなだけになっちゃうかもしれないですけど、
たぶんそんなことはないと思うんですけど、その辺はあんまりこちらで作りすぎないようにして、自然な姿の職人さんの熱に触れていただいて、
でも毎日ずっと朝から晩までは苦しくなっちゃうかもしれないので、息抜きとして地域を観光で私たちを連れて行ったりとか、夜ちょっと飲み行ったりとか、そういう時間は作ってあげようかなと思ってます。
スピーカー 2
おそらく価格帯的には富裕層向けの商品になるのかなと思うんですが、その富裕層の方々が満足できるような宿泊先、飲食先っていうのはありそうですか。
スピーカー 1
そうですね。僕は実はこれ富裕層じゃないんじゃないかなって思ってます。というのも、泊まってもらうのも職人さんが持っている小民家であったりとか、あとは空き家をリフォームしたりとか、そういういわゆる日本みたいなところに泊まってもらおうかなと思ってます。
食事もね、地域の方とか、あとは職人さんと食べるとかにしていただこうと思ってて、贅沢な食事とかではなくて、日々日本の地域の方が食べてるもので済ませてもらおうと思ってます。
って考えると、ちょっと富裕層、いわゆる想像している富裕層じゃないなと思ってて、もしかしたら、大学生とかで日本っていう島国にちょっと興味持ってて、めっちゃくちゃバイトして200万貯めましたと。
申し込んでくる人もいるんじゃないかなみたいなふうに想像してて、ちょっとね、ペルソナはまだはっきりしてないんですけど、いわゆる富裕層じゃないのかなってふうに思っていたり。
スピーカー 2
もしくは、富裕層の中でもあらかたラフジュアリーな過ごし方は知ったと。
もうそこはお腹いっぱいです。
あえて、よりローカルに没入できる食体験、宿泊体験をしたいんだっていう方向けですかね。
スピーカー 1
そうですね。あとなんかこう、人生変えてみたいみたいな、新たな扉を開けてみたいみたいな人もいるのかなと思ってて。
これからAIが発達してって、たぶんもう数年後かもしかしたら、何ヶ月後かに寿命わかっちゃうんじゃないかなと思って。
もういろんな、たくさんのデータを取りまくって、例えば僕のデータも全身スキャンしたり、血液とか胃の中とか全部調べて。
あなたの寿命はあと5年ですねみたいな。
だいたい5年ですみたいなこと言われたときに、いやちょっと新しい仕事してみたいなとか、0から1作るようなことに挑戦してみたいななんて方もいるんじゃないかなと思ってて。
そういったときに、職人を体験できるっていうか、1ヶ月。知らない国の知らない地域で過ごしてみるみたいな。
重要があるんじゃないかなってふうに思ってます。僕だったら、なんかちょっと行ってみたいなと思ったりします。
AIや資本主義の限界、お金の使い方の価値観の変化
スピーカー 2
お金の使い方の概念は変わってくるのかなとは思います。
それはAIによるものというよりも、やはり資本主義、家のアンチテーゼという形で現れるんじゃないかなとは思います。
そっち方向に行ったほうがいいんじゃないかななんて、全然企画会議みたいになってきましたけど。
スピーカー 1
ありがとうございます。
スピーカー 2
やっぱり今まではお金の稼ぎ方に注力していたが、お金の使い方に価値を見出す世界観っていうのは、それこそグローカルで起きてくるのかもしれないなとは思います。
スピーカー 1
そうですね。みんなね、なんとなく資本主義社会も限界なのかなみたいな、うつうつ思ってたりする人がたくさんいる中で、ちょっと何かのきっかけで大きく変わりそうな気がしますよね。
僕もその辺は期待したいなというふうに思ってます。
ありがとうございます。
スピーカー 2
じゃあ今回はこの辺で。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
この番組が気に入っていただけましたら、ぜひフォローしていただけると嬉しいです。
質問、感想などはメールもしくはSNSで、ハッシュタグ全て漢字で地域経営でお寄せいただけると励みになります。
また尾崎さんに連絡を取りたいと思われた方は、併せて概要欄の連絡先にお寄せください。
それではまた次回。
18:25

コメント

スクロール