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2024-06-17 19:46

Ep.6 【後編】「地域経営」をピボット!ピボット! 

事業のピボット、業態のピボット、行政連携のピボットを深掘りする後編です。


パーソナリティ:
▶︎seazon1 ゲスト:旅行会社「アーストラベル水戸株式会社」代表取締役・尾崎精彦社長 ⁠⁠https://linktr.ee/kiyooza⁠⁠
▶︎MEDIAlize プロデューサー:永野真代 ⁠⁠https://bio.site/mayo.nagano⁠⁠

問い合わせ先:
▶︎ アーストラベル水戸 株式会社: info@earthtravel.me
▶︎ MEDIAlize(株式会社登美佳): info@tomiyoshi1967.com

ストーリーを文字で楽しみたい方はこちら(LISTENによる自動書き起こし):
⁠⁠https://listen.style/p/chiikikeiei⁠⁠

00:00
スピーカー 2
地域経営 × MEDIAlize。このポッドキャストは、地域経営に主体的に関わるプレイヤーとともに、骨をあおれるが魅力にあふれる、地域経営のこれまでこれからストーリーを言語化していく番組です。
パーソナリティーの MEDIAlize プロデューサー、永野真代です。前回に引き続き、ゲストは、Earth Travel Meと株式会社の代表取締役、尾崎清彦さんです。よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
スピーカー 2
今回のテーマは、前回に引き続き、地域経営をピボット、です。
行政とのつながりはいかがですか?
スピーカー 1
そうですね。非常に助けていただいております。知らないんですよね。Earth Travel Me とっていう会社、誰も。
スピーカー 2
行政も自治体も。
スピーカー 1
それこそ、コロナ前までは、他の旅行会社と全く同じことをやっている、しかもスケールが小さい会社だったので、知る余地もないと思うんですけれども、今は全く真逆な、茨城のプロになろうぜっていう変わった会社なので、注目をしていただいてますし、
我々も、とはいえまだまだ小さいスケールの会社なので、信用度がないんですよ。
社会的信用が全くない中で、やっぱり行政の方が間に立っていただいて、もうめちゃめちゃ熱い漁師の方ですとか、港の方ですとか、林業の木を切っている方とか、
僕らがいきなり行っても、怪しさ満点じゃないですか。誰この人みたいな。
スピーカー 2
相手方が知らなければ。
そう、そう、そう。
スピーカー 1
なんだ、俺関係ないよみたいなところになるところを、間に入っていただくと、信用度が増して、私の代わりに代弁をしてくれる方もいて、非常に助けていただいてます。
スピーカー 2
言わば行政側がお墨付きを与えてくださっている。
スピーカー 1
そうなんですよ。この人大丈夫だからって言ってくださる一言で、もうだいぶその後も違うので。
スピーカー 2
結構今は行政と連携して地域内事業を展開されている。
スピーカー 1
そうですね。ありがたいことに、3年4年経ってきたので、44市町村茨城はあるんですけども、去年は30市町村と関係を持つことができて、
少しずつですけど、アーストラベルという会社が茨城のプロを目指してやっている会社があるんだぞと知ってくれることが増えてきたなと思います。
スピーカー 2
目指すは44ですか?
スピーカー 1
そうですね。もう今年中にいけるかな、達成したいなと思います。
スピーカー 2
ちなみにまだ制覇できていないエリアって固まってたりするんですか?それとも散らばってる?
03:04
スピーカー 1
そうですね。5つのエリアに分かれてるんですけども、北から行くと県北、県北真ん中、県西、西、県南、南、今度は最後は六甲っていう地域なんですけども、
スピーカー 2
我々そうですね、やっぱり一番遠い県西ですとか、県南の千葉との境のところですとか、非常に弱いなと思うので、この辺がまだまだ開拓できてないところだなと思います。
茨城、今5つエリアがあるっておっしゃいましたが、結構エリアごとに文化とか繋がりとかも…
スピーカー 1
そうですね。大きく違いますね。工業が発展しているところですとか、新しく筑波エクスプレスという電車ができて、そこから東京に通ってしまうので、たくさんの東京のベッドタウンになっているような都市もありますし、場所場所で文化が大きく違うんじゃないかなと思います。
されど、茨城のプロになると公募したからには、5つのエリア全部。
スピーカー 1
そうですね。
はい。
くまなく、我々も勉強して、東京から来る方、あとは世界から来る方のそれぞれのニーズに合わせた提案ができればいいなというふうに思っています。
スピーカー 2
昔は行政との関わり方ってどういう関係だったんですか?
スピーカー 1
そうですね。昔はですね、それこそ受託事業というか、茨城社員さんからお仕事をいただいている立場でした。
それこそ何社かコンペをして、仕事をいただくという形で、仕事を発注側と、あとは私たちが仕事を受託する側という関係ですよね。
スピーカー 2
今はどう変わったんですか?
スピーカー 1
今はですね、一緒に茨城を盛り上げていこうぜという対等な関係にならせていただいたので、非常にありがたいなと思います。
スピーカー 2
それが変わるきっかけとか要素、要因って何がありますか?
スピーカー 1
そうですね。茨城に遊客をしていって、お金を落としていこうという、私たちは事業者になっているので、県としても観光で来てもらって、お金を落としてもらって、
そこから税金が少しでも上がって、その税金を使ってやっぱり街が良くなっていくというのが、同じビジョンに立てているんじゃないかなというふうに思います。
スピーカー 2
言い方はちょっと違うかもしれないですけど、地域経済社会に好循環をもたらすという思惑は合致したというところ。
06:07
スピーカー 1
そうですね、壮大にまとめていただいてありがとうございます。まだまだインパクトをそこまで出せていませんけど。
スピーカー 2
あーずーさんに限らず、また旅行会社に限らず、結構行政との受託事業からの自社案件、それは成長ステップとして捉えていいんでしょうか?お見受けするなと思って。
スピーカー 1
そうですね。どっちが正解かはわかんないんですけど、私たちは今やっぱり明確にこういうふうになっていきたいというビジョンがはっきりし始めたので、
行政からプロポーザルをして、他社と何社と戦っていただくお仕事というのを今までは積極的にやらせていただいたんですけども、
それをやるよりは自分たちの独自路線の方に力を注いでいった方が楽しいし成長できるしっていう方になってきている気がします。正解かどっちかはちょっとわかんないです。
スピーカー 2
なるほど。それはちょっと意地悪な質問になってしまいますが、受託関係であったときは、どちらかというと自分たちはこれをやりたいんだっていう事業を打ち出せずにいた?
スピーカー 1
おっしゃる通りですね。何となくはあったんですけど、本当に少ない人数でやっていたので、目の前を見ることだけで精一杯になっていましたし、他の旅行会社さんと全く同じビジネスモデルで勝負していたので、打ち出せなかったですね、この時は。
スピーカー 2
それがご自身が社長になったっていうのもありますし、コロナっていう要素もありましたし、様々な要素の掛け合わせで自分たちはこうしていきたいっていうのが定まった。
スピーカー 1
そうですね。いわゆるやっぱり小さい会社はニッチな戦略を取ってきなさいってよく本にも出てるし、いろんな人が言ってるんですけど、それがやっとできるようになってきたのが最近かなって気がします。
スピーカー 2
それゆえ行政との関係も変わったっていう。
スピーカー 1
そうですね。お仕事をいただく立場から一緒にやる、むしろ応援をしてもらえるっていう立場に変わってきたので、非常にこれは私としては事業が前進してるんじゃないかなっていうふうに捉えています。
スピーカー 2
ちなみに他の地域内の他の事業者さんとの関係はどうですか。
スピーカー 1
あんまりないですね。本当にダメなところだと思うんですけども、いわゆる業界の集まりとかになんとか協会とかあるじゃないですか。我々で言うと茨城県旅行業協会っていうのがあるんですけども、その集まり行かないんですよ。
09:10
スピーカー 1
一回行って、一回行ったんですけど、これはちょっと違うなと思って、なかなかまだ球体前としたところでやられてたので、それはそれで悪いことじゃないんですけど、僕が今目指しているものとはちょっと違うなと思って。
スピーカー 2
同じ業界に限らず、地域内には他の業体業界のプレイヤーや会社があると思うんですが、そことのつながりはいかがですか。
スピーカー 1
そうですね。いわゆる商工会議所ですとか、ロータリーですとかライオンズとか、いろんな地域のプレイヤーが集まるような会議があるんですけども、それも一回やっぱり見に行ったんですよ。
一回入ったり見学させてもらったりして。でもやっぱりちょっと違うなと思って。あれは素晴らしい会ではあるんですけど、僕らはまだこの事業を成長させている途中で、僕がいないとまだまだ動いていけない会社なんです、まだまだ。
あそこに出ている方々は、もう自分がいなくても事業がバッチリ回るぞと成長していくぞという方々がいらっしゃっているので、僕はまだステージが違うなと思って行かなくなってしまいました。
とはいえ、やっぱり茨城県の地域にある会社なので、尊敬する会社の社長さんですとかプレイヤーさんたくさんいるので、その人たちとのネットワークはしっかりちゃんと持っています。
スピーカー 2
では、今結構お付き合いしている地域内のプレイヤーや会社さんというのはどういう方々ですか。
スピーカー 1
そうですね、どんな仕事をしているというよりかは、我々より会社のスケールが大きかったり、あとはスケールは小さくても伸びようとしていたり、とにかく前向きであったり、挑戦をしているっていう人とお付き合いさせていただいている感じです。
僕らはそういう成長マインドに一緒に乗っていきたいっていうのがあるので、お互いに会っていて気持ちいいし、身のある会話ができる人と会うようにしています。
スピーカー 2
具体的にはどんな人がいるんですか。
スピーカー 1
どんな人ですか。めちゃめちゃいっぱいいるんですけど、この前お会いさせていただいたのは配送ですね。冷たいものを運ぶなら任せてくださいっていう会長さんですね。
スピーカー 2
面白いです。何ですか。
スピーカー 1
いわゆるレート食品とか、今どんどん伸びてますよね。運ぶんですけど。
12:06
スピーカー 1
会社を買ったんだよねみたいな。
スピーカー 2
M&Aということですか。
スピーカー 1
そうです。会社を買うかみたいな。しかも同時に3つみたいな。ちょっと理解ができないなと思って。
そういうリスクもあるし、負荷もめちゃめちゃかかると思うんですけど、そこにまた新たな挑戦をしていくっていうパワーをいただいて、全然自分まだまだだなと。
こんなことで悩んでいる場合じゃないなっていうところに立ち帰ることができました。
スピーカー 2
今、子どもたちが訪れる場所としてお付き合いのある一時産業の方々とは以前からお付き合いがあった?
スピーカー 1
これは本当にですね、コロナ開けて新しく茨城のプロになるっていう風になってからのお付き合いの方々がほぼです。
最近本当にありがたいのは、こうしていきたいんですみたいな。将来はこうやっていきたいんですみたいな話をさせていただく機会が非常に多いので、話をすると応援をしてくれますね。
この前びっくりしたのはメッセージが来てですね、メッセージ相手はある市町村の観光家の方だったんですよ。
自分の市町村の面白い人であったり、面白い体験を連絡してくれたのかなと思ったら、
実は私の知り合いに他の市町村なんだけど、こういう面白い人がいて、これ小崎さんをつなぎしたら面白いと思うんですよねみたいな。
なかなかなくないですか?
スピーカー 2
ないと思います。すごい。
スピーカー 1
その人自体も素晴らしいんですけど、すごい嬉しいなと思って。
最近こういう人紹介します。こんな面白い人がいます。小崎さんとつながったら面白いことできそう。
アストラベルとつながったら面白いことができそうという形で、本当にたくさんご連絡いただくようになりました。
スピーカー 2
それは行政の方だけじゃなくて、民間の方も?
スピーカー 1
民間の方もですね。全く関係ない職業をしてるんですけど、
つくば大学があったり、国の研究機関がたくさんあるところで、昨日は紹介した人がいると。
その紹介してくださった方も、全然旅行業関係なしで地域のこともやってるわけではなくて、
スタートアップの支援みたいな人たちだったんですけど、そんな方々が紹介してくれたり、
本当にいろんな多種多様な方に支えていただいてます。本当に支えていただいてます。
スピーカー 2
そのアプローチが、こんな事業をお任せしたいとか、お願いしたい、相談したいじゃなくて、
こんな面白い人がいるから紹介したいんだっていう、一つなぎみたいな。
15:05
スピーカー 2
そう変わったのは、なんでなんでしょう?
知り合いから、もしくは行政から、他の事業者さんから、こんな事業をお願いしたい、相談したいではなくて、
スピーカー 1
こんな人を紹介したいに変わったのは、なんでなんですかね?
役割で私たちの社長ということをやらせていただいてるんですけど、
その立場として目標ビジョンを語るようになってからですかね、
今までは従来的な旅行の仕事をしていたんですけど、
茨城のプロになって、目指してものがありますと話した。
そこで話すようになってから、こういう人がいると、面白い人がいるし、
っていうのをですね、紹介してくださることが年々増えてきた感じがします。
スピーカー 2
そうやって人とのつながりが変わることによって、
また、業態や事業のピボットにもつながってるなっていうのも感じますか?
スピーカー 1
そうですね。やっぱりいろんな人を紹介していただけるんですけど、
それぞれ面白い得意分野持ってるんですよね。
その得意分野と私たちが持ってるリソースを掛け合わせると、
新しいものが見えてきたりするので、本当にありがたいなって思います。
スピーカー 2
すごく資産深いです。
自分がビジョンを打ち出したことをきっかけに、
それならばこの人を紹介したいって思わせたってことですよね。
スピーカー 1
ありがたいですよね。
自分の行政範囲外のことを紹介する。
その人自体も本当に素敵だなと思いますけど、
自分の尊徳で動いてないですもんね。
スピーカー 2
やっぱりビジョンを打ち出すって大切ですし。
スピーカー 1
本当にそう思います。最近そう思います。やっと。恥ずかしいですけど。
スピーカー 2
なんか全てにつながりましたね。
ビジョンを打ち出したことによって、事業もピボットしましたし、
旅行業態そのものもピボットしましたし、
スピーカー 1
人とのつながりもピボットというか変わりましたし。
そうですね。なんか目指すものがある幸せを非常に感じます。
スピーカー 2
それはやはり地域で、地域資源でもって経営していく。
地域経営だからこそ、やっぱりみんな打ち出していくべき。
スピーカー 1
そうですね。やっぱり小さい小さいって怒られちゃいますけど、
小さい大きいは関係ないと思うんですけど、
大げさですけど、生きる目標ですとか、
18:01
スピーカー 1
会社、組織の目標って改めてめちゃめちゃ大事なんだなって思いますね。
でも本来、事業をやるとか社長になるみたいな人は持ってなきゃダメなんですけどね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
僕遅いんですよ。遅かったなと思います。本当に。
スピーカー 2
いやいや、尾崎さんに限らず、これまた空口かもしれないですけど、
地域経営ってぼんやりしててもなんとなく過ごせるというか、
自分の代は生きながら得るというか。
スピーカー 1
そうですね。逃げ切れちゃうというのはありますよね。
特に昭和平成の後継期。
普通にやってれば自動的に伸びていく時代でしたからね。
スピーカー 2
またそこで生まれた資産をちょっとずつ切り崩していく経営であれば、
そんなにビジョンを打ち出さなくてもなんとかなったんだと思うんですが、
これからの時代はやっぱりビジョンを打ち出していくべき。
特に地域経営においては。
スピーカー 1
そうですね。ビジョンを打ち出してその時代時代時々に合わせて、
少しずつ変化をしていってことが大事なんじゃないかなというふうに、
今は実感しています。
スピーカー 2
ありがとうございました。
今回はこの辺りで締めたいと思います。
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それではまた次回。
19:46

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