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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、そして英語のなぜに答える初めての英語史の著者の堀田隆一です。
英語の語源が身につくラジオheldio。英語史をお茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は9月13日水曜日です。いかがお過ごしでしょうか。 本日お届けする話題は、
先生、エレファントのPHは何ですか? 寺沢志穂さんとの対談、英語史新聞第6号の記事よりです。
このheldioでも何度かお知らせしてきておりますが、 KO英語史フォーラム、KELFと呼んでいる団体より、
英語史新聞の第6号が発行されています。 ウェブ発行ということでURLよりアクセスすることができます。
こちらのリンクに貼っておりますので、まだ見ていない方、 あるいはですね、読んだけど忘れたという方はですね、改めてそちらを訪れていただければと思います。
今日はその関東の記事を執筆したKELFメンバーの寺沢志穂さんに、 この記事の内容であるとか裏話についてお聞きしました。
記事を読んだ上でですね、今日のお話聞いていただけると、 より理解が深まること間違いなしという内容となっております。
では早速対談に行きましょう。 どうぞ!
今日は英語史新聞第6号の第1面、関東を飾る記事、 不思議なスペルの動物たちを執筆されました寺沢志穂さんにおいでいただいて、他にギャラリーもいるんですけれども、
この記事についてお話し伺いたいと思います。寺沢さんよろしくお願いします。 寺沢さんよろしくお願いします。
最初の段落で、導入がいいですね。 ちょっとここだけチラッと読みますね。
新型コロナウイルスによる外出規制のない夏休み。 動物園や水族館を訪れる読者の方々もいるだろう。
動物園や水族館では様々な生き物が見られるが、 英語にすると意外と難しいスペルの動物たちがいる。
これはうまいですね。8月14日に夏休みの真中に出されたということなんですが、
この配りは何か彷彿とさせるんですけど、これはどういう配りですか?
教員時代に毎月学年便りという、 生徒にあてたお便りを出していたんですけれども、
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私が勤めていた学校では、 夏休み明けの最初の学年代の9月号に、
各教員が夏休みにどんなことをしていたかという、 軽く紹介をする記事がありまして、
今回初めて英語字新聞の記事を書かせていただいたんですけれども、 8月出版ということだったので、
これは夏休みっぽい記事にしなければと思って、 こちらのテーマにしました。
もう完全に掴まれましたよね。
動物園水族館ということで、実際今回ですね、 エレファント、ドルフィン、それからサーモン、
これもう一個はファウコンというね、 この生き物たちが登場してくるんですけれども、
代表としてエレファントでお聞きしたいんですけれども、
これそもそも、どういう記事というか、 どこにポイントを当てた記事ということなんでしょうか。
今回はエレファントのファの音に当たるPHの、 この文字が一体何なのかというところに紹介が出ました。
なんでFじゃないのかっていう話ですよね。
これ皆さんどうでした?
最初にエレファントってやっぱり動物だから 割と早く習いますかね、こういうのは。
そうですね。
英語を習い立てて、その時にだいたいFが、 それ以前はフの音はFなんじゃないかと思うんですが、
確かに最初に出会うPHでフと呼ばせる単語の 一つかもしれませんね、割と早い段階で。
この時覚えてます?
私ね、あんまり覚えてないんですけど。
たぶん言ったけど、なんでPHなんだろう、 Fじゃないんだろうとか、
日本語でファだからHとかFじゃないんだろうかな。
それが多いですよね、きっとね、反応。
どうでした?中学生教えていた時。
たぶん英語の教科書のかなり最初の頃に、
アレファベットごとにAは後、絶対。
Eにエレファントがいたような気がして。
初めて英語をちゃんと勉強する中学1年生からすると、
エレファントって長いしPHだし難しいなって思った印象がありまして。
だいたい最初はそう思うんじゃないかな、Fを知っていれば。
Fの単語もすでにいっぱい習っていれば、
なんでPHなんだろうみたいなところですよね。
その謎についての記事ということで、
これ驚くのが中英語。
中英語だと、これ図にもなっているんで、
皆さんぜひ記事の方を見ていただければと思うんですが、
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これFなんですよね。
なんでものすごくそっちの方がストレート、わかりやすい。
覚えやすいですね。発音に沿った。
沿ってますよね。1文字だし。
PHだと、なんでPHかわからないし、しかも2文字だしとか。
いいことあるんですかっていうことなんですが、
これいいことあると思っちゃった人がいるんですよね。
中英語の後の時代。
およそ16世紀頃の話になるんですけれども、
16世紀というとルネサンスの時代にもあたって、
ラテン語とかギリシャ語とか古典にとても興味が持っていかれた時代で、
学者をはじめかなりラテン語を熱心に研究する人がいたんですね。
このエレファントという単語の語源は何なんだろうという問いに直面して調べていくと、
どうもそれがラテン語、あるいはギリシャ語であると。
そのエレファントのラテン語はどんなスペルだったかというと、
PHで綴られていた。
じゃあこれは英語もFじゃなくてPHにしなければと思ってしまった。
真似ですね。猿真似?猿真似っていうことでいいのかな。
なるほど。難しい方にというか直感的に分かりにくい方に猿真似しちゃったということですよね。
だけど簡単な方に猿真似してもやっぱりあれですかね、意味がないというか。
要するに異心を見せたいわけですよね。
ちょっと難しい形にしてすごいだろということですよね。
簡単にはならないのかなこの猿真似形は。
憧れ。憧れだからちょっとひねってないと。
カッコつけたい。カッコつけですから。
カッコつけですよね。
これエレファントだけじゃなくてドルフィンも同じってことですか。
ドルフィンも元をたどるとラテン語が綺麗になっていて、
やはり負の音がPHで綴られていたことが由来となっています。
じゃあこういうのばっかりなんですかね。
PHは確かにすぐ出てこないですけどいっぱいありますよね。
よくフィザリックスとか、
あの辺はそもそもが難しい物理学という分野で硬いですよね。
エレファントとかドルフィンはむしろ柔らかい。
という感じなのでありますけどね。
そういうのがあるわけですよね。
他に挙げられているサーモンとファルコンですね。
これはサーモンというのは鮭ですよね。魚のね。
それからファルコンというのがハヤブサですかね。
これはPH問題ではない。
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こちらはLの問題。
これL問題。
サーモンはLは発音しないんですけれどもスペルの中に発音しないLが入っています。
サーモンもファルコンもやっぱりラテン語が語源になっていて
そのラテン語の方にLの文字が含まれていたので
どちらもLで綴るようになったんですけれども
発音の方がサーモンの方はLは発音しないものが定着したんですけど
ファルコンの方はLを発音するものが定着してしまった。
なるほどね。これは厄介ですね。
サーモンなんでLあるんだろうとか確かに思いましたけどね。
Lって結構ありますかね。
ハーフとか。
L読まないのは。
結構あるよね。トークとかもそうか。
読まないのに入っているよみたいのはある意味もう慣れちゃってる。
慣れちゃってるんだけど
ファルコンは読むわけだもんね。やっぱりコマあるよね。
統一してほしい。
Lはあるけど絶対読まないんだならそれでいいから
ルールとしてほしいんだけど
もう半分くらいだね。半分以上はわからないけど
そんな感じになってますよね。
じゃあこういうふうにこの16世紀あたりに入れる前の
いわゆる中英語の時代はもっとストレートだったんですね。すべてが。
ただ中英語と一口に言ってしまっても
ラテン語ではなくて発音通りのスペル
例えばサーモンだったらLのないスペルももちろんあったんですけれども
ただ一応中英語の時代にもL入りのスペルも
知らんとはもう出てきている。
一口に中英語は発音通りで
16世紀はラテン語っぽい続いてとは明確には区切れないんですけれども
ただ傾向としては中英語の方がより発音通りのスペルだったということは言えそうです。
するともう今の英語の続い字っていうのは
時にめちゃくちゃとかカオスって言われることはありますが
中英語は今より良かったとはいえ
その頃から完璧ではなかった感じがするわけですよね。
むしろ標準っていうこれが正解ってものがなかっただけに
中英語はよりカオスというかいろんなスペルの続き方があったのかもしれません。
今はこれでもマシなのかもしれないですね。
歴史を振り返ると
このあたりの話題
寺澤さんのまさにどんぴしゃりっていう守備範囲の真ん中ぐらいなので
関連する話題はまたいろんな形でお届けしてくれると思います。
寺澤さん今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
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今日の寺澤さんの話題は
英語史の専門用語でいうところの
語源的綴り字
エティモロジカルスペリングに関する話題でした。
まさかスペリングが分かりにくい方向に発展することがあり得るとは
というふうに驚きなんですけれども
むしろこっちの方が多いかもしれないんですよね。
簡単な方向に読みやすい方向に
あるいは綴りやすい方向に変わってくれるならいいんですけれども
そうではなくて見えみたいなものでですね
かえって難しくなってしまうっていう例もあるんだと
こういうことをですね示してもらいました。
このような英語史のちょっとした話題なんですが
非常に印象に残ると思うんですよ。
面白くて。こうした記事内容をですね
集めて英語史新聞というのを毎号を作っています。
この第6号の前にもですね
1号から5号まで3ヶ月に一編出してきました。
KERFのホームページの方に飛んでいただきますと
バックナンバーとしてこちらも閲覧することができるようになっています。
ダウンロードもできるようになっていますので
ぜひですねまだの方はお読みいただければと思います。
このチャプターにKERFホームページへのリンクを貼っておきますので
そちらからアクセスしていただければと思います。
このヘルディオでもですね
毎号を発行されるたびにですね
その発行したことをお知らせする配信会であるとか
今回みたいな対談会ですね。設けています。
この第6号で言いますと808回
英語紙新聞第6号発行という会がありました。
それから820回英語紙新聞第6号編集委員会の楽屋トーク
と題してお話ししています。
808回、820回も関連会ということでですね
こちらも合わせて聞いていただければと思います。
最後に一言、プレミアムリスナー限定配信チャンネル英語字の和
ヘルアのお知らせをさせてください。
毎週火曜日と金曜日の午後6時から
限定リスナーへの有料放送をお届けしています。
今月はですね、昨日の夜最新回をお届けしまして
4回ですかね。もう9月も中旬ということで4回お届けしたことになるんですけれども
今月になってから初めてメンバーに加わられたという方も数名おりまして
少しずつですが、6月にこの新チャンネルオープンしてからですね
拡大してきております。
普段の通常回ではお話ししないような内容をお届けしたり
特別な生放送をオンウェアしたりですね。
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主にヘルかつ英語字活動をですね
英語字を世の中に広げていこうという活動にご支援
くださる皆さんが集まってきている場所ということでですね
コメント欄等もいつもにぎわっております。
ぜひですね、この仲間に加わっていただければと思います。
皆さんプレミアムリスナーになってみませんか。
いつでもお待ちしております。
それでは今日も皆さんにとって良い1日になりますように
ほったりうちがお届けしました。また明日。