#1956. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第33弾
2026-10-07 25:35

#1956. 川上さんの「英語のなぜ5分版」やってます通信 --- 第33弾

【今日のひとこと】

read/read/read 問題,疑問詞の話題,honest の h という頻出テーマを題材に,川上さんと生徒たちの素晴らしいやりとりをお聴きください📻

【ハッシュタグ】

#heldio #hel活 #川上さん #やってます通信 #英語のなぜ

【参照URL】

https://note.com/lsnr_kawakami/n/ndf5c0e30ffb8


▼パーソナリティ、堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ。

- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491

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📕堀田 隆一 『英語史で解く 英文法の謎 --- なぜ「3単現の s」をつけるのか』 NHK出版〈NHK出版新書〉、2026年。

関連情報はワンストップで著者公式特設HPからどうぞ👇

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/lp/nazesantangen/index.html

▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の第20号が公開されています

- 第20号(2026年5月28日):https://note.com/helwa/n/nbcb5d662f7c3

▼2026年2月25日に、一押しの伝説的な教科書が新装復刊されます

📕市河 三喜、松浪 有 『古英語・中英語初歩〈新装復刊〉』 研究社、2026年。

- 本書の公式HPよりどうぞ:https://www.kenkyusha.co.jp/book/b10155519.html

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3. 「#729. なぜ英語を学ばなければならないの? --- 中学生のための英語史」 https://voicy.jp/channel/1950/hzowkzzoaq
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6. 「#1474. ゆる言語学ラジオの『カタルシス英文法』で関係詞の制限用法と非制限用法が話題になり…」 https://voicy.jp/channel/1950/4w2kl8zgfl
7. 「#1607. 英語帝国主義から世界英語へ」 https://voicy.jp/channel/1950/j8ktxr4px3
8. 「#1576. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/xg195k9qdq
9. 「#1581. 歯科医学×英語史 with 無職さん --- 『英語史ライヴ2025』より」 https://voicy.jp/channel/1950/4th1404k03
10. 「#406. 常識は非常識、非常識は常識 --- 私の海外体験の最大の成果」 https://voicy.jp/channel/1950/8q0i86tmgp

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- https://voicy.jp/channel/1950/premium

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00:00
おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
去る6月10日、NHK出版新書、英語史で解く英文法の謎、なぜ三単元のSをつけるのかが発売されました。
発売前増殺がかかりまして、今第2釣りが全国つつ裏裏の書店に並んでおります。大変ご好評いただいております。
英語の語源がミニツクラジオヘルディオ、英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく毎朝6時に配信しています。
本日は2026年10月7日水曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さあ本日はコアリスナーの方が現れてマイクを握っていただく。ヘルディオのマイクを握ってお話しいただくというオープンマイク企画。
こちらもシリーズ化してきたものなんですけれども、今日お聞きいただくコンテンツですね。
最近オープンマイクで大いにご活躍いただいております河上さんです。
県域英語教員、高校で教えられているということで、河上さんといえばですね、最も長く続いているヘルカツシリーズ。
ヘルカツといいますか、授業でそのまま実践されているということなんですけれどもね。
河上さんの英語のなぜ5分版やってます通信第33弾ということでお届けしたいと思います。
長らくこのやってます通信ですね、河上さんから私が資料をいただきまして、私がご紹介するというスタイルをとってきたんですが、
オープンマイク企画も始まったことですし、これから河上さんぜひ一人語りでご本人の口から生徒たちのリアクションも含めてですね、
ご紹介いただくのが良いんではないかということでですね、ご相談申し上げまして、河上さんの一人語り版ですねの、
英語のなぜ5分版やってます通信、こちらが開始されております。今回は第33弾ということで、どんな話題が出てくるのでしょうか。
高校生からの鋭い、しかも素朴な疑問ですね。これ自体も見どころですし、河上さんがどうお答えになるかも見どころですし、
そして何よりもその後の生徒からのフィードバックですね。さらにそれに対して河上さんがどう考えたかというところまでのですね、
03:08
このコミュニケーションのやりとり、往来までがお楽しみいただけるポイント、これがやってます通信の魅力なのかなというふうに私は思っております。
今回もそのあたりの面白さがですね、たっぷり詰まっている回だと思います。
それでは行ってみましょう。河上さんの英語のなぜ5分版やってます通信第33弾です。どうぞお聞きください。
こんにちは。現役高校教師の河上です。
英語のなぜ5分版と題して授業中に生徒の素朴な疑問に答えています。
そして生徒と私がやりとりした様子を英語のなぜ5分版やってます通信として放送でお届けしています。
今回はそのやってます通信第33号になります。
ここでは生徒からの疑問を3つ取り上げて回答しました。
最初、今年度の通算第12問になりますが、生徒の疑問、なぜread, read, readなのですか?
はい、動詞read、読むの活用形の綴り字を思い浮かべてください。
おそらく生徒が発した質問の意図は、発音が異なる、しかしスペリングは3つとも同じ、これはなぜかという趣旨だろうと推察しました。
私の答えです。
readを赤いに譲ったから。
ここでは短い母音を持つ過去形redに絞って説明をしました。
まずは発音です。
過去形redを原形readと比較すると、次の2点の特徴が明らかになります。
一つは母音が短いという点。
もう一つは、過去形なのに語尾が原形と同じredで終わっているという点です。
この2点にはいずれも歴史的な経緯があります。
以前は、過去形も長い母音を持っていました。
さらに語尾もredの音を一つ余計に持っていてredの音が2つ重なっていました。
この余計な分のredの音は、いわば規則的過去形語尾の音です。
06:07
そこから発音が次のように変化していきます。
まずは母音の方が短くなりました。
これは後ろに同じ声音が重なっている場合、前の母音は短くなるという現象でした。
次に、この後ろの重なっていたredも一つになりました。
こうやって現在のように母音が短くかつredは一つという過去形の形になりました。
この過去形の綴り字としてredが定着しなかったわけですが、
その理由は赤いのredとの衝突を避けたのではないか。
そのような説がOED、Oxford English Dictionaryに記載されていました。
それを紹介いたしました。
さあ、この私の答えに対する生徒からの感想です。
1. 先生に聞いてもそういうものだからと言われたことがある。
2. 中学生の時にreadredredの発音を知ってびっくりしたことを思い出した。
3. 綴りが同じだと間違いやすそうだ。
4. 文章を読む時にすぐ区別できないから難しい。redにしてほしい。
5. なぜ綴りを赤いに譲った時に発音を変えなかったのだろう。
6. 綴りが同じなのは簡単で嬉しい。
7. readedでもいいのではないか。
はい、こういった感想をもらっての私のコメントです。
この問いには大変多くの感想が詰まりました。
生徒にとっては長年の謎であったことがわかります。
特に生徒の感想345に表れていますが、
REDを赤いに譲ったという説を知った後でもまだ納得はできていない。
そんな様子が伺えます。
REEDの過去形は原型と発音が違うのだから綴り字でも表してほしい。
そんな苛立ちを感じます。
私もおおむね同じようには正直なところ思っています。
赤いに譲らなくてもよかったのではないか。
09:00
赤いと同じ綴り字で例えばI read booksと書いてあったからといって
私赤い本と読み取られることはないのではないかというふうに思います。
ただしこのREED REDという同じ語の活用形内での綴り字仕様の不統一は
大変面白さがある場所ではないかと思います。
誰が見てもびっくりするというか、誰が見ても不思議を感じる
そんな魅力を持っているのではないかと思います。
生徒の感想7にありますREEDでもいいのではについては
いわばプランCだと思います。
赤いとの衝突を避けているかつREEDの過去形であることも表せるということです。
もしかしたら標準英語ではなく別の方言というところで使われている
存在しているそんな語形なのかもしれません。
なおここで放送しています私の生徒に対するコメントバックについては
すべてではありませんけれども授業内でいくつか実際に返答している
そういうものも含まれています。
次に今年度の通算第13問になりますが
若干複雑になっております。
ここでは1問とカウントする問いの中に小問3つを束ねてみました。
すべて疑問詞に関係する小問でした。
この3つをバラバラに扱うよりもまとめて扱った方が
関連性が見えてくるだろうそう思って一つにまとめてみました。
生徒の疑問
まずは小問Aです。
多くの疑問詞に共通の語頭綴り字WHへの疑問です。
多くの疑問詞は語源的には同じ語根を共有しているからというのが答えになります。
初期はクウで始まっていた疑問詞の語根は変化してフウになりました。
ただ語根という言葉は難しいかもしれないと思いましたので
12:00
日本語の例を紹介しました。
最後の方に戻ります。
音の順番としてはHが先でWが後でした。
初期の頃は綴り字もこの順番で綴られていたのですが
12世紀以降、綴り字の前後の順番が入れ替えられました。
フランス語の綴り字習慣の影響とされています。
ということで私の生徒の小問に対する答えは同じ語根だから。
次に小問のBです。
という疑問です。
理由はあったものがなくなったのです。
ハウは古い時代には他の疑問詞と同様の語頭音を持ち
フウウという発音だったと考えられます。
ところが早い段階で真ん中のWの音が消えました。
語尾にウウウという音があったため
その影響を受けて弱まっていったと考えられています。
その後に現在のハウとなりました。
ここまでの変化を単純化すると
フウウからフウそしてハウとなったということです。
私の答え
Wの後ろにウウウがあったから
最後に小問C
フウウの語頭の綴り字Wをなぜ読まないのかという疑問です。
これは発音されていたものが発音されなくなったのです。
フウウがかつて文字通りWやオウが発音されていた頃から始めます。
フウオウです。
このフウオウの語末のオウがウウに変化しました。
その前にあるWの音の影響で狭い母音になったのです。
ところが変化させた後のウウに影響されて
今度は結果としてWの方が弱まっていきました。
ここまでの変化を単純化すると
フウオウがフウウにそしてフウになったのです。
15:06
私の答え
Wの後ろがウウになったから
こういった私の説明に対する生徒の感想です。
感想1
疑問を見て確かになぜだろうと思った。
感想2
WEREのHは発音しなくてもWEREと区別するのに重要だ。
これちょっと補足しますと
場所を尋ねる疑問詞WEREのHは発音していない。
ただ発音していないからといって
Hを綴り字からなくしてしまうと
B動詞の過去形WEREと同じ綴り字になってしまう。
発音しなくても疑問詞の方にHはあった方が良いという
そういう趣旨の感想です。
感想3
なぜ2のWは発音しないのですか。
こういった感想をもらっての私のコメントです。
まずは3つの小文を束ねたということで
情報量が大変多くなりました。
疑問の関連性を考慮してあえて3つとも取り上げました。
もしかしたら1つ1つ独立させて
そしてその都度同じような説明が重なったとしても
それを時間をかけて伝えた方が
生徒には良かったのかもしれません。
生徒の感想1
疑問を見て確かになぜだろうと思った
2は私も共感します。
3つある小文のどれを指しての感想なのかは
明らかではないのですが
例えば小文Cのように
FUに対する疑問
このような疑問を私は学生の時に抱くことはありませんでした。
今、英語史の知識などに触れてようやく
FUの綴り字と発音の不一致に気づくようになった
というのが正直なところです。
ということは
この不一致、気づかなくても
英語を使う、あるいは英語を習得する上では
別に問題にはなっていない
ということも言えるのかもしれません。
文字と音が乖離していたとしても
綴り字は一定の目的、一定の役割は果たせている
そんなふうにも考えることができます。
生徒の感想2
WhereのHは発音しなくても
わろと区別するのに重要だ
これは考察の深まりが感じられました。
一つの単語にとっては不要かもしれない綴り字は
18:05
他の語の綴り字との関係性という観点から意義がある
そういう認識が感じられます。
また、生徒の感想3
ToのWはどうなんですか?という疑問ですけれども
これはちょうど良い復習になると思い
授業の際も紹介しました。
つまり、ToのWもFooのW同様の音変化をした
そういう側面があるわけです。
それでは最後に今年度の通算第14問になる生徒の疑問です。
なぜHのHは読まないのですか?
これに対する私の答えです。
なぜか復活していないのです。
Hはラテン語に由来して
フランス語を経由して英語に入ってきた語です。
一般にHの発音は
ラテン語の時点で弱くなり
フランス語の時点では
つづり字として書かれてはいても発音されませんでした。
そのような発音されないつづり字Hを持つ語が英語に入ってきました。
ところが英語の方では
時間とともにつづり字にあるHが発音されていくようになりました。
ホスピタルなどの語が
そうやって語頭のHが発音されていきました。
しかしなぜか
いくつかの語については例外的に
Hの音が発音されない、復活していない
その一つがHonestなのです。
生徒の感想です。
英語はフランス語から多く釈用していることがわかった。
この感想をもらっての私のコメントです。
まず生徒の感想にある釈用という語なんですが
これはちょっと記憶が不確かなのですが
私が授業でこの語を使ったかどうか
そして生徒の感想の
紙に書いて提出してもらっているのですが
そこで生徒がこの語を書いてきたのか
場合によっては私が感想をまとめるときに
私の方で手直しをして釈用という語に直したのか
いずれなのか今の時点では申し訳ありませんが
どうだったか正確には思い出せません。
残念ながらこの話題には期待していたほどの感想が集まりませんでした。
期待していたほどのというのは
やはり生徒はつづり字と発音の違い
というところに関心は集まりますので
21:02
これなどはまさにつづり字と発音の違い
乖離という話題ですので
多くの生徒が感想を書いてくるのではないか
わかりやすい話だろうとは思ったのですが
案外集まることはありませんでした。
ただ唯一もらった感想を受けて私が考えましたことは
これまであまり世界史的な出来事に触れてきてはいません。
ですのでそろそろどこかでフランス語の影響
なぜそれがあるのか
なぜそこまで強いのかというようなことに関して
紹介する時期に来ているのかもしれないと考えています。
それでは今回のやってます通信以上で終わりたいと思います。
どうもありがとうございました。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
川上さんの英語のなぜ5分版やってます通信第33弾
ひとりがたり版ということでお聞きいただきました。
いやー今回もですね
よく問われる問題ですね
一つ目と三つ目は特にですね
やっぱりよく問われます
READ RED RED問題
それからHONESTであるとかOURのような
読まないのに書いてあるHの謎ということですね
今日取り上げられた二つ目の疑問詞に関する問題も
やはりたまにですね
聞かれることは私もですね
多いですね大学生からも飛んでくるということで
今回は三つ疑問詞に関しましては小分けにして
さらに三つの話題ということだったんですが
やはり予想通り生徒たちからの反応フィードバック
それを川上さんがどう分析するかという
そのあたりがですね
私にとって本当に一番面白いところですね
なるほどと唸りながら川上さんの解説
今日もですね聞いておりました
この前半のなぜに答えるという部分は
まさに英語史の知識ということですので
私自身もですね繰り返し
同じような答え方をしてきたという経緯がありますので
今回のオープンマイク企画で川上さんが
喋られているところの最も興味深い点は
私にとってはですね
後半の生徒と川上さんの間のやりとり
ケミストリーこのあたりがですね
やっぱり聞き応えあったなという
24:01
そんな感想ですありがとうございました
まだまだこのシリーズはですね
続いていくことになると思います
そもそももう第33弾まで来ているので
完全にですね川上さんはペースをつかまれたと
年度が変わってやり方自体はですね
変わってきたという旨
この一人言い語りを始める際にですね
川上さんもおっしゃっておりましたけれども
やっぱり面白い企画だなというふうに思います
ぜひお聞きのリスナーの皆さんもですね
今回それからシリーズ全体ですね
絵のご感想をいただけますと幸いです
さあ最後に絶賛発売中の新刊書
なぜ三単元目撃マップ企画についてご案内です
全国のリアル書店で本書を見つけましたら
町と書店の名前を添えて
なぜ三単元が置いてありましたよとお知らせください
私がGoogleマップ上にピンを立てていきます
日本地図をなぜ三単元で埋めていき
絵越しをお茶の間に広めていきたい
というのが企画の趣旨です
また独立された方におかれましては
Amazonレビューなど各種のプラットフォームで
本書へのご感想もお寄せいただけますと幸いです
それでは今日も皆さんにとって
良い1日になりますように
絵越し研究者のほったりうちがお届けしました
また明日
25:35

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