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英語の語源が身につくラジオheldio。 英語史をお茶の間に、おもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は、9月18日、月曜日です。
今日の話題は、「delicious, delectable, delightful」です。 この3つ同じ語源ということなんですけれども、他にも語源的に関連する単語はいくつかあります。
今日はこの話題でお届けします。どうぞよろしくお願いいたします。
昨日の日曜日なんですけれども、ヘルディオのリスナーさんたちとですね、X女王でこの話題でやりとりしたんですね。
食べ物、飲み物がおいしい、美味いなという意味としてよく知られています。
よく使うと思うんですけれども、実はですね、香りがいい、かんばしいという意味もありまして、
the delicious perfume, the delicious smell of wineのような言い方もできるんですね。
一般に心地よいという意味でも使われますね。ちょっと硬いと言いますか、文学的な表現になりますが、
the delicious coolness of the morning, a delicioussense of humorのような言い方もあります。
そしてですね、もう一つdelectableという単語があります。
これも味がおいしい、美味だという意味で使われますし、もう少し広くですね、とても良い、素晴らしいというような意味でも使われます。
deliciousと使い方は似てるんですが、もうワンダンク上という感じがしますね。
ということで、だいたいdeliciousと言い換えられるようなコロケーションで用いられるんですけれども、
delectableの方が一歩上、上級、上品という雰囲気が漂っています。
この2つの形容詞は語源的に大いに関係があります。
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いずれもですね、喜びを与えるという意味なんですね。
口に喜びを与えるというのがおいしい食べ物なわけですよね。
喜びといえばdelightという英単語がありますが、これも関連語なんです。
delightそのものを形容詞化するとfulという語尾をつけてdelightfulという形容詞がありますね。
これも喜びに満ちた、愉快なという意味になります。
すべて語源的にも意味的にも関連する形容詞ということになりますが、どんな語根に由来しているのでしょうか。
これは大元はラテン語です。
で、リケレという動詞がありまして、でというのが強めですね。
窃盗字です。
そしてリケレの部分が誘うであるとか罠にかける、誘惑するっていうことですね。
魅了するっていうことにもなりますので、強く魅了するぐらいが原理です。
この動詞に少し変形を加えたのがラテン語のデレクターレという形です。
具体的にどのようにいじったかと言いますと、反復字と呼ばれているちょっとした音の連鎖、これを加えることによって反復の意味を表すということです。
で、リケレ、これが誘うということだとすると、デレクターレ、クッとの部分が反復字なんですけれども、続けて誘う、何度も誘うということで、全体としては強めの意味になりますね。
この反復字、frequentativeと言うんですが、これは色々な形がありまして、
英語で言うとですね、例えばchat、おしゃべりするですね、これにerをつけてchatterとすると、おしゃべりを続けるっていうことになりますね。
他には、sparkに対して、sparkleと最後にle、これ反復字なんですが、これをつけることによって何度もスパークする、これがスパークルということなんですね。
このように様々な反復字があるわけなんですが、今回注目しているラテン語の動詞でリケレから反復字を加えることによってデレクターレという動詞を作ったんですね。
何度も誘惑する、つまり強く魅了するぐらいの意味になり、喜ばせるという意味が発展してきたっていうことなんですね。
この動詞が基本にあります。
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この動詞から形容詞を作る際に、やはり色々な語尾を加えたり、変形を加えたりするんですが、
deliciousというラテン語の形ですね。
これがフランス語に入り、そして1300年ぐらいなんですけれども、中英語にフランス語から入ってきたのがdeliciousという形なんですね。
一方、同じデレクターレという動詞に基づくんですが、また別の形で形容詞を作ったもの、それがデレクタービリスというラテン語の形容詞なんですが、
これがフランス語でデレクターブルを経由して、中英語にdelectableとして入ってきました。
これはdeliciousよりも100年ほど遅れて、1400年ちょっと前ぐらいに英語に入ってきました。
このように同じデレクターレという動詞に基づく2つの形容詞なんですけれども、
ラテン語、フランス語、英語と両方ともが入ってきたんですね。
少し時代を違えて入ってきたんですけれども、形も微妙に違うということで、今の今まで共存しているわけです。
ですが、所詮は同じラテン語動詞に由来するものだということで、意味的には限りなく近いわけですよね。
その上でdelectableの方が1ランク上品、上流というふうに述べたんですけれども、
これはですね、1つにはラテン語の元々の形、デレクターレのクの部分ですね。
Cがクと発音される形できちっと残ってますよね。
それに対してdeliciousの方はシュッという部分が、確かにつづり次条はCなんですが、
ラテン語のクの音からは離れてしまっています。
いわばフランス語化して、さらにフランス語化したシュッという音が英語にも入ってきたということで、
ラテン語の原型からは一歩崩れてるんですね。
それに対してdelectableの方はラテン語の原型を割とよく留めている。
ラテン語風味がより強く感じられるのがdelectableの方なんですね。
ランクの差にこれはですね、微妙に関与してくるだろうと思っています。
つまり見栄えと響きという点でdeliciousはフランス語だけどもdelectableはラテン語という感じがするんですね。
英語から見ればフランス語もラテン語も上位の言語なんですけれども、
その中でのランクというのを考えるとフランス語が下でラテン語が上ということになります。
ですのでレストランなどでoh delicious wineと言いたくなったら一歩上げてですね、
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oh delectable wineと上品さをかもして、語彙の豊かさをかましてあげてください。
さてもう一度ラテン語の動詞delectareに戻りますがこの動詞形はどうなったかといいますと、
フランス語にdeliteという形で継承されました。
これがやはり1200年ぐらいにですね英語に入りましてdeliteとなりました。
これが後のdelightという動詞です。
動詞としては喜ばせるということですよね。
これがそのまま名詞にもなって喜び、歓喜という意味で現在まで生き残っています。
ただですね面白いのはdelightつづり覚えてますでしょうか。
英語でのつづりはdelightなんですね。
つまりdeの後に光明かりのあのlightと同じつづりが使われてるんですよ。
ですがちょっと変なのはですね光明かりあるいは明るいとか軽いという意味のlightってありますけれども、
これは本来の英語であってフランス語とかラテン語ではないんですね語源が。
つまりdelightのlightというのはラテンフランス系ですからどうも勘違いが起こってしまったということなんです。
確かに喜びと光明かり明るいっていうのはイメージとして結びつきやすそうですからね。
ですのでdeプラス光のlight本来語のlightと結びつけられてしまってこんなgh込みのスペリングに変えられてしまったというわけです。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
delicious, delectable, delightful
いずれも喜びを与えるという基本的な意味を共有しています。
少なくとも語源的には共有していますね。
とりわけdelicious, delectableというのは食べ物の美味しさあるいは香りの良さということを表すのによく用いられます。
delightfulは深くは触れませんでしたがこれは喜びに満ちたという文字通りの意味ですね。
楽しい、愉快なというところですね。
a delightful holiday, a delightful little girlのように人の形容にも用いられます。
愉快な感じの良い愛嬌のあるほどの意味ですね。
ラテン語の同一の語感に端を発するわけなんですが
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そこから様々な変形を経て同じ形容詞といってもですね
3つ形が分かれてそして使い方や意味が微妙にちょっとだけ異なるという形で
全てが英語に入ってきている。
英語にはこういう例が非常に多いんですね。
つまり類義語が豊富だという英語の語彙の特徴がとってもよく表れているのが
今日のdelicious, delectable, delightfulこれだと思うんですね。
使い分けとともにぜひ覚えておいてください。
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