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2024-12-01 10:00

heldio #134. 地球46億年の歴史における世界語としての英語

#英語史 #英語学習 #英語教育 #世界語 #リンガフランカ #言語史
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おはようございます。英語の歴史を研究しています、慶應義塾大学の堀田隆一です。
このチャンネルでは、英語の先生もネイティブスピーカーも辞書も答えてくれなかった英語に関する素朴な疑問に、英語史の観点からお答えしてきます。
毎朝6時更新です。ぜひフォローして、新しい英語の見方を養っていただければと思います。
今回取り上げる話題は、地球46億年の歴史における世界語としての英語、という話題です。
なんともスケールの大きい話になってしまいましたけれども、これは現代の21世紀に生きていますと、英語が世界的な言語として非常に有力な、勢力のある言語として認識している、そういう世界に生きているので、
我々次世代B期で英語を過大死する傾向がありますけれども、それを歴史的に見ると、しかも人類史というような小さな話ではなく、地球史、46億年のタイムスパンで考えるとどうなるかということを戯れに考えてみた結果をお知らせしたいと思うんですね。
これもといえば本当は宇宙史とやっても良かったんですが、これだと途方もなくなりますので、せいぜい地球史かな、ぐらいの抑え方です。
ただ、この地球史といっても46億年というふうに想像を絶する長さの時間で、我々想像することは容易ではないので、もうちょっと浅いスパンで考えてみたいと思うんですね。
人類の発生とかそういうレベルぐらいからいきたいと思うんですけれども、いわゆる人類、ホモ族ですね、これが現れたのはいつか。
これもなかなか人類学的にも難しい問題で、新しい化石人骨が出るたびにですね、どんどん時期が早まるということですよね。
例えば私が中学生、高校生だった時の歴史の教科書、世界史の教科書なんかですと、アウストラルピテクスを2、300万年前ということで、これが人類の起源なんて言われてたんですが、今は700、800年前ですか、さらに900万年前とか、それぐらいまでどんどん遡ってるんですよね。
これはホモ、ホニャララっていうふうにホモエレックスとかですね、いろいろあるわけなんですが、いわゆる我々の直系の直接のご先祖様であるホモサピエンスが生まれたのはいつか、これ自体も非常にいろんな議論がありまして、30万年前であるとか50万年前であるとか、
最近の化石人骨のアフリカでの発掘によっては80万年前とか90万年前とか、そういった新説も唱えられてるわけですよね。これは私も専門家ではありませんのでわかりませんが、数十万年前ということで今のところ理解されてるんじゃないかと思うんですね。
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これあまり知られていないのは一般にはですよ。ホモサピエンスというと我々そのものなわけですが、ホモサピエンスの特徴は言葉を話すことである。
例えばネアンデルタール人、これは喋っていたのか喋っていないのかっていうのは、かなり論争になっているわけなんですけれども、非常に簡単なことはあったのではないかと言われてますが、ホモサピエンスの特徴としては喋る、話す人類なんだということが、他の種との違いということでよく言われるんですが、実際にはこのホモサピエンスも長らく喋ってないんですね。
いわゆる言葉、言語というものを操るようになったのはいつからかということで言いますと、ホモサピエンスの歴史の中でもかなり新しい方の時代に属するということですね。
言語の発生がいつかというのも、これ自体も非常に問題含みの様々な論争があるんですが、10万年前なんていうことが言われたりします。他の論者はもうちょっと早いとか遅いとかいうわけですが、ここは厳密を置き去らずに、大体10万年前とかそれぐらいということで理解しておきたいと思うんですね。
ここでホモサピエンスが、いわゆる言語、この場合もちろん話し言葉ですね。話し言葉が発生したというふうに一応仮定しておきましょう。10万年前の話です。
では、10万年前に人類、人間が言葉を喋り出してからですね、ずっと話し言葉の世界ですね。話し言葉だけの言葉というものは続いたんですが、じゃあいつぐらい書き言葉が生まれたかというと、これも様々な議論はありますけれども、
最も遡って、今からせいぜい1万年前、つまり紀元前8000年ぐらいに、メソポタミアの土器のようなものにサイン、言葉と言っていいのかわかりません。書き言葉、文字と言っていいのかわからないんですが、何らかのサイン、印みたいなものが現れたというのが、
さかのぼりゆる最初の段階ですね。これも文字化はよくわからないわけなんですけれども、その後ですね、メソポタミア、エジプトあたりで、今から5000年前ですね、紀元前3000年ぐらいまでには文字と言ってよかろうというものが出始めているということになってますね。
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その後、紀元前1500年、紀元前2000年期の半分ぐらいに、中国、今の中国のある地域では漢字と呼ばれる、後に漢字と呼ばれる文字らしいものが現れてきたということで、エジプト、メソポタミア、インダス文字なんかもありますが、それから漢字というふうに続いて、
その後はだいぶですね、ヒッタイト文字、そしてアメリカ大陸からマヤ文字というのがありますし、古代ペルシャのいわゆるクサビ型の文字ですね、とうとうどんどん出てくることになりますが、どうも本格的に現れたのは、今からざっと5000年ぐらい前ですね、それからということになります。
文字の歴史というのはだから浅いんですよね。つまり10万年前に言葉そのものが始まった、これ話し言葉のことですけれども、そして文字が始まったのはざっと5000年前ということですから、ほんの人類の言葉の歴史の中ではつい最近、話し言葉じゃなくて書き言葉が現れたということになるわけですよ。
これぐらい話し言葉にせよ、さらに書き言葉にしてもですね、ものすごく歴史が浅い。人類の歩みの中でも歴史が浅いわけですから、これを地球46億年という歩みで見ると、とてつもなくですね、最近の出来事。
これは半ば冗談でやってみて計算してみたんですけれども、なかなか教訓的な結果になったので、これをお話ししたいと思うんですね。太陽と地球が生まれた、いわゆる46億年前ぐらいですね、これを1年の一番最初の1月1日の0時0分になぞらえてみた。
そして現代ですね、21世紀の現在を翌年の1月1日というか、その年の終わりの12月31日となぞらえた。つまり、地球が生まれてから現在までを丸1年というふうに計算直すと、人類の誕生とか言語っていうのはどういう位置づけになるかって話なんですね。
まず、太陽と地球が生まれたのが1月1日の0時0分っていうことですね。そして最古の生命が現れるのが、この計算でいくと3月4日ぐらいなんです。
その後ですね、古生代、中生代、新生代と現代に連なるわけですけれども、人類の誕生は、なんと12月31日、つまり大晦日のお昼の12時34分26秒なんですよ。
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そしてホモサピエンスの誕生が12月31日のなんと23時37分08秒。もう年終わっちゃうというところですね。
そして言語の発生が同じ大晦日の当然23時48分34秒ですね。そして陰陽祖父が生まれた時代が12月31日大晦日の23時59分18秒。
そして英語の起源、これ449年っていうことで計算してあるんですが、大晦日の23時59分48秒。そして英語が世界化した近代語記の始まり、1500年と計算しますと、大晦日の23時59分56秒ということですね。
現在まだあと4秒です。非常に教訓的ではないでしょうか。それではまた。
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