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2024-10-30 22:00

#27 WOWOWの10年戦略 / ペンギンダンラムハウスがAI学習拒否 / 週刊ダイヤモンド サブスク

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ゆるく、国内外のニュースや出版に関して解説します。

毎週、Publidiaというニュースレターも出していいます。
https://ayohata.theletter.jp/

<今回のトピック>

文藝春秋とPIVOTのコラボレーション番組「JAPAN FUTURE DISCUSSION」が本日からYouTubeで配信スタート! 初回のゲストは小泉進次郎・自民党選挙対策委員長(株式会社文藝春秋のプレスリリース)

WOWOWとTNLメディアジーングループ、事業提携のお知らせ(株式会社TNLメディアジーン ジャパンのプレスリリース)

10年戦略、 中期経営計画 | IR情報(株式会社WOWOW)

Penguin Random House books now explicitly say ‘no’ to AI training(The Verge)

What Publishers Need To Know About Floor Pricing(AdExchanger)

市販No.1のビジネス経済誌『週刊ダイヤモンド』が「サブスク雑誌」として30年ぶりの大幅リニューアル!(株式会社ダイヤモンド社のプレスリリース)

その他のニュースは、Publida #183で紹介しています。

<出演>
ayohata https://twitter.com/ayohata

<関連情報>

メディア関連ニュースのまとめ|アヨハタ|note

サマリー

今回のポッドキャストでは、WOWOWとTNLメディア・ジーングループの事業提携や、ペンギンランダムハウスがAI学習の利用を拒否したニュースに焦点を当てています。特に、10年戦略に基づくメディアサービスの構造改革と新しい収益創出の試みが話題となっています。また、週刊ダイヤモンドが30年ぶりに大幅リニューアルし、サブスクリプションモデルを導入することが注目されています。これにより、雑誌の販売や顧客との関係性が大きく変わることが予想されています。

00:07
おはようございます。2024年10月30日、水曜日、ayohataです。
この番組、Catalyst by Publidiaは、毎週、国内外のメディア・出版に関するニュースについて、ゆるく解説する番組です。
ということで、今回もCatalyst by Publidiaをお送りしたいと思うんですけど、
今回は、シャープ183 週刊ダイヤモンドサブスク雑誌として、大幅リニューアルで紹介しているリンクなどから、少し話しできればなと思っております。
まずは国内ニュースですが、まず一つ目が、文芸春旬とPivotのコラボレーション番組、Japan Future DiscussionがYouTubeで配信スタートというプレスリリースですね、文春から出ている。
文春という、結構老舗の出版社とPivotというビジネス系メディアのコラボレーション番組が始まりますよというニュースなんですけど、
なんてない感じのコラボレーションな感じはするんですけど、個人的にはとても良い取り組みというか、文春の立場で考えた時にはとても良いなというふうには思っています。
文春オンラインとか文芸春旬とか、比較的紙もデジタルも含めて成功している媒体とは言われているんですけど、やっぱりリーチできている層を考えた時に、
今まで自分たちが届いている客層と違う層を持っているPivotと組んで、コンテンツ的に政治ネタなので文春も得意なところなので、かなり良いコラボレーションかなと、お互いにとって保管し合っている感じの企画だなとは思っています。
結構忘れがちなのが、特に雑誌系のウェブメディアとかだと、ABC協会のPVっていうのが3ヶ月に一度ではして、何億PVとかっていう数字は出てるんですけど、
じゃあそのブランドがどこまで届いているかっていうのは何億っていう数字で結局、PVっていうのはあくまで数字なので、やっぱりどういう年代に届いているかみたいなところっていうのはちゃんと箱を開けてみないと考えなきゃいけないので、
そうした自社のブランド名とかがちゃんと届くような形で動けてるっていうのはとても良い取り組みかなとは思ってますね。
やっぱりそのYahooニュースなり最近だとGoogleのディスカバーというものを経由してアクセス・トラフィックを稼いでいくと、どんどん自社のブランドとかユーザー、読者からするとブランド名というのはとても薄まっていくものなので、こういうのはどんどんやっていって露出していくというのはとても大事なことかなとは思います。
WOWOWの事業提携
国内ニュースもう1本。これもプレスリリースなんですけど、WowWowとTNLメディア・ジーングループ事業提携のお知らせというところで、メディア・ジーンとWowWowが事業提携しますという
双方のメディア事業の成長及び将来的な同時性の高いメディア事業の強度展開に向けて協議を開始しますという協議をのお知らせという感じですね。特に資本業務提携というのは資本ではないですね、普通に業務提携みたいですね。
TNLメディア・ジーンは台湾のメディア・グループとメディア・ジーンが一緒にできたグループで、そことWowWowという感じなんですけど、WowWowといえば先日シンラをカルチャー系のメディアの申請のところのシンラを
直接ではなくてはご会社通じてかな、取得はしているというところで、結構メディア系の事業提携が連続で続いているなという感じはしてますね。
プレスリリースにも書いてるんですけど、2021年5月に策定した長期ビジョン10年戦略及び中期経営計画21年から25年度に基づいて、メディアサービスの構造改革と新サービスの開発による新たな収益の創出を掲げてというところで
いろいろとそういうメディアサービスとかいろんな新しいことをやっていこうというのが、新しいことというか、ちゃんと戦略的にカルチャー・コンテンツ・コミュニティというのをテーマにいろいろとやっていきますというのが
先ほど言ってた10年戦略及び中期経営計画に我々が出しているものに書かれていて、その中に会員を中心に据えてエンターテイメントサービス、メディアサービス、メディアサービスといっても放送とか配信、コミュニティサービス
おそらく神羅とかメディア寺院に関してはコミュニティサービスとメディアサービス寄りのことをやっていくという目論みで買収なり業務提供しているのかなというのは思いますね
コミュニティサービス、じゃあ何やるのかって具体的に言うとファンミーティングとか、あとショッピング、トラベル、交流の場、放送配信とか色々
そこら辺はだいたい抽象的にはなるんだと思うんですけど、そういうこの10年戦略の結構面白いところが
ステートメントの中の途中の言葉なんですけど企業が作ったコンテンツを一方的に届けるだけの時代が終わった、共に参加し共に応援し共に楽しむという
具体的に一方的に届けるだけじゃなくてっていうところを結構定義しているのはなかなか面白いなぁとは思いますね
それだけ危機感があるという形なのかなぁとは個人的には思うんで、ワウワウそうですね、色々とこれからも動きそうな感じなんで
ちょっと興味深い動きだなぁとは個人的には思いました
ペンギンランダムハウスの方針
次、海外、海外のニュースはですね、これはザ・バージとかテック・クランチも書いてるネタで
ペンギンランダムハウスの書籍についてAIトレーニングにNOと明確に書かれているというタイトルで記事を出してるんですけど
ペンギンランダムハウスというのは大手の書籍の出版社ですね
日本にはない、以前はあったけど日本はないんですけど結構アメリカとかインドとかオーストラリアとか結構
世界最大なのかな、かなりでかい出版社ではあります
そこの書籍にAIトレーニング、AI学習についてNOです、許可しませんという
そういう学習用途では使用できませんという明記をしているということが出てますというので
ザ・バージとテック・クランチ、結構そのテクノロジー系の視点でいうと結構ビッグ、驚きのニュースみたいでして
ウェブサイトとかだとロボットテキストというファイルにスクレーピング、AI学習のクローラーを拒否することができるので
ただいろんなクローラーがあるのでこれを全部書かなきゃいけないという地獄のような作業ではあるんですけど
そういう整理はできる。紙の本に明確に学習用途で使わないでくださいというのは
世界初なのかな、わからないんですけどそういうのが結構衝撃的だなとは思いましたね
で、ここはなかなかでも難しいなと思うのが
ウェブサイトもそうなんですけどロボットテキストを無視してスクレーピングをしたりするのとか
クローラーの名前を変えて取得してたりとかいろいろと無法な部分もあったりするので
書籍にそういう学習禁止ということを書いてて、訴訟になった時に有利にはなるんですけど
本当に学習されているかどうかというのもわかんないっていうのはオープンAIだったかな
オープンAIとニューヨークタイムスかなんかが訴訟になった時にニューヨークタイムスが我々のコンテンツというか記事を
学習されてないみたいな感じの揉め事があったんでもう
学習されているのかどうかがわからないみたいなところも出てきてしまうので
挿入することだけが対策なのかというのはとても悩ましいところではあるなぁとは思いますね
ただザ・バーディンは書いてるんですけど
書籍出版社でもオックスフォード大学出版とか他何社かは学術系ですね
AIトレーニングの契約をそのAI企業と提携しているという話もあるので
ペンギンランダムハウスの場合はまあ
いわゆるフィクションとかも多かったりするので
ここはアレルギー反応は作家さんの中でも絶対あるとは思うんですよね
そういう意味ではペンギンランダムハウスの対応としてはまあまあまっとうな対応だとは個人的には思います
広告業界の動向
アドエクスチェンジャーの原題が
What Publishers Need to Know About Floor Pricing っていう記事で
出版社 パブリッシャーがフロアプライス 最低価格について知っておくべきことという記事が
これが結構個人的には面白い話だったので
ウェブサイトの中で広告を張ってるメディアというのはかなり増えてきてるわけなんですけど
ここのアドテックの価格の部分の話ですね
について
これはイベントかなんかで話してた中でのまとめみたいな記事なんですけど
最低価格っていうのは例えばウェブサイトで出ている広告に対して
これはいくら以下では売りません
いくら以上の値付けでオークション競ってくださいみたいなのを決めることができるんですよね
それでその枠の価値を維持するっていうこともできるんですよね
ただあんまり高すぎると買い付けが結局されなくて真っ白にはなるんで
そこのただ上げればいいってわけではないというのはあるんですけど
ここを調整することによって枠自体の価値は上がるが
いろいろと難しいことがあるとこの記事では書かれています
例えば買い付けして送ってくれるSSPっていうところが
最低価格を守らずに買ってるっていう
若干価格決めてるのにそれよりも安い価格で買い付けされるっていうのも若干微妙な感じはするんですけど
そういう話もあったりするという 業者もいるっていうのは言ってました
だからそういう意味ではフラープライスを設定してるから
じゃあ安心かというと定期的な監視は必要だという話のようです
でそれ以外にもフラープライスを設定してそこからどれくらい高い金額付けられるかっていうところの
やっぱり制御の難しさがあって
先日のGoogleの司法省との裁判の中でも話に出てるんですけど
GoogleはGoogleの買い付けよりも前にオークションさせるっていう仕組みがあったりするんですけど
それがある影響でGoogleがいくらで 例えば
5ドル 5ドルで出してた場合でも
その情報を5ドルでここは入札されるっていうのを知ってるから
5ドル1セントみたいななんか刻んで
買い付けてくるとか
そういうGoogleも結構なんかそういう微妙なことをしているみたいな話もあるらしいので
とはいえ最低価格を設定するっていうのはした方がいいみたいなことは書かれてるというところなんですけど
どういう仕組みかと現実的にどういう動きになってるかみたいなのがいろいろと書かれてる
英語の記事ではあるんですけど結構個人的には面白く読めたというか
普段広告枠とかを扱っている担当の人とか
専任でやってる人とかだといいんですけど
おそらく複数のサイト見たりとか 他の業務と刑務でやってると思うんで
まあまあ結構やっぱりこういう今の話みたいなのをチェックしたり調整をしなきゃいけないので
なかなか大変な仕事であるっていうのも理解をした方がいいなっていうのは個人的には思います
最後ちょっと今日長くなってるけど出版系のニュースは
これが一番先週の動きで大きかったなって思ったのが
週刊ダイヤモンドのリニューアル
週刊ダイヤモンドがサブスク雑誌として30年ぶりの大幅リニューアル
もうすでに話題にはなってるんですけど
サブスク雑誌とウェブサイトもうまく連動してやっていきますって話なんですよね
一部の場合ニュースメディアとかが書店での販売をやめるみたいな書き方をしてるんですけど
プレスリリースを見る限り定期購読を前提としたって書いてるんで
若干濁してるんで定期購読専用ですって書いてないので
なんとなくはおそらくキノクニアとか大きい書店で置くんじゃないかなって気がするんですけど
販路はなんか絞りそうな雰囲気は感じてますが
もしかしたらもう完全に定期購読にするかもしれないのかなと思いますね
ダイヤモンド社はなんかもう噂で聞いたんだけど
カスタマーサポートの子会社が持ってるぐらい
直接顧客とのコミュニケーションも取れるような形だったりしてるので
色々と定期購読してる人向けにオンラインの加入も速進
電話で速進したみたいな噂を聞いたんですよね
なので結構かなり戦略的かつ上手い戦術で
ダイヤモンド社、ウィークリーダイヤモンドはやっていくんじゃないのかなと個人的には思うんですよね
やっぱりサブスクに移すってことはほぼ実売の売上になるので
店頭で釣った分が入れれば売上になって戻ってくる分でマイナスになるって話もあるんですけど
変本のことを考えるテーマが減るというか
事業構造が変わってくるんですよね完全に
サブスク中止になるとやっぱり雑誌を吸って入れてみたいなのと
なのでかなり大きな事業転換だとは思うんですよね、これは
個人的には専門誌とかある程度の顧客を抱えてるんだったら本当にこうすべきだし
正直自分のすごい拙い考え方でいくとやっぱり
家で毎週なり毎月雑誌が届いてリビングで読みたい雑誌になってるかっていうのがとても大事だなとは思ってるので
そういう意味でかなり表紙もすごい洗礼さん
なんか綺麗な感じになってるんで
最初見た時若干微妙なんですけどハーバードビジネスレビューかなって思ったぐらいすごいいい感じの表紙だなと思ったので
とっても注目はしてますというとこですね
特にもう雑誌の流通がこれからしんどくなっていくというのはもう見えているので
そういう意味ではこういう転換というのはかなり大きいというか
私はひとつの正解だなぁとは思っているのでちょっと応援はしたいなぁと思ってます
変化する雑誌の流通
はい今日のカタリストはいかがだったでしょうか
本日のトピックで触れたニュースなどは概要欄にリンクをしています
この番組では皆様のコメントやご感想をお待ちしています
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それではカタリストバイパブリディア次回の配信でお会いしましょう
綾畑でした
22:00

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