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スピーカー 1
CATALRADIO SHORTS
バリトンボイスですね。はい、聞かせていきますね。やっぱね、あの前回の本編でさ、いい声を出すためには声帯と
マイクとリバーサイドってことでさ、声帯頑張らせないとなっていうふうに思ったわけですよ。
スピーカー 2
はい、ということでアフタードークでございますけれども、今の話は本編のお便り紹介のコーナーで聞くことができます。
スピーカー 1
最近さ、このショーツがもう本編の補完だってことをさ、もう自分の心の中で暗黙の業界みたいになっちゃって、
はいはいはい。
もう普通にこの歴史のあることを考えずに、こういうふうに本編のことをいきなり振っちゃうのはまずいなって、今思った。
スピーカー 2
いやいやいや、僕がいつもそれを補完してるんで大丈夫ですよ。
スピーカー 1
はい、ありがとう。
特集の開始
スピーカー 2
いやー、始まりました、特集ですけれどもね。これあれだよ、特集、今もうね、6個目の特集ですよ。
スピーカー 1
うわー、大長い旅してきたね、1年かけて。
スピーカー 2
いやほんとよ。
スピーカー 1
語らず2周年目、1発目の特集になるわけね。
スピーカー 2
そうなんですよ、どうですかこの本は。
スピーカー 1
いや、面白いというか、まず読みやすいし、だからKindleで読んでるっていうのがまず新鮮なの。
スピーカー 2
いや、そうなんだよ。なんかね、手元に本があるんじゃなくて、今画面に本があるんだけど、これなんかさ、画面見ながらオンラインでラジオ収録するのに本めちゃくちゃよくない気になる。
スピーカー 1
めっちゃ的してる、言いたいところだけど、俺結局不安だからなんだかんだワードファイルに書き起こしてなってるから、結局いつもと変わんないんだけど。
いやそうね、確かにね。
スピーカー 2
でもね、スマホで読めたりするのは、仕事の合間とかにはチャラっとこう、なんかこんなこと書いてあったなって見えたりするのすごい良いなって思うんだよね。
確かに確かに。いやー今回のテーマなかなかね、このラジオにぴったりなテーマなんじゃないかなと思うけどね。
スピーカー 1
そうだね、本編の方で俺この語らずよ、週一ネガティブケイパビリティっていう風に定義をしたけど、まさにそうじゃない?なんか週1回さ、結局毎回答え出さないじゃん。
出さないね。
ネガティブケイパビリティ道場
スピーカー 1
今では確かにどうなんだろうねっていう風にこう終わってるし、これはネガティブケイパビリティ道場だなっていう風に思っております。
スピーカー 2
そうですね。ネガティブケイパビリティ道場にもう工場変えますか。
スピーカー 1
変えますか。ネガティブケイパビリティ道場の時間がやってまいります。道場ですのはヤバいはずですけど。
工場です。
スピーカー 2
永遠に破れないですかね、しかもネガティブケイパな。
スピーカー 1
そうそう破れませんよ、無敵の道場が。
スピーカー 2
いやー何の話をしてるんだって感じですけどね。これなんかちょっと面白いなと思ったのは、あれだね、この答えを出さないみたいなのはさ、意外と何て言うんだろう、仕事の上でも大事かもしれないねっていうのはちょっと思って。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
気が熟すみたいな言い方をするじゃない。いいタイミングでいい判断をしなければいけないみたいなのがあると思うんだけど、なんか最近そういう感覚ってすごくこう遠い世界のものみたいな感じになってた気がどこかして。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
今決められるものは今決めたらいいでしょとかさ、なるべく早く決めたらいいでしょっていうやっぱマインドにどうしてもなっちゃうなって思ったんだよね。
スピーカー 1
特に日本人はやっぱそうね、明日やろうは馬鹿やろうとかさ、あんまり勤勉だし先延ばしにするなみたいなこと言われたちじゃない。
スピーカー 2
そうねそうねそういうとこもあるし、それからあとなんていうのかな、いつ決めるかみたいなことってそんなに重視されないというかさ。
あーなるほど。
ちょっとあんまりうまいこと言えないけど、ポジティブケーパビリティ的な世界だとさ、条件ABCがあって、Aは何、Bは何、Cは何って揃ったら答え1位に決まるじゃんみたいな多分そういう考え方の世界じゃない。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
それだけじゃないでしょみたいなことなわけでしょ、今回のテーマって。
そうそうそうそう。
それだけじゃないでしょの中には結構いろんな変数が入ってるなと思って、それこそ朝決めるのか夜決めるのかによっても違うよねとかさ。
スピーカー 1
まあ確かにね。
スピーカー 2
そういうことに意識を巡らせてみるっていうことがすごい大事だなっていうのも、ちょっと本流と違うかもしれないけど、これじゃあどう実践に使っていくってことを思い返したときにちょっと感じましたね。
スピーカー 1
コミュニティとか結構職場で会議を開く側の人間になってるから、それをいつどういう会議を開くかによって、会議の中でネガティブケーパビリティをまとえるかどうかっていうのもあるし、そもそも時間をいつするかってこと自体がネガティブケーパビリティの概念を使ってたりするっていう、うまく言えないけど思ってます。
スピーカー 2
それを効率的にやろうとしている時点でポジティブケーパじゃないかと言われたら、まあおっしゃる通りですって感じなんだけど、スタンスというか気持ちの持ち方として、やっぱり一般的に会議を開いて何かを決めるっていう世界の中においては、いかに多く物事を決めれたかとかさ、いかに効率よく結論に至れたかみたいなところがすごく大事だとされがちな世界の。
アジェンダとか書いてね。
そうそう、今日は答え出さないんですよっていう回があってもいいじゃないっていうのがすごく感じましたね。
スピーカー 1
でもさ、ミンティこの間あの和田沙耶の会で、なんか会議?和田沙耶と同じチームの会議なのかな?で、いきなりこうブレインストーミング始めましょう、はいっていう風にやったって言ってる。
スピーカー 2
目的を明かさずに。
スピーカー 1
それとかまさにネガティブケーパビリティだなって。
スピーカー 2
そうね。逆にその状況をね、なんでなんで目的は何とかって聞いてくる人も多分いるだろうからね、人によってはね。それ耐えられないってことね、その場の状況に。
スピーカー 1
だから、会社の人だったりとか病院の人だったりに、ネガティブケーパビリティっていう概念は、一回シェアしてみてもいいのかもね。
スピーカー 2
確かにね、確かに。
スピーカー 1
すごく実践的な概念だ気がする。
スピーカー 2
そうね、これをどう使いこなすかも含めてすごく色々な議論がありそうだ。
スピーカー 1
その議論自体がネガティブケーパビリティをまとえばより良いよね。
スピーカー 2
確かにね。
ある種テーマは僕ら持ってるけど、アジェンダは持ってないじゃん。
毎回これについて解決しようみたいなスタンスでそんなに望んでないじゃない?毎回。
そうだね、問いだけ出して話し合う土台だけ作ってその上で自由に踊るって最初から言ってるしね。
その感覚はもしかしたらすごくネガティブケーパっぽい感覚なのかもしれないし違うかもしれないけど。
スピーカー 1
でもね、踊るってそもそも答えの出る行為じゃなくて、本当に比喩を掘り下げるみたいなものをしてるけど、踊るっていうのは別に答えを出す行為じゃないじゃん。
最初からさ、テーマを決めて山に登るとかさ、頂上を目指そうぜとか言ってるわけじゃなくて、テーマの上で自由に踊ろうぜって俺らが取り決めてる時点で、
スピーカー 2
もうすでに結構ネガティブケーパ的な動きをしてたんだなってことを今振り返ると。
フィギュアスケートとネガティブケイパビリティ
スピーカー 2
なんかその話で全然関係ないけどさ、フィギュアスケートのことをなぜか思い出してさ。
スピーカー 1
フィギュアスケート。
スピーカー 2
フィギュアスケートってさ、すごく芸術点もあるし技術点もあるじゃない。なんかあれすごい不思議なスポーツだよね。
あれはだからネガティブケーパとポジティブケーパが同居してるっていうことか。
ポジティブケーパ的にはさ、やっぱりさ、より難易度の高い技を、より失敗なくミスなく飛んで、っていうことなんだと思うんだけど、
一方でさ、観客をさ、それだけには留まらないなんていうの、その表現だったりとか、この感情だったりとかを同時に感じるわけで、
なんかそういうもののさ、評価とか採点ってすごく難しいよなって思いながら、でもなんかそれが同居してるスポーツもあるなっていうのをちょっと思いながら。
スピーカー 1
なるほどね。そう考えると、芸術って結構ネガティブケーパブリティーなんだなっていう。
スピーカー 2
あーそうだねそうだね。
スピーカー 1
その評価されるっていう観点でも、そのやっぱ図字抜き的な、また図字抜きが背負うけど、いつ答えが出るかわからない、答えが何かわからない中でずっとゲームを続けるって、図字抜きってネガティブケーパゲームじゃんっていう。
スピーカー 2
確かに。また言ってしまいましたね。
また背負わせた図字抜きさんに。図字抜き壊れちゃうよ、背負い込みすぎて。
トランプビリビリですけどね。
でもネガティブケーパビリティー的にはですけれど、図字抜きの時事さえ明かされないんじゃないの?なんだら。
スピーカー 1
そうだね。だから最後に図字がわかってる時点でネガティブケーパじゃないってことだね。
答え合わせだもんね。図字がわかるタイミングがさ。
そうそうそうそう。図字が出るまでの状況はネガティブケーパビリティーだけど、
でもそっか。答えが出るってわかってる時点でネガティブケーパじゃないのか。最後は答えが出るってわかっちゃってるもんね、あのゲーム。
スピーカー 2
そうね。だからもうちょっと戻ると、実はやっぱり系統樹だったりとか進化の概念はすごくネガティブケーパビリティーなんじゃない?
スピーカー 1
そうだね。そりゃそうだ。
スピーカー 2
その中、事前の円卓的な推論が意味をなさないというかさ。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
そうそうそう。この環境界においてはこの特性が強いのではって言って進化する種は一つもないじゃないですか。
だからそれとちょっと近いというか、たまたまひたすら答えの選択肢がわーっとその種の多様性ということによって、
あれは生物種がさ、それぞれの環境に対してちょっと比喩的だけれどもソリューションを出してるわけじゃんね。
その中で、あるものは残るけどあるものは残らないというものが定められてるわけで。
スピーカー 1
すごい今ね、ピンときたんだけどこれちょっとピンときたのに引用が全部機嫌に思い出せないんだけど、
ダーウィンの死の期限の3章で、我々はいつか死ぬっていうことを受け入れることによって、死への恐怖を慰めることができるんだみたいな引用があったのを覚えてる。
スピーカー 2
あった、あった気がする。
進化論とタナトの関連性
スピーカー 1
それって、今回の本で、今回の本の同じような文章を書いてあるところがあって、
ネガティブケイパビリティを獲得することによって、我々はすごく生きやすくなるっていうふうに書いてあったじゃん。
それってそういうことなんじゃないかなっていう。
進化論のそういう系統中みたいなのを理解する。
要は結局自分が強くなるとか自分が弱くなるとかってそういうのは別に進化に何も関係ないんだっていうようなことを理解することによって、
自分がどう上がってもすぐ答えが出るもんじゃないってことを理解することによって生きやすくなる。
要はダーウィンの方ではそういう概念も作れなくなるって書いてあったけど、
なるほどね。
そうかそうか。
結局同じことなんじゃないかなってことが今ふと思った。
スピーカー 2
という話をしながら、僕は今ずっと答えの出ないババ抜きってどういうもんなんだろうって考えてたんだけど、
進化の後に僕らはずっと棚取るって言葉を使って言ってましたけど、
やっぱその死ぬということは答えの出ないババ抜きとすごくアジジ抜きとすごい似てるんじゃない?
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
やっぱり死後の自分が死んだ後世界がどうなったかは永遠に観察できないわけだからさ。
その死ぬ直前、つまりババが何かわかる直前までは生きていることができて経験することができるけど、
その先はわからないみたいなところだ。
実はそのババ抜きの最後、残ってるっぽいよみたいな瞬間で止まるわけじゃん。
スピーカー 1
ミンティーが言ってた棚取りの死に前進する感じの概念。
スピーカー 2
そこまで結局答えがわからないっていうことを僕らは引き受けないといけないし、
その死後の世界を経験しないかもしれないことを引き受けないといけないみたいなことを当時言ってたと思うけど、
それはそうだよねって思うってこと自体が実は結構この概念を獲得できているという状態とちょっと近しいのでは。
スピーカー 1
結局タナトとまた向き合うことになるってことかこれ。
スピーカー 2
タナトそのものというよりはタナト的なものだったりとか、
答えが1位に決まらないものと向き合うってなった時にやっぱりそういうスタンスになるよね。
世代だったりとか死だったりとかさ、結構その僕らが扱うことのできないタイムスパンのものでしか答えと言うべきなのかわからんけど結果が出ないみたいな。
そういうものに立ち向かわないといけないよね。
スピーカー 1
このカタラジオによってどんどんどんどん結果的に自分のタナト、死への恐怖がすごい和らげてる気がする。
スピーカー 2
それ素晴らしい。
素晴らしいのかな。
スピーカー 1
素晴らしいと思う。
これ概念獲得してて、俺は個人的にメメントモリ的な考え方が多い。
メメントモリじゃないな、死に対する恐怖がいつの間にか薄れてって、これずっと死ぬまで続けてれば死ぬときすげー安い感じに死ねるんじゃないかなっていう。
死に全勤ラジオみたいになっちゃったけど。
スピーカー 2
死に全勤ラジオ。
スピーカー 1
死に全勤ラジオみたいになっちゃったけど、そういうことも最近思い始めてる。
スピーカー 2
なるほどな。それはとんでもない紅葉ですね。
スピーカー 1
そう、とんでもない紅葉なの。
時間軸の調整と知識の獲得
スピーカー 2
そうかそうか。でも全体を通じて思ったのは、僕らが物事を考えたりとか感じたりとかする時間軸を調整するみたいなことが少し横たわってるよね、全体を通じて。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
例えば今回のポジティブケーパーベリティにしてもネガティブケーパーベリティにしても、すぐ答えを出すとか早く回答するとか、短い人生とか、そういう短く何か回答が出てしまうものとか、そうじゃなくてそのタイムスパンで回答が出ないものとか。
スピーカー 1
はいはいはいはい。
スピーカー 2
多分それこそ知理的な現象とか天才とかもそうだと思うけどさ、気候変動とかもそうだよね。
分からないもんね。
そうそう分からない。僕らの一つの世帯ではやっぱり答えが分からないみたいな。なんかそういうものとの間の攻め合いみたいな。
そうだね。
なんかそういうテーマがなんとなくある気がしますね。
スピーカー 1
なるほどね。地震とかだってね、何千年後には全部理屈解明して予見できるようになってるかもしれないしね。
スピーカー 2
時間軸を飛ばせば例えばだけど、そういうことで気候変動はさ、すごくミクロに見るからこそ変動がすごく大きな影響を与えているように見えるわけですし、もっと言えば地球ってもの自体だって寿命があるからさ。
そうだね。
地球環境がうぬんとか言ってるけど、そもそもなんか地球なくなるかもしれないみたいな。
スピーカー 1
どのスパンで見るかだけどね。
そうそうそうそう。
スピーカー 2
まあみたいなタイムスパンをこうちょっとさ、切り替えることによってね、なんかよしよしの切りめっちゃ変わるやんみたいな。
スピーカー 1
めちゃくちゃ面白いね。
スピーカー 2
なんかそういうことに確かにこう面白いなと思って進化論とか始めてたなっていうのをなんかすごく思い出す特集かもしれないね。
スピーカー 1
懐かしいね。そういう意味ですごく懐かしいってこと。
スピーカー 2
うん、そうそうそう。
スピーカー 1
だからね、このカタナシの2周年の一発目に、なんか当初の始めた頃のあの気持ちをまたね、立ち返ることができるのがすごくいいんじゃない?
スピーカー 2
うん、確かにね。この概念獲得という角度でここに向かえることがすごく面白い。
スピーカー 1
そうそうそう。いろいろ獲得した上でまたここに戻ってこれてるのはなんか面白いなっていう。
スピーカー 2
いや、いい話だ。
スピーカー 1
いい話だね。
スピーカー 2
はい。じゃあもう特集終わりですね。
スピーカー 1
終わらないよ。終わらないよ。続けましょうよ。
スピーカー 2
はい。ということで、まあ答えを出しに行くわけではないのでね、またちょっと旅をするような感じで続けられればね。
スピーカー 1
はい。旅だね。終わりなき旅だね。
スピーカー 2
はい。そうでしょうね。
はい。ということで、今日はこの辺ですかね。
スピーカー 1
はい。そうですね。
スピーカー 2
はい。ではでは。
スピーカー 1
はい。ではでは。