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ミント
一章はですね
共感に対して包括的な攻撃を仕掛ける章
ということですごいですね
ヤマガミ
攻撃的な章だよね
ミント
ちょっとどういう風に攻撃かけていくのかというところなんですが
ちょっと冒頭でもね触れましたけど
どこか一箇所読むんだったらこの章読むべきだよ
著者のポール・ブリムさんもね
おっしゃってますけれども本書のメッセージと言いますか
肝と言いますか
一番大事なポイントが詰まってる章という風に言えるのかなというところですね
どうですか読んでみての印象ですけれど
一旦内容に触れる前に
印象論
ヤマガミ
いやー面白いというかやっぱり
なるほど共感をこういう風に攻撃を仕掛けていくのかっていうのが
もう読み始めからいきなり感じるよね
ミント
はいはいなるほどね
ヤマガミ
裕福すぎ痩せすぎがないように
共感力高すぎっていうのもないっていう風に
ミント
ああ言ってましたね
皆さん面白いよね言い方だよね
ヤマガミ
そうそうそう
だから多くの人は共感っていうのは絶対的な善の感情だから考えてますよって
裕福も善でしょみたいな共感も善でしょって同じような感情だよっていう風に
考えてるいやいや違うよって怒りとか称賛とかみたいに
共感にも長所と短所があるそういう感情ですよっていう風な
攻撃のジャブを打ってきた最初
ミント
確かにね確かにね
なんか僕もパッと読んでみての印象としては
前回も同じような話題になりましたけど
やっぱすごく誤解されやすいテーマなんだろうなっていうところが
ちょっと伺い知ることができるかなと思ってて
なんとなく随所に著者の苦悩が見えるような章だったんじゃないかなっていうのもね
なんか全体読んでみた印象で
なんかそれこそ僕今本書いてるんですよって言ったらみんな興味持ってくれるけど
テーマは反共感論なんだって言うとみんなちょっとこう苦笑されたりとか
ちょっともう笑ってやり過ごされるみたいなので
反共感論を書くことは反子猫論を書くことに近しいみたいなですね
ヤマガミ
子猫っていう絶対的に前に立ってナイフを突き立てるようなことをしてるとか
ミント
そうそう子猫可愛いみたいな世界観に対して
いやいや子猫可愛くねえからって言ってるぐらい極端なことをやってるんだみたいな
そういう自覚はあるんだよっていうのをコメントに出てちょっと可愛いなと思いましたけどね
なんかでもねそういうなんか著者がさ
テーマに望む姿勢みたいなのがポロポロ出てくるところもね
ちょっとあの朱野紀元じゃないですけど
ダーウィンさんの頃をね思い出します
ヤマガミ
この人結構ユーモラスな方だよね語り口だったり
思由が結構なんか結構極めて人間的な側面もある
まあまあ後々出てくるけどいろいろこう
なんかこの人は結構人間的だなって思うところもちょこちょこある
ミント
確かに確かにこの人が共感しない人が消しそうじゃないんだよね
ヤマガミ
そうだよね
ミント
おそらく人のことをすごく理解しようとするタイプ
共感もしてるんだと思うけどだからこそというかね
この目についた
ヤマガミ
その人が書くこの反共感が
ミント
とこなんだろうね
というところでちょっとざっくりした印象から入りましたけれども
せっかくゆっくり読んでいくんで
まず最初に確認したいのが
著者の目的というとちょっと大げさかもしれないですけど
著者はこの本を通じて
あるいはこの本にとどまらずね
彼が研究活動を通じて何をしたいと思っているのか
っていう話題が実はバコーンと書いてあるので
それをまずシェアするのがよろしいかなと
いうところなんですがすごく端的に現れている意地を張って
著者は世界をより良い場所にしたいのだというわけですね
ヤマガミ
理想主義者だねすごい