ドンペン君の謎
はい、バーニング大家のアウトプット読書術、本日の一冊は
ドンキにはなぜペンギンがいるのか🐧
こちらの一冊を紹介させていただきます。
書者は谷頭和希氏。
1997年生まれ、早稲田大学文化構想学部卒業後、早稲田大学教育学術院国語教育専攻に在籍。
デイリーポータルZ、おもころ、散歩などのウェブメディアにチェーンストア、テーマパーク、都市についての言行を執筆されているライターさんでございます。
タイトルめっちゃ気になってん。
これ、うわぁ、なんでやろって思っちゃって。
これも、著者の谷頭さんの思うがままでしょうね。
なんでペンギンなん?
ドンキありとあらゆる揺るがみしましたけど、いますよね。
いろんな都市にいますよね。
ドンキ放てのない繁華街見ないぐらい。
もう外国人観光客の多い都市にはドンキありますよね。
そんな印象。
なんでドンペン君なの?っていうね。
ちょっと疑問があったから、この一冊展にとっちゃったわけなんですよね。
これをちょっと深掘りしてみましょうっていう谷頭さんの意図も組んでみたいなと思いまして。
これね、深い理由があるんですよ。
実はね。
ディスカウントストア、ドンキ放て、通称ドンキ。
これチェーンストアですよね。
いろんなところにチェーン店として出展されているんですが、実はこのチェーンストアっていうのが深いんですよね。
都市論、社会学、建築の観点っていうところから読み解くことができます。
さらに言うと、日本社会とか資本主義との関係っていうことも、これ深掘りすることができるんですよ。
チェーン店のその特にドンキ放てというこのドンキの中でも、
ドンペン君、なぜドンキにペンギンなの?っていうところから探ってみようって。
そんな考察の本です。
店舗の特徴と戦略
早速ね、ここね、掘り下げていきましょう。
なぜペンギンがいるのか。
マスコットドンペン君ね。
これまずの目立たすためじゃないの?って思うところだと思うんですよ。
僕もそう思ったんですけど、あそこにドンキあるわって。
カタカナの黄色でドンって書いてあったりもしますから。
景観関係ないやんみたいな。
そこの景色を、あれ京都のど真ん中には置けないからっていうのはあると思います。
郊外南区とかにはドンキ放てとかありますが、西京区とかにありますけど、
中央ではなかなかね。
もちろんありますよ、京都の河原町とかでも。
あれまたね、都市によってドンキ放てって形が違うんですよね。
それはちょっと後で触れていくんですが、
とにかく目立たすため、あそこにドンキあるよねっていうための目立ち戦略じゃないの?っていうことなんですか。
これまずちょっと探っていきましょう。
遡ります。
1989年に1号店が開業したんですね。
はい、平成元年ですよ。
平成の元号とともにドンキは成長してきたと。
これはもうね、高度経済成長期、どんどんどんどん経済発展していく日本もまだまだ伸びていくよっていうのはそんな段階でしたから、
埋もれたくないっていうね、周りに到達されたくない成長、ここの競争に勝っていくぜっていう強い欲求に基づいて作られたものではないかという、
まずここの推測があるわけですよ。
そしてそこからですね、目立ちたいの印象付けとしてのペンギン。
でもなぜペンギン?
著者の谷頭さん、そこから深く潜っていくんですよね。
レビストロース視点だっていう。
はい、わからん。聞いたことない。
簡単に言うとこの方はフランスを代表する思想家なんですって。
このレビストロースっていうのが、実はこの砂時計っていう形ね、形象、そのものの形がどういう意味を表しているのかっていうのを研究された一文があるんですって。
それで砂時計というこの形が2つの世界、内と外、そして生と死をつなぐ象徴。
これがこの砂時計っていうものは人は連想させるんだよっていうことをその思想の視点でですね、読み解いていた。
で、よく見てください。
どんぺん君、ぼてっと座ってますから腰から下のあたりがどっと、ぼてっと、もう擬音語出てこないですけど、太いですよ。
で、両手広げてるんですよ。上に。
両手広げてて、真ん中くびれてて、下がどしっと構えてる。
この形、砂時計やんけ。
2つの世界、内と外、生と死を司ってるやないか。
めちゃくちゃこじつけやん
うん、あのご自身でも言ってます、これこじつけだよ
でも待って、待って、まだある、まだあるから
サンタ帽かぶってますよね、あのペンギン
あ、確かに、ドンペンくんね
サンタ帽赤い帽子かぶってるんですよ
これは、サンタって何かわかります?
もちろんね、クリスマスにプレゼント持ってきてくれますよね
サンタクロースって実は
死者と生者をつなぐ象徴っていう考え方を元にされてるんですよね
そうなんや
だからもうあれは人間であって人間でないような
もしくは人間なのかな?
でも、生と死をつかさどるような
天国と今のこの現世をつなぐような
そういう幻想的な象徴なんだ
これも共通してるやん
こじつけじゃねえって
でもね、あえて楽しんでみて
さらにちょっともっとここから交差されてくからって
で、ここからね、また奥に入ってくるんですよ
一旦ちょっとペンギンのことはドンペンくん置いておきましょう
このドン・キホーテっていうのは
ジャングル的店舗構造しているっていうふうにおっしゃってるんですね
まあそれはなんとなくわかりますよと
もう中入ったら確かにジャングルのように
360度見回しても上を見上げても商品がたくさん並んでるっていう
この商品が雑多に山積みされているジャングル状の構造
これっていうのは実はしっかりした意味がある
消費者を迷わせて思いもよらない衝動外を誘発させるという
そんな戦略なんですね
これ2階建てのところとかもありますけど
これ階段どこやねんって
上の階を探している間にこんなゾーンに入っていっちゃって
こんなおもろいもあるんやみたいな
目を引くようなポップもたくさんありますから
ここで迷わせるということで
思ってもいなかった購買意欲をかきたてるという
そんな効果がありますよ
そして店舗ごとに展開される商品構成もかなり異なるんですね
例えば東京の池袋西口店では
中国商品が充実しているっていうのがありますと
でこれ実は店舗によって
その店長さんにかなり権限が異常されているんですよね
店長スタッフに権限が異常されているから
うちの店舗はこれを押していきますっていうのが通用するのが
このドンキホーテの経営戦略なんですよ
だから地域のニーズに自由に対応している
その結果かなり多種多様な店舗が生まれているんですよ
っていうことなんですね
ヴィレッジバンガードとの比較
でこれでちょっとさらに踏み込んでいくと
チェーンストアロンっていうのがありまして
これね事例として
ヴィレッジバンガードを例に出されてるんですけど
ヴィレッジバンガードもご存知ですかね
僕も大学時代はヴィレバンヴィレバン用通ってました
でここの違いっていうことに言及されてるんですが
ヴィレッジバンガードっていうのは
要はアコースティックサブカルチャー
ノスタルジーとか
ざっとアメリカ文化を象徴しているんですけども
ヴィレバンっていうのは
理想先行のトップダウン型っていう表現されてるんですね
これヴィレバンってめちゃめちゃ深いファンがいるわけなんですよ
ファンもヴィレバンも毎週のように通っているっていう
ドンキホーテの文化的役割
もう毎日行ってる方もいらっしゃるかもしれないですね
もうあそこでこうふらふらっとね行って
こう本とかこんなのがあるんやって手に取ったやつ
で夢中になるっていう感覚
僕もめっちゃわかりますが
このファンがアルバイトになり
そしてアルバイトが社員になり
そして社員が店長になってっていう
この好きな人がヴィレバンを作っていくんだっていう
このトップダウン型
その理想の形があって
そこからも下げてきて
皆さんここに集まっておいでよっていう形がヴィレバンの特徴
対してドンキホーテっていうのは気合とノリっていうね
もう儲け体がガンって出てるじゃないですか
ドンピンクドーン起こしやすいってやってる
まあそこでこの権限以上っていうのがまた理想的なんですけど
儲け体っていうか
だからそのドンキのファンというよりも
ここを自分が経営することができれば
自分のやりたいようにやれるぜっていう
そこのボトムアップ式
下から上がってくるこの文化なんですよ
こういった違いが実はチェーンストアの中でもあるんですよねっていう
ドンキは単なるその金質化をもたらす資本の機械じゃないんですよ
資本主義の欲望をどんどんどんどん追求していって
あんなにも派手なのに逆にその特筆性から
もう街に受け入れられて
街と融合するっていう多様性
いろんな国の人が出入りしますよね
でもってあれが街にある中で
その文化的な厚みが生まれてくるんですよっていう
ほんまかいなっていうぐらい深い考察をされているんですね
いやーこれねまたねその呼び込み君とかもこうあったりするじゃない
想像力を刺激する
タッタータッタッタンタッタンタッタッタンタッタッタンタッタン
あれまたねー言っちゃう言っちゃうんです
ヤンキーとかそんな若い方もどんどんどんどん集めてくる
外国の方もいれば5年配の方もいらっしゃってる
普通にねサラリーマンしている方が
ちょっと何かこの文房具が足りないなー
の時に寄ってみたりとか
ドンキーってなんでもあるやんっていう感覚もあれば
おやつ買いに来たねもうジャージにサンダルにも
キティちゃんのなんかもう一式こう着飾ったね
ギャルたちが集まってきたりとか
もうそんないろんな人たちがあそこに集まるんですよ
文化の多様性商品も多様性
ドンキーは都市の様々な人たちを引きつける
緩やかな連帯の場となっているよ
これが思い返して砂時計の形
うちとせいせいとしあらゆるところを繋ぐ形になってませんか
サンタクロースが代表するような
死者と生者を繋ぐ象徴っていう
その考え方のこの多様性の象徴としての
はいドンペンくん両手広げてドーン
たまに片手を胸に当ててるやつもあるけど
そりゃ無視して
むちゃくちゃこじつけやん
もうねソウジでねこういうお話が
たくさんこう散りばめられてるんですけど
何を言いたいのか著者は
言うとこれが結論なんです
こんなこじつけも含めてですけど
都市を面白がる目を持ってみて
そして他者に想像させる力を養ってみて
すると世界ってめちゃくちゃ面白いから
これをこの一冊を通しておっしゃってるんですね
面白ない正解かどうかは知らん
本当にドンペンくんを置いた人の
無形のその方針とかは正直わからん
勝手に想像してるでもなんかそれっぽくねって
思うことが面白さやん
もう世の中に色々あふれてるんです
チェーン店ってめっちゃ面白い実は牛丼店だって
松屋とか好き屋とか吉野屋
あれやーつけなあかんルールなのかい
吉野屋なんであれオレンジ色な
なんか意味あるんじゃないの
コンビニたくさんあるけど
ファミリーマートだけ入った瞬間に
たたたたたたんたたたたたんあれなんでなんとかね
なんでもいいのそれなんでなんやろうって
面白がって追求してみて
自分なりの答えを出してっぽいかもって
思うことで世の中楽しんでみようぜっていうのを
提唱するそんな一冊なわけなんです
はい正解かどうかは関係ね
とにかくこれは世の中面白がるための
ヒントを与える一冊でございます
っていうことを述べられています
はいということで皆さんもこれ面白いな
子供たちにこれ何でなのって聞かれたら
一緒に考えてみようかって想像を膨らませてみる
正解かどうかなんてのは大事じゃない
大事なことは考えること想像を巡らせること
そして他者を想像させて納得させるような
そんな文章を作ってって
想像力を掻き立てるここがね面白いからやってみてね
っていうそんな提案の一冊でございました
ということで本日はドンキには
なぜペンギンがいるのか
こちらの一冊を紹介させていただきました
ということで本日もワクワクと楽しく元気に行きましょう
それではまた明日