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はい、バーニング大家のアウトプット読書術
本日の一冊は、サクッとわかるビジネス教養認知バイアス
こちらの一冊を紹介させていただきます。
書者は藤田政博氏
1973年生まれ、神奈川県出身
東京大学法学部卒業
現在は関西大学社会学部の教授
専門は社会心理学法と心理学法社会学
を専攻されている現役教授の方でございます。
認知バイアスって聞いたこと終わりでしょうか?
なんとなくね、聞いたことはあるけど
説明しろと言うと
どういうことやっけなってなるかと思うんですが
まあ1回ねこれね分けて考えてみましょう
認知っていうこと
それはつまり人間がものを見たり聞いたりして
それが何かを知るっていうことなんですよね
なるほどなるほど
そうかそうか
それを2つに分けることができる
まず一つは物理世界の認知
これ簡単に言うと
触れたり触ったりできるようなものですね
五感をフル活用して感じられるもの
ここに今一つのリンゴがあります
リンゴいい匂いするな美味しそうだな
ひんやり冷たいなすべすべしているな
こういうふうに感じるっていうことを
目で見て赤いなとか
これが物理世界の認知です
もう一つが人間関係世界の認知
こういうのがあると
これは友人とか仕事とか家族とか
この人間関係を認識すること
この人仲いいから喋りやすいとか
この人初めての人やな
どんな人かわからないなって
ちょっと距離を置こうとか
つまりこの物理世界においても
人間関係世界においても
五感をフル活用して脳で情報を処理して
行動に結びつけるまでの
まずはその何かを知るっていうことが
認知ですよ
こういうことなんですね
じゃあ一方でバイアスって何かって言うと
バイアスかかってるとか言うよね
潜入感とかそういうことですか
おおむね間違ってないです
バイアスっていう本来の言葉の意味で言うと
傾きあるいは歪みっていう意味なんですね
だから認知バイアスっていうのは
認知と現実が一定の傾向でずれていること
これを表すんですよ
はいそういうことなんです
ここからいくつか認知バイアス
三つ紹介させていただきますね
まず一つ一番有名じゃないかなって言われる
認知バイアスとして
ハロー効果これがあります
なんかそれも名前聞いたことあるけど
何やったっけってなると思うんですよね
ハロー効果っていうのは
例えば高感度の高いタレントが
CMコマーシャルをやってると
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なんかその商品自体すごい好印象だよね
っていうことありませんか
本来のその商品の価値って変わらないはずなんですよ
でも高感度が低い
なんか芸人さんとかがやってるよりも
高感度の高い女優
綺麗な女優さんとかがやって貼る方が
良さそうに見える
食べ物だったら美味しそうに見えるとか
なんかあるじゃないですか
それなんですよ
商品自体の質は何も変わっていないのに
ものが良さそうに見えるっていう
これがハロー効果と呼ばれるもの
本来のものの価値
しっかり捉えてるわけじゃないんですよね
これバイアスかかってるっていう状態なんですよね
これ似たようなもので
SNSっていうのもこのバイアス
歪みがね増強させられてる要因になるんですよと
いいねがいっぱいついてる記事って
すごくよく見えません
いいねがいっぱいついてるとか
評価がすごく高くついてるような商品って
よく見えませんか
こういうことなんですよね
ほんまにいいかどうかは
自分で試してみなきゃわからないよね
これを知っとくことが大事なんですよ
これちょっとハロー効果入ってんちゃうかな
ほんまの価値ってどうなんかなっていうのを
正しく見抜こうっていうことですよね
そして2つ目ネガティビティバイアス
なんとなくネガティブ的なそんな意味ですかね
うんうんその通りなんですよ
これはね人を見た時に
なんか悪いところばっかり行きませんか
なんかあの人はもう顔合わせたら
いつも人の悪口言ってるなぁみたいなこと
でもねちょっと待って冷静に考えてみて
まぁいつも言ってる人そんないないです
10喋ったうちの1ぐらい人の悪口ね
あいつはほんまなんかこんなとこあるで
とかこの間もこんなされたわーとか
いやもうそんな言い方せんでもええやん
みたいなねことをね
いつも悪口言ったあの人いつもじゃないんですよ
10のうちの1だけなんですよ
でもそこがめっちゃ目につくんですよね
これなんでなんでしょう
これは実は人間の本能に関わるっていうことなんですね
どういうことどういうことを
ちょっと深掘りしてみましょうか
人間って集団で生きる生き物ですよね
一人では生きていけないなんて言いますからね
だからその人と協力関係を築けるかどうかっていうのを
判断しなきゃいけないんですよ
だからこのその人と付き合うと
これもしかして社会的な信用自分
失っちゃうんじゃないかなっていうのが
本能のどこかにあると
これ付き合ってしまったらリスク高いぞ
よく言いますよね
10の信頼気づいたとしても
1の失敗で失ってしまうことあるよね
崩れるのは一瞬だなんて言いますよね
それね本能で理解してるんですよ
だから人とパッと会って見た時に
その人の人間性を測る情報として
悪いことって価値が高い情報だから
注目してしまうんですよね
もう一回言いましょうか
悪いところがなぜ目立つのか
その人と協力関係を築けるかどうかの判断に役立つ
価値の高い情報だから悪いところが目立つ
そういうことなんですよね
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知らんかったなぁ
だからこれを知っておけば
ちょっと今ネガティビティバイアスかかってるな
別にこの言葉を知っておく必要ないですけど
これちょっと本間にこの1個を言うと
悪いことが本間にその人を表してるのかなっていうのを
正確に見抜くこれは大事なんじゃないかなと思いますね
はいそして3つ目
スポットライト効果
これも聞けば納得なはずです
なんか自分だけがスポットライト浴びてるように
めっちゃ目立ってる感覚になりませんかっていうこと
例えばじゃあ家に1日出かけてて
帰ってきた時にですよ
うわ服脱いで気づいたけど
これ新品のタグがずっと首元についてたやん
やば恥ずかしい
みんなにも思われてたわ
1日の最初に戻りたい
それ思ってんの意外と自分だけっていうね
荷出し並みが恥ずかしいとかね
さっきトイレ行ってからも次行くまでの
この3時間4時間ぐらいの間に
うわ社会の窓開いてたやん最悪や
誰も気づいてない可能性ありますから
こういうふうに意外と誰も自分には注目してないんだけれども
自分は過度にそこを意識してしまうという
これがスポットライト効果っていうやつですよ
とある実験がありました
自分が恥ずかしいともある有名人の顔が
デカデカと印刷されたもの
どんな人やろう恥ずかしい有名人
っていうか顔がデカデカと印刷されたTシャツ自体
ちょっと恥ずかしいですよね
それを着てある部屋で大勢過ごしました
一定時間過ごしました
その有名人の顔認知されてるって
自分で思った人は45%
絶対みんなこれ見てたから
私のこのTシャツに書いてある人の名前言えるわって
思った人の割合は100人中45人ね
45%
でも実際はその有名人の名前言えた人は25%だったんです
この倍ぐらいの乖離があるわけ
つまりやっぱり人は案外自分のこと見てないっていう
証明のこれは実験ですね
でこれちょっとだけ踏み込んで
人は他人の考えることすべて理解しきれるわけではないんですが
これね小さい子ほど理解できなくて
大人になればなるほど
だんだんと理解できるようになってくる
そういうもんなんですよ
これもとある実験があります
サリーとアンっていうね
これあるんですよ実験がね
小さいお部屋の中にサリーちゃんアンちゃん
どちらも4歳ぐらいだとしましょう
でそこにカゴと箱が置いてある
四角い箱と丸いカゴで
サリーちゃんが丸いカゴの中にボールを入れました
でアンちゃん横にいるんですけど
サリーちゃんボールを入れた
サリーちゃんだけ部屋から出ていきました
はいその後にアンちゃん一人残って
そのボールを丸いカゴから白い
四角い箱に移しました
で部屋を出ていきました
そこで一人戻ってきたサリーちゃん
ボールを探すのに
丸いカゴと四角い箱どっちを探すでしょう
現在四角い箱の中にボール入ってるんです
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でも大人だったらこれ想像できるんですよね
サリーちゃんだって自分で
丸いカゴの方にボール入れて部屋出てるんですよ
だからボール移されたこと知らないんですよ
で後々戻ってきた
はいボール探そうってなったら
当然自分が入れた丸いカゴの方探すよね
わかるじゃないですか
でもこれ4歳から6歳時に聞いたら
四角い箱に入ってるよ
だから四角い箱探すよ
絶対箱箱の中って答えるんですって
だからこれはね想像ができないっていうか
子供は自分が見て知っていることは
他の人も知っていると思い込んでしまう
そういう脳の作りになってるんですって
いや興味深くないですか
いやなかなかねちょっとね
僕もこういう子の触れる機会なかったんで
あの話として入れさせていただきましたけど
基本的にその脳として本能としては
他の人の考えていることっていうのは
人間わからないものなんだ
それを知識とか経験とか情報によって補っていって
脳の発達がしていって
他人の思いを知ることができる
考えることができる
そうやって成長していく生き物なんですよね
っていうことなんですよ
深い
もうねこのね認知バイアスということ
いろんな要素書かれてるんですけれども
今回これ紹介させていただいたのは
結局ね脳の仕組みとか
認知と現実がずれてるっていうことを
自分が知ってるかどうかによって
歩いて対応することができますよね
だから知っとこうぜって
そういうことなんですよ
あれこれ今ちょっと
もう売り切れギリギリやから
これ買うのあかんなーってなってるのは
これバイアスかかってないかなとか
多数決でうわみんなこっち選んでるから
そっちちゃうかって思ってる
いやほんまにそうかなって疑う気持ちとか
ここでしっかり本質を見抜こうっていう
その気持ち大事ですよ
だから知っておくことって大事ですよね
こういうことを伝えたいと思って
本日はサクッとわかるビジネス教養認知バイアス
こちらの1冊を紹介させていただきました
ということで本日もワクワクと
楽しく元気にいきましょう
それではまた明日