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はい、バーニング公演のアウトプット読書術、本日の一冊は、楽観論です。
スパッとしたタイトルですね。こちらの著者は古市憲寿さんですね。
1985年の東京都生まれの社会学者。古市さん、同い年ですね。僕と同じ38歳ですけども、
テレビでコメンテーターとしてよく出られている印象的なんですけど、僕の感覚としては社会を斜めに見るというか、斜に構えたような、そういう切り口で捉える冷めた人っていう印象があるんですよね。
そんな人が捉える楽観論。逆に悲観的なことばっかり言ってるようなイメージがあるんですけれども、
この一冊ね、古市さんの書籍初めて読むんですけど気になって手に取ってみたんですね。
この一冊、要は何を書いているのかっていうところなんですけど、一言で言うならば、楽観論、悲観論、これは両立するっていうことで、真逆やん、それが両立するってどういうこと?
これは、楽観的に生きた方が生きやすいじゃんってことなんですけども、ちょっと間説明抜けてますね。
これを言うんであればね、楽観的な考え方、悲観的な考え方、これっていうのは両立をする、それどういうことかって言うとですね、世の中って悲観的なこと多いじゃないですか。
なんでかっていうと、悲観的な意見を述べている人って、なんかね、頭がよく見えるんです。
こういうことがあるから日本はダメなんだとか、今の政治はこう変えていかなきゃいけないんだ、減税だとか増税だとかいろんな話出てますけども、そういう未来に対する不安、これを煽るようなことを書くと、なんか頭良さそうに見えるんです。
逆に楽観的なことね、先々を見据えてこう良くなっていきますよ、みたいなね、こうなっていくんだよ、だから気にしないでね、みたいなこと言い方もあるんでしょうけども、
やっぱね、みんなね、ホラー映画見るみたいに、なんか悪いことって分かっているのにそっちに惹かれるような風潮があるんですよね。
悪い風に捉えたとしても、結局ね、人ってこの世界で生きていかなきゃいけないんでしょ、だったら楽観的な方が生きやすいじゃん、最初に言ったその言葉に戻ってくるんですよ。
だからこれね、人の生きやすさってことについて、全てのものごとね、これエッセイを集めたような一冊なんですけども、いろんなテーマについて楽観的に捉えていきましょうっていう気軽に読める一冊ですね。
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その中で僕がいくつか気になったテーマを取り上げてお話をしたいなと思います。
さざえさんって変わらないですよね、昔から。いきなりそんな入り?
でもね、書かれてるのは確かになって思うのが、さざえさんってもう50年も前の話なのに時代劇になってないと。
まるで現代の風にアニメで描かれてますけど、スマホとか持ってないじゃないですか。
あれ3世代でね、拡大家族っていうんですか、そこから各家族、そういうのが学校で習った気がするなって思うんですけど、今の時代にはそぐわないように見えるんですけど、
現代のようにアニメとして描かれていて子どもたちも楽しんで見られるっていうのは、これ言い換えるとこの50年、日本のその家庭の形態ってあんまり変わってないんですよね。
確かにな、だって松尾さんとさざえさんもサラリーマンと専業主婦が結婚してっていうこのスタイルもそんなに変わってないし、なんか見れちゃうんですよね。
だからそういう見方をするとですね、今も昔も変わってない。
機関的に捉えるんだったら、もっと成長すべきだったっていう考え方もあるかもしれないですけど、そういう変わらないものを大事にしていける、そういう家庭っていうものを重きを置いているその日本の変わらない価値観っていうものを描かれているから、
それが愛される理由なんだよねっていうことですよね。
日本人はやっぱり家庭を大切にするっていう風潮があるのかなっていうそういう捉え方もできますよね。
年寄りはiPhoneが使えないのか問題。
僕もよく思いますよ、72歳の父親がね、よくiPhoneとか使えないからって聞いてきたりするんですけども、なんで使えへんもん持つなよなんて思ったりすることもあるんですけど、本当にそれって使えないんですか?
そういう問いかけのスタイルで見たことなかったなって思ったんですけど、
実は日本人って器用なんですよ。
三種の神器なんて呼ばれてましたけどね、何だったかはごめんなさい今言えないです。
洗濯板が洗濯機に変わったっていうことだって大確信じゃないですか。
すごいですよ、板でゴシゴシ磨いてたものが洗濯機に変わったんですよ。
それに比べたら柄系がスマホに変わったなんて誤差ぐらいのもんでしかない。
世界で言ったらスマホってむちゃくちゃ普及してるじゃないですか。
データはないけど感覚的に言うとみんなスマホでしょ。
それだけ普及するってことは使いやすいってことなんですよ。
感触、感覚的に使っていけるからスマホっていうのはやりやすい、分かりやすいから広まってるんですよね。
昔ってテレビの録画するにしたって全部何月何日の何時何分から何時何分までの3時間録画とかやってたのが
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Gコードっていうのが現れて一気に楽になったなって。
新聞のテレビ欄に書いてあって数字を入れるだけで録画できる、めっちゃ便利やんって。
思ってた時代あったなって思ったんですけど今はもっとそんなのなくなってるじゃないですか。
Gコードなんて過去の遺産ですよ。
そのぐらいのことに対応できるっていうのは日本人っていうのは実は器用なんです。
じゃあなんで今のお年寄りがiPhoneとか新しいもの使えないのかっていうと
これはメタ認知が原因じゃない。
どういうことかっていうと思い込んでるに過ぎないんです。
お年寄りは古いものが使えない。逆に言うと新しいものは無理っていう思い込みなんじゃないのって。
だからもっと簡単に使えますよ。新しく入ってきたものを簡単に使うことができるよっていう認識を
みんな若い者も含めて取り入れていけばそれが広まればもっと楽に生きていけるんじゃないって。
だって今の世の中こういうスマホもパソコンもですけどSMSもつながってこんな便利な世の中ないですよ。
だから年寄りは古いから考え方が新しいものは使えないっていうその発想を変えればいいんじゃないっていう話ですね。
そしてコロナの時代、このことにも書かれてるんですよ。
2021年に発刊された本なのでタダ中なんですよねコロナの。
政府が発表してるココアっていうアプリ。
言われても僕ピンとこなかったですけど、
必接触のコロナの濃厚接触者が分かる通知アプリ。
なんかあったなそんなんっていう感じなんですけど、
これがなんでそんなに知られてないのか普及してないのかっていうと
アプリを入れるってみんないいことを期待して入れるじゃないですか。
ゲームができるとか電子書籍が読めるとかね。
なんですけどこのココアっていいこと起こらないんです。
何が起こるか感染者と濃厚接触した場合に通知が来るだけ。
つまり悪いことしか起こらないそんなアプリ誰が入れんねんね。
しかも何か誤作動が起こって全然アンドロイド版だけ届かなかったり
そんなトラブルがあったり誰が入れんねんね。
政治家は対局は見えるけど使う人の立場って全然見えてないよねっていう話があるんですって。
確かにそうやな。
ちょっとお金出してでも任天堂のポケモンとかね、
小学館あたりと普及、共同開発をして遊んで楽しめる接触確認アプリみたいなものを
作れなかったのかななんておっしゃってまして確かにその通りやな。
日本人はもう何かカチッとしすぎていてもっと使う側の意識を持つべきですよ。
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もう郵便局のサイトなんて本当使いにくい。
僕は見たことないですけど確かに見ようとも思わないですよね。
でもノルウェーの郵便局めっちゃいいんですよ。
なんでかって開いた瞬間に追跡のコードの入力画面が出てくるんですよ。
日本でそれ見ようと思ったらどんだけ探ってかなあかんみたいなところで
これ使う側の発想っていうのをちゃんと認識しているかどうかって
そういう目線が大事ですよっていうことをおっしゃってますね。
確かにそうですよね。
あとはね最後、英語を話せないっていうのは仕方がない。
何その一般的な話。
これねちょっと分解して言うと英語を話せない日本人、なんでなのか。
使う必要がないからなんですよね。
外国でも第二言語で英語話す国あるじゃないですか。
ドイツだってドイツ語と英語はもうみんなしゃべれるんですよ。
なんでかって言ったらみんな英語を使うからなんですよ。
日本語はもうね日本人は日本語しか使わないから使う必要がないから忘れちゃう。
学校の授業だってねもうみんな忘れてるでしょ。
理科の授業のとかもいろいろあったと思いますけど
パッと出てこないことばっかじゃないですか。
それなんで忘れるかって使わないからなんですよ。
今の時代って知識はねいらない。
覚えることがいらない。
だって調べればわかるから。
それよりもひらめきとかそれこそスマホの使い方みたいなね
こう直感的な部分とかが重要視されていってるんですよねっていう。
だからね覚えるってことよりも
もうそう使わなきゃいけない環境に自分を持っていくとか
社会がそれが変わらない限り
日本人は永遠に英語がしゃべりにくい
そういう人種であることは変わらないよ。
だからしゃべれないことを悲観的に見るんじゃなくて
なんかそれが必要っていう環境になれれば自然にしゃべれるから
そんな気にしないでっていうことを話されてますね。
そうしてですね
この本はすごく3ページぐらいで
一つのテーマが収められているので
すっごく読みやすくて楽しく読める本かなと思いました。
この古石さん
楽観的っていう感覚ではなかったですけど
そうやって物事を捉えた方が生きやすいよねっていう話をされていて
そこに関してはものすごく共感のできる一冊でした。
というわけで明日もワクワクと楽しく元気に過ごしましょう。
それではまた明日。