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はい、バーニング公屋のアウトプット読書術ということで、本日の一冊は
かすり傷も痛かった。 著者は美濃和康介さん
昨日の一冊に引き続いての一冊ですね。 死ぬこと以外かすり傷が、かすり傷も痛かった。
前作のアンサーソング。
深いなぁ。 面白かったですよ、この一冊はね。
前の一冊が厚すぎたっていうところからのこの落差ね。 全部真逆にいくっていうね。
何があったんですか、美濃和さん。 美濃和康介さんの一冊目は、昨日の放送をお聞きいただければと思うんですけどもね。
伝統者の編集者で、2018年に発刊したこの死ぬこと以外かすり傷が14万部以上ものベストセラーになったと。
それと反省と振り返り。 調子に乗ってどん底へ落ちたベストセラー編集者の末路。
そして考えた本当の幸せっていうテーマね。
何があったんですかね、そもそもっていうところで言うと、 2020年女性問題で、まあセクハラだなんだかんだ。
要は女性にそのLINEとか全部ね、やらかしてたことをこう暴露されて、 それでもって、いや俺は間違ってない、異常だ、あいつがおかしなこと言ってる、みたいなことで炎上に炎上を重ね落ちぶれていったと。
いうところですね。分審法を受けて僕の人生はどん底へ。 そして立て続けの痛風、体の不調。
健康は大事ですね。 本当にこれはね、
一言で言うなら、 ありのままをさらけ出している美濃和さんの愛しさを感じられる一冊かなっていうふうに僕は思いましたね。
全部ね、ほんとね、真逆なんですよ。 熱すぎてね、若者に対してはものすごい信者的に思われていたこの美濃和耕介さんね。
オンラインサロンも5000円いくらで、何百人もの方がいらっしゃって、月600万円ぐらいかの収入はあったっていうところからのですよ。
今もあるんですかね、オンラインサロンはね、続けてらっしゃるんでしょうけれども、当時の勢いもなく。
いやー、これね、いろいろと、この本のいいところはね、前のその死ぬこと以外かすり傷の内容もほぼすべて網羅しているんですよ。
だから賞味、この一冊で両方楽しめるんじゃないかなっていうところもあるんですけど、
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ここはね、いろんなテーマで書かれてるんですけど、
何だろうな、やらなかった後悔、やれなかった切なさ、そんなこと感じるぐらいだったら挑戦しようぜっていうのが普通じゃないですか。
いや、でもそれね、やれなかったことすらも愛しいですよねっていう捉え方だったり、
すべては要は自分の捉え方次第なんだなっていうことに改めて気づかされる一冊ですね。
日常って退屈だ。どんどん挑戦しまくって新しい世界を見ていこうぜって言うでしょ。
でもね、新しいことをどんどんチャレンジしていくと、しんどいこともいっぱいあるよと。
三沢さん、歌手デビューとかもね、調子乗ってやってたらしいんですよね。
ラップを披露してっていうのでも、所詮は素人だから、プロに混じってね、舞台に出ていった時にすごいみじめさを感じるですって。
で、練習してる時間がすっごい切なかったと。
だけど自分が編集者として戻ってきた時に、やっぱりね、自分らがもってはやされてたそのフィールドっていうところ、
その居心地の良さとかを感じた時に、なんか自分なんて退屈だ。新しいことどんどんやっていこうぜって言ってたけど、
このホームに戻ってきた時の安心感、退屈だと思っていた日常の幸せ、
当たり前って当たり前じゃないんだなっていうことをね、実感したっていうエピソードとかね。
僕はもうこの中で一つすごい響いたエピソードを一個だけ抽出するとすれば、
サウナで整うっていう感覚あるでしょ。
あれね、僕サウナ以外で整った経験をしたんですよという話をされてたんですけども、
ムーン春風を食らって朝から晩まで酒に溺れていた時があったと。
その時は7月でね、見せ身もないで暑い時期ですよと。
スナックでひたすら酒飲んで、気がついたらもう外で寝てしまってた。
街の中で俺は何をしてるんだって。
財布も持ってなかったからホテルに泊まることもできひんし、どうしようかなって思ってたら、
たまたまね、友達が残してくれて言ってた1万円がポケットから出てきて、
ありがたいなと思って、近所のね、ドーミーイン、安いホテルですよ。
そこに泊まることができたと。
それで風呂にも入りに行ったけど、部屋にタオル忘れてしまった。
ティッシュペーパーで体の水滴をペタペタと吸い取って、
半分濡れた体で部屋に戻ったら、部屋番号忘れてしまった。
どうしようかなと思って、順番にカードキーを当てていって、
赤いランプがずっと点くけど、やっと緑のランプ点いたら中に入れたわと思って。
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でもなんか酒も冷めへんし、2度寝する気にもなれへんしと思って。
でもさっさとチェックアウトしてね、暑い日差しの中を歩いていたら、
眩しいなと思って、たまたまポケットに入ってた1000円のサングラスでね、
かけて歩いたけど、なんか目の前真っ暗やで。
で、コンビニで買ったビール持って公園に座って、
暑いな、頭ぐるぐるするわ、このまま頭おかしになるかもしれんなと思ってて、
体が軽くなって、自分を高い位置から見下ろした時に、
あれだけ自分が積み重ねてきたもの、思い込んでたものが虚像やったんだなと。
なんか中身のないもんやったなっていうことを思った時に、
今こうやって熱にうだされて公園で座り込んでいる、これが自分なんだなと。
いうことを思い知って、初めて心が整いました。
そんなこと書かれてるんですけどね。
いやー、なんかもうこのエピソードが全てを物語ってるな、なんてことも思うんですけどね。
勢いのある人生、大事ですよ。
走れる時には走ればいいんですよ。
で、新しい世界を見ていく仲間が増えて、
そしてやりたいことがどんどんどんどん広がっていく、
僕もいつも言ってるんですけど、自分の枠が広がる時にこそワクワクを感じるんだって。
それこそが人生でしょって。
そういう上り上司の時もありますよ。
でも、たまには休んだっていいでしょう。
一心不乱に頑張る時があれば、少し休む時があってもいいじゃない。
ぶれながら、矛盾しながら、みっともなく生きていく。
こういう生き方もいいですよねっていう、いや向き合ってますね。
打ちのめされてるなって思いますよ。
本当にこれまで駆け抜けてきたスピード感のある人生ね。
そう、スピードは勝負だっていうのは仕事には絶対言えることらしいんですけど、
そこについてくる結果は本当に自分の実力なの?
思った時に、大概はその時の運とか、周りの支えっていうものが本当で、
自分の力っていうのは大したことないんですよっていうのを、
このね、打ちのめされて振り返った時にやっと気づいたんです。
人間ってね、いつまでも若くないんですよ。
体力もすぐなくなるし、こういった他者からの要因によって打ちのめされること、
分収法とかね、健康害される通風とかね、こういうことでどんどん落ちていくこともある。
でもどん底からしか見えない景色もあるんだよって。
成功が全てじゃないって。
なんかそういうのは弱虫が言うセリフやと思ってきたけど、
でもね、なんかずっと人が作ってきた道で競争し続けてたって意味ないよね。
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いうことをね、思われたって書いてるのがやたらとなんかね、響きましたね。
僕もそういう時が来るのかな。
時には休みながら自分なりの生き方をしていきたいなっていうのを改めて考えさせられる一冊でございました。
皆さんもこの前のエピソードね、合わせて読むことができるお得な一冊ですよ。
死ぬこと以外かすり傷からのかすり傷も痛かった。
この一冊ね、味わってみてください。
というわけで、美濃和光介さんの新著、2023年に発刊された本でございました。
というわけで、明日もワクワクと楽しく元気に過ごしていきましょう。
それではまた明日。