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2025-03-09 18:04

令和七年弥生の回『朔人一首6』2

<p>ガチャを回して出てきたお題について語る「文ガチャ」</p><p>今月のお題は「朔人一首」です。</p><p>大河回に引き続き、『光る君へ』をテーマとして、ドラマの登場人物に関する人たちが詠んだ歌から選んでみました。</p><p>諸事情で、朔夜のミスが多いのですが、笑ってお見逃しいただけると助かります。また、番組内で訂正されていないことは、ミスに気づいていない可能性が高いので、そっと教えていただけると嬉しいです。</p><p></p>

サマリー

このエピソードでは、朔人一首の詩を通じて、宇大将美智奈の母や藤原の兼家のロマンティックな背景が紹介されます。また、偽道三師の母を中心に彼女の家族や彼女自身の歌についての考察が行われます。播磨町の道高が歌を読みながら亡くなるシーンが印象的に描かれ、この歌に込められた深い感情が伝わります。さらに、物語の中で不遇な家族の状況や人間関係についても詳しく語られています。

宇大将美智奈の母について
では、2週目です。ここからは、登場人物が出てきます。
なるほど。
今度は、『朔人一首の53番の詩』。
人としては、宇大将美智奈の母です。
宇大将。
この方は有名人ですね。
美智奈の母という名前でお気づきの方が、もしかしたらいらっしゃるかと思いますが、
かげろう日記の作者です。
役者さん、気軽きみえの役者さんとしては、
在禅直美さんが演じていらっしゃいました。
はいはいはいはい。
で、藤原の兼家の第二夫人です。
だから、段田靖典さんがされてましたかね、兼家は。
そうですね。
の第二夫人なので、ちょっと家が違う、道永と別のお家の方で、
美智奈の母とあるんですが、美智奈さんは、上司雄介さんがいらっしゃいました。
で、とても…。
のんびりした感じのキャラクターのね。
本気なお兄ちゃんだからね。
そのお母さんです。
兼家がとても浮気症の人だったようで、
幸せな時間はかなり短かったそうなんですけれど、
その反省を綴ったのがかげろう日記で、
私はこんな恋をしていたのにとか、こんな恨み事があるんだとか、
そんな話がちらちらと出てきます。
はい。
その心情を歌にもなります。
嘆きつつ一人ぬる世のあくるまは、いかに久しきものとかは知る。
現代語訳をすると、
嘆きながら一人で孤独に寝ている夜が明けるまでの時間がどれだけ長いか、
ご存じ?ご存じないでしょうね。という感じです。
なるほどね。まんまですね。かげろう日記のテイストそのまんまっていう感じで。
はい、そうですね。
これも言葉書きがある歌なんですが、
にゅうどうせっしょうまかりたりけるに、
もんをおそくあけければ、
たちはずらいぬといいてはいりはべりければ。とあります。
金家さんが久しぶりに訪ねてきたんですけど、
わざと長く待たせておいたんだそうです。
で、やっと門を開いたら金家が、
待たされて立ちつかれちゃったよーって言いながら入ったと。
それに返した歌。
なるほどね。
それはいいね。パンチが効いてるというか。
お前待ちくたびれたっていうのに比べて、私が待ってるのはっていう感じのことですよね。
簡単に待ちくたびれたとか言うなっていう感じが伝わってきますね。
そうですね。
あ、そうね。
財政直美さんが演じてたキャラクターのイメージともマッチして、
イメージが湧くという人も、僕もそうだし、
お聴きの方でもね、あれのイメージがあれば、
そう思うんじゃないかなって気がしますね。
この歌は今でもちょっとわかりやすい感じがあるかもしれませんね。
悪る間の間が時間っていうところが、知識がないとちょっと勘違いするかもしれないけど、
間が悪いとかいう言い方は今もするから、
その後のいかに久しきで、長さの感じもまた戻ってくるので、
物とかは知るっていうところは、あんまり現代語では使わない言いましたけど、
でも全体を通してみると、ほぼほぼ意味が現代でも、
現代語訳をしなくても割とそのまま読めるし、価値観的にもわかりやすい。
そうですね。
偽道三師の母と歌の考察
読む方で難しいのは、「ひとりぬるよ。」
ぬるって書いてぬるって読むんですけどね。
そのぐらいですよね。
昔ね、80年代ぐらいとかに不倫語テーマにしたような歌とかがあったりしたんですよね。
ありましたね。
恋に落ちてとか、もっと90年代に入ると大黒牧とかが歌ってたような気がしないでもないですけど、
ちょっとパッとは思いつかないですけど、なんかああいう感じが出ますよね。
そうですね、確かに。
現代の不倫みたいな法的にというか、民事的に問題があるっていう価値観ではないにしろ、
やっぱり第二夫人的なポジションの不遇差っていうのは、
現代の理に感情はダメにしても、いわゆる不倫の関係にある女性とかの感情的には同じことだと思うので、
通じるというか、わかる人はわかるだろうなと思いますよ。
確かに。
そういうし、この立場みたいな知り合いもいないこともないので、
わからんこともないなって、そういう人の話を聞いたりするとね。
そうっすか。
でも本当にわかりやすい。
大黒牧のやつとかは土日は会えないみたいな感じのワードが出てきたりしてる感じとかが、
この感じとちょっと通じるかななんて気もしたり。
そうですね。待つ方はね、っていう感じがしますね。
ある程度待たざるを得ない立場にいるのも、本人もわかってるところがあるじゃないですか。
制裁がいるのわかってる人っていう立場ですもんね。
そうですね。
その辺をね、大黒さんが嫌ったんでしょうしね。
なるほど。
まあまあまあ、確かに先週文の2つよりかはだいぶ現代的といえば現代的かもしれないですね。
はい、そうですね。
はい、では今週の2週目。こちらも女性です。
偽道三師の母。
難しいな。
そうですね。
高階孝子さんと本名にはあります。
藤原道隆さんの奥さん。
道隆の奥さん、はいはいはい。
井浦新さんの役をしていた道隆さんの奥様で、役者さんは板谷裕香さんだったようですね。
息子が小れちか。娘が中宮貞子です。
偽道三師っていうのは、小れちかが順大臣として、打状大臣、左大臣、右大臣と同じ待遇を受けた。
三つの司と同じっていう意味で偽道三師です。
ごめんなさい、偽道はどういう漢字でしたっけ?
人弁に義、義務の。
儀式っていう字ですね。
儀式、はい。に同じで偽道です。
なるほど、三つの司の母。
本名っていうか、高階、高子。
本名は高階。高階家ですね。高いに階段の階。高階です。
名前はどっちもあるんだ。騎士とも高子ともなってますね。
はい、そうですね。貴族の騎で、高子さん。
当時多分騎士さんって呼ばれていたんじゃないでしょうかね。
なるほどね。
貞子も帝師とか。
あ、音読みでね。
はい。だから、光る君を見ていて、貞子さんとか秋子さんって言われるのがすごく違和感があって。
そうですよね。僕も中宮帝師みたいな四字熟語的に覚えてたんで。
そうそうそう、そうなんですよ。
では、歌からいきたいと思います。
忘れじの行く末までは固ければ、今日を限りの命ともがな。
あなたが忘れないと言ってくれたとしても、その約束が将来にわたって続くとは限らないのだから、
一足を限りで命が終わればよいのに。
実はこの歌、光る君へでも出ていました。
道高さんが死のとこに着いたときに、高子さんに、
あなたに初めて会ったのは大理の苗石どころであった、つんと澄ました女子であったと言ったんですけど、
それに対して、道高様は背がお高くて、きらきらと輝く女子でございました。答えました。
道高の歌と亡くなり方
それに対し、道高がこの歌を読んでたんですね。
ああ、そういうパターンだったんだ。
死の間際に、もしかしたら、さっきの道津軟の母の歌も言ってたような気がするんですけど、ちょっと覚えがなくて。
死の間際に歌を読んでたのが何回か続いたので。
そうでしたね。
これはちょっと私、すごく印象的で覚えていて。
歌を読んで、この歌で高子と決めたって言って、亡くなったシーンだったんです。
ああ、なるほど。
この歌は高子はすでに読んでいて、道高も聞いていたか読んだかしていて、それで決めたと。
そうですね。この歌で結婚を決めたよ、という感じでしょうか。
歌そのものは、新古今集に掲載されている歌で、
言葉書には、中間白、道高ですね。
かよいはじめはべりけるころ、とあります。やっぱりその頃の歌で。
なるほどね。はいはいはい。
新婚ほやほや、一番幸せな時期。
当時はかよい婚ですので、ほやほや熱々でも、いつ夫が通ってこなくなってしまうかはわからない。
だからもう今このまま死んでしまいたいなって歌ってるってことですね。
なるほどね。
忘れじのが忘れないよと、ということですかね。
忘れじのは、いつまでもあなたを忘れないよっていう男の言葉。字は打ち消しの一文字同士。
忘れない。忘れないっていうのが、いつまで続くかが難しいから。
はい。行く末までは固ければ。行く末は将来。
将来までずっと変わらないっていうのは固ければ難しいので。
だから今日の、今が幸せだから、今この幸せな時に死んでしまいたい。
積極的に死にたいというよりも、本当のことを言えばこのままこの状態が続けばいいんだけど、それは難しいから、みたいなことですね。
そうですそうです。
そうか、この歌もわかりやすいというか、現代的というか。
さっきと違ってパッと思いつかないんですけど、こういう歌も現代的にもありそうな気がする。
そうなんですよね。技巧とかが全くて痛いほどないんです。
なるほど。和歌としてのテクニカルな要素っていうのが。
テクニックはないけれど、素直に自分の思いを描いてそのままストレートにメッセージとして伝えた。
なるほどね。
あれだな、なんとなくだけど、あの人も読みそう。田原マチさんとかも読みそう、こういう歌。
確かにそうですね。
忘れないよと君は言ったけど、みたいな感じで始まりそう。
これも本当に、この時代らしさっていうのは今日限りの命ともがなは、ちょっと現代的ではないかもしれないんだけど、
直接的に詩を選ぶ感じとかちょっと今風じゃないかもしれないけど、でもちょっとわかる。そういう感情としてわかる。
女子中高生とかが好きそうな感じがします。
一昔前だったら浜崎あゆみとかが歌ってたら、女子高生が喜びそうみたいな。
確かに確かにそうですね。
不遇な家族の物語
そんな気がしました。
ここのお家はね、だんだんと寂れていってしまうお家でも。
そうですね。そうなんですよね。
結構不遇なお家でしたよね、物語の中でも。
この人の息子たちがね、特にね。
娘さんも不遇だけど、娘さんはそれでも一度はというか、一生だけど、味方の妻になってる人だからそんなにだけど、
息子たちはね、生きて不遇になった人たちと。
ジナの方はね、それなりにはいい感じだったけど。
貞子さんもお互い味方と愛し合えたのはいいけど、結構邪魔にされていたというか、
政治的にはこんなになっちゃってさみたいな感じで邪魔にされていて、
これちかはこれちかでまたね、野心ギラギラだけれども。
そうですね。あのドラマは露骨に野心的な人はどんどん滅びていくというか、負けていくというか。
そうですね。
結構顕著でしたね、そういう雰囲気はね。
三華堂とかでもいましたよね、そういう人がね。
三条亭もそうでしたね。
そういう今回は女性の2種でした。
なるほどね、はいはいはい。
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