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2023-10-15 24:57

令和五年神無月の回「六畳半神話体系」3

ガチャを回して出てきたお題について語る「文ガチャ」

今月のお題は「六畳半神話体系」です。


神様がいらっしゃらない神無月。

寂しさを紛らわせるために、日本の神様の話をしてみました。

今週は、オオクニヌシが主役です。

聞き慣れない、聴き馴染みのない言葉が多いと思いますが

秋の夜長にのんびりとお聴きください。

00:17
では、次に行きます。大国主の御子とのお話をしていきます。
大国主、名前がいっぱいありまして、大南寺とか八千穂子、移し国玉などとも呼ばれますが、一番有名なのは大国主でしょ。
日本書紀だと大南寺の方がよく出てくるようです。 だからか、大南寺も死なない名前じゃないなっていうぐらいには。
中津国のずっと神様なので、国津神、国の神、津はひらがなですね。
国の神っていう意味の国津神と言われています。
たくさんの威母兄弟がいました。 こちらは八十の神様ってまとめて、十八人から上で呼ばれています。
大国主の兄弟たちみたいなイメージですね。 そうですね。
大国主が一番末っ子だったので、体も小さくて、お兄ちゃんたちから散々いじめられてしまいました。
これも一つのパターンですね。
ある時ですね、稲葉の国に八神姫というとても美しい人がいるという噂が聞こえてきます。
八祖神たちみんな、じゃあお礼の奥さんにしたいんだって言って、みんなで良さ良さと稲葉の方に向かっていきます。
末っ子の大国主も一緒に行くんですけど、荷物持ちにされてしまいました。
大きな袋を背負っていたので、だんだん遅れて行ってしまいます。
鳥取市のあたりまで行くと、毛皮を剥ぎ取られて丸裸になってしまったウサギに会いました。
さあ知ってるお話が出てきます。 どうしたんだいと聞いてみると、
島の方からこっちの本土に向かってくるのに、サメの背中を渡って行こうと思った。
で、ちょっと騙しちゃったんだと。 お前たちの兄弟と俺のウサギの兄弟とどっちが数が多いか比べてやろう。数えてやるからそこに並べと言って。
島から本土に向かって並ばせ、でぴょんぴょん飛びながら数えて、
03:04
寄せばいいのに最後の一匹のサメの上でウッソだよーってやったので、丸裸にされました。
しかも、しかもです。そこで えーんって泣いているとさっきのヤソガミたちが来ました。
どうしたんだいって話聞いてやられちゃったよって言ったら、じゃあ海の塩水に使って風によく当たれば治るよって言われたんですよ。
そうすると皮膚がひび割れてそれはもう痛くて痛くて。 うーん、嘘ですからね。傷に塩を塗ってるわけですね。そうなんです。
かわいそうだねうちの兄ちゃんたちが申し訳なかった。 今すぐ川の真水で体洗ってきなさい。
近くに生えているガマの方を敷いてそこに寝っ転がっていれば治るよって教えてあげました。
言われた通りにすると白いウサギに戻れました。 これが稲葉の白ウサギのお話です。
あの稲葉の白ウサギの話ってそのサメが出てくるじゃないですか。はいはいはい。
で、えっと
ワニっていう言葉が出てきますよね。はい、出てきますね。 実際にはサメのことを指してるんですけど
あれはその場合のワニっていうのは日本の古語でサメのことがワニって言い方であってるんですかね。
そうですその通りです。 そして今でも中国地方の山の方ではサメのことをワニと呼びます。
ああそうなんだ。はい。
で、いわゆるクロコダイルとかああいう類のトカゲ的なものはもともともちろん日本にはいないし、見たこともなかったので、あれのために作られた言葉ではないんですよね。
だからたぶんジラフのキリンとかももともと東洋の人見たことないやつで
もともとある幻獣の名前を無理に当てたというかね。 そういう経緯なのと同じような形なのかなぁとは思うんですけどね。
ぎょっとしますけどね。そうですね。 山陰地方の方の海の話なのに急にワニって言われて思っちゃうんだけど、実はこういう理由ですっていう。
面白いですね。 今でも山の方に行くとワニ料理っていう看板が出ていて、顔を逆の方がぎょっとされますね。
はいはいはい。まあでもオーストラリアの方とかね、クロコダイル食べるからそういう料理かなって思っちゃいそうですけどね。 そうですよね。全然違う白身のお魚が出てきます。
はい。 実はこのウサギ、ウサギの神様でした。
自分に良くしてくれた大国主に、あいつらはヤガミ姫とは結婚できないから、あなたがヤガミ姫のハートを射止めますよってちゃんと宣言してくれます。
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その通りになりました。 ヤガミ姫はヤソ神たちの求婚を全部蹴り倒しまして、
遅れてきた大国主と結婚すると宣言します。
そうするとまあ腹を立てたのはヤソ神たち。 あいつなんか殺してしまえということで、
オオナムチに向かって、この山に赤いイノシシが出るらしいと。
俺らが上から追い落とすから、下で捕まえてくれよ。 ミスったらぶっ殺すからなとジャイアンのようなことを言って、しょうがないのでね。
大国主はその言葉を信じて待っていました。 そうすると確かに崖の上から真っ赤なものが大きなものが落ちてきます。
これは大きな火を火で炙って真っ赤に焼いてから落としたんですね、わざわざ。
何やってんだと。 これでこの傷で大国主は死んでしまいます。
死んじゃうんだ。 だけどオオナムチのお母さんがその話を聞いて、
わんわん泣きまして、最初の見柱の一人、神結びに、
はい、これが出てきます。息子を生き返らせてくれと訴えました。 ドラゴンボールみたいなこと言ってた。
そうすると薬をもらいます。 貝を粉にして水で溶いた塗り薬をもらって、それを大国主の体に塗ったら生き返りました。
これを見たヤスガミたちは懲りないので、もう一回やったれということで、今度は山に連れ出して、大きな木で罠を作りました。
ここに楔が入っちゃったんだけど、お前取れる?っていうことで、取ったらバチンと挟まれて、また死んでしまいます。
そうすると大国主のお母さんは、今度は自分で生き返らせました。 できるんかいと。
このままだとまた可愛い息子が殺されてしまうと。 イボ兄弟なので、
お母さん、お国主のお母さんは心配して、木の国、今のキイのあたりですかね。
オオヤビコという神様の元に送ります。 ちょっと待って、キイの国ってことは、
09:03
キイの国か。伊勢に結構近いところですよね。 そうですね。
オオヤビコ。
でもやっぱり命は狙われてしまうので、 じゃあどうすればいいかなーって言っていると、
スサノオのところに行けば明暗がやってくれるのではないかというアドバイスをもらいました。
オオヤビコから? はいはい。 また元に戻るの?って思うんですが。
そうだよね、方向としては元に行ったところに戻る感じですね。 そうなんですよ。
で、出雲にいるスサノオのところに行きます。 そうするとそこにいたスサノオの娘、スセリ姫に
会った瞬間、一目惚れをしてしまいました。 そしてもうそのままで結婚しちゃうんですよ。
ひどい。 そうするとスサノオも急に娘を取られた父ですから、
俺の試練を受けやがれということで、試練が始まりますここで。 急なドラゴンボールのような。
まずはヘビがうじゃうじゃいる部屋に寝かせました。 だけどスセリ姫にヘビを払うことができるアイテムをこっそりもらっていて、
無事翌日部屋から生きて出てきたので、 スサノオがあれーと言って、じゃあ今度はこの部屋で寝なさい。
今度はムカデとハチの部屋に案内します。 これもやっぱりそれを避けるアイテムを姫が渡していて、無事に翌日出てきます。
腹が立つスサノオはね、もう殺してしまえということで。 じゃあ今度俺が矢をいるから、この矢を探して拾ってこいと言いました。
音が鳴る矢がナリカブラっていうのがあるんですけど、それを取りに行かせます。 ノッパラにうちの打ちコンなので、それを探しに行ってオロオロしていると、
その野原に火を放ちました。 スサノオが、わお、また火事だと思っていると、
地面からネズミがひょこっと出てきて、洞窟に隠れるようにと教えてくれます。 でなんとかその穴の中に潜り込んで、
助かることができました。 今度はね、助かるアイテムを渡してなかったので、姫の方ももう死んでしまったと思って、葬式の準備してたんですけど、
そこにいるのは元気なお国主。 ということで、2人ともびっくりします。
12:00
最後に、お国主を大広間に連れて行って、 自分の頭に白身がいっぱいいるから取ってくれと言いました。
よく見るとこれが白身じゃなくて、もう金だったんですね。 何やってんの?
だけど、お国主にまた姫がいいアイテムをくれまして、 木の実と赤土を渡します。
その木の実を噛み砕いて赤土と混ぜて、ペッと吐き出すと、 スザノオはこいつムカで食って吐き出してるって勘違いしたんですね。
で、やるじゃーんってすっかり気持ちよくなって寝てしまったんですよ。
そこでその解いている髪の毛を大広間の柱に縛り付けて、
姫を連れて逃げます。
ちゃっかりなぜかスザノオの太刀と弓と天の琴を持って逃げます。
それが元で、その琴が木に擦ってなってしまって、 スザノオが目を覚ましてしまって追いかけてくるんですけど、間に合いませんでした。
よもつ平坂のあたりで、スザノオが大きな声で、 お前が持っていた太刀と弓でヤソ神どもを追い払い、今まではオオオナムチと名乗っていたんですが、オオクニヌシと名乗って、
娘を制裁にして、大きな屋敷を建ててくらせと、 祝いの言葉を述べます。
やっと認めてもらえたということですかね。
そうですね。
なんというか日本っぽい話ですね。
最後は認めて、ちょっと逃げてる人の背中に向かって言ってるような感じで言ってるイメージが想像が湧きますね。
そうですね。
ヤソ神を殺せって言ってるのも面白いですけどね。 スザノオらしいっちゃらしいですけどね。
やっとこの愛妻と生きていけるぞと思ったんですが、平和は続きません。
このオオクニヌシ、大変な女好きでございます。
神様の世界には多いですけどね。
だってそもそも最初のヤガミ姫をもらおうって言って、旅をしていたはずなのに。
ヤガミ姫も最初の妻として結婚し、制裁としてスセリ姫をもらい、さらにいろんな人に粉をかけ。
15:07
この制裁、スセリ姫がとてもとてもヤキモチヤキの方で。
スザノオも血を引いてますからね。
そうなんですよ。
ヤガミ姫も怖がって子供を置いて逃げてしまいました。
かわいそう。
その時に木の股に差し挟まれて置いていったので、キマタガミという名前がついてしまいます。
その子供が。
それからヌナカハ姫という方とも結婚するんですが、しばらくするとスセリ姫のご機嫌がよろしくなく、この人もハブ逃げてしまいますね。
困ってしまった大国主。
しばらく出雲を離れるからじゃあねって馬にまたがったんです。
でもそこでスセリ姫がとてもね気情に振舞います。
行ってらっしゃいと。
でも本当は行ってほしくないんですね。
その乙女心をちょっとわかって。
じゃあ馬を降りて出雲に留まるよと。
ということで大国主はずっとそこからは出雲にいます。
ただし日本全国に180人の子供がいます。
それは時系列的に言うとどういう感じなんだろうね。
どうなっちゃうんでしょうね。
神様のすることですからね。
そうやって中津国を治める神様として大国主が認められていくというか、地位を固めていくというかなっていきます。
そして国を作ろうということでいろいろ旅をしている中で、スクナビコナの神というのに出会います。
聞いたことあるな。
とても小さい神様、一寸帽子のような神様を見つけて。
名前を聞いてもこの人答えないのでみんなに聞いてみたんだけどよくわかんない。
最後に引き返るがカカシなら知ってるだろうって言ったのでカカシに聞くとスクナビコナの神だよと。
この人は高麦原にいる神結びの子供だからと教えてくれました。
最初の三神の神結びの子です。
高麦原に行って神結びに伝えに行きました。息子さん拾いましたよと。
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そうすると間違いなく自分の指の隙間から落ちてしまった我が子だと認めました。
スクナビコナと一緒にあなたが国づくりを進めなさいと認めてくれて
これで明日共に中津国の神を治める人になっていきます。
大国主ってそもそも大国主の親って誰だったんでしたっけ?
大国主の親は、たどっていくとスサノオなんですよ。
たどっていくとってことは間が入る?
間がしばらく入る。ひげおじいちゃんくらいだったかな。
結婚したのは娘なんだよね。もちろん時系列的にはありえないことではないけど。
いずれにせよスサノオの血統なわけだ。
スサノオ自体が高羽原を追い出され、中津国の人としてなっているので、
大国主も中津国の神様、中津国を治める人となります。
やそ神はなんとなく増えたことはしたけど、どうなったんですか?
どうなったんでしょうね。私もそこまで調べてはいなかったんですけど。
一応ね、スサノオからは、「あいったら全部ぶっ倒せ!」みたいな話だったわけですよね。
そうですね。確かやっちゃったんだったかな。遠い記憶ですけど。
なるほど。
そしてもう一人協力者が現れます。
スクナビコナが辞めて常世の国へ行くというシーンがあるので、
たぶん亡くなったのか、いなくなってしまいます。
そこで一人じゃできないんだけど困ったなと思っていると、大物主という神様が現れました。
これも聞いたことある気がします。
この人が私のために宮殿を作って祀ってくれるんだったら、一緒に国づくりしてもいいよと言ってくれます。
これは三羽山の神だと言われます。
三羽山。
大和の国、三羽山。今でいう三羽神社の神様です。
大きい神社なんですね。
三義舎林の林です。
今でも大阪と奈良の境目ぐらいですかね、三羽神社。
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山自体が神様として祀られている。御神体が山なんです。
何か時々聞く話ですね。山自体が。
山そのものの神様ということは、中津国そのものに認められた。
ということで、大物主のおかげでだんだんと地が豊かになり、食べ物も実り、国が潤っていって、国づくりがここで完成しました。
国づくりね。
さっきというか、一周目にチラッと言ってた国づくり。国生みと国づくりは違うよっていう話ですね。
そうですね。中津国の国ができました。
大国の詩よく、袋を持ったおじいちゃんの姿で描かれることもありますね。
あれ、大黒天と…
そうです。
繋がりますよね。
そうなんです。そして大黒様のお隣にネズミがいますね。
いますね。
助けてくれたネズミではないかと言われます。
七福神謎だからね、いろんな意味で。
そうですね。あれはいろんな国の神様が寄り集まって七福神なので。
大黒様はなんとなく恵比寿様と仲良さそうに見えますね。
両方とも日本の神様かな。あれ、どうなったかな。
恵比寿ですからね、そうでしょうね。
そうですね。
そうやってお国主が中津国を治める中、一方その頃高間ヶ原です。
アマテラスが中津国は天の神が治めるべきだと言い始めます。
というわけで、次の週のお話は国譲りです。
これも聞いたことあるな。
そうですね。この事件も聞いたことがあるかと思います。
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