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では、そのアマテラスたちのお話に行きたいと思います。
3人の子供たち、自分が産んだ子供たちに任せて、イザナギが隠居していきました。
ちょっと待って、そもそものところで確認したいのが、イザナギが間に生まれた神様とこの3人というのは、関係性としては繋がりがあったりとかするんですか?
繋がりというような繋がりはあまりないですね。ただ、イザナギから生まれました。
じゃあ、ここからも過去の35柱とかのことは考えなくていいってことですね。
ちょいちょい出てきます。木の木いますけど、あんまり出てきません。
なるほど、わかりました。
ところがですね、スサノオの巫女と一番おっさんっぽい顔はしてるんですけれども。
末っ子ということで、マザコンでわがままです。
マザコンで?
お母さんがいないお母さんに会いたいと言って、泣き喚いて海を治めません。
でもこのスサノオって厳密な意味でイザナミの子ではないですよね。
そうなんですよ。
もしかしたらイザナミのことを言ってるんじゃなくて、母にあたるものがいないこと自体を嘆いてるのかもしれない。
そうかもしれませんね。
でも一応ね、イザナミのいるところへ行きたいっていう言い方はしています。
なるほど、なるほど。で、海を治めないと。
その泣きっぷりがとてつもなく。青い山は枯れ木の山に。川や海は水が枯れ。
島に世界中に泣き声が充満して災難がいすこたま起こります。
でもお前なんかどっか行きなさいって追放されてしまいました。
その追放っていうのも一応高間原から追放されるんですよね。
そういうことですね。
それはアマテラスが治めてるからね。
そうですね。だけど一応海からの追放っていう形になるんですかね。
海を治めるって言ったのに治めないからどっか行きなさい。海から追放。
なるほどね。
じゃあもういいや。もう行っちゃうもん。ママのとこに行くもん。
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でもお姉ちゃんにだけは挨拶していこうと思いました。
高間原に向かいます。
ところがアマテラスの方はこのわがままな弟が自分の国を奪うために来たと勘違いしました。
じゃあ戦いの準備をしなくては。
ということでアマテラスは長い髪を男の人のように見づらい。
耳の横にもこもこになるように結ぶ髪型ですね。
聖徳太子の横にいる二人みたいな。
そうですそうです。
あれをして男装、男の人の格好をして。
マガタマの髪飾りとブレスレットをお守りにして武装して待ち受けます。
スサノオは挨拶に来ただけだって言うんですけどどうしても信じない。
じゃあどうやって証明すればいいんだ。
ということでスサノオが受け位という古代の占いをして神の子供を産んで証明すると言いました。
じゃあやってみろということで。
まずアマテラスがスサノオから剣を借り、その剣を噛み砕いて息を吹き出すと三人の女神が生まれます。
アマテラスが産んだの?
アマテラスがそうです。
スサノオの剣を噛み砕いて三人の女神が生まれました。
スサノオがアマテラスのマガタマを噛み砕いて息を吹き出すと五人の男の神様が生まれます。
アマテラスの方は自分の持ち物、自分のマガタマから男の神が生まれたので自分の勝ちだと思ってたんですね。
だけどスサノオがうまーくここで言い返します。
心優しい女子を産んだ私にタカマガハラを攻める意思なんかないって証明できたじゃないか。
なるほどね。うまいね。
ということで勝利宣言をしました。
これで調子に乗って元気になっちゃって大暴れし始めます。
結局暴れるんだ。
結局暴れます。
イキリ散らかしてるって最近では言うんでしょうかね。
田んぼのアゼを破壊し、水路を埋め、神殿にお仏を撒き散らし。
お仏好きです。
そうなんだよね。割とよくある話ですけどね。
それでもね、受け入れ負けたと思っているのでアマテラスは頑張ってスサノオをかばってたんです。
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なるほど。
ところがさらにいたずらがエスカレートします。
神の国で旗織りをしている着物を織っている小屋に皮を剥いだ馬を放り込みました。
おーすげー。
そうするとそこに勤めていた旗織り名に折れた旗織り機が突き刺さってしまって、ついに死者が現れました。
あーなるほどね。
これが原因ですね最後のね。
これって高間ヶ原で起こっているということ?
そうです。
えー高間ヶ原にいるのはみんな神様?
みんな神様です。
じゃあ今の旗織り名も一応神様なんだ。
そうですね。
あーなるほど。
でこれが最後の原因というか。
原因というか有名な天の岩とのお話に繋がります。
最後にトリガーを引いたという感じで天照が。
さすがにショックを受けてしまって、天の岩宿と呼ばれる岩造りの部屋に隠れてしまいました。
で大きな岩で塞いでも開かないようにしてしまいます。
これ天照この物語的な意味で言うと天照はサノウに対して怒ったというよりも神様が人柱なくなったことを悲しんだショックを受けたっていうニュアンスなんですかね?
そうですねいろんなことにショックを受け。
ショックを受けっていうことの方が怒りというよりもショックでっていう感じ?
ショックでーな感じでしょうかね。
で太陽神の天照が部屋にこもってしまったので高間が原から光が消えます。
地上も真っ暗になってしまいます。
闇夜が続くと植物が育ちません。
なるほど。
どんどん災いも起きるようになってしまいます。
そこで困った神様たちが作戦会議をしました。
この時に一番活躍したのは知恵の神様思いかね。
彼が考えたのがおびき出す作戦ですね。
まずは鶏を集めて泣かせましょう。
そしてヤタの鏡という鏡を作らせました。
はいはい有名ですねこれも。
はい有名ですね。
それからたくさんのマガタマを長く連ねたヤサカニのマガタマを作ります。
そして最後に太玉という神様に作戦の勝敗を占わせました。
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うまくいくぞと。
ということで作戦が実行されます。
とにかくお祭り騒ぎを始めます。
そこの表現としてはですね。
サカキの木に玉飾りと鏡を取り付け、
白い布と青い布をたらし、
これを太玉が御兵として捧げ、
雨の小屋根という神様がのりとを唱えます。
岩宿の扉の横にはこっそりと力持ちの雨の多力を飲み事が隠れています。
なんとかドアを開けてやろうと。
そして雨の渦目という女性の神様が
桶を逆さまに置いて即席ステージを作って、
それをその上に乗ってハイテンションで踊り狂います。
この踊り方がとても凄くて、
服が全部脱げてしまうほど、
神様たちもヤンヤンと大騒ぎです。
胸とかお尻とか性的な部分が出るというのに、
魔を払う効果があったのかなという説もあります。
そうすると、何の騒ぎかしらと言って、
アマテラスがちょびっと覗きますね。
なんだろう、なんだろう、
私がこんなに悲しんでいるのに、
なんでみんなそんなに楽しそうにしているの?
と、ちょこっと出てきて尋ねます。
そうすると雨の渦目が踊りながら、
あなたよりももっと凄い神様がいらっしゃるから、
みんなで喜んで踊っているんです。
誰が来たの?と思って、もうちょっと覗くと、
そこに綺麗な神様がいるんですね。
ただしそれは、鏡に映った自分でした。
本当に素晴らしい神様が来たのかしら?と思って、
アマテラスはもう少し開いて、
体を乗り出しました。
そこで、隠れていた力持ちの神様が、
アマテラスの腕を掴んでまず引っ張り出します。
そして、太玉さんが間髪入れず、
締め縄を入口に張って戻れなくしました。
これでやっと明るくなって、
めでたしめでたし、というのが、
アマテラスの力持ちの神様でした。
明るくなってめでたしめでたし、というのが
天の岩とのお話になります。
タジカラオとかウズメ、もちろんアマテラスはもちろん知ってるし、
タジカラオ、ウズメくらいまでは知ってたし、
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あとヤタの鏡とかも知ってたんですけど、
重い木金とか、雨の小屋根とか太玉とかっていうのは、
全然初耳でしたね。
そうですね。あまり出てこないです。
この中で後でも出てくるのは、
雨のウズメ、タジカラオの巫女と重い金くらいです。
ちょびちょび出てくるんですけどね。
詳しくは出てこないかもしれません。
鏡に映った自分を見て、自分と気づかないっていうパターンは、
キツネか何かが顔に映った自分の持っている肉を羨ましがって、
いう話ありますよね。
ちょっとそれを思い出します。
古典的な偶和っぽい要素ではあるんでしょうね。
鏡自体がまだ珍しい時代に、話自体が生まれてるんでしょうから。
当時の鏡って今みたいに綺麗じゃないですからね。
そうですよね。
本当に余談ですけど、楽王でもあります。江戸時代の話ですけど。
すごい親孝行で褒められて、
殿様から何でも願いを叶えてやるよって言われて、
亡くなった父親に会いたいって言って、
その地域の庄屋さんに大官が聞いたら、
その親孝行の男の人ぐらいの年にもそのお父さんは亡くなってるし、
親子だからよく似てるって言うんで、鏡をあげるんですよ。
鏡を覗くと、亡くなった頃のお父さんみたいな顔が映るから、
お父さんだと思うっていう話が。
その後いろんな話があるんですけどね。
他の人が覗いて、中にいるのが女の人だとか、
いろんなことが展開する楽王があるんですけど。
でもそれが現代観から言うとそんなって思うけど、
鏡っていうもの自体を見たことがないみたいな時代には、
そういうことが話としては作れるっていうのがあったんだなって思います。
へー。あるんですね、鏡にはね。
うん。面白いですけどね。
さあ、これでとりあえずめでたしめでたしなんですけど、
めでたしじゃない人が一人います。
はい。
スサノオですね。
うん。
まず罰金を喰らいます。
そうなんだ。
自分が持っているたくさんの品物は没収されました。
うん。
そしてヒゲと爪を切られます。
あー面白いね。
はい。そして高間賀原から追放です。
そのヒゲと爪っていうのが、たぶん今の人の感覚ではわからない、
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なんかそんな目に合うんだみたいなことなんでしょうな、きっと。
でしょうね。
なんか伸ばしている方が自然だったのかもしれませんね。
そうですね。で、特にヒゲとかは威厳につながるようなこともあるから、
そうですね。
よく日本人は動画に見えるから海外に行くことが多い人は、
ヒゲ生やしたりしがちっていう話もあるから、
恥ずかしい思いをさせられたみたいなことなのかもわからないですね。
そして追い出されて、仕方なく足原の中作りの方へスサノオは行きます。
平たい言い方をすると天界にいられなくなって、
人間界というか地上に降りてきたみたいなイメージですね。
そうですね。
そうするとまたここでね、有名なお話が出てきます。
はい。
はい。スサノオがおろおろとお金もなくいると、
その辺が出雲の国だったんですけれど、今の出雲のところだったんですが、
ある川を見つけます。
川をふと見てみると橋が流れてきました。
ほう。
はい。ということは誰か川上に人がいるな。
はい。ということでそちらの方に向かいます。
はい。
はい。そうすると娘を囲んで泣いている老夫と老母に会いました。
はい。
有名なお話に入っていきますね。
そうですね。
はい。おじいちゃんは、私は大山積み、最初の山の神様ですね。
の息子ですと。
山積みの息子。
はい。あしなづちと申します。
妻の名はてなづち、娘はくしなだと申します。
答えました。
最初のイザナギとイザナミの神海で登場した大山積み、山の神様の息子。
夫婦です。
ごめんなさい。娘の名前は何でしたっけ?
あっ、串奈良姫です。
串奈良姫?
奈、だ、ごめんなさい。串奈良姫。
はい。
はい。
なんでじゃあ泣いているのかと聞くと、この夫婦にはもともと8人の娘がいましたが、
ヤマタノオロチが毎年やってきて娘たちを食べていってしまったと。
また最後の娘が今から食われてしまうんだと、泣いています。
このヤマタノオロチがまたすごい大きな生き物で、目が真っ赤。
一つの体には8つの頭と8つの尻尾。体にはコケやらヒノキやらスギの木まで生えて、体長は谷を8つ、峰を8つ渡るほどに長いと。
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でかいな。
はい。
一瞬、要は怪獣ですねって言おうと思ったけど、怪獣の規模じゃないでかさでしょ?
そうなんですよ。それがにょろにょろしたら大変なことになりますよ。
そのでかさからしたら娘を毎年1人食べるなんて食べてないに等しいですけどね。
そうですよね。
面白いですよね。やっぱり頭の方は8つあるイメージがあるけど、尻尾も8つあるから、胴体だけがくっついてる感じですよね。
胴体が太いか平たいか知らんけど、なんかでかい感じになるんだなぁなんて思いますけどね。
毎年2年生がこの話をして、「え?」って言いながら絵を描くととんでもない化け物が出来上がっていくんですけどね。
まあね、もともと蛇系だから手足がない分余計わけわからんよな。
そうなんですよ。
それを聞いたスサノオが退治するので娘さんを嫁にくれと言い出します。
悪いところはちょっと隠しつつ、俺はアマテラスの弟だから大丈夫だと話をすると、足名淳と手名淳は喜んで娘を差し出しました。
串長姫を串に変えます。
そして自分の髪に刺し、老夫婦には強いお酒を作ってもらって、家の周りに張った柿に8つの出入口を作って各出入口にそのお酒を置きました。
やがてヤマタノオロチが現れて、8つの首を各壺に突っ込んでお酒をたらふく飲んで酔っ払って寝てしまいます。
その隙にヤマタノオロチを剣でめった刺しにしたので、さっき言っていた皮が真赤に染まってしまうほど。
そんなことをしていると、ある尻尾を切りつけた時に硬いものが当たって刃が欠けてしまいました。
そこを剣で切り裂いてみたところ、中から大きな太刀が出てきます。
これは珍しいなと思って、お詫びだったんでしょうかね。アマテラスにプレゼントをしに行きました。
これが三種の神器の最後の一つ、草薙の剣です。
夢ですね。
なんて読んだのか、もう完全に忘れたけど、ヤマタノオロチっていう存在について、現代的なリアルな解釈が、
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漫画の中に解説文として出てきたんだと思うんですけど、
川そのものの氾濫とかのことを指してるんじゃないかって解釈をしていて、
その地域に本流から二股とか三股とかが分かれて海に注いでるっていうこと。
現流の方では、いろんなところから分かれてきたのが一方にまとまってきてるのかっていう意味もあるし、それが氾濫することとか。
わかんないですけど、もしかしたら銅が取れたりしたんであれば、赤い流れになるみたいなことも関係あるのかなと思ったりもするし。
スサノオに相当する人物が仮にいたとすれば、やったことは海上大事じゃなくて治水をしたんじゃないかっていう話をしてる人がいましたね。
なるほどね。
そうですね、国を治めるにはまず治水家だって言いますし。
そうですね、確かに。
ここでスサノオはこの辺り、出雲に住むことにしました。
ずいぶん気に入ったようで、ここに5点を立てます。
今でいう島根県雲南市の辺りでしょうか。
菅という地名があります。
菅ってどういう地名ですか?
えっと、菅。何の菅って言えばいいでしょう。
えーと。
三本線にページ。
はいはいはい。あれちょっと他に言いようがないですね。
はい。
キオス会議か。
はい。キオス会議の菅に菅生野菅ですね。菅。
ここが気分がとても菅々しい場所だなと言ったので、菅と呼ぶようになったようです。
そしてここで5点を作っていると、地面から雲が立ち上って、これを見てスサノオは和歌を読みました。
これが初めの和歌だという話もあります。
あー。えー。
薬も立つ。
伊豆も八重垣妻込みに。八重垣作るその八重垣よ。
蜂がいっぱい出てきます。
そうですね。
はい。妻を厳重に守るために八重の垣を巡らせるよ。そして守るよ。っていう意味ですね。
あー。薬も立つか。えー。そういうことなんだ。
はい。
もう全く余談がまた過ぎますが、とある漫画のラストシーンでこの薬も立つかっていうフレーズだけ聞いたことがあったので、読んだことがあったので。
はい。
そこに繋がっているんだって今初めて知りましたっていう感じですけどね。
そうですね。結構モチーフにされますね。この歌が。
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そうですよね。
はい。
はい。
はい。
で、ここで暮らしていろんな神様、他にも奥様を得て。
うんうん。
さらに神様の命が繋がっていきます。
その子孫が大国主の御事です。
お、出てきた。大国主。
はい。
ということでここでアマテラスとサノオの御事のお話が一区切り。
次の週の大国主のお話に入っていきます。
1週目がイザナギ・イザナミで、2週目がアマテラス・サノオで、3週目が大国主っていう感じになってるわけですね。
そうです。
へー、面白いな。なんかうっすらそれぞれ知ってるとこもあるんですけどね。
はいはいはい。
楽しみです。
はい。
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