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では、2週目から3週目、4週目と予告もしていましたが、方言についてお話ししていきたいと思います。
ただですね、実は私の大学での専門分野ですので、調べ始めたらもう止まらなくなってしまって。
話したいこともいっぱいあるし、あれも言いたい、これも言いたいってなっているとですね、紙が今日10枚ぐらいあるんです。
だけど飛ばし飛ばし、時間も測りながらやっていくつもりなので、飛ばし飛ばしなど、さらさらっとふわふわっといきたいと思います。
なので、雷道さん、もし私が突っ走ったら止めてください。
では、手元のタイマーは20分を目安にしています。
いつもお話の始めは、大体大きなこととか大まかなこと、概要なんかをお話しします。
概要、概論的なところから。
で、方言とはって聞かれたら、雷道さんだったらなんて答えますか?
僕ね、難しいなと思ってる。最近気づいたんですけど、方言と鉛ってちょっと意味差してるものが違うらしいなーってことに、最近ちょっと行き渡ったことがあって。
で、ちょっとそれとそのままイコールかどうかわかんないんですけど、文字面が変わるものとイントネーションが変わるだけのものとあるなーっていうのも元々思っていて。
その辺が鉛っていうのと方言っていうのと関係しているのか、それとは別のカテゴリーなのかどうなんだろうなぐらいのイメージですね。
要するに、大まかにその鉛も方言もまとめて言うと、地方ごとでの言葉の違い。ゆるい表現で言うとね。
そんなイメージですね。
素晴らしい。
はい。その2つについては、3週目にバチリお話しさせていただきます。
ちょいちょい話そうとしてることを先に言っちゃうっていう悪い癖が出てますね。
いやいや、いいんですよ。ちゃんと考えてらっしゃるってことなので。
まあまあ、そういうの好きなので考えておりますけど。
はい。で、方言って何?って聞かれたときに、まずうちの娘に聞かれたのが、言語の違いとは違うの?って。
あ、思います思います、それも。
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僕が若い頃にちょっとヨーロッパに旅行に行ったときがあって、何カ国か行ったときに、スペイン語とイタリア語の違いって、方言なんじゃない?って思ったことがあったり、
あと中国語って一般的に4語あるじゃないですか。北京語とか関東語とか。あれもだから、何とか語って言ってるけど、それを何とか語って言っていいんだったら、大阪は大阪語だし、東京は東京語なんじゃないの?って思うし。
で、よくあともう一個言うのは、インドは公用語が9個ある。英語も含むんで、英語は完全に別格の言語ですけど、みたいな話も聞くから、その方言っていう言い方ってどうなんだろう?
でもアメリカはナンブラマリとかそういう言い方もしますからね。方言もあるにはあるかとか思ったり、なんかよくわかんないですね、その辺。
そうですよね。
じゃあその言語の違いって何なのかっていうのを考えていくと、定義としては、例えば私と雷道さんがお話をしています。それぞれ単一の母語を持っています。母国語。
はい。
はい。で、雷道さんが話す言葉を私が理解できる。
はい。
と、同一言語です。
はい。
はい。だけど、例えば雷道さんが話している言葉が、私の話す方言と違う。
うんうん。
で、雷道さんだと山梨と甲州の方言。
はい。いわゆる甲州弁ってやつですね。
はい。で、私が広島弁でお話をする。
うん。
でも、理解できるじゃないですか。
わかんない部分があったとしても、保管できるような違いしかないですね。
はい。そうすると方言になります。
そこ、本当に線引きいよいよ難しいのが、沖縄の方言。
はい。
琉球言葉というか、内縄口とか言いますけど。
ええ。
あれは本当にわかんないじゃないですか。沖縄の。
今はどうかわかんないけど、僕がもっと若い頃に見たやつで、当時80歳ぐらいのおばあさんがしゃべっているのって、
本域でわかんないですよね。
はい。
一文もわかんないみたいにわかんないけど、一般的には沖縄の方言って言いますよね。
ええ。
うん。
ただ、言語の体系は一緒なんですよ。
はいはいはい。
文法であったり。
うん。
そうなると、一応同じ言語の中の方言であると見なされるようですが、本当にライン引きが難しくて。
難しいですよね。今、あえてつかかるようなこと言いますけど、さっき例に出したスペイン語とイタリア語は、おそらく文法もほぼほぼニアリーだと思うんですよね。
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はい。
もっと言えばスペインの中で、例えばバルセロナとマドリードで、いわゆる方言があると仮定した場合に、それとローマの言葉とを3つ比べたときに、どこが方言でどこが別の言語なのかっていうのは結構難しそうですよね。
今の国家の体制だと国が違うからっていうのが一つにあると思うんだけど。
でもそれが大きい一つの国だった場合に、それをそれぞれ別の言語って見るのかとかね。
それがあるのが中国の四語。
そうですね。
そういう状況なんでしょうけど。でもあれだって、大まかな文法は一緒ですよ、ここからね。
そうなんですよ。
関東語とか北京語とかもね。
なので、琉球方言とか九州方言っていう言い方はするんですけど、九州語とは言わないんですが、琉球語は言うんですよね。
なるほど。
だから本当に線引きは曖昧です。
曖昧ですね。琉球は元々明治以前、明治より前に限って言えば別の国でもあったので。
そうですね。
いわゆる国家というか、政治体制下にある一つの文化っていう意味で言うと別の言語っていう見方もできるけど、ただ文法的にはほぼ一緒なんですよね。
そうですね。
日本語って他にあんまり類似する言語がないってよく言うじゃないですか。
はい、ないです。
だから近くても朝鮮半島とは文法自体も違うとかになってくるじゃないですか。
はい。
だけどそこは似てるんだとかね。
アイヌの言葉とはどういう文法的な類似性とかがどの程度あるのかとかも結構違いますよね。
アイヌは語形とか語派とか語族って言うんですけど、それが違います。
そうなんだ。じゃあいわゆるざっくりとしたSVOみたいな文法は違う感じになるんですか。
違いますね。
なるほどね。
逆に言うとでも名詞レベルで言うと神様のことで神っていう言葉とカムイっていう言葉は韻的にはだいぶ近いから、
そういう日本、山と言葉的な影響も相互に受けているのかもしれないんですよね。
ただ文法としては全然別物っていう感じになる。
語族としてはロシアの方のものになるはずです。
あれ何語族って言うんですか。
有名なのはインドヨーロッパ語族って世界の大部分指してそうな響きの言葉があるんですけど。
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さっきのスペイン語とかイタリア語とかはインドヨーロッパ語族ですね。
そうですよね。インドヨーロッパ語族っていうくらいだからインドもそうなんでしょう。
そうですね。インドも。でもインド語っていうのがないので。
そうですね。ヒンズ語とかですよね。
アイヌ語っていうのは今、
ウィキペディアで見ると、独立した言語。
ああ、そうなんだ。
系統や語族は検証途中。
日本語、ヤマト言葉、日本語も昔は何かにカテゴライズされてましたよね、確かね。
それが最近っていうか。
ウラルアルタイ語族っていう語族に昔は入ってたんです。
私は大学の時には入ってたんですけど。
その日本語も今は独立した日本語っていう言語の語族になっていて。
アイヌ語もそこではない。
日本語と同じでもないってことですよね。
でもない。
ヤマト言葉とも別。
そんなことってあるのかな。よくわかんないですね。
ネイティブアメリカンと同じじゃないかみたいな話をその当時は聞いたような記憶がありますけどね。
そこがだからそうと思ってたけどそうでもなさそうだってことになったってことでしょうね。
昔の言葉がポツンと残っているっていうイメージはありますね。
昔のロシアとか、マンシューの辺り、シベリアとか、あの辺で話されていた言語がポツリと残っている印象はあります。
なるほどね。
今でいうロシアが国境をどんどん広げてくる中で、もともと今のユーラシア大陸の北東部、極北みたいなほうにあった言語とかが、
言い方誤弊があるかもしれないけど支配される中でオリジナルの言語を失っていった。
結果的にアイヌしか残っていない。中国北東部とかもそうですよね。
っていうようなことなのかもしれなくて、そういう意味で言えば、
アイヌ語も今は文化的に残す価値があるから残そうっていう運動はあるものの、
ナチュラルに使う人はほぼいなくなってるっていう面から言うと、
そこはそこでやっぱり日本の言語、今の日本の標準語みたいな言語が浸透していくことによって、
アイヌ語が消えつつあるみたいな状況っていう可能性もありますよね。
そうですね。
そうか、確かに。
支配域みたいなのは、それこそさっき話に出した政治との関わり合いみたいなところもあるから、
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一応基本的にはどこの国も公用語っていうのを決めていて、
教育とかね、公の場とかはその言語を使いましょうっていうのはそれぞれの国にあるので、
だからもともと少数の民族が別の言語を使ってたとしても、
そこが支配されたりすると消えていく。
結果的に残れば残ることはあるっていうのは確かにそうですよね。
はい、そうですね。
いつの時代だとリアルかとかそういう話は抜きにして、
例えば中国っていう大きい国があって、
分かりやすいので言えばモンゴル帝国みたいなのがあったときに、
日本まで占領した後に、元の次の、元の後は何ですか?党ですか?
民。
民か。
民国に変わったときも、
その民が今の日本列島も統一していれば、
征服範囲内になっていれば、
完全に中国語になってたはずじゃないですか、文化的にはね。
特に上層部はそうなっていくっていうことがあり得たかもしれないですもんね。
はい。
なるほど。
そうやって消えてくんだ、言語って。
そうなんです。
なるほどね。
一つの言語の中でもそうやって、地域によっては独自の発達とかをしていくので、
違うように聞こえる言葉で話していたり、
独特の音を使っていたりするっていうのが方言であると。
二つ目の意図としては、
共通語や標準語に対してある地方で用いられる特有の言葉とも書かれますので、
それが公衆弁であったり広島弁であったりするわけですね。
また打線するようなこと言いますけど、
方言っていうのは一応地域による違いっていう意味ですよね。
そうですね。
現代的なことを言うと地域による差はどんどん少なくなってきている一方で、
世代での差が出てくるじゃないですか、言語的な違い。
はい。
だからそういうものは、いわゆる方言とは言わないんですもんね。
うーん、世代差ですか?
世代によって言語というか、言葉遣いとか文字の使い方とかが違いがあったりするじゃないですか。
はいはい。
いわゆる若者言葉とかそういうことですよね。
あーそうですね。
それも一応方言の中、ひとくくりの中ですね。
あ、入るんだ。なるほどね。
そうそう、そういうことが聞きたかったんですけど。
学校の言葉とかギャル語とかも、方言といえば方言です。
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書き言葉というかネット上のことなんですけど、最近気づいたんですけど、
一定レベルより若い人ってフランクなやりとり、
ツイッターとかね、ツイッターのDMとかLINEとか、
クトウテンのクテン?トウテン?使わないですよね。
使わないですね。
あれ、最近まで気づいてなくて。
で、ちょっと前におじさん公文っていう言葉が流行ったじゃないですか。
おじさん公文、やっぱりそれなりにおじさんなんで当てはまるんですけど、
どういうところが違うんだろうと思った時に初めて気づいたんですよ。
トウテン使わないんだと思って。
そうですね。
だから時々意識的にトウテンを打たない場合があります、僕は今。
私はついつい打っちゃうんですけど、
遊びの仲間が若い方が多いので、
20代、30代の方が多いからトウテン、クトウテンなくて、
ああ、私おばさんだったって思いますね。
読みづらいはないですか、それに関しては。
彼らは行を変えてくれます。
そうですよね。僕もそう思いました。
クトウテンの代わりに開業するんだなって思って、
デジタル的に話をすると多分、開業って半画文なんですよね。
で、クトウテンって全画文になるので、
多分字数が変わるっていうのは、
データ量を意識して書いてるわけじゃないんだろうけど。
あとよく言われるのは、基本的に年配の方が長文ですよね。
そうですね。
あれはだから文法というよりも、
価値観とか生き方とかそういう違いなのかなって思いますけど。
いや、小学生も同じ傾向がありますね。
クトウテンを使わないとかそういうことですか。
クトウテンが打てない。
で、段落が使えない。
それから、単語で話すので、文が書けないんですよ、今の子。
僕はそれを逆に単語で話すをちょっと直そうとしてるっていうのも、
ゴジラすぎて今更直す感じになっちゃってるのもあれなんですけど。
いえいえ。
例えば、「今日映画を見に行った。」
で、「今日テン映画を見に行った。」って書くじゃないですか。
この使い方やっぱりよくしてて。
はいはい。
で、ちょっとよくないなって。
僕が勝手に思うこととしてよくないなって思って。
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書いてから、今日はに直したりとかすることがあります。
特に文字だけでやってたりすると、
名詞句当て名詞みたいなことが起こるんですよね。
話し言葉みたいに書こうとすると。
そういう時は気をつけるようにはしてますね。
通じちゃうんですけどね。
そうですね。
なんかすごい話が逸れましたけど。
若者言葉とかも、ある程度市民権を得ていれば、
使う人が一定数いるのであれば、
方言というカテゴリーに、
原作家さんが勉強してたような意味での講義の方言に含まれるってことですよね。
そうですね。
若者たちが新しく作ったりする言葉は、
やっぱり上の世代はちょっと抵抗があるじゃないですか。
あることが多いですね。
上の世代の方って方言にマイナスのイメージを結構持っていらっしゃって。
僕はありますね。
本当ですか?
僕はありますけど、僕の一番仲良い友達は真逆ですね。
東京とかに来てても、方言ででかい声で話すタイプの人で。
若い頃の話ですけど、当時の彼女が別の地方の人だったんですけど、
方言を恥ずかしがるのがすごい嫌だって言ってた記憶がありますね。
そういう人もいるんですけど、同世代でも。
僕の世代でもそういう人もいるんですけど、
僕は明らかに方言にネガティブなイメージがありますね。
どこの方言かによる部分もあると思うんですけど、
大阪とか、大阪っていうのは抗議で関西弁とか、
福岡界隈、いわゆる博多弁とかっていう、
ある程度市民権を得ている方言は、
割とアイデンティティとして使うってケースもあるけど、
公衆弁みたいなマイノリティは、
まふげさんぐらいの世代、20代ぐらいの人でも、
面白がったりはできるけど、
恥ずかしいみたいな思いも並行してあるっていう気はしてます。
マイノリティだからとか、笑われちゃうからとか、
言われるのが嫌だから使わないっていう方がやっぱり多いんですけど、
我々の祖父母世代の人って、
方言を禁止されていた時代もあったんですね。
なるほどね。帝国主義的な時代とかですもんね。
そうですね。沖縄とかでの事例が有名なんですけど、
方言札っていうのを掛けられる学校であって、
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かまぼこ板ぐらいの木の板に紐を通して首に掛けられちゃうものなんですけど。
バツみたいな意味ですか?
そうなんです。私は方言を話しましたってそれに書いてあるんですね。
なるほど。
それを話してるのを見つけられると掛けられてしまって、
外すには他の生徒が話すのを発見するしかないんですよ。
すごい秘密警察的な発想。
そうなんですよ。
というのが明治時代とかにあったんですね、実際に。
それより前はもっと事情が違って、
武士以外は基本的に他のエリアに移動することが頻度がすごく低かったりしたので、
そもそも通じないと。
それこそ方言というよりも言語が違うに近いような状況があって。
政治的な意味で他国というか他の地域の人と話す機会がある侍は、
武士言葉みたいなのを作ったんですよね。
何々で僧侶って書くやつ。
語尾が揺れが大きいので統一するために作ったとか。
そうですね。
明治になっても国を統一国家を作る上で必要だったから、
そうやって方言をなくす方向に行き過ぎてしまったという歴史も。
なるほどね、そういうことか。
武士言葉のついてでもう一つ言うと、
おいらん言葉もそうですよね。
いろんな地方から来ている人がいるので、
お里が知れないように、
言葉の意味合いがちょっと語弊が悪い言い方になっちゃうんだけど、
どこの出身かっていうことがあまり露見しないように作られた言葉で、
アリンスとかザマスとかって使うっていうのもありますよね。
作られた言語ですね。
作られた言語ってことですよね、その2つはね。
侍言葉とか。
それも方言といえば方言ですね。
そうですね。
私が大学の卒業論文を書くのが、
使用語彙、使っている言葉の世代差だったので、
結構広島市内にフィールドワークに行ったりして、
いろいろな人たちにこれって何て言いますかなんて聞いて、
統計をとってたんですけど、
本当に印象的だったおじいちゃんの言葉があって、
広島弁についてお聞きしたいんですけどよろしいですかって聞いたら、
24:02
わしは広島弁なんか言おう喋らんけ分からんのって言われたんです。
はいはいはい、面白いですね。
十分でございますって言ったんです。
やっぱり話したくないんですね。
そうなんですね、そういうことか、なるほど。
広島弁について語ることをしたくないって意味ですか?
そうなんです、だから自分が広島弁を話せるよっていうのが嫌なんです。
あー、なるほど。
話してるんですけどね。
まあそうですね、そこがちょっとおかしみのとこではあるんですけど。
それはさっき言ったマイノリティ的なとかっていうこととか。
そうですし、共通語で自分は喋っているつもりだと。
それはそれであるんですよね、気づきづらいものとかがあるので。
そうですね。
なるほどね。
そうか、まあでもなんか、
意外と古い世代はその抑えられた、地域差はあるのかもしれないですけど、
抑えつけられた世代はあんまりないのかもしれないけど、
色が消えちゃってるのかもしれないけど、
一般的には年齢層が高い方が方言を使う印象はありますよね。
はい、という方言の概要のお話をしました。
なるほどね、わかりました。
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