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では、よく間違いやすいとか、間違いがあるので気をつけてほしいなーっていう、簡単な国語のお話からしていきたいんですけれど、
長音、伸ばす音。はい。
はい、というものがありますね。
で、お母さんとか、お兄さんとか、伸ばす音をひらがなで書くときに、お母さん、お兄さんって、母音をそのまま書きますね。
はい。
で、あといとうは、もうそれで終わりなんですよ。
うん。
お母さん、お兄さん、夫婦など。
なるほど。
ただ、1年生に教えるときに一番苦労するのが、えとおで。
うん。
はい。
時計とか幽霊、停電って言いますが、書くのは、時計、幽霊、停電と、いを表記します。
うん。
では、問題です。
はい。
Aの長音で、2種類だけ、いではなくえを書くものがあります。
何でしょう。
何か、何だろう、何か分かりそうな気がするけど、まだある言葉の中から見つけ出せる気はしないです。
えー、私がさっきからずっと言ってる言葉が1つ。
え?
え、何だろう。
え?
あいづちの。
あ、えっていう。
そうです。
確かにえって書きますね。
はい、が1つ。
もう1つは、お姉さんです。
あー、はいはいはい。
逆に注意されるというか、なんか罰になりますね。お姉さんって書くとね。
そうなんですよ。お姉さんって書いて罰にされちゃって、そこだけはお姉さんだよ、1年生にはもうお姉さんだけ覚えなさいっていうので。
でも、日本語の中でも2種類だけです。
ほー、面白い。
おが1番複雑です。
はい。
お父さんとか、お王様などは、おとうさん、おうさまと表記しますね。
ただ、お王様も間違える人が多くて。
わかります。
はい、お王様と書く人は結構大人でもいらっしゃいます。
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字面が近いもので、大きいとか多いっていうのは、おおって書きますからね。
そうですね。
ごっちゃにしやすいだろうなっていうのは、ちょっと想像がつきますね。
えぇ、えぇ、えぇ。
あと、うっかりすると、検索して出てこないじゃんってなることがあります。
あー、そうですね。
お王様をお王様って打って、変換しようとすると出てこなくて、あれってなるみたいなことが経験上あります。
そうですね。えぇ、えぇ、えぇ、えぇ。
ね、よくありますね。
で、子供たちもそこが苦労するところで、ほとんどがうでいいんですけれど、いくつかがおおとおを二つ書く調音になります。
よく小学生に教えるのであれば、
遠くの大きな氷の上を、多くの狼、頭ずつ通った。
を覚えてくださいと言います。
遠くも意識して覚えた記憶がありますね。
東山さんとかの時に、東山じゃなくて東山なんだっていうところで、意識した記憶がありますね。
狼は迷ったことないですね。
あ、そうですか。
ずっと普通にお狼って書いてるし、これオウじゃないの?ってなったこと一回もない気がします、逆に。
あー、そうなんですね。
感覚なんでしょうね、こういうのはね。
そうですね、きっとね。
小学生よく間違うのはトウ、ジュウの意味のトウですね。
あー、トウね。
トウ、トウル、トウ、あと氷ですね。
氷もそうですね。
氷って書くと荷物入れになってしまうので。
あー、そうですね。
意味が違うから気をつけなよって。
でも氷も一般的じゃないですからね、今ね。
あー、氷のね、入れ物の方の。
入れ物の方の氷ですね。
かき氷とかの氷は時々ひらがな表記を見る機会がありますね。
あー、そうですね、確かに。
その辺りから考えてくれればいいんですけど、ついね、うっかりこう言って。
まあまあ、時はありますよね。
はい。
で、まあ大人が使うものになると、
あの、大瀬の通りの大瀬とか、
うんうんうん。
大焼け。
うんうんうん。
炎。
あー、はいはいはい。
覆う。
催す。
覆う、すごいですね。
覆う、そうですね。
覆うのわけない気もするけど。
そうですね。
おとむるのね、数が違うみたいな話。
そうですね。
はい。
あとおおむねとかおおよそ。
あー、なるほど。
などが挙げられます。
で、なんでこうなっちゃったのか。
うんうん。
っていうのが一番問題だと思うんですけど、
06:01
はい。
歴史的金遣い。
あー。
今まで古い金遣いの時に、
お父さんだととうさんってカタカナで書いていたんですね。
うんうんうん。
王様だとわうさまと表記していました。
あー。
はい。
おおみだとあふみ。
うん。
はい。
っていう風に書いていたのが、
えーと、長音をうで表記します。
あー、なるほど。はい。
長音を、ほと、お、くっつきのおですね。
うん。
で、表記していたものが、お、で今あらわされているんです。
うん。
あー、すご。
おほかみ。
うんうんうん。
だったんですね。
うんうんうん。
はい。
で、今残っているものがあって、
うん。
ほっぺたのほう。
あーはい。
ありますね。
うん。
ほうべにって言いますけど、
うん。
でも、さめなんかだとほほじろざめって書く人、時々いらっしゃると。
あー、なるほど。
はい。
ほほ。
あと、ほほをあからめるなんて言い方をしますね。
ほほをあからめる、日本語としては正しいんですか?
今はほうなんです。
ほうが正しいんだ。
はい。
現代カナ使いはほうをです。
えーと、まあ現代がいつから現代かって話になるかもしれないんですけど、
ちょっと昭和の話をしますと、
はい。
秘密戦隊ゴレンジャーっていうのは特撮ヒーローがありまして、
はい。
歌詞がね、ゴレンジャーの色が全部出てくるんですよ。
真っ赤な太陽とか。
ええええ。
出てきて、最後が桃色なんですけど、桃じゃなくてピンクなんですけど、
ピンクのほほの五人の戦士って言ってるはずで、
はい。
僕の記憶ではたぶんほほって歌って、
まあそれはだから正確な日本語である必要があるかないかっていうのはまた別の話なんですけど、
うんうんうん。
当時の子供向けのドラマというか特撮の歌の歌詞で、
確かほほって言ってたような気がします。
へー。
昭和40年代?50年代かな。
50年代の初頭ぐらいの頃の話なので、
今とそういうのが書いてか入ってるのかもしれないし、
はい。
正確性をそんなに問われてなかったのかもしれないので、
そこはなんとも言えないですけど、そんな例が思い浮かびました。
なるほど。
はい。
現代仮名遣いになったのは戦後ですので、
じゃあもう全然戦後の話ですもんね。
ええええ。
なるほど。
ただほほだけはかなり残ってますね。
ああそうかそうか。
かなり残っているものの一つの例なのかもしれませんね。
そうですね。
うーん。
はい。
なんかもう一個、調音と逆かもしれないんですけど、
はい。
時々聞く話、どっかで外国人が言ってた話だと思うんですけど、
はい。
09:00
あのー、大岡越前っているじゃないですか。
はい。
この大岡、東京とか神奈川だと神大岡とか大岡山とかあるんですけど、地名でもあるんですけど、
はい。
この大岡を三つ分発音している人が極端に少ないと思うということを言ってて、
ああー。
1.5個分ぐらいしかみんな言ってない。
ナチュラルに喋っているときは、
はい。
えーと、大岡越前に聞くんだけどっていうときって、
ああー。
大が1.5分ぐらいしか言ってなくないですかっていう話があって、
へー。
これ全部、大うにならなくて大おかなんで、全部大なんですけど、
はい。
そう、なんかそんなこと言われて、
もちろん発音としては長音で伸ばす、おおーって伸ばしちゃうんですけど、
はい。
それにしてもその長さが短いんじゃないかっていうようなことを外国の人が言ってたっていうのを、
何かテレビで見たのかラジオで聞いたのか。
へー、面白いですね。
なかなか気づけませんよね、ナチュラルに喋っていると。
そうですね。
その地域に住んでいる方の方が気づかないかもしれません。
そうですよね。頻繁にとか子供の頃からとかで疑問に思わないとかね。
はい。
あと下手すると音から入ってて、文字を後から知ったりすることもあるかもしれないから地元だと。
あー、なるほど。こんなに大があったんだって思うのかもしれませんね。
そうですね。
私、父の実家が神奈川なので、神大岡っていう駅を知ってるんですけれど、
なんだこれって思ったこともあるんですが、言いづらいですよね、全部ちゃんと言おうとすると。
神大岡。大の後にまた大が来ることが相当言いづらいですね、発音としては。
言いづらいって思うので意識するんですよ。
大岡山とか神大岡とか、大をちゃんと3つ意識するんですけど、
言い慣れている地元の方は意識しないと思うので、だんだん短くなってるかもしれませんね。
そういうことなんですね。
なるほど。語として覚えてしまうしかないなっていうのもあるんですけど、
大体の長音はウで表記して、
大きいなんかはレンボインって言うんですけど、さっきの大岡山の大ですね。
大が2つあるものだと思ってしまって扱われている。
と思って覚えないと、なかなか区別がつきづらいかなと思います。
長音っていう説明だったんですけれども、
実際に長音のものと、特にエとかオのところで出てくるみたいな二重母音みたいになる?
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英語で言う二重母音みたいになるところと、難しいですよね。
さっきの大岡ってちゃんと発音する人は本当に少なくて、
1.5だろうと3だろうと大って伸ばしちゃうはずなんですよね。
日常生活で喋っているときは。
で、さっき言ったみたいに大様だって、大様じゃなくて、
大様でもなくて大様って言うなんて微妙でわかりづらいんですけど、
伸ばして発音するっていうことが多いよなと思ってて、
時々意識的にカナにしたかった発音をすることもありますけど、
意図的にわざとやるっていうこともありますけど、
大様ってわざとじゃないと言わないですもんね。
そうですね。
ひらがなで表記してあれば意識しちゃうかもしれませんけど。
例えば、けいえいって文字の通りの発音がけいえいじゃないですか。
はいはい。
でもやっぱりナチュラルな喋り方するとけいえいって、
アルファベットのけいとえいみたいに伸ばして発音しますよね。
私自分が喋っていて、ポッドキャストで自分の声を聞いて気がつくんですけど、
私ね、ハンハンなんですよ。
けいえいって言ってることがあると思います、自分で。
最初は伸ばして、後の方は二重音みたいになってる。
何かを読んでることが多いので、私。
こういう時にメモを見ながら喋っていたり、
TRPGで回していてもシナリオを読んでいたりっていうことが多いので、
文字から言葉を発することが多いと、
長音が文字通りになってしまってるなって感じることがあります。
なるほど。それはそうかもしれないな、確かに。
喋ってると多分ただただ伸ばしてると思うんですけどね。
おまけとして同じように小学生が苦労しているのが、
拡助詞のオ、いわゆるくっつきのオです。
何々をするのオですね。
英語でいう目的語につくやつですね。
そうですね。
よく私にこのオじゃないよって言われて注意をされると、
あ、そっか、ウオオだよねって言うんです、子供たち。
言います。僕も言います。
本当ですか。
ナチュラルにはオって発音してますけど、
あの文字を説明したい時はダブルオの発音をします。
そうなんですよね。それが楽なんですよね。
和行ですからね、一応レイアウトしても。
そうなんです。でもオなんです。
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日本語としての発音として正しいのは、
あの形で書いてもオと発音するのが正しい。
そうなんです。
またそれがなぜかっていう話なんですけど、
今、現代金遣い、戦後の金遣いにする時に、
全部普通のオに統一しようって言われてたんですよ。
字オね。
はい、字オ。ただ分かりづらいって大反対が上がって、
じゃあそのうち慣れたら統一するからねって言って保留にしたんだそうです。
なるほど。
で、その保留を慣れたらのタイミングを逃してしまって、
今もそのままになっていると。
なるほどね。
ちょっと分かりづらいっていうのも最もだなって思うのが、
日本語の性質にも関わってくるんだけど、
さっき言ったみたいに目的語みたいな形で、
中の名詞の後にオって付けるじゃないですか。
テレビオとかテレビを見るのテレビオっていう風に付くっていうのがある一方で、
定年語として名詞の上にオが来ることがあるので、
名詞と名詞の間にあるオがどっちか読み取りづらくなるみたいなことは、
あいうえおのオに統一しちゃうと、
確かにパッと見どっちにくっついているのか分からないなみたいなことは起きそうなのは容易に想像がつきます。
そうなんですよね。
それは保留にして正解だとは思います。
発音のことはともかくとして、文字を別にしたのが正解だと思います。
なるほど。表記上はね。
表記上を分けたって発明に近いぐらいの気がしますけどね。
なるほど。
でも小学生はそこで一番苦労します。
まあしますよね。
まあそこでしかないですけどね。
何々オっていうときしか使わないので。
そうですね。
他でもこの場合は使うんですみたいのがあるともうダメでしょうけどね。
ああ。
そうですね。今はないですね。
ただ発音する人はいます。
え、というのは?
えっと、現在はオも下のオ、和行のオも発音は同じオなんですけど、
歴史的には差があったので字が違うんですね。
まあそうですね。
で、区別がはっきりあったのは実は10世紀ぐらいまで。
ああすごい遡る。
そうなんです。
11世紀の後半ぐらいからどちらもオになりました。
はい。ダブルオみたいな発音ってことですね。
そうです。
だからあの、清少納言とか糸を犯しって言ってたかもしれない。
ああそうか。正しくは当時はそう発音してただろうと考えられる。
はい、そうですね。
で、今度18世紀半ばにどちらもオに移行しました。
なるほど。
はい、という歴史はあります。
うーん、ちょっとこれ話がそれるか、別で使う予定の話になっちゃうかわからないですけど、
18:04
はい。
えっと、和行の美濁音っていうのもよく話題になるじゃないですか。
はい、なりますね。
あれも途中でなくなったってよく言いますよね。
まあ発音できますけど、がってやつね。
はい、そうですね。
それを一般的には使わないですよね。
一般の人は。
うーん。
あの、アナウンサーとか使うのかもしれない。
そうですね、アナウンサーは使います。で、関西では消えてます。
消えてるっていうのはない?
消えてます。発音されません、ほぼ。
うーん。
で、関東の人はきれいに発音できる人がいらっしゃいますね。
ああ、そうなんだ。
はい。で、東北の方もとても上手です。
ああ。
じゃあ、普通にナチュラルに残ってる。
残ってますよ。
地域性が出てるので、方言に近いにはそもそも含んできちゃうのかわからないですけど。
はい、はい。残ってますね。
じゃあ、普通に残ってるっていう解釈でいいんだ。
で、それはやっぱり文字としては同じもの。
で、さっきの音の話みたいに。
はい。
えっと、その変化してきた結果ってことなんですかね。
そうですね。
うーん。
はい。
ガギグゲゴをガギグゲゴっていう発音なんですけど。
うんうん。
あの、鼻にかけ、えっと。
そうですね。
濁音の前にンを入れていた時代があったんです。
うーん。
それの名残で。
そうなんだ。
はい。
それは濁音すべてに対してってことですか。
そうなんです。
へえ。
あの、織田信長も女の信長だったんですよ。
ああ、なるほど。
はい。
それが残っていて、
ガギオだけが今も鼻濁音としてちょっと残っているというのがあります。
へえ。
なんか、ちょっと違うけど。
はい。
僕がなんか前々から気になって思ってたことで、英語の話になっちゃうんですけど。
はい。
あの、日本人ってLとRの発音の違いって苦手じゃないですか。
はい。
で、正確かどうかはちょっと自信ないですけど、僕が感覚的に受け入れているのは。
はい。
Rの時はRの発音する前にウって付けると発音がRっぽくなるなって思ってます。
そうですね。確かに。
で、スペルもそういうの多いじゃないですか。W、Rって始まる。
ああ、はいはいはい。
で、そのWは読まないんだけど。
ライトとかだけそうですけど。
ええ。
とりあえずウの口に、Wの口にしておいてからラって読むとそういう風に聞こえる気がしてるのと、
その微妥協音の前にウっていうのがちょっとニュアンス似てる。発音しないけどみたいな感じで似てるなって聞きながらぼんやり思いました。
似てるかもしれません。
微妥協音の話はまたね、面白いので。
21:02
そうですね。また改めて。
はい、思います。はい。
そうですね。あと、Wが残っている地域、琉球語なんかはWとWが区別されてます。
発音で違うってこと?
はい、そうですね。
さっき言ってた、なんとか女子みたいなやつ意外とも使うことがあるんですかね。
ちょっとそこまでは調べてないんですけど、字で違いがあると発音も違うっていう風にされているようですね。
はい。で、九州と長野にはちょっと面白いことに、両方Wで話す地域と、
語の頭はWなんだけど、語の真ん中辺とかにあるWはWって発音する地域もあるそうです。
そういうことは起こりそうな気はするなイメージとして。
はい。
はい。という余談でした。
はい。
これで長野のお話がおしまいです。
はい。
いっぱい突っ込んでもらったのでありがとうございます。
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