1. 文ガチャ
  2. 令和五年皐月の回「コトバノコ..
2023-05-07 24:37

令和五年皐月の回「コトバノコト5」1

ガチャを回して出てきたお題について語る「文ガチャ」

今回のお題は「コトバノコト」

今週は宿題になっていた「権(ごん)」についてと

らい堂さんから質問を受けていた「ちゃんと」の語源などについてお話しています。

お時間の合うときに、のんびりとお聴きください。


【参考サイト】

日本語の意外な歴史 http://www.jojikanehira.com/ 金平譲司様

00:08
文ガチャは、ガチャを回して出てきた番組について、のーんびりおしゃべりするポッドキャストです。
文ガチャ、佐月の回、椿雷道です。
咲夜です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
最近の文ガチャは、連続して咲夜さんが頑張っている回が続いていまして、
先月、先々月と作人一緒が2回連続で出るっていうのがあって、
まあまあ大体年に2回ぐらいしか出ないようにはなってるはずなので、
これで大丈夫かなと思ったら、また咲夜さんが担当しているコトバノコトが出るということで、
この収録ベースというか配信も含めて年末年始の忙しい時期に、なかなか大変だったかなとは思ったんですけど。
年度末本当にちょっと諸事情でドタバタしてまして、
今日も準備がなかなか甘い状態なんですけれども、頑張ってお話ししていきたいと思います。
はい、お願いします。
はい。
コトバノコトですので、毎回コトバノコトについてお話ししています。
前回、前々回ぐらいでしたかね、
ゴンの中なゴンのゴンってなんだっていうお話と、
そうですね。
あと時々雷道さんが私にふわっとDMをくださる、
コトバについての疑問について、一週目はお答えしていこうかなと思います。
はい、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
ではまずはゴンの中なゴン、ゴン中なゴンのゴンってなんだのお話です。
はい。
漢字で書くと、権利とか権力の権ですね、のゴンです。
あと使い方としては大権限のゴンですね。
はい。
これ意味としてはですね、定員外のとか代理のっていう意味があるそうなんです。
なるほどね。
はい。なので、大権限もご本人神様の代わりとして、
ここの神社とかに現れているもの、神社に祀られているものになるようです。
なるほど。
だから、えっと、え?ってことはゴンの中なゴンって言ったら中なゴン代理みたいなことですね。
そうなんですよ。
一般の会社で言うと課長代理とかそういうポジションがあるけど、そんな感じですね。
でも課長代理とか、役職の名前だし、課長代理に与えられる権限とかもあるんだけど、
03:00
課長と係長の間に新しく役職を設けたみたいなニュアンスもあるから、
なんとなくそういう意味がわかるような。
ヘビー級とミドル級の間にライトヘビー級を作りましたみたいな。
そういうのと通じるようなね。
なるほど、そういう意味だったのか。
ゴンの中なゴンと中なゴンどっちが上かって言ったら、中なゴンの方が上ってことですよね。
はい、そうです。
定員があって定員外っていう意味で言うと、あれを思い出したんですよ。
横綱って大相撲の横綱って東の横綱、西の横綱っていて、横綱が3人になると張り出し横綱って言うんですよね。
東の張り出し横綱とか。
そうでしたね。
この張り出しっていうのはゴンっていうのとちょっとニュアンスが近いかな。
定員をオーバーしている人っていう意味で言うとね。
ええ。
ただ張り出し横綱は横綱なので、そういうニュアンスで言うとゴンの中なゴンもあくまで中なゴンだけど、
例えば5人とかしか中なゴンっていないってなってるところに6人目として入ってきてるので、
一応分ける意味でゴンって付けてますけど、中なゴンは中なゴンですよっていう方にも捉えられるし、
さっき言ったみたいな課長代理みたいなあくまで代理ですというニュアンスにも捉えられるしっていう感じですね。
はい。
ゴンの中なゴンはゴン管というようで、やっぱり仮っていう意味なんですけど、
ゴン管と正規の管の間で、例えばダイナゴンとゴンダイナゴンを比べると、
両者ともに同じ力を持つ場合、同じ権力を持つ場合と、名前だけの感触であっている場合と両方あったようです。
名前だけのっていうのは、時々今の世史とかでもありそうな、役職名はついてるけど実際に行う業務とか権限とかはないみたいなことがある場合があると思うんだけど、
そんなようなのに近いってことかな。
そうなんです。藤原家とか家柄が高い人の課長、家柄の高いお家の一番偉い人とか名家の子供なんかが一定の年齢に達すると、自動的に簡易が与えられる習慣があったようで。
なるほどね。
だけど、感触には実際定員が決まっているから、とりあえずゴンのダイナゴンとかにしとけみたいな感じで割り振っていた。
なるほどね。藤原家みたいな本当に圧倒的に強いところの家だったりすると、まさかどれが低いかよくわかんないけど、
06:08
例えば、この前出てきたのでいうと馬の助みたいな役にはできないとかね。
役職上は大きく見えるところ。実際には何もさせない。まだ若いからとかいろんな事情があると思うけど、
権限を与えちゃうとまだ経験的に難しいかなっていう人にも、役職だけは高めにあげないといけないってこともありますね。
そうですね。
なんか面白いですよね。やっぱり僕が知ってる会社でも、社内的には課長なんだけど、課長クラスだとハッタリが効かないみたいな特殊な部門とかでは、
外向きのメシンには階級が上がっているみたいなことはありますけど。
そういうのもあるみたいですよ。聞くところによると。
ちょっとそういう感じかもしれないですね。
そうですね。
なるほど。
感触とか意外のこととかって、人の話?
例えば藤原の何菓子とかって名前が出てきたときに、その人の感触とか意外がこうなんだっていうことが知れればいいだけだから、
あんまりそこにある背景みたいなこと、どの程度の権限があるのかとか、言がつくのとつかないのでどっちが上なのかとか、あんまり普段気にしてないんですよね。
そうですね。
なんとなく意外で言うと、1,2,3とかぐらいが出てくると、結構偉い人なんだなっていうイメージを持つだけで、それ以上にあまり何かっていうのは普段は思ってないからこそ、ここで知れて面白いというか。
そうですね。
じゃあ宿題解決ですね。
ありがとうございます。
もう一つ、この間雷道さんが送ってくださって、私もえーってなった言葉。
ちゃんとってどういう語源でしたっけ?
そうですね。
僕その書いたのは、ちゃんとっていうのはとってつくのと、ちゃんっていう響きで、オノマトペプラス格助詞とかになるの。
あーなるほどな。
みたいな、とってつける。
たとえば、しっかりとっていうのもとってつくじゃないですか。
そういうニュアンスのとと、しっかりとかに該当するといえばするのかもしれないんだけど、もうちょっとオノマトペっぽいニュアンスがあるかな。
09:09
ちゃんとしなさいっていう場合のちゃんとはオノマトペっぽいですね、よりね。
そうですね。
シャキッとしなさいとかもそうですよね。
そうですね。
そんなことを思って、ただちゃんとって、わりとちゃんとするとかシャキッとするに比べると、熟語感が強いっていうか、とまでで一つって感じがしたので、ちょっとどういうものなのかなと思ったんで、なんとなく聞いてみたっていうぐらいの感じなんですけど。
はい。辞書などで見てみると、副詞になります。
やっぱり一語なんだ、あれで。
はい、一語ですね。
これだとデジタル大辞書というのが入ってるんですが、
少しも乱れがなくよく整っている様、確実で間違いのない様、結果が十分である様、朝食はちゃんと食べてくるとか、
資料がちゃんとできているとかね。
そうですね。
それから素早く動作をする様、サットと同じような感じ。
はい、という意味になっています。
ただ、じゃあこれ語源ってどこにあるのかなって思ってたら、
ちょうど、半丁の丁、一丁目二丁目の丁、あれを丁から来ている様です。
いろんな辞書には丁度と語源であるとよく書かれていますね。
へー、なるほど。
その丁というのは、物と物とが激しくぶつかり合う音を表したもの。
ですので、あと、ちょうちょう発しとか。
あー、言いますね。
解釈としては、ビシッと当てはまる様を言い表した語、ではないか。
ちゃんともそれの流れを継いでいるのではないかって書かれています。
前にもこの番組でも話したし、一般的にも知ってる人は多いと思うんだけど、
よく言うT字路って本当は定字路で、長の字ですよね。
あれって、実際の道がどうかというのは抜きにして、
一般路で言うとアルファベットのTと同じで、
まっすぐな道に垂直に当たっているイメージなんですよね。
垂直に突き当たっている。
文字の形として、あそこが直角なニュアンスっていうのは多分あるんだろうなと思うんですよね。
12:03
なので、きちんとしているみたいなニュアンスは、あの字に含まれている。
ちょうどっていう言葉もそうだけど、
ただ、長の字は本当にいろんなことに使われるからね。
そうですね。
単位でも使われるし、
あと、長半拍子の長でもあるし、
あれもちょうどなんですけどね。
そうですね、偶数ですからね。
ちょうど割れるっていうのと、半端が出るっていう。
2で割ってあまり1って半端が出るっていう意味の半と、
ちょうど割り切れるの長みたいな意味ですよね。
その偶数っていう意味だとね。
あとは、何丁目?
はい。
長の字でもあるから、あれは区画か何かを表してるんですかね?
何ですかね、区画ですね、きっとね。
それぞれT字路みたいになってるから、そこの境目みたいなイメージが浮きますよね。
カギカッコみたいな、こことここで分かれてるみたいな感じがするので。
そうかなーなんて思いますけど、そういう理由で、
ちょうどっていうのの濁りがないとちょうとだから、
ちゃんとっていうのとも、なかなか近くなってはきますよね。
ちょうっていう韻って、
例えば、別の漢字ですけど、
春っていう字、弓辺に長いって書く春っていう字って日本語ではちょうだけど、
中国や台湾とか、あと韓国もそうかな、
あれでちゃんって読みますもんね。
だからちゃんっていう読みがあんまり違和感がないのかもしれないですね。
あの字を見てちゃんって読んだところで、
あんまり違和感がないとか、
わざとふざけてそう読むみたいなのが定着したとか、
そういうこともありそうな気がする感じがしますね。
いや、その話に行こうとしてたんですけどね。
なんと。
はい、なんと。
調べていくうちにですね、ちょっと面白い説に行き当たりまして、
中国語由来ではないかっていう説がポロッと出てきたんですね。
これは一般的な辞書には書かれていないものなので、
この中国語から日本語への流れの研究をしていらっしゃる方のホームページをパッと見つけて、
へーって思ったものだったので、ちょっとご紹介するんですけど、
サイトとしては日本語の意外な歴史というブログのようなサイトを見せてもらっています。
かねひらじょうじさんという方が書いていらっしゃいます。
15:00
はい。
中国語由来じゃないかっていう説がですね、
古代の中国語で正しいとか整うっていう字を千って読んでいたんです。
これが正しい有様とか整った有様っていう意味を持つんですが、
これが日本に来たときに、日本にはないしん、ぜんっていうのが、
だったので、しゃんとかせいになったのではないか。
今、現代日本語でカタカナ表記すると、つにちっちゃい絵って書くようなニュアンスに近いのかな?
そうですね。
ピーンって言って、アルファベットを並べて音を、中国語の音を表す表記があるんですが、
これがティー、エス、ワイ、イー、エヌ、ジーなんです。
だからツの音にイェンが入るんですね。
なるほど。
私も今、すごく発音しづらいんですけど。
でもやっぱりつにちっちゃい絵って、アーノルド・シュワルツェネッガーのせいみたいな発音に近そうですよね。
それが日本にはないものなので、しゃんとかせいっていうのになったのではないか。
だけど漢字で当てはめるとそうなっちゃうんだけど、
音だけがちゃんっていう形で入ったのではないか。
なるほどね。
という説をね、おっしゃっていて。
へー。
思いました。
前回だったか前々回だったかに、先月か先々月かって話ですけど、
平和の和に、なおさらのなおで、和尚とか和尚とか読むのをしてたんですけど、
歌唱でしたっけ。
これもそのときにご紹介もしてますけれども、
漢音と語音と唐音。
唐音という発音でいいのかな。
両方が唐音唐音。
漢音と語音ですね。
語の国、漢の国、唐の国っていう意味ですけど、
時代で違いが出るみたいなところもあるっていう話が出てて、
いずれも中国由来ってことですね、つまり。
その読み方が。
なので、やっぱり文字としてはね、
当然中国から漢字っていう文化が入ってきてるんだけど、
18:00
合わせて、
音だけというか音そのものも入ってきてるっていうのがね、
実例が他にもあるなっていうところを思い出しましたね。
そうなんです。
字に音を当てはめて日本語として使ったっていうものと、
音だけもらってきているものがあるよっていう説を唱えていらっしゃる方で、
その流れで、そのちゃんとっていうのも、
仙からきているのではないか。
あと、似ているきちんとしなさい。
ありますよね。
そのきちんっていうのも、
古代中国語の吉、大吉とか中吉とかの吉。
吉ね。
あれがキズという発音ですが、
それがキチとかキツという読みになって、
その字がですね、
ごんべんにキチもほぼほぼ同じ発音なんですよ。
向こうの古代の中国語では、
キズになりますね。
息を吐きながらキっていうキと、
息を吐かないでキっていう発音の違いが中国にあるんですけど、
それぐらいの違いなので日本人には聞き取れず、
全部キチっていう言葉ではないかと。
ごんべんの方は攻めるとか追い詰めるとか詰めるっていう意味があるので、
ギチギチとかギッシリとかからキチンとっていう意味、
キチンとの方の意味が流れてきてるのではないか。
詰めるっていう行為のニュアンスをキチっていう音で表してるのは、
この文字が由来なんじゃないかってことか。
じゃないかと。
ごんべんのないキチの方も、
縁起がいいとかめでたいっていう意味があるけど、
良いとか優れている立派だっていう意味もあるので、
これもキチンとっていう意味になっていった、
話し言葉としてなっていったのではないかとありました。
これどちらも、
今一般的には大吉中吉のキチはキチっていう読み方が一般的によく頻度が高いと思うんですけど、
ごんべんがつく方はキツ文とかでキツって発音するケースも多いし、
あとは大吉中吉のキチも、
21:01
キツって読むケースも現代の日本語でもありますしね。
はい。
あと発音になるケース、発音でいいんですけど、
ちっちゃいツになるケースもあります。
速音ですね。
速音か。
キッショウテンとかの時はキってなる。
キにちっちゃいツっていう発音になるっていうのもあるから、
キツっていうもともとの中国の発音がそれなりに残ってたりするのかなっていう気はしますね。
はい。
というちょっと面白い説が出てきましたのでご紹介をしました。
はい。
なるほど。
結構漢字との、漢字っていうか中国語との関係性みたいなのもいっぱい出てきましたね。
そうですね。
はい。
またこういうのがあったら、ライドさんからでもいいですし、
リスナーの方でこういうのってどんなのでしょうねっていうのがあったらまたね。
そうですね。
ご自分で調べちゃってもいいけど。
もちろんもちろん。
あれですよね。
ちょっと気になるけどそこまででもないときはこちらに送ってもらっても、そしたらね、調べたりもすると思うんですけど。
はい。
今のちゃんとときちんと。
はい。
で、他にもさっきも言ったみたいにシャンととかっていう言葉もあるし。
はい。
あるのと、あとちょっと厳密にはニュアンス違うのかもしれないですけど、関西弁ってシュッとしてるって言うじゃないですか。
言いますね。
あれも完全にオノマトペっぽいですけどね。
あー。
でもシュツっていう発音の何らかの漢字がある可能性もゼロではないなって今、今回の話を聞いてて。
そうですね。
思いましたね。
はい。
シュツっていう発音する文字なんて結構ありそうだから。
ええ、ええ、ええ、ええ。
あればあったら面白いけど。
はい。語源が調べてみたら面白いかもしれませんね。
はい。
文ガチャでは、ご意見、ご感想、話してほしい話題などを募集しています。
メールアドレスは、
お便りお待ちしています。
また、ツイッターもやっています。
24:08
DMでもご意見やご感想、話題などを募集しています。
よろしくお願いします。
24:37

コメント

スクロール