ポッドキャストの導入
文ガチャは、時々のテーマ、時々のスタイルで、どーんびり文系のお話をするポッドキャストです。
令和七年夏の回、椿雷道です。
咲夜です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
春の回っていうのがありまして、これの前に3回あったんだけど、
非常に真ん中が、5月のさつきの回にあたる部分ですかね。
異様に長大でしたね。やっぱり聞きかえってましたね、一応。
そうでしたね。
すげー早口で、すげー情報量喋ってるなって思いながら聞きました。
はい。
今回は、番組紹介の文言の通り、のんびり話せればいいなと思っておりますが、
今回は咲夜さんが担当なので、お任せしてのんびりしていきたいと思います。
今回はですね、言葉のことをやろうと思っていたんですけれども、
前に雷道さんに刀について何かお話してほしいよっていうリクエストもありまして、
言葉にまつわりながら、刀のことをおしゃべりしていきたいなと思うんですけど、
ただ、そうするとですね、私のオタク特有の早口が出そうな気もするんですけれど、
気をつけながらいきたいと思います。
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
刀の時代区分
では7月ですね、今回は刀の時代区分、歴史のことについてお話をしていきたいと思います。
日本刀の時代区分っていうのがありまして、歴史をひも解く上で大体大きく分けて4つに分類されると言われています。
古い刀と書いてホ刀、新しい刀でシン刀、新しい刀を2つ重ねてシンシン刀、現代刀、現代の刀です。
現代って本当に今の時代の意味の現代刀?
今の明治以降のことで現代刀と言います。
今回は現代刀のお話はちょっとしないんですけれど、その分古刀より前、刀が日本に来た時の話からしていきたいなと思います。
古刀より古い時代、日本刀の夜明けと言えばいいんでしょうか。
それは上古刀、上の古刀を書くんですけどと言われます。
だいたい古墳時代から平安時代中期ぐらいまでを指すんですけど、
弥生時代ぐらいに青銅の刀とか鉄の刀とかが中国の方から渡ってきまして、
それから日本でも生産されるようになったっていうのがこの上古刀の時代です。
この頃の刀剣っていうのは、私たちが普段イメージしているような日本刀とは異なる形をしていまして、
大陸から中国の方から来た刀っていうのは直刀、まっすぐな刀なんですね。
反りがないものがほとんどだったんです。
反りがなくて刀身の片方だけに刃を持つ片刃とか、両側に刃を持つ諸刃などのいろんな形式がありました。
武士の時代とか戦いとかに使われるよりは、権力の象徴とか儀式用の道具として、あるいは古墳の服装品として発見されることが多いです。
道剣とかがそうですか?
そうですね。
例えばですけどっていうので、よく知られているものに七死刀。
先日奈良の方で展示会があったんですかね。
国宝展か何かで展示されていたような気がします。
奈良県に今でも伝わる朝鮮半島、九太良からもたらされたという刀です。
左右に3本ずつの枝刃がある非常に面白い形をしている。
刀って感じですよね。
あれ知ってます?
すごいいきなり話を脱線させますけど、風馬の小次郎っていう漫画知ってます?
漫画自体は知らないんですけど舞台は知ってます。
舞台で知ってんだ。あれに似てる剣出てきますよね。
そうなんですか?内容はよくわかってない。
十聖剣っていう10本の聖剣が出てくるんですよ。
導かれし者たちみたいな10人がいる話なんですけど、
主人公が使っている風鈴火山って言って、太い木刀みたいな剣なの?っていうやつ使ってるんですけど、
他の人が横に角が生えてるみたいな、互い違いに角が生えてる感じの剣を使ってたと思いますよ。
これ聞いてる方の中には多分その辺好きな人もいると思うんで、
あれねって具体的に教えてくれる人もいるかもしれませんけど。
そうそう、そんなのあったなって。
僕は実はそっちを先に見たことあって、現実にあるんだみたいになった。
あれでは切れないので、儀礼的な意味合いが強いって言われています。
そうですよね。かとして機能しないですもんね。
それから有名なのは七聖剣というものです。
四天王寺の七聖剣が一番有名かなと思うのですが、
大阪の四天王寺に伝わっている刀で、刀身に北斗七聖や龍の文様が像願されています。
これは四天王寺に伝わっているものは、聖徳太子が所有していたという伝説があり、
とても美術的価値とかも高い定古刀です。
そして私がよくゲームでやっている刀剣乱舞にも七聖剣も出ているのですが、
一番最初に出てきたこの菅派の刀が小ガラス丸という刀がありまして、
これは諸派の作りなんですけれど、後の日本刀のように片方にしのぎがあるのです。
しのぎというのは、また後でもお話しするのですが、
刀の中心線に沿った両線、ちょっと分厚くなっているところがありまして、
次の日本刀に渡っていく過渡的な構造をしています。
なるほどね。
これは平家に伝わっていたという伝説的な刀です。
最初に言ったのは何でしたっけ?
これは七師刀。
七師ってどう書くんですっけ?
七師は七つに支点の支、支点を支える。
七師刀だと漢語読み、音読みなので、訓読みで言うと七つ鞘の太刀と言われます。
このタイミングで聞くのはいいのかどうかよく分からないですけど、
刀剣って言い方もあると思うんですけど、
今の3本の中でも七師刀と七聖剣と出てきたんですけど、
この辺の使い分けみたいな話はこの後される予定ですか?
そこまではしないでいようと思ったんですけど、
刀というのはどちらかというと諸刃、両刃のことで言われます。
七聖剣も小柄素丸も両刃ですね。
剣とか剣と言われますね。
諸刃って漢字で書くときは書に刃?両方あるんですか?
書に刃でもいいですし、双、双子の一発?双に刃で諸刃とも言います。
諸って両方って意味がありますもんね、日本語で。
諸刃の剣なんて言いますね。
この直刀がやがて日本独自の文化の中で美しい剃りを持っている腕刀へと進化していきます。
腕刀ね。
腕、海の腕。
海の腕?
海のなんとか腕、伊勢腕とかの腕。
これ腕極の腕のことですよね。
そうですそうです。
腕刀っていう。
直刀と通用する言葉で腕刀と言います。
では古刀の時代に入っていきます。
およそ平安時代中期ぐらいから
安土桃山末期、慶長年間初期ぐらいまでのかなり広い時間です。
平安中期から、安土桃山を経て、慶長の?
名刀の紹介
慶長1596年ぐらいまで。
1596年、ギリギリ江戸じゃないぐらいだ。
そうですね。
慶長の中期ぐらいですかね、末期か?
初期、慶長初期ぐらいからです。
この期間に武士が台頭し、
元平合戦、南北朝時代、戦国時代とずっと戦乱が繰り広げられていた激動の時期でもあります。
ということでこの時代の刀に求められたのは何よりも実戦で使える刀です。
腕刀が主流となってきたんですけど、
この腕刀っていうのはですね、
無理やりつけているものではなくてついちゃっているものなんですね、もともと。
刀を打っている時に片方に刃がつくようにすると曲がっていっちゃうんですよ。
作りのために。
それを利用して切りやすくしたりとか抜きやすくしたりとか。
いい点があるじゃんっていうことで腕刀が流行り始めまして、
どんどんこれが発達していきます。
そして騎馬戦に適した長い刀、太刀が発達しました。
でもまだ最初のうちはやっぱり騎馬戦っていうよりは長物、
薙刀であるとか槍であるとかっていうのが主流の時代でしたので、
もう最後の砦、太刀は最後の砦みたいな感じですね。
かつてアシカがタカオジイゾウと言われた肖像画があるじゃないですか。
今は違うらしいっていう話があるんですけど、
あれで太刀を刀にかけているじゃないですか。
それとは直接は繋がらない話も混ぜちゃうんですけど、
昔、高知城に行った時にすごい大きい刀があったのが
それがまさに太刀と言われるものだったみたいで、
こんなの振れないだろうと思って当時調べたんだと思うんですけど、
肩にしょった状態で維持して、それを振り下ろす、
その重みも含めて振り下ろす、みたいな道具と聞いたことがありますが、
あってますか?っていう感じなんですけど。
その頃はそうですね。
室町ぐらいとかっていう意味ですか?
室町南北町あたりだと背中にしょってる野立みたいな感じでしょってて、
スッと抜きながら振り下ろす。
となるとやっぱり直刀だと無理があるんですよ。
そうですね。
カーブがあった方がスッと抜刀ができる。
そういうことか。
はい。
なるほど。
そこから各地に刀波というのが生まれました。
刀鍛冶さんたちの流派があったんですね。
あれが難しいんだわ。
そうですよね。
それぞれの地域の特色が色濃く出ていたのもここの特徴で、
五カ伝と言われてだいたい五カ所が有名です。
五カ伝って伝えるんですか?
五カ伝、五カ所の伝伝えるですね。
へー。
大和の国の大和伝。
ここはすぐ刃が中心ですね。
割とまっすぐなのが多くて、
自社ゆかりの刀匠さんが多いです。
なるほど。
それから山城伝。
繊細で優雅な刃紋が特徴で、
京都の都の文化の影響があります。
うーん、そうね。なるほど。
一番有名な微善伝。
はい。
よく微善の太刀なんて言われますが、
ここは乱れば刃紋がくねくねしてるんですね。
が特徴です。
これが美しいと言われて有名です。
宗宗伝、宗宗相美ですね。
そうね。はいはい。
とても切れ味が鋭い刀として有名です。
へー。
それから美濃伝。
美濃ね。
石器のところですね。
これがまた実践向けで剣廊であったので、
戦国武将には人気でした。
うーん。固いというか強い?
強い感じですかね。剣廊ですね。
そうですね。
他にも九州でも結構たくさんあったりもするんですが、
この時期に本当に伝説的な名刀が数多く生まれています。
今よく名が知られているような刀っていうのはほぼこの琴のものだと思っていいです。
天賀五剣。天下に五つの剣と書いて天賀五剣が有名ですね。
何か一振りでもお名前ご存知ですか?
言われればはいはいとかなるんじゃないかと思うんですけど。
はい。
同時斬安那。
あーはいはいはい。
源雷光が始天同寺という鬼を斬ったという、
源雷光の鬼大寺の物語の刀です。
それからこちらも鬼に伝わる鬼丸九日那。
あーそれも有名ですね。
はい。北条家に代々伝わって夢に現れた鬼を斬ったという逸話があります。
うーん。
ゲームで一番有名なのは三日月宗近。
あーはいはい。
これは京都の東高宗近の作で、とても雄美な姿と
波紋に三日月の型の模様みたいなのがシュシュシュって入っていて、
反りがすごく美しいです。
その三日月型は結構素人でも見ればすぐわかりそうですかね?
えっとね、かなりちっちゃいんですけど、
そうなんです。
見て、これが三日月の宗近の三日月ですって言われたら、
えっ?って一瞬なるぐらいちっちゃいんですけど。
へー、なるほど。
それから有名人が愛用した刀もたくさんありまして、
織田信長が愛用したへし切りはせべ。
あー。
はい。
曹操をして隠れた家臣をへし切った。
隠れたところごとへし切っちゃったっていうエピソードとか、
あとは政宗も有名ですね。
政宗は曹州伝を代表している刀です。
刀剣の歴史と特徴
それから村政。
この辺は前回のお話にも出ましたね。
徳川家に災いをもたらすと恐れられていた用刀なんですけれども、
実はとんぼ切りは村政派の人が作ったものです。
うん。
とんぼ切りって槍?
槍ですね。
本田忠勝が使ってたやつですね。
はい、忠勝様の槍なんですけど、
これは村政一派の和尚が作ったものです。
ごめんなさい、政宗と村政も同じ刀工ってこと?
えっ、違います。
別です。
それからちょっと時代が遡るんですが、
楠木正重が配刀したと言われている古竜影蜜とか、
割と竜が彫られているものは多いですね。
古竜ってどういう字?
小さい竜です。
小竜と書いてある。
小竜で古竜。
影蜜?
はい。影は火。
火の光の火に京都の京の京。
はい。蜜は光?
光です。
これから、さっきも言ったんですけど、
九州にも刀工いたよということで、
実用性を極めたとしてよく知られているのが、
銅田抜きと言われる刀で、
今の熊本県、秘語の国で作られたものですね。
これこそ、質実合研。
折れず曲がらず、よく切れると言われます。
どこで作られたって?
秘語です。
秘語の国。
熊本が?
はい。銅田抜きは戦国時代だと清政が愛用したということでも知られるものですね。
まあまあ、そうね。秘語の方に行きましたもんね。
そうですね。この銅田抜きはずっと好かれていたようで、
古刀の末の時代から、新刀初期にかけて最も活発に作られ、
新新刀の時にもこの作風が復活するっていう。
ルネサス的なやつ?
そうですね。と言われます。
なるほど。
そして、新刀の時代に入ります。
平和の中で作られた刀たちなので、役割が変わってきます。
慶長年間初期から文化年間、1804年ぐらいまでの時代、
この時期に刀刈りがまずありました。
それから家康による江戸幕府が確立して戦乱が終わって、
平和な世の中が訪れたということで、
武器としての機能だけではなく美術品としての価値とか、
武士の身分とか威厳とかの象徴としての意味合いが強くなりました。
ということで特徴としては、先ほどから出ている刃紋、
ちょっと刀のうねうねした感じの模様みたいなのが、
すごく華やかで大胆になってきます。
へー、なるほど。
あの刃紋って付けるんですよ、刀工さんが、自由に。
勝手に付くものではなくて、後からちょっと話はしようと思ってるんですが、
デザインしていくものです。
これがもうとても大胆になってきます。
まさに波っていうぐらいで、僕のイメージとして言うと、
本当に浜辺に波が来た時の川の先端のラインみたいに、
凹凸がかなりランダムについているっていうような印象なんだけど、
それは神刀です。
はい、そうです。
はいはいはいはい。
それから地金といって、刃のうねうねの上の部分、
峰の方に近い部分が、とても鏡のように美しくて、
均一な感じになってきます。
そうですね。
そして、そうやって美しくなっていくっていうことは、
鑑賞に適してきているっていうことなんですね。
この時に刀の鑑賞のプロの人たちが、
これはとてもいい刀で、こういうところにいいところがあります、
っていう説明書が付くようになります。
おー、鑑賞みたいなもんだ。
そうです。それが折り紙付きです。
あー、はいはいはい。
今でも鑑賞区としてよく言う折り紙付きの由来ってことですね。
そうです。
それから刀身がやや細めで長くなってきます。
へー。
切れなくてもいいので、反りが控えめになってきます。
あー。
というのが新刀の特徴です。
刀工の著名な作品
うーん。
刀工たちも京都とか江戸とかに集まってきます。
都市部に集まってきて。
あ、刀工自体が?
そうなんですよ。
へー。
この頃はそんなに名が有名なものはなくて、
刀工たちが有名になってきます。
あー、古人だってこと?
そうなんです。古人というか刀派。
作者か。
作者が有名になってきますね。
この作者がまた歌舞伎俳優たちみたいに受け継がれて、
接種生になったり、受け継がれていったりします。
うーん。
有名なのとしては古鉄。
あー、はい。
新刀器を代表する名工の一人なんですけれども、
その切れ味は古鉄を見せしめよという言葉が残るほど高く評価されます。
うーん。
ただ、本物が本当に見つからないと言われます。
これごめんなさい。これ新刀のほうですよね?
新刀ですね。
はいはいはい。
よく幕末の本堂勲が所持していたと言われていますが、
これは新刀器の新作ではありません。
はい。
新々刀器の刀工による写しじゃないかなと、よく言われていますね。
その点に関して言うと、
神仙のみ好きなんでね。
ちょっと振り振ると。
有名は有名なんですね。近藤勲の古鉄って有名なんですけど、
この人は剣術道場に養子に行っている子ではあるんですけど、
貧乏道場ですし、
本物の古鉄が手に入れられるような財力は多分なかっただろうと何かで読みました。
そうですね。
それぐらい希少ですもんね、多分。
そうです。はい。
それから、これも名前をよく聞きますが、泉の神金沙だ。
あー、はいはいはい。
これ、もう十何台ってずっと言っていて、
初期の頃だと野沙だって呼ばれる二台の人が有名なんですが、
これは細川忠憶が持っていた刀が有名で。
はい。
これあれですね、
柴領太郎の燃えよ剣だと打ち方が違うんですね。
柴領太郎の燃えよ剣だと打ち方が使っているのが野沙だということになってますね。
そうです。
実際どう言われてたかは知らないですけど、僕は小説の知識なんですけど、
でも結構丁寧に柴領太郎だから書いてあって、
柴領太郎の太刀が悪いのは、すごい丁寧に嘘をつく場合があるんで、
本当かどうかはわかんないんですけど。
野沙だは二台のことなんですよ。
そうですよね。
金沙だの金の字のどっかの部分が省略してカタカナののみたいに書いてあるから、
野沙だというふうに。
そうなんです、沙だの字。
沙だか。
沙だが浮かん森の下がのになっちゃって。
浮かん森の次の角が普通1なんだけど、これが逆にのになってるってことね。
のというか、雪という文字?
ああ、そういうことか。
浮かん森の下が、この足みたいな形じゃなくて、
いい例えじゃないけど何々家の墓ののっていう字。
そうですね、そののです。
そうなんだ、それで野沙だか。
そうなんです。
じゃあちょっと書いたってことは違うかもしれないな。
本当ですか?
まあ嘘つきなんで、あの人。
で、ひじかたとしぞうが持っていた刀は11台の金沙だが作ったのではないかと言われています。
あとはそうですね、堀川邦博。
こちらもですね、実はひじかたさんが持っていた脇差しが堀川邦博だと言われています。
とても華やかな刃紋と角式の高さで知られていて、堀川邦博の刀は他にもたくさん有名なものがあります。
だからこれはあれですよね、ひらたく言うと作者、
登校さんの方の個人というか、代々なのが受け付けられてるけど、
その人の名前だから、その刀はもちろん1本ではなくて、
この人が作った全てがそう呼ばれるってことですもんね。
はい。
新刀の後の方になってくると、津田助博っていう方が大阪の方で有名で、
とても切れ味が優れていて技物として名高かったそうです。
私この津田助博ってずっとどっかで聞いた名前、どっかで聞いた名前って思ってたんですけど、
ドラマのスペックっていうのに出ていたキャラに津田助博っていましたね。
これだと思って。
そうなんだ。見てたけど気づかなかった。
こっちを知らないとピンとこないもんな、多分。
そうですね。
平和な時代だったからこそ追求できた繊細で美しさや、繊細な華やかさとか美しさがあります。
小鉄と金沢が出てきた、近藤勲と藤方俊夫が出てきた漢字からすると、
起きた曹寺、聞く一文字っていう話を聞きたいところですけど、
これはこの後出てくるんですかね。
それはその後なんです。
そうなんですね。
新新刀の時代
新新刀の時代っていうのは文化年間、だいたい1800年の最初ぐらいから、
明治9年、1876年の廃刀礼の施行まで。
なるほど、この半端な明治9年。
そうなんです。
日本にとっては激動の時代と重なります。
そうですね、まさに。
平和が続いていた新刀の時期を経て、この頃になって刀が必要だ、武器が必要だとなると、
古刀の健全な姿とか作風とかが再評価されていて、
それこそルネッサンスではないですが、古刀復興を目指す動きが活発になります。
それを中心として動いていた刀工がいまして、
この方を水心師、正秀と言います。
水の心の子供、水心師。
正、正しいに光秀の秀。
光秀の秀。
水心師、正秀さん。
その字を光秀って言うのはさすがです。
オタクです。
この方がずっと復興を目指して、本当にこの人も刀オタクというぐらいに
ことをずっと研究してきて、制作法とかも研究して、復興に尽力したんです。
それに対して多くの刀工が彼の指導を受けて、全国に広がっていきました。
正秀の弟子たちがいっぱいいきまして、
源清丸。
この方は四谷正宗っていう異名を持つ代表する名工さんで、
切れ味がものすごかったそうで、幕末の師匠たちに本当に人気がありました。
それから大和の上康貞という方は、これは沖田宗師の哀悼と伝えられる刀の一つです。
それはこの時代に多くあります。
沖田の刀というともう一つが加州清光というのもありますね。
池田谷事件で折れてしまったと言われますが。
あとは、斎藤恵が拝刀していたとされる比善忠博。
比善ってやっぱり耳なじみがある気がするよね。
そうですね。
それから六の神吉幸。
お、来た。
これは坂本龍馬の拝刀の刀ですね。
暗殺の際に持っていたという逸話があります。
六の神は最近再発見されたんですよ。
へー。
そうじゃないかな、でも焼けちゃって真っ直ぐになっちゃって分かんないなってなっていた刀が、
実は本当に吉幸だったという。
何年?3年?4年くらい前だったかな。
再発見されました。
それから斎藤貴守が拝刀していた大慶直種とか、
桂小五郎の拝刀で張馬の組たたくみ、などが有名です。
これも全部人の名前ですね。
一応刀工の名前ってこと?
そういうことです。
なんとかの神とか、家臣とかは要するに家賀の神だから、
この時代にいわゆる官職名みたいなのはあまり意味はないと思うんだけど、
いわゆるそういう部分と、いわゆる名医ですか?
名医というか、忠博とかっていうのは個人の名前の部分ですよね。
普段呼ばないと言われている母貴に書かれるという方の名前ですよね。
出てきた中で南本って出てきたけど、
これもいわゆる刀工の方が本当かどうかともかく現状証してるって意味なんですか?
そうです、そうです。
そういうことなのね。
刀の名称と由来
じゃあ、この一振りを指して言ってるっていう感覚で言ってるものっていうのは案外ないんだ。
そうですね。
この時代はね、さっきの古い時代の状況は違うと思うんですけど、
この新刀、新神刀はブランド名みたいな。
そうですね。
一個一個は違ったり、そもそも加工の仕方で後から脇刺しにすることとかもあったとか聞いたことあるけど、
そうですね。
それで結果的に脇刺しになってるものもあったりとか、
そもそも同じ人が作ってても似てないものもあったり、
共通項はあるんだろうけど、癖が違う、特徴的なものがあったりとかで違ったりはするけど、
みんなその人が作ってるんだったら、例えば美善忠博とかって言われるってことだよね。
そうです、そうです。
古い刀の名前があるもの、名がついているものもみんなそうなんですけど、
同時斬矢須那とか三日月宗近っていうのは、
矢須那が作った同時斬りなんです。
はいはいはい、そうだよね。みんなそういう名前ですもんね、下が。
そうです、そうです。
でもその上のところで同時斬りとか鬼丸とか三日月っていうので一振りに特定されるってことだよね。
そういうことですね。
なるほど。
へし斬り長谷部なんかは、長谷部っていう人が作ったんですけど、
へし斬りっていうエピソードから名前がつけられちゃった、あだ名みたいな感じになっちゃった。
そうですよね、それこそとんぼ斬りとかもそうだし。
そうですね、やっぱり由来があったり、何か伝説があったりすると名前がつきますね。
僕がこの刀剣の話してほしいって言ったきっかけになったのが、髭斬りとかですよね。
髭斬り、はい。
これも。
上古刀から古刀にかけるの。
僕が読んだ漫画では、源の雷光が持ってて、ある人に授けるっていう流れで出てくるっていうところで出てきた剣でしたね。
なるほどね。髭斬りはお目にかかりやすい刀ですね、とても。
現代刀の製作と展示
そうなんですか?
そうなんです。京都の北の天満宮にありまして、結構いい頻度で出してくれてます。
そうなんですね。
今、京都に食べに行くっていうテンションにはなりづらいけど。
そうですね。
関西はね、今ちょうど盛り上がってるのもあるし、外国人も多いし。
そして、この東京ブームで前に出てくる、展示されるってなると、お姉さま方の集まりがすごいらしくて。
そうでしょうね。
先日も宮城の方で時計箱があったんですけど、入るまでに3時間待ち?って言われてましたね。
ちょうどこの7月なので、7月末?初めかな?7月から8月末ぐらいまでで、九州の九州博物館で刀剣展があるんですけど、行きたいんですけど、こちらもきっとすごい人だろうな。
行けるか行けないかは、ともかくとして、具体的にお姉さま方と同じところにいる方っていうのは。
そうなんです。それこそね、ヘシキリハセベがいるはずなんですが。
ああ、そうなんだ。
ヘシキリハセベ、銅だぬき、それから日本豪などが展示されるはずです。
聞いたことあるな、日本豪。
日本豪は、飲み取りの槍って言われる黒田の槍ですね。
ああ、黒田節?
はい、そうです。
そっか、それでか。いっぱい出てきましたね。
そうですね。
これってどうなんだろう?みんなどのぐらいついてくるんだろう?
本当、本当申し訳ありません。
でも面白かったですね。
はい。あ、そんな刀があるんだなって思っていただけると嬉しいです。
時代の流れ順で有名どころをご紹介っていう感じでしたかね。
はい、そうですね。
ゲームなんかにもよく出てくる刀もあったと思うので。
あとあれですね、今回触れないって話でしたけど、
現代刀っていうのは、ハイトーレ5に作られているものってことですか?
そうです。現代でもまだ刀を打ってくださる投稿さんはたくさんいらっしゃいまして、
それから古い刀とか、なくなってしまった刀っていうのを、
資料をもとに打ち直してくれる刀っていうのもありまして。
三日月もそうなんですけど、ボロボロなんです、本当は。
1000年前ですから。
それこそ刀剣乱舞からのクラウドファンディングみたいな感じでお金が集まって、
影っていうのを作って三日月の影ができたり、
それこそこちらもクラウドファンディングだったと思うんですが、
第二次世界大戦の戦後のゴタゴタでなくなってしまった、
ホタルマルっていう大太刀、すごく長い太刀があるんですが、
それを打ち直したとか、はい、いっぱいあります。
ホタルマルとかも特定の剣を刺す、日本語とか、日本語は槍だけど。
そうですね、特定です。
特定のってことですね。
特定のやつは割とナントカマルとかって名前多いですね。
そうですね。
ナントカマルって何なんですかね、船もナントカマルですよね。
何かあるんでしょうね。
今度機会があったら調べてしゃべりましょうか。
はい、ちょっと調べてみたいと思います。
はい。
というわけで、ペラペラとたくさん話をしました、日本刀の歴史でした。
ありがとうございました。
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