言葉の由来を探る
では、2週目です。 2ヶ月目?
2ヶ月目、今度は8月ですね。
葉月の回ですかね。 葉月の回です。
今回は、刀剣版ものの名の庭からいきたいと思います。
刀剣って、いろんな部品の名前があったりするんですけど、
よく聞く名前もあるんですよね。
坂場刀の坂場って何ぞとか、
峰打ちとか。
ありますけれど、そういう言葉とか、
日本刀が由来の言葉の話をしていきたいと思います。
早速ですが、クイズです。
日本刀が由来となっている言葉やことわざについて、
クイズ形式で遊んでみたいと思います。
第一問。
自体が差し迫って、どうにもならない状態になること。
身体極まること。
この状況を表す刀に由来する言葉は何でしょう?
切羽詰まる?
素晴らしい!
切羽って切るに刃ですか?
そうです。羽の刃ですね。
羽の刃か。
これは刀のつばの表裏に差し込む金具のことを切羽と言います。
表裏に?
表裏からギュッて締めるんですけど、
これがしっかりと詰まっている状態、密着している状態。
動かないよっていう。
そうなんです。そこから逃げ場のない切羽した状況を表すことになりました。
刀、日本刀を割と丁寧に書くと、刃があるところの手前に2、3センチくらいの
僕のイメージは銅のような色をした部分があると思うんですが、あれのことですか?
あれはまた違う部品なんです。
後に出てきそうですか?
はい、そうです。
では、第2問。
仲違いしていた夫婦や恋人などが元の仲の良い関係に戻ること。
一度離れたものが本来あるべき場所に戻ること。
元の鞘に収まるですね。
はい、そうですね。
刀が本来収まるべき鞘にぴったりと戻る様子から展示しています。
刀は湾曲具合とかが違うから、反りの状況が違うから、
抜いたところに収めないと、ちゃんと収まらないですもんね。
そうなんです。
鞘に何でも収めるわけじゃないんですよね。
なるほどね。そこもあるからこその意味合いがあるってことですね。
そうですね。
では、そこも含めて、第3問です。
人と人との性格や意見が合わず、しっくりこないこと。
ごめんなさい、先に言っちゃった感じになっちゃいましたね。
反りが合わないってことですね。
そういうことです。
等身の反りと、それからそれを収める鞘の反り具合が合わないと、
刀がスムーズに鞘に収まりません。
はいはいはい。
人間関係の不調和を指す言葉になりました。
では、第4問。
互いに譲らず、激しく言い争うこと。
結構した状態です。
さっきまでわりと説明文でちゃんとピンときたんだけど、
今回は全然ピンとこないな。
はい。
結構している状態は、つばぜり合い。
なるほどね。そういうことか。
言いますね。
刀のつば同士がぶつかり合うほど接近して戦う様子から、
互いに譲らず激しく争う状況を表すようになりました。
僕ちょっとだけ剣道をかじってたんで、
剣道でもその状態のことを、
ボクシングで言うとクリンチするぐらいの距離感のやつのことを
つばぜり合いって言いますよね。
剣道でも言うやつですけど、同じことですよね。
時代劇なんかでも白熱してるシーンで、
わりと周りが縮まって、
睨み合うみたいになったりするシーンとか、
あれがいわゆるつばぜり合いって状況ですよね。
そうですね。
竹刀のつばって何でできてるんですか?
あれはプラじゃないですかね。
プラスチックなんですね。
下側、柄の方側から、
つば止めっていうゴムのやつで止めてる感じ。
だいたい茶色いですけど、
意外といろんな色があったり半透明のやつがあったりとかも
色々ありますね、剣道のやつはね。
勉強になります。
はい、では第5問です。
激しく争うこと。
互いに激しく競い合うこと。
キッコーした状態ではないのですが、
ぐっと競い合っている状態のこと。
競い合っている状態が難しくなってきたな。
変なこと言うと、この後出るかもしれないんだよな。
いいですよ、大丈夫ですよ。
違うのはわかってるんですけど、
これはちょっとニュアンスが違うかなと思いついたのは
鞘当てだったんですけど。
鞘当てはまたちょっと。
ニュアンスが真逆に違いますね。
様子見るみたいなニュアンスですね。
しのぎを削る。
素晴らしい正解です。
しのぎ、7月の回でもちょこっと出てきたんですけれど、
刀の胸、刃の裏側の方ですね。
から刃先にかけて盛り上がっている部分です。
刀同士がぶつかり合う際に、
このしのぎの部分が削れてしまうほど激しく戦う様子から来ています。
よくスポーツとかビジネスの競争などでも、
この言葉は使われますかね。
そうですね。でも多分全然わかってないでしょうね。
日本刀の部品とその機能
今使ってる人で、
そうでしょうね。
そのことなんだって。
ええ、ええ、ええ。
市内にはしのぎってないですもんね。
ないですね。しのぎ、しのぎ。
刃があって反対側があって、
一番盛り上がっているところですよね。
そうですね。
ここか。ないですね、ないですね。
市内は丸いし、竹4本で交差していますからね。
ええ、ええ、ええ。
木刀は形状上は一応しのぎに当たりそうな部分はあるけど、
多分本来の日本刀とは位置がだいぶ違うかなって気がします。
そうですね。
はい。では最後です。
はい。
身動きが取れないほど事態が深刻になること。
どうすることもできない状況。
ちょっと待って、刀に関係があるんだよね。
そうですね。刀の部品では今回はないです。
ああ。最初の切髪丸と意味合いに似てますよね。
ああ、そうですね。
いや、だめだな。ちょっと思いつかない。
こちらが用意している答えは抜き差しならない。
ああ、なるほどね。そうですよね。
これは刀が鞘から抜けなくて、または鞘に納められなくて、
つまり身体極もっている状態っていうのを。
どうにもならんと。
はい、そうなんです。
意外と刀から来ている言葉っていうのは多いですね。
ありましたね。
なんかいろんな、でもまあやっぱり競うみたいなニュアンスが多いような気もするけど、
一方で元鞘みたいなのも出てくる。
そうですね。
えー、面白い。
はい。そんな感じでいろんな刀の部品とかの名前があるわけですが、
もうちょっと詳しく、ここってどういう名前とか、
これって何?っていう話を少ししていきたいなと思います。
はい。
日本刀は大きく分けて刀身、刀の本体ですね。
外装のことを鞘とも言いますが、
こしらえと言います。
それぞれが独立した機能と美しさとかを持ちながら、
一体となって日本刀の姿を形作っています。
そうね。
なんか、ごめんなさい。認識が間違ってるのか合ってるのかよく分からないんだけど、
はい。
こしらえって刀身以外全てを指すようなイメージがあって、
はい。
例えば、束だとか鞘だとか鞘ももちろんそうだけど、
はい。
全部を指してこしらえっていうイメージ。
そうです。
それで合ってます?
はい。合ってます。
よかったです。
はい。
だから、刀の展示されてる時って、
うんうん。
束とか握るところが全部ない状態。
ああ、そうですね。
で、飾られてますね。
うーん、確かに。
で、そこの束の中の部分に名前、銘が彫ってあったりするので、
そこを見せるようにっていう感じでね、
ああ、そっかそっか。
全部のいてあります。
だから、こしらえ、束、それから鞘のところ、それから鞘も一緒になって飾ってあることが多いです。
あ、なるほどね。
はい。
並べてとかいうかね。
はい。
あそこだって美しいもの多いですからね。
はい。本当にいろんな工夫がありますね。
まずは刀身の部分です。
はい。
はい。
物を切るための鋭利な部分が刃ですね。
刀に一本線がついた感じの刃。
まあ、そうですね。
はい。刃です。
で、その反対側が胸と言います。
胸ね。
気変に東で胸。
はい。
はい。
えっと、普通というか、よく言われるのはミネ。
ミネ打ちとかのミネも同じ部分ですが、刀の用語としては胸だそうです。
刺している意味としては同じなんですね。
そうです。
一般用語か専門用語かみたいな。
はい。そうですね。
はいはいはい。
で、この胸の部分で手で抑えながら切ったり、グッと体重をかけたりということもできますね。
うんうんうん。
はい。
刀の先、一番先のことは切先と言います。
ああ、はいはいはい。
刀身の先端部分で、ここは刺突するために使うもの。
はいはいはい。
で、ここにかなり刀口の個性が現れるんですね。
うーん。
切先のところが太かったり大きかったり小さかったり。
切先が大きいってどういう状態?
えっと、刀の絵を描くときにちょっと三角形っぽく描きませんか?
先の部分ね。
はい。
描きますよね。
はい。そこが大きかったり小さかったり。
長いって意味?
長い。そうですね。
ああ、そういうことか。はいはいはい。
なるほど。はいはいはい。
はい。します。
あの部分、その三角形みたいな部分が切先ってことね。
そうですね。
その境目というか。
はい。
なんか単純に先の方をぼんやり刺してるんじゃなくって、
あの、色が変わりますよね、あそこでね。
あ、そうなんですそうなんです。
その加減とかでね。
はいはいはい。
そこのことですね。
それから刃紋、ずっと7月の回にも出ていましたが、
ここは焼き入れ、刀剣、鋼を叩いて焼いて、
じゅーって冷やすのを焼き入れって言うんですが、
これによって刀身の刃の部分に現れる紋様です。
で、よく私も7月の時には波々線なんていう言い方をしました。
うんうんうん。
これ、よく目に見える波々線のことではないんです。
あ、じゃないんだ。
じゃないんです。
本当の刃紋っていうのは、すぐ目に見える波々線の中に、
光にかざすことによって現れる紋様があるんです。
うーん。
実は中にも紋様がすごくたくさん見えまして。
千年の7月に言ってた三日月とかってそういうこと?
それはまた別の。
その三日月のシュッシュっていうのは別名がありまして、
あれはわざとね、粘土を三日月の形にシュッシュって模様を付けてるんですけど、
あれは内の家という名前があります。
へー。
名前があるぐらいだから三日月以外にもそういうのが入ってるやつがあるんだ。
はい、ありますね。
なるほど。
はい。
それとはまた別で、いわゆる刀の波々部分の中に、
こう凝ったことがしてあるわけね。
そうなんです。
ただの飾りではなくて、これで切れ味にも影響してしまうので、
実も兼ねてるんですが、
よく刀剣を鑑賞するときに、
だいたい身長よりちょっと低いぐらいで飾ってくれるので、
刀剣の基本理解
若干中腰になりながら自分で高さを調整して、
反射を変えるわけね。
そう、反射を変えるんです、自分で。
だからお姉さま方がみんな中腰になってます。
へー。
そうなんだ。
はい。
それはちゃんと、なかなか、
お姉さま会う機会がないから難しいんだけど、
本当はここだよっていうふうに教えてもらえるとわかるんだろうけど。
そうですよね。
多分、今僕これ聞いたじゃないですか、
今そういうもんだよって表面的に見えてるもんじゃなくて、
角度で変えるとわかるよって言われたぐらいの知識で、
フラッとどっか国立美術館とか博物館とか行ってあったら見たら、
中腰になって見たりすると、
素人でも何のこと言ってるかわかりますかね?
最初わかんないと思います。
ああ、やっぱりそうなんだ。
こうなんだよっていうのがないとなかなか難しいんだね。
そうなんです。
一振り見ただけではわかんなくて、
ああ、なるほど。
たくさん見比べてみて、
あ、これかっていうのがだんだんわかってくるかなと思います。
うわー、すげー奥が深い。うん、いいですね。
そしてね、統計を飾ってくれるところのガラスがね、
本当に透明で見えないぐらいに見やすくしてくれてるんです。
そういうことがあるからね、
そういう微妙なわずかな光の加減とかで違っちゃうから、
汚れがついてたりとかすると、
それが確認できないこともあるしっていうようなわけですね。
そうです。私恥を晒しますが、
両国の東京博物館に行ったときに、
いろいろずっとこう見てて、
うわーってやってたら、
ゴンって頭をぶつけました。
そのぐらい透明ってことね。
本当に見えなかったです。
もうちょっと上が見たいんだけどって言ったら、
ゴンってぶつけて。
でもいそう。他にも全然いそう。
なるほどね。
これにもいろいろな名前がありまして、
波紋の?
波紋の。
波紋がまっすぐのものをすぐ波、
直くの波ですぐ波。
それからちょっと湾曲、
波のように7月のときに大堂さんが
波の文様みたいな感じ、砂浜の。
ああいうのはのたれ。
のたれ?
のたれ。
それからこれがすごくうねうね上下に激しく
いっているのがグノメとかチョウジとか
いう名前になってきますね。
のたれの波の加減がもっと激しくなっているやつが?
なっているのがグノメ。
あとチョウ?
チョウジ。
チョウジ?
半チョウ。
チョウか半カのチョウに子供の子です。
なるほど。
ぜひ聞いてくださっている方も調べてみてほしいんですけど、
こんなぐにゃぐにゃあるんだっていうぐらいのぐにゃぐにゃがあります。
それがでもあれなんでしょ?
逆にそれで刀としての性能が落ちないように工夫してるって感じ?
そうなんです。
すげえな。
このチョウジ、このぐにゃぐにゃがすごい激しいのが好きとか、
私は割とすぐ刃が好きで、
まっすぐスーッとしてるのが好きなんですけど、好みが分かれますね。
この辺にも刀刃が出てきまして、
先ほど言った刀剣博物館で、
あれこれ見ていて、この刀好きだなって思っていると、
同じ刀刃だったりします。
いいね。面白そうだけど、なかなか多くないよな。
そうですね。
じゃあ好きなやつは、
作家さんが初見で見て、
これ好きだなって言ったら、この好きな感じはどこどこだなって分かる。
7、8割ぐらいは正解するイメージ?
分からないです。
そうなんだ。あくまで好きなのがたまたま合ってるぐらいの感じなんだ。
そうですね。この形好きだなとか、
私は細身が好きで、薄い細身の刀が好きで、
刃もも、すぐ刃、まっすぐとか、ちょっとのたれが入ってるようなのが好きなんですけど、
そうすると同じ刀刃のものだったんですよ。
あれって思うぐらいに。
っていうぐらいの確率なんだ。
刀の特徴と性能
そうなんです。
すごい世界。
そしてもう一つ光に透かしてみるのが、地金と言いまして、
刃紋以外のところで、刀身の表面に見える鉄の文様なんですけれど、
これは鉄をずっと折り返して焼き入れるということで生まれる、
例えて言うとミルフィーユのような模様なんですけど、
この模様がまっすぐ木目のように見えるものであったり、
木目を反対に直角に切って線がいっぱい入るような。
だからストライプとボーダーみたいなことですよね。
難しい。
縦と横なんじゃないの?
縦と横というか、短い線が入っていたり、長い線に見えたり。
長さの問題ってことか。
模様がまた違うんですよね。
ごめんなさい、それ今なんていうやつの話?
地金です。
地金か。
地面の地に金でいいんですよね。
金属の金ではなく鉄です。
鉄で金っていうものか。
違う、ちょっと待ってください。嘘を言った。
いいですね。地金、地に鉄です。
地金のはずです。
木目にまっすぐなのと、丸っこいのがあったりするじゃないですか。
あんな感じです。
なるほど、そういうことか。
それがまたウネウネしてたりとか。
この刀は刃紋が長寿乱れで、木目肌でとか、
全部説明書きが書いてあるのが折り紙です。
なるほど。
ちょっと待って、参考になりそうな画像を見つけたので見ながら見てみる。
はい、どうぞどうぞ。
痛め肌とか、まさめ肌とか、木目肌とか、あやすぎ肌とか、
いろんなのがありますね。
こんなものが表面に見えるの?
そうなんです。
そうなんだ。
そうなんですよ。
折り紙には今度その模様の中に見えるふんわりとした、
ほわほわってしたニエっていうのもあったりして、
ニエアワクとか、いろんなことが書いてありますね。
なるほど、複雑。
参考になるページを載せておきたいと思います。
それから最後に刀身の最後ですが、中子と言います。
茎って書くんですけど、植物の茎で中子って言うんですけど、
刀身の柄の中に収められる部分で、ここに穴が開けられて柄と固定されます。
ここに刀工の名前とか製作年が刻まれた名、金辺に名前の名が入ることが多いです。
あれ?柄と刀身に開けた穴で固定するじゃないですか。
あれって目釘とか言いましたっけ?
はい、目釘穴と言います。
穴は目釘穴ね。目釘を打つとか言い方違いますね。
そうです。
なるほどね。急に思い出す刀剣用語っぽいのがあったので言いましたけど。
目釘穴、基本最初は1つです。
1つで止めるんですけど、見ていると2つ開いていたり3つ開いていたりっていうのも中にはありまして。
俺2つあるから固定されるのかなってイメージだった。
基本は1つだったと思いました。
できるんだ1つで固定がちゃんと。
なんで2つも3つも開くのってなると、これ擦り上げって言って使いすぎて刃が傷んでしまった時に研ぐじゃないですか。
研ぎすぎちゃうと短くなったりするんですね。
あとは長い刀芯のものだったんだけれど、使いにくいから短くしちゃった。研ぎ直した。
っていう時にバランス崩れてしまうので目釘穴の位置が変わってしまうんです。
ああ、そういうことか。刃の部分の長さが変わるとバランス取るために目釘穴も位置を変えないとバランスが取れないよって。
そういうことです。
だから目釘穴がいっぱい空いてると苦労した子だねって。
いろんな形で変えられたりするとね。
刀剣の製作技術
それこそ織田信長が結構背が低かったと言われますので、有名な刀を奪ってきて、俺に合わないから短くしたとかありますね。
というわけで刀芯部分でした。
刀芯すごいね。さすがだね。刀芯の部分は結構ボリュームあったね。
そうですね。
刀芯に関係ある。さっき作る時の話ね。鉄を折り返してとか叩いてとかいう話があったと思うんですけど。
ここでまた落語をちょっとぶち込もうと思いますが。
奇襲っていう落語がありまして、奇の国のことですね。奇襲徳川家のことなんですけど。
奇襲皇が八代将軍になったわけですよね。吉宗になったわけですよね。
吉宗が将軍になる時って、奇襲と終わりの五三家のうちのね、奇襲と終わりのどっちから将軍を迎えるかっていう話のエピソードがあって。
一度は断る。主人公が終わり皇なんですけど。
頼まれても一度は断るって言われたんだが、自分で思ったんだがして。
断ったら奇襲の方に話が行くじゃないですか。奇襲皇の方に話が行って。奇襲皇も一旦断るだろうから二回目来た時に受けようと思ったと。
なのに奇襲皇が一発で受けちゃったというような話になっていくんだけど。
その時に多分清井町あたりにあった屋敷から、あそこしも屋敷かな。
江戸城に上がる時に投稿があって、落語の中では。
土で打ってるわけじゃないですか。
それが、普通はトンテンカンってよく言うんですよね。一般的に。
が、タイミングの問題っていうか、テンカントンって聞こえたと。
天下取るって聞こえると。
これは私が将軍になるんだなと思うわけです。落語の中の終わり口は。
で、さっき言った一回断ったら奇襲皇が一回も断らないで受けちゃったから自分は慣れなかったってなって。
おかしいなーって思いながら帰るんですよ。
で、その投稿のところを通ると、刀って熱して叩いてるんで、最後水につけるじゃないですか。
あれの音が奇襲なんですよ。
天下取るのは奇襲っていうのが元々そこでそういう音がしてたよっていう落語があるんですね。
落語の中では珍しくちゃんとした事実を踏まえたお話っていう。
落語も架空の長人とかの話が多いので、
登場人物がやってることは落語ですけど、登場人物が奇襲皇と終わり口なんて、
実在の人物っていうのがなかなか、落語の中では珍しいと。
しかも刀剣がガッツリ絡んでるっちゃガッツリ絡んでる。
刀剣っていうか刀口がね、案外刀口自体が出てくる話ってないと思うんで落語だと。
そうなんですね。
落語って長人の話なんであんまり出てくる機会がなくて、
たぶん講談とかだったらあるかもしれないですね。
武士の話とかが多いので。
ちょっと今度機会があったら探しておきます。
刀口が出てくる話とかっていう。
ぜひ。
っていうのが刀剣のおまけの話でした。
刀剣じゃないや、刀身部分のね。
では最後に軽くこちらへのお話をして終わりたいと思います。
まずは束。握るために持つ部分ですね。
木製の芯にサメ皮を巻いて、その上から束糸という糸を巻いて仕上げられます。
この糸を巻くのも本当に大変で。
糸なんだあれ。
あれだけで束巻しっていうお仕事があるぐらいですね。
そうでしょうね。布だと思ってました。
布のこともあります。
あるんですね。
束糸っていう糸で巻いて仕上げるんですけど、
その糸の巻き方も十文字になるように巻いたりとか、きれいにまっすぐ巻いたりとか。
なんとなく隙間の部分がひし形みたいに見えますよね。
それを絵に描くとひし形で描きます。
ひし形から見えてる部分はサメ皮部分ってことですよね。
そうです。
あそこを握って糸を巻いてるだけなのに、
日本刀の構造と装飾
あそこを握って崩れないってことはよっぽど難しいというか、
専門的な糸の巻き方をしないとそうはならない。
ぐちゃぐちゃってなっちゃいそうですもんね。
そうですね。
次が目抜きです。
束の中央部分に付けられた逃走具の一種で、
これに、さっき言った中後の穴に通して、
穴にキュッと通して固定するために使われる小さな金具です。
ここでキュッと留めます。
それからこれ、ただの木の棒とか金具とかだけではなくて、
外側に飾りを少し付けて、
本当の飾りにしたり、それで滑り止めにしたり、
というふうにしていたようで、
これがだんだん時代が下るにつれて装飾性が高められていって、
縁起のいい動物とか植物とか、さまざまな衣装が施される。
好きだよね、日本の文化ね。
そうですね。
発想がねつけとかと近いような気がしますね。
そうですね。
装飾の発想がね。
先日コテツさんが何かこの柄の部分を写真に撮っていらして、
ご自身のなのかしら?
この目抜きがウサギさんだったんですよ。
コテツさんらしいなと思って。
ずっと言葉にも出ていました、ツバ。
はいはいはい。
これもさまざまなデザインがあって、
技術品としても評価されています。
もう内容は話しませんけど、ひなツバっていう落語もありますね。
お雛様の刀のツバっていう意味でひなツバなんですけど、
これはあんまり刀の話ってわけじゃないんで、
ストーリーは話しません。
刀身を納めるためのカバーみたいなものが鞘。
木でできていて漆塗りっていうのが一般的ですが、
こちらにもサメ肌を巻いてみたり、
いろいろな装飾をつけたりっていうのが。
それこそまたしばりおたらの話になりますけど、
爆発画舞台のやつを読むとロザヤっていうのがよく出てきた印象があるんですよね。
ロザヤ。
たぶんロウっていう字を使うと思うんで、
ロウソクのロウっていう字だと思うんですけど、
流行りものっぽくよく出てきますね。
ロイロザヤの略称で漆塗りの技法の一つである
ロイロ塗りをした刀の鞘のことだそうです。
こういう色だ。
でも黒っぽい色?
そうですね。
黒色って書いてあるから黒じゃないのもあるんですね。
そのようですね。
茶もありました。
漆ですからね。
漆塗りっていうことですね。
鞘の刀芯が差し込まれる部分の口が開いた部分のことを濃い口と言います。
刀芯がスムーズに出し入れできるようにピタッと付けられます。
そしてそこにピタッとはまるように刀の方に付けるのが、
さっきライドさんが言っていた、あれが幅器。
幅器ね。
幅器って住宅の壁と床の間の部分のやつのこと?
そうですね。
同じような理屈というか形というか状況?
状況というか。
濃い口はよく勧誘的に濃い口を切るとか言いますよね。
刀を抜くって意味合いですよね。
そうですね。
濃い口と幅器がしっかり合ってパチンと締めて刀が落ちないようにしています。
抜く時にそこのロックを外すみたいな感じで親指でカチッと開けるじゃないですか。
あれがかっこいいですね。
かっこいいですよね。
あれだからそういう意味で言えば日本刀独特なんじゃないですかね。きっとね。
そうだと思います。
そして鞘にまたおしゃれなものがついてまして、
必ずついているとは言えないのですが、
仕込みの小刀とか耳かき、紙かき、紙の中を書くのような道具が仕込まれていることがあります。
へー。
これらが仕込みの小刀のこと小塚。
あー小塚って聞くの。
はい。それからかんざしと同じ字で郊外というものがありますね。
これもだんだんおしゃれになってきて、
いろんな形、絵のセットみたいな形、小塚と郊外と鞘の絵が揃っているとか、
あーなるほど。はいはいはい。
本当におしゃれで。
そうね。そういうのも好きそうだもんな。
私見に行った時には、七夕の織姫と彦星でセットになっていたりとか、
おしゃれでしたね。
なるほど。僕が今適当に見たやつにはとんぼが小塚のところに描かれている。
そうですね。とんぼの模様多いです。
とんぼってなんかあれですよね。
戦いに縁起がいい虫なんです。勝ち虫っていう別名があるそうで。
そうなんですね。僕が使っている小銭入れが、
甲州陰天というね、私の地元の山梨県の鹿川細工のものを使っているんですけど、
模様がいろいろあるんですけど、パターンがいくつかあるんですけど、
その一つがとんぼがあって、僕が使っているやつはとんぼです。
へー。
なるほど。
はい。といういろんな、まだまだたくさんあるんですけれども。
そうですよね。あとあれとか、あんまり深い話にはならないんでしょうけど、
なんていうんですか。
鹿の巣場に近いところに紐を通すようになっていて、
実際に紐が通されていたりするじゃないですか。
ええ。
あれは体に固定するための紐なんですかね。
そうですね。ちょっと今回調べに入れていなかったんですけど、
言い出すとキリがないので。
まあ、そうですね。そうなんですね。
鹿のさ、鹿尻もさ、金具がついているじゃないですか。
あれが鹿尻のところ、頭、頭です。
頭。
はい。頭って書いて頭。
鹿尻だけど頭なんですね。
そうなんです。
そういうのがね、いろいろ。
まあね、ステータスですからね、凝ってくるし。
はい。
いろんな工夫もされるんでしょうな。
はい。
はい。という言葉のお話でした。
刀の文化と伝統
はい。ありがとうございました。
はい。
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