2022-07-22 14:15

[MKTG]MAのスコアリングについて

1週間ほど、配信に間が空いてしまいました。

少々悩んでいたことがあり、それは、やはりスコアリングについてのベースの考えを見定めなければMAの本質的な価値がわからなくなってしまう、という点を感じていたことにあります。

スコアリングというのは、わかりやすいように見えますが、むしろいろいろなユーザーの行動、心理、インサイトなどを見えなくしてしまいます。

人の心理はもっと複雑です。お客様が興味を持ったことを分類しようとすると、1つのスコアでは表せなくなります。

例として、メールマーケティングにおける開封1点、クリック5点とした場合、開封5回がクリック1回と同じスコアであるにも関わらず、その意味は全く異なるものです。それでもスコアにしてしまうと、同じになってしまうのです。

数値にすることは、さまざまな人の行動を数直線の上にのせてしまうことに他なりません。

スコアリングの最大のデメリットは、このことにあります。

スコアが意味することをもっと分解して運営していくことが、MAのスコアリングを活用する第一歩になる、と考えています。

引き続き、データやスコア、数値について、お伝えできるように紐ほどいていきたいと思います。

○前書きは「数字の罠」という話です。

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(提供:株式会社コロンバスプロジェクト https://columbusproject.co.jp

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B2BコミュニケーションとB2Bビジネス談話 コロンバスプロジェクトの緒方です。
この番組は、B2Bのセールスとマーケティングを中心に、コンテンツや事業開発、組織開発やビジネスコーチングなどのコミュニケーションの領域のお話をしています。
2分ほどのどうでもいい話と10分ほどの本題、合わせて1回15分ほどの番組をお話しています。
ぜひお楽しみください。では、どうでもいい話からどうぞ。
どうでもいい話ではなく、前書きについてお話しします。
この後、本題のほうでは、MAのスコアリングについて、改めて損失してしまう部分がありますよという話をしています。
MAのスコアリングというのが、やっぱりマーケティングオートメーションツールができて、
そのスコアリングによっていろんなことを測っていくことができるというような、
そんなことは実は言っていないはずだったんですけども、
一人歩きしてしまってスコアリングというのがですね、
そのようなことを感じさせてしまった。
というのが、マーケティングオートメーションツールというものの良い面でも悪い面でもあったのかなと思っています。
この数字というものはですね、やっぱり罠がありまして、
例えば、XとYの軸で情報を見定めたときにですね、
XとYが、例えば1、Yが2としましょうか。
そうするとその点というのは、1の2乗を足す2の2乗のルートなんですよね。
ルート5になるわけですよ。
そのようにルート5になるわけですよね。
1と2の点で言ったらルート5になる。
でも同じルート5でも、
例えば、逆に言うとXが1でなく2で、Yが1でもルート5なので、
その2つの点を同じものだというふうにしてしまうんですよね。
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なので、意味が本来違うはずなのに同じにしてしまうというのが、これが数字の罠なんですね。
2つのものを別のものとして捉えなければならないのに、
数字に落としてしまうと同じものになってしまう。
これが非常に難しくするというか、
それではいけないということに気づけるかどうかなんですよね。
この辺は本当、微分積分もあって二次曲線も三次曲線も、
もっと多次元のお話になってくるので難しいところではあるんですが、
この辺りを踏まえると、
この数字、MAのスコアリングというものは何なのかということが見えてくるかなと思っています。
非常に抽象的な話なんですが、
この回は良くないかもしれないんですけど、聞いてください。
では本題いきます。
B2BコミュニケーションとB2Bビジネス談話、コロンバスプロジェクトの小型です。
配信が1週間ほど空いてしまいました。
この1週間で何を話したらいいかというのが、
見定めの1週間だったんですけども、
今日はマーケティングオートメーションツールのスコアリングというものが何なのかということをお話したいと思います。
特にこのスコアリングというもののデメリット、側面をお話したいと思います。
MAのスコアリングというのは、
いろんな活動、いろんなオンラインでの行動、
ウェブでの行動の情報を数値というスコアに集約してしまうということなんですよね。
これはもっと人の行動だったり、
人の行動は非常に複雑なものを線形にしてしまうという要素があります。
二次曲線ではなくて一次曲線にしてしまうということなんですよね。
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この人の行動は非常に複雑にも関わらず、
MAによって一次曲線に集約してしまうということは、
人の行動をすごく分かりにくくしてしまう側面があるんですよね。
例えばよく世の中の記事でも書いてありますけれども、
例えばメールの開封、ウェブサイトへのアクセス、
例えばメールのクリックなどをスコアにするというようなことで言うと、
例えばメールマガの開封を1点としますと、
メールマガのクリックを5点としますと、
そうするとメールマガの開封の5回と、
メールマガのクリックの1回というのが同じ価値のように見えてしまうんですね。
これは別にもちろんですけどそういうわけではないですよね。
開封がいっぱいある方と1回のクリックの方、
それによって何が違うかというと、
メールマガの開封というのは、
確かに閲覧をしているかもしれないですけれども、
よくあるんですが、
開封は私もむちゃくちゃしますよと、
いろんな企業さんのメール配信をお受けして、
メールマガを確認していてですね、
開封はすごくします。
でもクリックというのはなかなかしないわけですよね。
それが5回開封をしたらクリックと同じ価値だと、
5点という点数だというふうに同じに見えてしまうというのは、
全くもって同じ5点の中の内訳が違うんですよね。
それを同じように見てしまうということは、
これはいろんな意味を損失させてしまうということなんですよね。
線形にしてしまう。
数直線のプロットをしてしまう。
もっと3次元、4次元、5次元、6次元ぐらいにですね、
人の行動が起こる軸というのはもっと複雑にもかかわらず、
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数直線の上に乗せてしまうという形になるので、
これは本来のユーザーの真理などを表すものにはなかなかならないと思うんですけども、
それをスコアリングという数字にしてしまうというのが非常に大きなデメリットですし、
非常に大きなユーザー行動のインサイトなどを見えなくしてしまうような原因になってしまうと思っています。
やっぱりスコアにするということが、
そのようなことが起こるんだということをしっかり理解した上で、
このスコアをどう活用するのかということを考えないといけない。
そうすると、やはり時間軸であったりですとか、
そのコンテンツの意味であったりとか、
コンテンツのカテゴリーであったりですとか、
そういったことでこのスコアというのを分解していく必要があると思っています。
ですので、パードット、アカウントエンゲージメントというところのスコアリングカテゴリーであったりとか、
マルケットというところのストリームだったりですとか、
そういったことでもうちょっと細かく分類をしていかなければ、
スコアリングという点数で表したときに有効に活用できるような意味のある数字になっていかないというふうに思っています。
このスコアリングというものがどういうものなのかということは、
言ったような数字では表しきれないということなんですよね。
人の行動とか心理は数字では表しきれない。
じゃあどのようにしたら表せるかといったら、もっと細かく見ていかないといけない。
細かく見ていったときには時間だったりとか、カテゴリーであったりですとか、
何か数字の点数の付け方であったりに、
もう少し意味を持たせて設計しないといけないというのが非常に大きな要素としてあると思っています。
なのでオンラインの記事におけるクリックであったりとか、
メールの開封であったりとか、
メールのクリックであったりですとか、
離脱であったりとか、
そういった情報がどのような意味があるのかということを踏まえて、
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スコアリング設計をしていく必要があると思っています。
ここが非常に重要で、
これが本当に企業のウェブサイトの在り方によっても変わってくる要素だと思います。
なのでこのスコアリングっていうのはコンテンツであったりですとか、
ウェブサイトの在り方であったりも、
改めて位置付けなどを考える一つの要素になってくるのかなと思います。
今日は以上でございます。
ちょっとうまくお伝えできたかわからないんですけど、
このMAのスコアリングっていうのはそのままを信じてしまう、
そのままを活用しようとしてしまうと、
非常に見失うことが多いと思いますので、
より細かなそのMAのスコアリングっていうのは何なのかということを
より見定めていって設計していく必要があると思っています。
もしMAでスコアに付けているんだけれども、
いろいろ見えなくなってしまうというようなことがあれば、
それは必然でもありつつ、
よりこのスコアをどのように活用していくのかというようなフェーズに来ているというふうにも思いますので、
改めて見定めていっていただけたらと思います。
もうちょっとこのスコアっていうものをどのように捉えていくかっていうことは、
もう少し回を重ねつつ、
なるべくお伝えしていきたいなというふうに思っています。
非常に抽象的で分かりにくいかもしれないですけど、
私も頑張ってお伝えしていきたいと思っておりますので、
引き続きお願いします。
では、以上です。
B2Bのコミュニケーションということで、
今後もお話していきたいと思います。
ではでは。
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