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2025-03-27 06:41

#46 幻のラストシーン!?『プライドと偏見』映画版の秘密

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この番組では、イギリスの歴史ドラマが大好きな私が、ドラマや映画のおすすめ、ロケ地の秘密、当時の暮らしまで深掘りしています!

物語の背景を知ると、作品がもっと楽しくなります

 

今日は、2005年の映画「プライドと偏見」です。

ジェーン・オースティンの名作小説が映画化されたこの作品。主演はキーラ・ナイトレイ(エリザベス)とマシュー・マクファディン(ダーシー)。とても美しい映像と、時代を超えた恋愛物語が魅力の作品です


でもただのラブストーリーじゃないんです。主人公の2人がプライドと偏見のせいで、最高にこじれた恋愛が展開されるんです

 

実はこの映画、イギリス版とアメリカ版でラストが違うって知ってましたか?

今日はそのラストの違い、そしてなぜこんなことになったのかをお話ししたいと思います。

 

▼アメリカ版のラストが見られる動画はこちらからhttps://youtu.be/f4upyq5QztM?si=WmxUGdlMpRnydrad

 

 

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サマリー

2005年の映画『プライドと偏見』では、イギリス版とアメリカ版のラストシーンの違いが取り上げられており、観客の好みに応じた異なる結末が描かれています。エリザベスとダーシーの恋愛物語を通じて、誤解や成長が展開され、物語の終わり方についての議論が行われています。

恋の始まりと誤解
英国ドラマタイムへようこそ。この番組では、イギリスの歴史ドラマが大好きな私が、ドラマや映画のおすすめ、ロケ地の秘密、当時の暮らしまで深掘りしています。物語の背景を知ると、作品がもっと楽しくなります。
今日は、2005年の映画、『プライドと偏見』です。
ジェーン・オースティンの名作小説が映画化されたこの作品は、主演はティーラ・ナイトレーとマシュ・マクバデンです。
とても美しい映像と、時代を越えた恋愛物語が魅力の作品です。
でも、ただのラブストーリーじゃないんです。主人公の二人が、プライドと偏見のせいで、最高にこじれた恋愛が展開されるんです。
実はこの映画、イギリス版とアメリカ版でラストが違うって知ってましたか?
私はアメリカ版のラストを2年ほど前にYouTubeで見たんですけど、今まで配信サービスで見ていたものはカットされていないのかなと思ってびっくりしたんですけど、
今日はそのラストの違い、そしてなぜこんなことになったのかをお話ししたいと思います。
いきなりラストの話に行く前に、まずはここまでの二人の関係の流れをちょっとだけ振り返っていきますね。
エリザベスとダーシーの最初の出会いは最悪なんですよね。
舞踏会でダーシーが君は美しくないと言ってしまうのをエリザベスは聞いてしまい、何なのこの人?って怒ります。
その瞬間、彼女の中でダーシーの印象は最悪に決定します。
さらに運が悪いことに、ダーシーを子供の頃から知っているウィッカムの嘘によって冷酷で傲慢な最低の男と確信してしまいます。
ダーシーの本当の姿を知ることなく、彼女の偏見はどんどんと強まっていくんです。
そんな状態のまま、突然ダーシーからのプロポーズ。君の家柄はひどい、でもそれでも愛していると言われるんですけど、
ダーシーは一応、誠実に愛を告白しているつもりなんですけども、言い方が悪い。
ここで二人の間にはもう決定的な溝ができたように思えます。
しかしここからダーシーが変わっていきます。
売られたことで、自分の傲慢さを見つめ直す、そしてウィッカムの悪事を暴き、エリザベスの妹の問題を解決するなどして、行動で誠実さを示していくんですね。
エリザベスのために。
そんなダーシーの姿を見て、本当の姿を知って、エリザベスは最初の印象が間違いだったと気がつきます。
そしてダーシーにどんどん惹かれていきます。
こうやって誤解を乗り越えて、お互いに変わって真実の愛へと繋がる。
ダーシー二回目のプロポーズは、映画では霧が立ち込める美しい朝の場面でした。
異なるエンディング
さあ、その後のラストシーン、アメリカ版とイギリス版ではどう違うのか。
前置きがちょっと長かったんですけど、ここからが本題です。
イギリス版では、映画はダーシーとエリザベスが結婚が許されて、父のミスター・ベネットが微笑むシーンで終わります。
お父さんは本当に幸せそうなエリザベスを見て、お気に入りの娘の結婚を認めたんですね。
結婚式の場面も、原作ではチラッと触れられている二人のその後も省略されています。
エリザベスの幸せは確定したけれど、その後は視聴者の想像に任せるという控えめな美しい終わり方をしています。
日本で見られるのもこちらの方ですね。
では、アメリカ版では、すごい対照的に、エリザベスとダーシーの情熱的なラストシーンです。
ライトアップされている庭園の湖の向こうには大邸宅が見えていて、カメラが二人に寄っていき、ダーシーがエリザベスをどうやって呼ぶか話し合っています。
じゃあ、あなたが本当に幸せな時だけミセス・ダーシーと呼んで、とエリザベスが頼みます。
するとダーシーがミセス・ダーシーと何度も呼びかけて、リスをする場面でした。
北米での公開を前に、アメリカの観客は、よりドラマチックで明確なハッピーエンドを好む傾向があるとして、このラストシーンが追加されたそうなんですが、一部から批判が出てイギリス版では削除されたそうです。
こうやってイギリス版とアメリカ版では、同じ物語でも全く異なる終わり方になったんですね。
ここからはちょっと私の感想なんですけど、どっちが好きかというと、最初はイギリス版でした。
アメリカ版はちょっとやりすぎな感じがして、映画の中でずっと描いてきたダーシーのイメージが崩壊してしまう感じがしたからですね。
でも映画の中で二人のキスシーンがないのはちょっと残念だったんです。
追加場面をよく見てみると、ダーシーが白シャツをズボンから出していて、そして奥に湖が広がっている。
これはBBCドラマ版の有名なあの白シャツシーンのオマージュのように見えていて、ちょっと感動しました。
だから今は、ファンが今のような形で、二人の幸せな未来を想像できるような二つのパターンがあるのは、案外いいのかもしれないなと思っています。
幻の追加版という感じで。
あなたはどれだけ幸せになるのでしょうか。
追加シーンが見れる動画のリンクを概要欄に貼っておくので、ぜひチェックしてみてください。
どっちのラストが好きか、確かめてコメントで教えていただけたら嬉しいです。
それでは、ご視聴ありがとうございました。
今日は映画プライトと偏見のアメリカ版とイギリス版のラストの違いをご紹介しました。
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次回はプライトと偏見の物語が、なぜいつの時代も女性をキュンキュンさせるのか、ダッシーの魅力を徹底分析します。
お楽しみに。
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