そういうわけでですね、今回は暴走の空き家問題っていうのをテーマに話をしてみようと思っております。
第8話 暴走バイオハザード 空き家のゾンビ化を食い止めろ
はい、今回は暴走のですね、空き家問題に関してちょっと話をしてみたいと思っています。
というのもですね、私たちが運営している会社、株式会社スターレッドでは、現在ですね、
泉市、大滝町がどちらも外房地域という泉市の太平洋側に面している地帯にあるんですけども、そこでですね、8件の物件を管理させていただいております。
1件目がですね、星空の家という小民家を使ったシェアハウスになってまして、でもう一つシェアハウスをやっていて、
でもう1件、星空の小さな図書館という民間の図書館をやっています。
さらに今、星空スペースというイベントスペース兼カフェみたいなのをやっていて、でもう1件が一鉄ブックスの事務所として使っている。
あと3から4件というところで倉庫兼作業所というのを運営させていただいているというような状況です。
この辺詳しく知りたい方は株式会社スターレットで検索いただくか、概要欄から飛んでいただければと思っています。
はじめからそうだったわけではないんですけども、だんだんだんだん増えていってですね、
萩原の問題というのがどんどんどんどん身近になっていったというような感じなんですね。
僕自身も家の問題というのにすごい興味を持つようになって、令和3年ですね、今から5年前になるのか。
国土交通省の国家資格である宅地建物取引士という、いわゆる宅検士、宅検ってやつですね、を取得いたしました。
ちょうどコロナの時期でイベントだとか何だとか全部やることが飛んでしまってですね、やることなくなってしまったので、
ちょっとお勉強でもやるかということでですね、宅検の勉強してうまいこと取れたっていう資格になっています。
家関連のですね、国家資格では一番身近な資格じゃないかなと思っておりまして、不動産業をやる方々はだいたい取るというような資格ですね。
そんなこともやっていったりしますし、あとは泉市の市役所さんと協力して、
移住相談員としてのカウンセリングを希望者の方に行ったりだとか、
あと移住体験ツアーの受け入れをやったりだとか、公演活動みたいなことを今までたくさん引き受けてきました。
最近はありがたいことにですね、地域の方々からもいろんなお声掛けをいただくようになっていて、
近所でですね、私たちが住んでいる近所で空き家になってしまった家2軒を新しい持ち主さんを見つけるというような活動をすることができています。
深刻なものがありますので、そういったもので、僕たちがやってきた活動を通して見えてきたことみたいなことをシェアしたいなと思っていて、
あと、空き家問題っていうのはどういうところに問題の本質があるのかっていうところもちょっと僕なりの視点があるので、
それを紹介したいなと思って今日撮っていく次第です。
はい、ここからが本編になります。
さて、まずですね、空き家問題とざっくり言ってもですね、本当にいろんな問題が滝に渡っているので、
今回はあくまで暴走の空き家問題について話をするんだと思ってください。
実は空き家問題と一口に言っても、都市部の空き家問題、それから都市部近郊の空き家問題、
そしていわゆる田舎と呼ばれるところの空き家問題だとか、山岳地帯近くの空き家問題だとか、
そういうふうにいろいろ地域によって僕は問題の背景みたいなものが異なると考えているんですね。
今回はあくまで暴走の空き家問題に限って、僕が知っている範囲で話をするというふうなことを最初に注意として言わせていただきます。
この空き家問題は今は完全に大きな政治問題になっておりまして、国土交通省が管轄しているこういった問題、国土交通省が管轄しているんですけども、
各種の統計データというのが存在しています。なので全国的な空き家問題の話をするときには、
そういった国土交通省のデータなんかを使って話をしても面白いかもしれないんですけども、
もうちょっと焦点を絞ってですね、話をしてみたいなと思ったので、何かいい資料ないかなと探してみました。
そうしたところ、日本大学生産工学部第56回学術講演会というのの中で発表された方々がいて、
その資料が非常によくまとまっていたので、これをもとに今日は話をしてみたいなと。
いつものように引用文献ですとか、そういったものはホームページのほうか、このポッドキャストの概要欄に載せておいたします。
軽く紹介しておきますと、日本大学生産工学部の第56回学術講演会にて発表された、
日本大学生産工学部大学院のおそらく名前が永井霊穂さんという方。
ちょっと読み方が載ってないので、もしかしたら間違っているかもしれないですけども、その時はご容赦いただいて。
あと、生産工学部の吉田理科子さんと広田直幸さんによる論文、
千葉県54自治体における空き波対策という論文を引用させていただいて、この後の話をさせてもらおうと思っております。
ざっくりとなんですけども、この論文の中で触れられていることをまず簡単に紹介するんですが、
千葉県の形、千葉県の地図を見ながらもしよければ話を聞いていただきたいんですけども、
千葉県ってざっくりとですね、大きく見ると数字の7の形してます。
なので、頭の中で数字の7ですね。
関数字の7ではなくてローマ数字の7ですね。
アラビア数字の7の形をしてます。
この7を頭に思い浮かべていただく時に、それを77の形に思い浮かべていただいて、
さらに77って並んでるんですけども、左の方の7を小さく書いて、
右側の書いている1の位の数字の7を大きく書いてみていただくと、
ちょっとこの後の話分かりやすいかなと思っています。
77問題と、ちょっと僕の中で勝手に呼んでるんですけども、
千葉県のこの77という数字を思い浮かべながら話を聞いていただくと、
結構いろんなことが見えてくるんじゃないかなと思うので、
それちょっと念頭において話を聞いてください。
まずですね、この空き家問題っていうのが、
どういう社会的な相関関係があるのかっていうのを、
先ほど引用した論文の中では述べています。
3つの大きな数字が出てくるんですけども、
1つが人口増加率です。
人口増加率、それから高齢化率、そして空き家率ですね。
こういった数字を並べていろんな検証されていて、
オーソドックスなやり方ではあるんですけども、
基本を押さえたしっかりした考察だなと思っています。
千葉県の先ほど77問題と言いましたけども、
これを考えていくと、そのsmall7の方。
77の10のくらいの方ですね。
7の方は人口増加率がマイナスではない。
ちょっと増えたり減ったりしてるところはあるんですけども、
増えてるか現状維持してる方の自治体が固まっています。
外側の7ですね。
外側の7の方は人口増加率がマイナスになっている自治体がほとんどです。
もちろん一部例外はどちらにもあるんですけども、
おおむね77という数字を思い浮かべていただいて、
千葉県の形を思い浮かべてもらえばいいんですけども、
small7の方の浦安市から始まって千葉市、市原市くらいまで含まれる、
東京湾の内湾の方は人口増加率が増えている。
もしくは現状維持。
外側の7ですね。
これは成田よりちょっと上の方。
香取市だとか長州市だとかから始まって、
ずーっと九十九里浜を降りてきて立山市に至るまで。
もう広大なエリアです。
large7の方はかなり広大なエリアなんですけど、
そちらの方は人口増加率がマイナスになっています。
高齢化率も高い地域という風になっているんですね。
人口増加率がマイナスでなおかつ高齢化率が高い地域ほど
飽きやりつが高いというような考察をされています。
僕の社会学の中では相関関係があるって言ったりしますけども、
飽きやりつが高いという話なんですね。
これは単純に一番思いつきやすい理由を考えると、
東京への通勤圏内かどうかっていうところが
鍵を握ってくるっていう話だと思っています。
small7の方は東京へ通勤が可能である。
東京だとか横浜だとか大都市圏ですね。
大都市圏に通勤が可能であるラインですね。
線路の形だとか、あと最近はアクアラインですとか、
そういったものが関係していると思うんですけども、
線路、道路、そういったものが関係して、
通勤圏内のところsmall7の方は人口が増えている。
一方で東京に通勤するのが通勤圏内として
なかなか考えづらい地域っていうのは、
この数字が悪化しているというふうに
考えることができるかなと思っています。
面白いのはこの人口増加率がマイナスかつ
高齢化率が高い地域っていうところでは
飽きやりつが高いっていう話なんですね。
ここからさらに深掘っていきたいと思っています。
もう一回復習すると、人口増加率がマイナスで、
なおかつ高齢化率が高い地域では
飽きやりつも高くなる。
これはなぜなのかっていうのを考えていくってことですね。
ちょっと話複雑にしてしまうので
大きく触れないんですけど、論文の中では
さらに持ち家率っていうのも
関係しているっていうふうに触れられていました。
先ほど紹介した77のlarge7の方ですね。
外房だとか内房の一部だとかの
含まれる地域は持ち家率が比較的高いっていうのもある
というふうに紹介されているんですけど
ここはちょっと今回はあんまり触れないでおきます。
問題なのは人口増加率がマイナスかつ
高齢化率が高い地域では
なぜ飽きやりつが高くなるのかってここです。
ここ、相関関係をしっかり見ていく必要があります。
まず人口増加率がマイナスっていうのは
どういうことかっていうと