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2024-09-26 10:35

『旧統一教会 大江益夫・元広報部長 懺悔録』光文社新書(2024)

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サマリー

このエピソードでは、旧統一協会と自民党の深い関係が語られ、大江益夫の懺悔録を通じてその内部事情が明らかになります。また、自民党の体質や政治家の姿勢についての批判も展開されています。

旧統一協会と自民党の関係
LISTEN to books、これが23冊目になりますね。
この本を紹介するかどうか迷ったんですが、一度、声で書く日記で、少しこの本を触れてるんですね。
LISTEN to booksで紹介するまでもないかなとも思ったんですが、今日ちょうど今、9月26日で、明日が自民党総裁選の投開票日なんですね。
自民党総裁選、石破さん、高市さん、小泉さん、三つ巴の戦いということで、明日、蓋を開けないとわかんないんですが。
いずれにしてもですね、国外かあの世に逃げ出したくなるような状況になってるんですが、それはさておき。
やっぱり自民党の安倍さん以来の自民党政権のことを考えたときに、この旧統一協会問題ってやっぱり避けて通れないわけですよね。
そのときに日本の統一協会の中枢にいた人が、懺悔録を出したということなんですね。
これ出されたのは発行日は8月30日ですね、2024年の。
ただ私はこの本を確かそれより1週間ぐらい前に手に入れて、もう一気に読んじゃったんですが、もう半日で読んじゃったんですけども。
何がわかったかというと、統一協会の歴史が非常に内情を含めてわかりやすかったですね。
もちろんこれが全てではないんでしょうけど、やっぱりかなり中枢にいた人の証言だけにかなり実態に近いだろうというふうに思ったのと。
あとはちょうどこの方は私のひと回り上なんですけど、私が大学入った頃っていうのは、ちょうどいわゆる霊感商法とかが始まってた時期なんですね。
原理研究会の被害というのが結構、出始めてた時期で、ちょうどそういう中で、私、原理研の人ともかなりいろいろ喋ったことあるんですけども。
学生時代にね。結構いろいろと。私も議論好きだったので、いろんな議論をしたわけですけどね。論争をしたわけですね、ある意味ね。論争をしたわけですけども。
そういうことも思い出して、この時期はこんな感じだったんだなと、統一協会は。内部的にはね。いうのもよくわかったんですね。
そのことも含めて、ちょっと学生時代を思い出したのと。
それは時代時代によってまたね、大学では原理研究会っていうのが活動してたんですけども、それも時代時代でいろいろ違いがあったんだろうなということがよくわかったこともありますが、それはさておき、やっぱり今回一番問題なのは自民党とのズブズブの関係ですね、ズブズブの関係ね。
旧統一協会がなぜ自民党を組織的に応援したかっていう理由もよくわかりましたね。これを読んだことで。こういうことで、旧統一協会は組織的に自民党を応援してたんだっていうね。
自民党としてはそれが完全に票になるわけだから、もうある意味、もうズブズブに応援を受けてたわけですよね。ところが使い捨てたわけだね。自民党側が旧統一協会を使い捨てたということになるわけなんですね。
この政治家というより、最近、政治屋っていう言葉も流行ってますけど、この政治屋的感覚ですね。これはちょっと辟易しましたね。おそらくかなり実態はこうなんだろうなと思うんですね。
そういう意味では自民党、総裁選挙、明日ありますけれども、その結果、誰がなるかっていう問題はありますが、それ以前の問題として岸信介さん以来の、そして安倍晋三さんにかなり本格的に引き継がれたこの旧統一協会との組織的なつながりの問題ね。これやっぱり避けて通れないにもかかわらず、
大江益夫の懺悔録
結局、野党側の追及が甘くて、曖昧になっちゃったんですね。野党だけの問題ではないですが、やはり追及が甘いまんま終わってしまってるわけです。これ裏金問題もそうですけどね。とにかく野党も、私からすると、かなり保身に走ってる感じがしますので。
あるべき対決をしてこなかった歴史が、ここ数年見られるわけですよね。そんな中で、かなり日本の今の政治状況には絶望的な気分になってるわけなんですが、これはもう1993年、細川政権前夜に絶望を感じたのと同じぐらいの絶望感が今あるわけですけども。しかもその時よりもちょっと絶望感が深いですね。
やっぱり政党内部での改革の動きが弱いですね。1993年当時に比べても。次のエネルギーが出てきてないという。これだけ自民党の問題が出てきたら、1993年は自民党分裂しましたからね。分裂してもよさそうなのに分裂する気配もないという。みなさん保身に走ってるとしか思えないですね。
そういう自民党の体質からして、旧統一協会を使えるだけ使ったと、都合よくね。これ統一協会側の立場からするとそういうふうに捉えられるんだなっていう。その感じがかなり実感含めて伝わってきた本でしたね。
どれだけこの本売れてるのか、話題になってるのか知りませんが。自民党総裁選の問題、そして旧統一協会問題、これだけ話題になってるわけですから。おそらく内部告発、内部の懺悔録ですね。内部の中枢にいた人の赤裸々な告白ですね。
赤裸々な告白がこういう形で新書で手軽に手に入るわけですから、この問題に関心持ってる人はやっぱり必読だろうなというふうに思いますね。
Amazon のレビューを見たら評価は極端に分かれましたね。何にも懺悔してねえじゃないかっていう評価からね。いやこれはもう赤裸々な告白だっていう評価からね。分かれましたけど。
私はやっぱりこれは嘘偽りのない告白だと思いますし、それにやはりね、なんていうのかな、これはやっぱり一人のそれでもやっぱり旧統一協会をまだ信じている、
それが間違った道に進んだことを正したいと思っている立場からの告白ですから、それは当然限界があるのは当たり前の話なんですけども、ただこの大江さんという方の学生時代あるいは生い立ち含めてね、辿ってきた、そこで取り組んできた人生みたいなことは、一人の人間の
生きた道としては、やっぱり否定できないものだし、こういう告白懺悔っていうのをやるということにも非常に強い思いがあるだろうと思いますので、そういう意味では誠実な告白だろうというふうに思いますね。
まあ嘘偽りはないと。ただ評価はいろいろ当然あり得ると。だからその統一協会の実態、この歴史ですね。ここ何十年かの歴史、そして自民党との関係のかなりリアルな部分を知るには、やっぱり必読なんだろうなというふうに思いますね。
ということで、あえてこのListen to Booksでも紹介しておこうかなと思います。
このListen to Booksというのは、もう少し古典的な本とかね。(取り上げてきたのは)少しこれはやっぱり次の時代にも残したいみたいな本なんですが、この本もやっぱりそのうちの一つということで、加えていいのかなと思って紹介させていただきました。
あんまり話題になってないんですかね、よくわかりませんが。
ということで、Listen to Books23冊目の本でした。
ではまた。
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