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2021-08-10 1:03:23

BC018 『WILLPOWER 意志力の科学』

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面白かった本について語るPodcastブックカタリスト。第18回の本日は『WILLPOWER 意志力の科学』について語ります。

今回の本は「決断疲れ」というキーワードを掘り下げていく過程でごりゅごが知った心理学者ロイ・バウマイスター氏の「意志力」に関する成果をまとめた本。

この意思力関連の話は、ニュースレター「ナレッジスタック」でもたくさん取り上げています。

🧘‍♂️選択肢は少ない方がいい - by goryugo - ナレッジスタック

🧘‍♂️「あとでやる」を戦略的に使い分ける - by goryugo - ナレッジスタック

🧘‍♂️意志力を高める方法は「お金持ちになる方法」と同じ - by goryugo - ナレッジスタック

意志の力は「脳の筋力」

今回の本は、倉下さんと一緒に話してたくさんの発見をすることができた本でした。

話す内容に関しては事前の準備を(結構たくさん)しているんですが、それでも自分一人ではなかなか気がつけないことは多く、人と話すことで新しい発見ができるという体験は貴重です。一人では思いつかなかったであろう内容が、一緒に喋っている本番で見つかるというのは、やはり「やっててよかった」という感覚がありますね。

意志の力に関しては「ドラクエのMPにたとえるとわかりやすいけど、細かい点ではちょっと違う」というような話を最初の話として準備していました。

そこからの話で「意志の力というものも人間から出てくるもの」という話題になり「意志の力というのは脳の筋肉と言えるかもしれない」という「思いつき」が出てきたのは1つの成果と言えるのかもしれません。

脳も筋肉と同じように「動かすためのエネルギー」が必要。さらに、ずっと強い負荷をかけ続けるとだんだん力を出せなくなっていく。ただし、使わなければ弱っていくし、強くするためには負荷をかけて「鍛える」必要がある。

この辺りの感覚は、意志力は脳の筋力、という喩えを持ってくると非常にわかりやすくなるイメージがあります。

意志の力は「投資」に使う

また、もう1つ「意志の力は消費ではなく投資に使うことが重要」という話。

これもまた、話していたその場で思いついた「発見」でした。

事前に「意思は無駄に消費しないようにする」というところまでは考えていましたが、それってお金と一緒だね、というのもまた話し相手がいたからこそのこと。

高い意思力を持っている人は意志の力を「無駄遣いしない」

じゃあその貴重な意志の力をなにに使うのかっていうと「よい習慣」というものに投資する。

あ、それって「よいお金の使い方」と一緒だね。

人に話すことで考えがまとまる、というのはずっと前から考えいることですが、今回は特に「まとまる」を一歩越えた、新しいアイデアが出てくる、という体験が多かったような気がしています。

今回のアフタートークでは、そこをもう一歩広げて、みんなが参加できる「読書会」を開催したいねという話と、それに関わる「サポータープラン」というものについて話していますので、興味をお持ちいただけたら次回も楽しみにお待ちください。

参考リンク

たすくまの使い方を見てたらタスクシュートの考え方がすごくしっくり来たのでちょっと使ってみることにした – ごりゅご.com

たすくまというタスク管理アプリを200日ほど使い続けてわかったこと – ごりゅご.com

🧘‍♂️4時間以上働いたら「生産性が下がる」 - by goryugo - ナレッジスタック

今回の書籍、残念ながら日本語の電子版がありません。

WILLPOWER 意志力の科学 | ロイ・バウマイスター, ジョン・ティアニー, 渡会圭子 |本 | 通販 | Amazon

Amazon | Willpower: Rediscovering the Greatest Human Strength (English Edition) [Kindle edition] by Baumeister, Roy F., John Tierney | Behavioral Sciences | Kindleストア



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面白かった本について語るポッドキャスト、ブックカタリスト、第18回の本日は、ビルパワー・意志力の科学について語ります。
はい、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今回は、前回のらしたさんの自分の本に続きまして、ちょっと昔の本なのかな、この本は。
この本は2013年に出版された本で、僕多分買ったのかな、出版社さんから検訪されたような気もせんではないが、
インターシュートさんからの本って結構送られてくんで、僕はありがたく読んでるんですけど、ちょっとどっちかは覚えてないですけど、その頃に読んで、めっちゃ面白いやんと思ったのを覚えてますね。
調べると、英語の原著は2011年に出ている本で、内容自体は、一部の内容についてはiPhoneがまだみんなが使っていなかった時代になるので、ちょっと古い部分はあるんですが、全体としてすげえよかった。
この本、どこで知りました?存在が。
それがいろいろと長い話になるかもしれないんですが、まず、読んでいるニュースレターで英語のやつなんですけど、決断疲れ、ディシジョンファティーグっていう言葉が出てきたんですよね。
それがなんとなく知ってたんだけど、すげえ面白い概念だなと思って、そのディシジョンファティーグについて掘り下げていたところ、この著者のロー・バウマイスターさんの名前がそこら中で出てくるんですよ。
このバウマイスターさんの名前の本というものを探してみて見つけたのがこれでしたね。
ちなみに、インターシフトさんって確か電子書籍を出していなかったような気がするんですが、これは紙で買われたんですかね?
なんと、この本はAmazonで紙で買おうとすると4、5000円するんだったかな。
電子は見つからず、英語版だったら少なくともApple Booksで売っていることは確認できたんですが、仕方がないので市の図書館を活用しました。
図書館に入ってたんですか?
図書館に入ってたんです。それを機に、結構なさそうな本を調べてみると、結構図書館にあるんですよね。
話がいきなり脱線してますけど、Amazonでよく見つかる本と書店の新刊コーナーに並んでる本と図書館で見つかる本ってやっぱり異なるんですよね。
古本屋さんでも、いわゆるチェーン店の古本屋さんと、いわゆる図書店みたいなところで見つかる本も違うんで、
これは普段1個しか利用してない方は結構いろいろ他の本プラットフォームに足を運んでみられるのがよろしいかと思います。
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この前久しぶりに本屋さんに行って本を見て、そこの本屋はやっぱりかつての印象通りAmazonと大して変わらないなという印象ではあったんですが、
図書館はやっぱり明らかに違うんですよね。商業用に並べていないから、ある意味本屋よりももっと異分野の知らないものと出会える機会が増えると思うし、
今手に入れるのがちょっと大変な本なんかも意外と簡単に入手というか読むことができたりもして、図書館というものをなめたはいかないなというのは改めて思います。
そうですね。でも図書館って地域ごとにボリュームというか資本力というか品揃いが違うんで、
愛知は図書館と連携してるんで他のところに置いてある本を取り寄せてくれるという制度もあるんですけど、気軽に頼れることを考えるとやっぱり大きい図書館がある近くっていいよなというふうに思うんですけど、
愛知というか名古屋近辺は結構都会じゃないですか。東京とか名古屋とか大阪に比べると、僕ほぼ奈良県に住んでるんで、情報環境としては貧弱なんですけど、
国会図書館の文館があるんですよ近くに。
ラスターさんの家の近くにあるの?
近くに。日本で2館しかない東京の本館と別館があって、そこはやっぱりすごいですよ。品揃いというか本が。
これは偶然なのか何なのかめっちゃついてる感じですね。
めっちゃついてる感じです。どうでもいい話でしたけど。
うちもちなみに市町村合併があったおかげで、近くに図書館がありつつ、中央の図書館のものを予約すると近くの図書館まで持ってきてくれて借りることができるというシステムがあって、
近いのとそれなりの蔵書料と両方備わっていて、割と便利ですね。
こういうのも実は読書テクニック。
住む場所を決めるとかもありますよね。どこに住めばいいかというのが、そのブックのためにも結構重要になるっていう。
こればっかりはね、日本離れちゃったらちょっと難しくなりますからね。
そうですね。Kindleとか電子書籍主体になってしまいますからね。
例えばこの本もそういう意味で言うと海外にいると入手が大変面倒になってしまう。
英語版読めって話であるんだけど。
そうそう、緊張読めちゃうんですけどね。
そういう意味でやっぱり振り返ると、戻ってきて一周回って、やっぱり英語が読めると便利だろうなっていうのは思いますね。
本編に戻るんですが、ちょうど今年から、また個人的な話を踏まえた前提になるんですが、
今年から子どもが小学校に行くようになって、自由に仕事できる絶対時間というものがだいぶ増えたんですよね。
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小学校が3時とか4時過ぎて帰ってくるぐらいなので、もう事実上8時から4時ぐらいまで毎日仕事ができるようになった。
そうすると、ここ何年もそれよりも短い連続の労働時間だったので、すげえ疲れるんですよね。
疲れるという感覚がよくわかるんですけど、子どもの帰宅時間以外に変化している様子は全くなくて、ただそれだけでやっぱり疲れが倍増している感じですか。
8時から3時、4時まで理想の働き方ができていない。自分の中の。
その原因の一つは、体力的なものもあるんだけど、この本で触れている意思力みたいなものも大きく関わっているのではないかということを思うようになったんですよね。
ちなみにまた脱線になるんですけど、今仕事を進めているときに補助ツールというかタスク管理というかその手の物はどう使われているんでしょう。
ほとんどはずっと変わってないんですけど、そのタスクシュートという仕組みにのっとって、毎日のやることリストみたいなのが大体書いてあって、それをおおむね上から順番にやっていくようにする。
そこは変わってないけど、やっぱり時間が長くなると疲れが出てくるんですか。
そうですね。あとさらに言うと、今から言えるのは理想が高すぎたはあるかもしれない。
とはいえ、根性に頼らずにできるようにしたいとか、理想が高すぎるはあるかもしれないけど、もうちょっとよくできるはずという感覚はあって、そのためのいい方法というものを知りたいなと思ったときに見つけたというか。
ディシジョンファティーグという言葉自体もそう思っていたから、自分に刺さったんだろうし、そう思って見つけたという感じですかね。
本編というかメインのところなんですけど、タイトルウィルパワー・意志力の科学。
大体の内容っていうのがざっと説明すると、意志力ってどういうものなのかっていうところから始まって、その意志力っていうのはどういうところから来てるものなのか、エネルギーはどういうものなのか。
それに関することで計画を立てるとか、決断決定をするとか、数字に示すとか書くとか、そういうことに何か特別な力みたいなのはあるんだろうかとか。
終盤は子どもの教育だとか、意志力に頼らずにダイエットをするとか、ちょっと方向性はずれてくるような感じがするんですが、そんなところが書かれていて。
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正直、終盤はちょっとこれ違うっていうか、あんまり面白くないなって思う部分もあったんですが、最後のまとめがめっちゃよくて、これを踏まえてこういうことをしましょうっていう話が、すごい刺さることがすげえいっぱいあったんですよね。
それを奥さんに話したら、まとめだけ読んでもよくわからんかったって言われて、やっぱり全体をざっと踏まえた上でまとめを読むとすごく面白くなるみたいです。
だいたい人間というものがどういうものなのかっていうか、いきなり書かれていたのが、我々というものは常に我慢して生きている生物だって。
人間は1日に少なくとも4時間は欲望に逆らっていて、さらに欲望に逆らえる割合で言うと、だいたい半分ぐらいしか欲望に逆らえないものだという。
そのぐらい人間っていうのは、もうこれを言うとちょっと残念な気持ちにもなっちまうんですが、常に我慢している生き物で、我慢はするんだけど、なかなか我慢を成功しないような生き物だ。
思ってたより大したことねえぞっていう前提になるんですかね。
この対比で言うと、例えば人間以外はどうなんでしょうね。人間以外はそもそも我慢をしていない。
犬の研究はあったんですけど、犬にも意思力みたいな概念はやっぱりあるみたいですよ。
本の中盤、終盤にも出てくるんですけど、人間が意思力とか我慢するってなんで身につけたのかっていうと、
社会性がある生き物なので、他と仲良くやっていくためには当たり前だけど我慢しないといけないことがあるよねっていう。
社会性が高い生き物だったから、特に我慢したり意思力を使って何とかするっていうことが重要なものになってきているというふうに言っていましたね。
ただ、人間ほど意思力とか社会というものが重要な生物っていうのはそんなに実質いないので、ある意味で人間だけの特有の概念だみたいなことは書かれていたかな。
だから、欲望を我慢しているということ自体は別に悪いことではないというか、社会生活を送っていく上で必要なことっていうことですね。
そうそう。すごい面白かったのが、日本とか世界の話かもしれないんですけど、長所に意思力が強いということを書く人っていうのはあんまりいないみたいなことを言っていて、
意思力というものは結構舐められているんだけど、調べてみると、大体社会で成功しているという人は、いわゆる意思力みたいなものがやっぱり高い人で、
社会的な成功を収めるには意思力というものはすごく重要なのにも関わらず、あまり意思力の高さというものを社会は評価していないのではないかみたいなことを言ってるんですよね。
日本語にすると我慢強いっていう言葉があるんで、それに関して言うとちょっとツッコミどころがあって、西洋の概念なのかもしれないなっていうことは思ったりもしたんですけど。
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ここで気になるのは、我慢強いって日本人は結構美徳に扱うんですけど、それが同質のことを指しているの、我慢強さと意思力があるというのは、内緒にニアリーイコールなのかどうかというのがちょっと気になりましたね。
究極的な結論を言えばほぼ一緒なんじゃないかということはあるんだけど、でも意思力を戦略的に使うには我慢強さを上手に我慢強く使わないといけないっていうのはそのまとめの部分ですごい書かれていますね。そこは最後に話そうと思います。
この本に書かれていて、前回のアフタートークとかでもしゃべったんですけど、意思力とはいわゆる筋肉のようなもので、意思力というものを発揮するためにはエネルギーが必要だし、意思力というものは鍛えようと思えば鍛えることができるものらしいんですよね。
これを読んでやっぱり思ったのが、それができるならもっと毎日の仕事の仕方というのはよくできるなっていうのはやっぱり希望があってよかったんですが、意思力というのは大きく4つのカテゴリーがある。
1つは思考のコントロールをする力。2つ目が感情のコントロールをする力。3つ目が衝動のコントロールをする力。4つ目がパフォーマンスのコントロールをする力。この辺りのことを理解しておくと、まずこういうことを我慢したり考えたりする場合って、これ意思力を使ってるんだなっていうことがわかるようになると思うんですよね。
うーん、何かこう我慢っていう表現だと、主に3つ目の衝動のコントロールが結構パッと頭に出てくるんですよ。まあ感情もちょっと含まれるかな。でも思考っていうのとパフォーマンスっていうのにもこの意思力は使われていると。
そう、なので、すごく大雑把に言うと、この4つは全部同じものだから、この4つをどれだけ1日の中で使えるかだとか、1回の中で使えるかだとかっていうことをちゃんと意識しておかないと、これが力尽きてしまって残量が少なくなってしまったら、これらの行動の質が下がってしまう。
なので、思考と感情と衝動とパフォーマンス、やり通す能力って言ってるんですけど、パフォーマンスコントロールに関しては、この4つが全部同じ意思力というものでつながっているんだっていうことをまず知っておくことが重要ですね。
もう1個気になるワードが出てきたんですけども、エネルギーですよね。このひどく漠然とした概念なんですけど、本書におけるエネルギーというのは何を意味してるんですかね。
これは有名というか、これもすごい面白いことで、めっちゃシンプルなことなんですけど、グルコースがなくなると脳内の糖分が少なくなると意思力が単純に減るらしいんですよ。
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つまり、キロカロリーという意味でのストレートなエネルギー。
文字通りのエネルギーというものがないと、意思の力というものは働かせることができない。すっげーわかりやすい例っていうのが、お腹空いてたらイライラしやすいでしょっていうことなんですよ。
脳内にグルコース糖分が少なくなると、感情と衝動のコントロールに近いことだと思うんですけど、意思力がなくなっているので、簡単なことでイライラしてしまう。
さらにイライラした上に怒って怒鳴ったりしてしまいやすい。喧嘩がしやすくなってしまう。
ということは、お腹が空いていることそのものがイライラをジャッキーさせているというよりは、お腹が空いていることによって意思をコントロールする力がないから、ちょっとしたことでイライラが出てきて、それを抑えつけることができない状態になっていると。
そこが微妙な違いなんだけど、結構面白いところで、イライラしやすくなると自分は感じているかもしれないんだけど、厳密に言うとイライラしやすくなるんじゃなくて、ちょっとしたことを我慢できなくなってムカつきやすくなっている。
実際、自我を消耗する意思力が減ってくれば減ってくるほど、何らかの事象に対して感情的な反応っていうのは強くなるらしいんですよ。
これは必ずしもマイナスの感情のみに限らずらしいんですけど、疲れていれば疲れているほど、何かが起こったときに衝動が発生しやすくなる強い反応が示すようになる。
意思力がなくなると、そこに対してそれを抑えつけるということがやっぱりできなくなってしまうんですよね。
逆に思うんですけど、ということは僕たちは多分普段から入ってくる刺激に対してある程度我慢を発揮させてるってことですよね、おそらくは。
そう、だから多分全ての刺激に対して何らかの我慢を必ずしていて、それが疲れてくれば疲れてくるほど、何らかの刺激に対してより強く反応するようになってしまって、
より強く反応してしまうことで、要するに我慢ができなくなってしまうということになるんだろうと。
これは全く知らなかったことで、疲れるとより強く反応するとかってそうなるんだって。
例えば、わかりやすい例で言うと、甘いものを食べたときに疲れているときほどおいしくってもっと食べたいと思ってしまう。
しかも疲れているから、もっと食べたいという気持ちを抑えることができずに食べてしまうと。
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お酒を飲むと、要するにお酒を飲むことって意志力を弱めることなんですよね。
酒を飲むと、より笑い情報になる人とか泣き情報になる人とかっているじゃないですか。
あれって要するにお酒を飲んだことで意志力、感情のコントロール、衝動のコントロールが弱くなって、ちょっとしたことでもすごく激しく反応するようになる。
何か食べ物を食べたときでもおいしいと感じて、普段ならここでやめとこうかなって思うんだけれども、
アルコールによって意志力が弱まっているので、もうちょっと食べても大丈夫だろうって簡単に我慢ができなくなってしまう。
タバコじゃないや、お酒をやめるとか高カロリー食を食べるのを我慢するというのは、ひどく難しいということですよね。
さらに言うと、食べてしまうと、余計うまいってなってもっと食いたいってなってしまったりだとか。
このあたりが意志力の基本的な部分というか、意志力というものは筋肉のようなもので疲れてくるし、
意志力を大雑把に分類すると、思考と感情と衝動とパフォーマンスの4つ。
この4つは全部意志力によって使われているというか、消耗していくものだっていう前提があって、そこにはエネルギーが必要だ。
エネルギー、先ほど言ったカロリーっていうものを考えたときに、4つに分解したんですけど、意志力って何かってまだわからないんですよね。
漠然としてて。よくよく考えると、例えば僕たち体力って言うじゃないですか。体力って何かわからないですよね。
体力を例えば定義できますかって言われると、えっとってなりますよね。
あの人体力あるねっていう漠然とした感覚はあるけど、パラメーターとして表せるもんではないですよね。
何が高くて彼がそうなっているのかって言えないのと同じで、意志力っていうのもそういう厳密な定義というよりは、感情とか意志とかをコントロールしているときに発揮される何らかの能力を指して意志力と呼んでいるだけですよね。だからこれは。
そうそう。そして面白いのが、どっちも使っているとだんだん減っていって、突然ゼロになるわけではないんだけど、鍛えればある程度、上達も、上達というか能力は上昇はするんです。
だからやっぱりこれ脳の機能なんでしょうね。どう考えても。
多分筋肉ってやっぱりわかりやすいので、自分の肉体と直接つながっているので、わかりやすいので、なんとなく意志力とは別物のように考えてしまうんだけど、本質的には多分体力と意志力というものは同じようなものなんじゃないのかなっていうのは、この本を読んで思ったことですね。
だから体力っていうのを一番上の概念に置いたときに、肉体的体力と精神的体力っていうのが多分あって、その精神的体力がここで言う意志力っていうものに多分該当すると。
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それは多分脳が脳の何らかの、何かわからないけど、自己コントロールを動かすネットワークの部分で、当然脳ですから、大量にエネルギーを使うわけで、この根性の指摘している事実とも多分合致するでしょうね、これは。
結局、それ以上のことは現段階の科学技術でわからないんで、いろいろ研究した実験結果としてそういうことがわかったレベルまでしか、やっぱりまだ現段階では言えないんですけど、やっぱ面白いですね。脳、脳、脳体力。
そうそう そういう感じ だから この本を読んで以降 mpという概念
をこの仕事術でよく使うようにな ったんですけど だから意志力は
体力やから意志力は体力ですって 言うとメタファーになってないん
ですよね
そうですね
トータルジーですからそれは だからそれを分かりやすく別の
概念で置き換えると僕らが一番 身近に知ってるものでしかしのって
やっぱりmpなんですよね 別にマジック ポイントでも何ポイントでも何
ポイントで
ゲームのおかげでmpが知ることが できた概念ですよね
そうですよね mpと体力っていうのは 別で例えば自我が損もうしても
行動自体はできるんですよ ただし パフォーマンスのレベルが落ちる
だけであって動くことはできる のね だからhpとmpは一回別で考える
っていうのとそのmpの概念が面白い のは回復魔法を使うにも攻撃魔法
を使うにもやっぱり同じmpを使 うんだっていうところなんですよ
そっかFF3のレベル別の魔法の使い方 あれ違うんですよね概念が全然
そうmpポイントっていうのがあって それを使ってると多分ですけど
自我っていう結界を張るために 常時僕たちのmpは減ってるんです
そうそうドラクエはmp減らないけど 俺たちは減っているのはあります
普段そういうふうに結構した ほうがイメージしやすいかなと思
ってmpっていう概念を使ってたん ですけど今読み返してもそこまで
的外れなことは言ってないなという ふうには思いましたね
すごい違うわけじゃないけどやっぱ 違うんですねmp1になってもmp3
を使うホイミは使えるんですよ ただホイミは30回復するんじゃなくて
5ぐらいしか回復しなくなってしまう 比率でいっても下がるんですよね
魔法の質が変わってしまうという 感じはあるけどだから同質のもの
を使っているっていうのと使われる っていう感覚は理解メンタルモデル
を作るには多分理解しやすいだから mp以前の場合ってどんだけ意思
を使ってもそれはなくならない っていうなくなるとかなくならない
っていうものではないみたいな 感じ
24:00
概念がなかったんですよね体力 は使ったら疲れるけど脳みそは
使っても疲れないと思われていたん ですよね特にバブルの時代なんて
24時間働けますかとかああいう のって体力さえあればできると思
われていたけれどもどうやらそう ではないっていうことが分かって
きていてちょっと前にそういえば ナレッジスタックっていうニュース
レターで1日4時間を超える生産 的な活動をやっても研究成果という
ものは増えないみたいな研究が あったらしくってそのこととか
を書いたりしたら結構多くの人 から反応があったりして8時間働く
ということはある意味で正しい ことかどうなのかというところ
から考えていかないといけないん ですよね
正しくはなくて本来は最大8時間 なはずなんですよ最低じゃなくて
さらに肉体労働前提の8時間なんですよ ね多分あれは
そうですねだから知識労働者には 全く当てはまらないのですがそう
は言っても仕方がないんでとりあえず 話を先に進めましょうか
ですねそのいろいろと出てきた 中で位置力という前提があった
上でまず位置力をうまく使うという かそのために有効な方法という
のがこれめっちゃありふれた答え やんっていうことなんですけど
計画を立てるということ基本的に 決断疲れって決断をするために
疲れるということとつながるような ことでもあるんですけど要する
に何をしようかっていうことを 決めるだけでもMPは減るんですよ
ねMPという言い方をしますがということ はあらかじめ何をしようかということ
をある程度決めておけば1回のMP 消費だけで1日分の何をしよう
かを決めるということは少なくて すぐっていうのかなそういう効果
がある
これは不思議なんですよね例えば 5個の行動をするっていう段階で
5回個別に決定したものと最初の 計画で5回分の行動を計画するので
MPに差があるというのが不思議 だと思いますね
すごい不思議なんですけど1つ もう1個違うというか今度はコンピューター
の概念なんですけど計画を立てる っていうことにはパソコンでメモリ
を開放するような効果があるという ものがあって例えば今日何やろう
かなっていうことを決めないまま にいる状態というのはずっと脳
味噌のメモリをそこにやっぱり 占有されてしまっているんです
よねなので何をやろうかっていうこと を脳内で決めるだけでも多分
書かなくても多分圧縮されること によってメモリの消費量が減る
書いてしまえばもちろん一番メモリ を外に吐き出すことができてしまう
のでメモリが一番クリアになって やるべきことに全てのメモリを
27:03
使うことができるようになるこれは まんまLearn Betterで言っていた脳
は短期記憶が少ないとかっていう 話とど直球につながることだと思
うんですけど要するに覚えておく ことは無理だから全部外部に書いて
しまって外部化することによって 自分のリソースを全て一つの今
やるべきことに継ぎ込もうという ような概念ある意味ラシュタさん
の全てはノートから始まるとか にもある意味というか結構つながる
部分が多いと思うんですけど要 するに書くことは大事だよ計画
を立ててちゃんと書きましょう っていうことがこの頃から言われて
いるしそのことがちゃんと効果 があるものだとして認識されている
っていうことですね
でも多分反論っていうのが考え られてそういうリストとか作って
もうまくいかないとかあるいは そのリストがあることによって
嫌気がさせてくる問題みたいな のがあると思うんですけどもどう
なんでしょうかね
それはめっちゃ思いますこの本 の同じところでも今年の抱負という
ものを書いても意味はないっていう ふうに書かれてるしできないこと
を書いても意味はないんですよね さらに言うとデビッド・アレン
が言っていたことらしいんですけど 自分との約束が守れないと自分
への信頼が蝕まれるっていうこと も書いてあるんですよこれはすげ
いい言葉だなと思って他人の約束 はできなくなりましたっていくら
でも誤魔化せるんだけど神は見ている ではないんだけど自分は絶対
知ってるんですよね
なるほど
でできなかったという失敗はやっぱ 自分に対してネガティブなもの
として返ってきてしまうので一 つ書いてあることは毎日の計画
というものはやっぱり細かすぎて 失敗してやる気がなくなりやすい
ので例えば目標の話にはなると思 うんですけど毎日目標を立てる
というよりは毎月ぐらいのスパン のほうがいい結果が出ていたっていう
ふうに言ってます
うーんそうか細かすぎると疲れる という話は僕もまるっきりタスク
しようと思い出すんですけどそこは どうなんですかね
あれは計画ではないんですよね って言ったら
なるほどねそういうことか
さらに言うとこの本全体に言える ことなんですけどちょっとした
捉え方の違いによって結構逆の 方向になってしまいやすい概念
がすごい多い気がしました計画 は立てたほうがいいんだけど計画
通りにいかないことはよくないん ですよねだから結構そういう意味
で言うと難しい部分は多いのかも しれない
うまくいく計画を立てなければ ならないわけですね
そうそうでその辺りは最後のまとめ でこうするとうまくいくと思う
というものはもう一回ちゃんと まとめたいと思います
30:01
なるほど一応そこだけ気に留め つつもはい
そうですね計画は大事なんだけど 細かすぎる目標を立てるという
のはよくないでも計画を立てる とメモリは解放することができて
脳内はすっきりする俺の中で結論 から言うとやっぱGTDのいつかやる
リストあれはやっぱ偉大でいつか やることリストを書いて捨てれ
ばいいと思います
僕もそれはそう思います
それを見たり残しておいたりしたら ダメで書くだけ書いて全部書き
切ったらすっきりしたって言って いつやろうということは考えなくて
もう捨ててしまうというのがこの 本を読んだ上での自分の一番いい
方法なのかなと
あともう一個計画を立てるという 部分に書いてあってすげえ面白
かった話なんですけど確か前にも 出てきた最軽肉効果やろうと思
ったことを途中でやめること達成 できたことよりも達成できていない
ことをよく覚えている効果これは 悪いことにも同じことが言える
らしいんですよ
不快な音というものを途中で突然 止めてしまうから頭の中にずっと
残ってしまうというものでその 嫌なことというのも日本語で言う
けじめをつけるってもうまんま この言葉なんだなって思うんですけ
どけじめをつけてきっちり一回区切り をつけてやらないとこれもやっぱ
メモリに残り続けてしまうだから 誰かと喧嘩したときは中途半端
なままというのは一番良くなくて ちゃんとごめんなさいって言う
だとか嫌なことがあった場合に 何らかの対策をして多分一番シンプル
なのは書くことだと思うんですけど それに関しても一度書き出して
自分の中で一旦区切りをつける ということで嫌なことというものは
脳内から消し去ることができる しある程度の効果はある
最近読んだ漫画に出て たマメ知識なんですけどホラー
映画を怖いからって途中でやめる とずっと記憶に残ってしまうっていう
話があって
おだしょー まんまそれ最軽肉効果 ですねまんまそれですねそれも
だからやっぱりちゃんと 最後まで見る物語ののは最後まで
見るし自分の考えなら句読点を 打つ文章に書いて句読点を打つ
って自分はちゃんと書き出した っていうとこまで持っていかない
とより厄介なことになってしま うんですね
ただ逆に考えたいことの 場合は途中にしておいたら脳が
勝手に考えてくれるというふう にもできるので上手にこれもう
やっぱうまく付き合っていかない といけないテクニックですねうまく
使えばすごく有効な方法だと思います
おだしょー アイディアを育てる ときに生半可に考えるっていう
のはスクラップボックスの精神 にちょっと近いものがあります
そうですね自分もノート 書くときに意識的にそうしてます
ねだからもう書いてなくていい し点までで終わってもいいけど
思ったことはちゃんと書こうって いうことは意識するようにして
33:02
いてそれによって時間をかけて 考えていけばいいのかなとでもう
一個が計画を立てる効果はだいたい こんな感じであと同じく決断
疲れ決定疲れディシジョンファティー グ意外とみんなが気づいていない
かもしれない意志力を大きく消耗 することというのは決めること
何々をやろうって決める何々を やらないって決める今からこれを
やろうって決めるこういうのって 高い意志力がないとより質の高い
決定ができないっていうのがこれが 結構MPのメタファーでいうとちょっと
理解し難いことになるのかなっていう 決めるっていうことは誰でもでき
なかないんですけど疲れてくれば 疲れてくるほど決定の質が低く
なってしまういろいろな条件とか 状況を考慮してその上でこうする
と一番良いんではないかっていう 冷静な判断っていうやつなのかな
こういうものは疲れてしまうと できなくなるし決定するということ
でも疲れるのでこれもちゃんと 意識しておかないといけない
いろいろ調査したらしいんですけど 例えばイスラエルの裁判所の裁判
の結果というものを調べてみたら 仮釈法が決定された人っていう
のは午前と午後を比べたら午前が 圧倒的に多くて午後は圧倒的に
少ないなんでなんかっていうと 疲れてるからちょっとそういう
危険な判断はやめとこうっていうこと になってしまう休憩の直前と直後
を比べても休憩直前というのは 仮釈法の数が少なくって直後になる
と数が増えてくる難しい決断を しようとする場合には意思力が
高い状況でそこに臨まないといけない というのがまずよく考えないと
いけないことでめっちゃベタな 話なんですけど車を買いに行く
と車ってこういうオプションどう しますかこういうオプションどう
しますかとか家とかでもそうだ と思うんですけど結婚式とかも
そうかな高い買い物であればある ほど決めることというのがめちゃ
くちゃ数が多くて一個一個のもの にしっかり意思力が高い状態で
望めなくなってしまうんですよね それによって結果的にもう疲れた
からもうこれでいいよってそれを 口にする人も実際いると思うん
ですけどそういうふうに質の低い 判断をしてしまう可能性が高くなる
逆に言えば車のディーラーのテクニック とかでも最初はどうでもいい値段
の安いものとかをオプションこれ どうしますどうしますってすげ
いっぱい決めさせた後最後に高額 なオプションを用意してこれって
どうしますかあるとめっちゃいい ですよっていうとすごく高いもの
を買ってもらいやすくなってしまう これは生活する上でも結構覚えて
36:00
おかないといけないことでいろん な場面できっとそうだろうなって
思うのは多いんですよね疲れれば 疲れるほどそういうのもあらかじめ
だから例えばで言うと車を買うん だったら予算いくらまでって決めて
おいてこれを過ぎたら絶対にもう 追加しないという明確な線引き
をするというのは意志力を消耗 しにくくなる方法として有効な
方法らしくってこれを越えたら 絶対やらないこういうことをしたら
っていう自分ルールっていうの かなっていうものはすごく有効
なものらしいのでその意志力という ものをちゃんと分かっておかない
といけないさらに言うとやっぱ 楽しいほうが意志力は減りにくい
らしいですとはいえ楽しくても ずっとやってたら疲れる人間の
脳って全部分かりやすいんだな って思うんですけど要するに好きな
ことをやってると結構長い間や れるんですよとはいえずっとや
れるわけではない
おだしょー それは面白い話ですね 対象によって使用される意志力
が変わってくるというのは全般 的に行動経済の話になってきます
けどもでも一つさっきのイスラエル の裁判というか仮釈法の話で言う
と人生にかかる大きな決断は夜 やってはいけないっていうのは
たびたび思いますね難しい決断 は一晩寝て明日の朝考えよっていう
のは適切な先送りであって
すごくいい先送りです大事なこと であればあるほど慎重に考えない
といけないとはいえ人生において どこかで決めないといけないとき
はあるのでそれもまた生きること の難しさではあるんですけどあと
もう一個決定的に有効な方法という のが他人に相談すること自分の
ことを決めるときは意志力めっちゃ 消費するらしいんですけど他人
のことを決めるのってほとんど 使わないぐらい使わないらしいん
ですよね
これも面白い話ですねそれも
だからすげえ簡単なこと言うと 他人のことなんてどうでもいい
からこんでいいんじゃないって 言えるってことだと思うんですよ
自分にとってはすごい重要なこと も他人にとってはそうではない
ので選びやすくなるというかでも 多分自分よりも他人のほうが相対
的なちゃんと評価というものは できていたりもしてこれも出て
きたここで出てきた仕事とかレポート をいつまでに提出できると思え
ますかっていう時間の見積もり を立てさせると自分のことに関して
はほとんど全ての人が過剰に短い 時間でできるって評価するらしいん
ですよもう全員外れるというぐらい 自分はできるもんだって思い込ん
でいるんだけど他人のことを評価 させると結構正確に予想できる
らしいんですよねこの人いつまで にレポート出せると思うっていう
39:00
と結構それは当たるらしくって そういう意味でも自分の決定ということ
を適切な他人にちゃんと相談を してその上で決めるっていうこと
は意志力の消耗だとか判断力とか っていう意味でもあるし判断の
正確性という意味でもきっと効果 は高いことですね
おだしょー これだから最近よく いろいろ考えて有言化っていう
話に結構近い反面2つの状態を 比べたときに自分が自分のこと
を考えるっていうのと他人が自分 のことを考えた場合に情報量で
言うと自分が自分のことを考え たほうが多いような気がします
でも誤ってしまうんですよね
そう多くないほうがいいん ですよね判断すらもひょっとしたら
おだしょー そうここだから難しい なっていうのと他者のほうが自分
に対してうまく判断できるって いうことは僕の中で考えてるもう
一個のこと自由をどう守るかっていう のとちょっと関わってきて自己判断
じゃないほうがいいってこれ難しい 話じゃないですか
パターナリズムのほう が生きるのが楽だおかみに逆ら
切ればいいって
おだしょー そうそうそうこれは ちょっとうなずきたいけど全面
的にうなずいていいんだろうか っていうようなちょっと危機感
もありましたね
俺これを読んでいて思 ったのが三国志でいう諸葛孔明
みたいな軍師みたいな人が存在 している意味ってこれなんじゃない
かなって思って選択肢を減らして あげてこれとこれとこれがある
けどどれにするっていうふうに 決めてあげるだとか相談をする
チームのリーダーの一番大事な ことってやっぱ決断することだ
と思うんですよねただ膨大な選択 肢の中から情報をより選んで最後
の最後にこれをするっていう決断 をするというのは一人の人間には
負荷が高すぎるのでそういう適切な 選択肢を与えてくれる人だとかそういう
人がいたほうが結果的にうまく いくというかチーム全体のパフォーマンス
は上がるのではないかということ をよく思っていてあと三国司で
いうと劉備とか漢帝国を作った 劉邦とかって本人は何もできない
人だったらしいんですよね意外 とそういう人のほうがチームの
リーダーとして優れているっていう のも意志力を決めることだけに
使っているから適切な良い判断 ができて結果的にうまくいったん
じゃないかというようなことも ちょっと想像したりしました
そういう人のほうが人の話を聞く っていうのはあるでしょうねきっと
そうですね人の話をちゃんと聞ける ことは大事だろうし決断するしか
仕事をしないって割り切れている からすごいんじゃないのかなっていう
そうかあれもやろうこれもやろう って乗り出してしまうと結果的に
一個一個の判断がつたなくなって しまうと
42:01
なので全ての意志力を決断のみ に使う判断はだめなんですね難しい
から判断と決断を一人で両方やる と大変すぎるので判断して選択肢
を減らすところまで他人にやって もらった上でじゃあこれをします
っていう決断だけをすることによって 質の高い決断ができて結果的に
うまくいったのではないか
そうかだから例えば諸葛亮とか 軍師にあたる人はそこの決定に
至るまでのさまざまな分析を行う とでこれはどうですかと提出して
その提出を従うというよりはイエス かノーかを判断するとだからそれ
以前に状況の把握までやってたら 最終的な決断はもうすごく疲れ
ちゃってるから結構適当になさ れてしまうんでだから役割分担
が行われてるわけですねそこでは
そうそう多分軍師はそれを自分で 決断したら自分の決断力を使わない
といけないから大変なんですよ
おそらくしかも自分で立てた作戦 やからとても良いものに思えて
それ自身が冷静な判断になって ないですよねきっと
そうそうだから言ったら複数の 軍師がいてこの中からじゃあお前
の案を採用するっていうような やり方というのが結構うまくいくん
じゃないかというようなことも 大きなチームを運営するんであれば
その辺りの意思威力とか決断の 難しさとか決断は疲れるんだ
っていうことを知っておかない といけないですね
これでも例えば個人の中にもいろん な自分っているじゃないですかそれを
その軍師に見立てることで何か セルフマネジメントに役立つ話
に転嫁できるかなという予感は ありますね
それの一つが核なんじゃないか と思うんですよ
なるほど
これまた戻ってくるんですけど 文字として書き出す絵でも何でも
いいんだけど書くことによって その人は自分とはやっぱり一歩
距離が置けると思うんですよね そこに紙に選択肢を例えばいく
つか書いておいてその決断の中で どうするか選ぶっていうと自分
一人で決断するよりはやっぱり 一段階その意思力の消耗は低く
なると思います
なるほどやっぱりノートを書く というのは正義やという
そうそういい結論が出ますよね やっぱあとは意思力の鍛え方という
ものがありましてすごいこれも こんなことなのっていうような
ことなんですけど例えば意思力 を鍛えるっていう一番簡単な方法
っていうのがいい姿勢でいること らしいですよ
そうかつまりパフォーマンスコントロール っていうのが意思力で使われる
から意思力は全部つながってる からパフォーマンスコントロール
を鍛えることでその他のコントロール 力も上がっていくっていう話の
つながりですよねきっとこれは
そうで実際に少なくとも研究によって そういう姿勢が悪い人といい人
を比べてみたら姿勢がいい状態 であるほうがそういう意思力決断
45:02
力というものが高いだとか同じ ようなことで言うと部屋が片付
いているか片付いていないかもう これもどんだけ古くから言われている
話なんだよっていうことではあるん ですけど部屋が片付いていれば
その意思力を高い状態に保ちやすい らしい適切な環境というもの
が意思力を鍛える意味でも高い 意思力を維持する意味でも非常
に重要で意思の強さというもの も先天的な部分があるかどうか
とかはちょっとわかんないんですけど 自分の力で意思の力を高めるということ
は少なくともある程度はできる
きれいな部屋の話なんですけど 部屋をきれいにするためには当然
意思を働かして秩序を守る必要 があるっていう点と部屋がきれい
やと言ったら刺激にとってノイズ になるものが減ってるから安静
でいられるっていう二つの効果 があるってことですか
そうですちょうど最後のまとめ につながるような話になるんですけど
一番この本で素晴らしかったのは 意思力というものは習慣を作る
ために使うのが一番大事なんだ と
意思の力を毎日のちょっとした しょぼいことで消費していては
ダメなんですよ意思の力という もので環境を良くするだとか新しい
良い習慣を作るということで要するに 意思をお金だと考えるならばそれは
ふくりの効果を生み出すわけなんですよ ね
意思の力を良い習慣を作ったり 良い環境を整えるために意思を
使ってあげるとそれによって普段 から使う意思が少なくなるし高い
状態のまま減る量というのも少なくなる でやっぱりできている人という
か意思力が高いと言われている 人はだから意思力を使わない生活
をしている意思力がある人であれば あるほど意思力というものをできる
だけ使わないように普段から生き ているこれもお金持ちと通じる
ところがあるんですよね
おだしょー 聞いててそう思ったわお金持ち
は部分的にはケチっていうのと 似てるようなと思ったけど
そうそういう意味で言うと メタファーとしてすげえ分かり
やすいんですお金持ちというのは 収入が多いからお金持ちになっている
んではなくて余計なことにお金 を使っていなくてきちんとお金
を適切な投資をしてお金を増や しているんですよね
おだしょー 意思力を意思力なんて 必要ないから使わないっていう
話ではなくて意思力を適切に使 っていきましょうって話ですよね
これは
そうですねだから一言で言う のは意思力は投資に回しましょう
ってことなんですよね意思力を 成長させるための投資に回して
どうでもいいことで意思力を使わない ように工夫をしないといけない
おだしょー はい
だからどうでもいいことに 意思力を使っていると意思力は
鍛えられないってことですよね 逆に言うと
48:00
おだしょー そうそこがちょっと へえっていうか直感的に理解できる
かどうかってちょっと分かんないん ですけどやっぱりそうみたいなんです
よね
でも例えば僕ら毎日のように 歩いてるじゃないですかでも歩いてる
だけで体力が底上げするかっていう としないですよね
おだしょー ゼロではないと思う けどって程度ですよね
おだしょー だから負荷をかけない といけないですね結局体力を上げる
ためにはだからそういう意思力 の使い方っていう満然と示された
ものから選ぶというよりはこれを どうしたらいいのかっていうの
をちゃんと頭を使って考えること で意思力っていうのは多分上がって
いくんだろうなという予測ですね
そうです負荷の話で言うと やっぱ姿勢を良い状態に保つという
のはその楽な姿勢よりも緊張感 を持っていないといけないっていう
のかなっていう意味でこれもまた 意思力減るんじゃないかっていう
気もするんだけど適切なトレーニング になるみたいなんですよねそういう
ふうにしている状態というのは
おだしょー だからやっぱりバトル 漫画とかでわざわざ重いものを
つけて練習するみたいなのある じゃないですかああいうのだと思います
ねきっと
だから結局それもまたもう一回 帰ってきて脳の学習によって能力
が伸びるというものと本質的に やっぱり一緒なんですよね適切な
負荷を与えてあげないと楽な状況 にいるだけでは勉強はできるよう
にならないし意思力というもの もきっと成長はできないでも過剰
な負荷とか使いすぎていたらやっぱり 疲れるということはやっぱり同じ
でそこは肉体と似ている部分が あって
この自我消耗という話が一時期
ヒットワードになってそれ以降 決定しない決定を避けようみたいな
話がわんさか出てきたんですよ ねそれでストレスフリーになる
みたいなでもそれはだめなんじゃない かなとずっと思ってて無駄なこと
決定しないのは重要例えば僕靴下 は黒い一足しか持てないんですけど
靴下を選ぶっていう決定をしない ためにそうしてるんですけど日常
のすべてをそうしてしまったら 意思力なんて鍛えられないですよ
そう習慣と違うことをする ことは意思力を鍛えるためにいい
ことらしいんですよそれもまた 難しい部分ではあるんだけど
だから無駄なことに使わない っていうことと敵投資のために
使うっていうのはセットで語られない とどうもだめな感じになるんじゃない
かなとは常々思ってました
なんでやっぱ話しながら思い
ついたメッセージなんですけど 意思力は投資に使って消費に使
わないっていうなんかいい感じ のフレーズになるんじゃないですか
そう思いますね投資に使う という言い方はこの本のメッセージ
をうまく表してる気がしますね
もう一個すごいこれも読んで
衝撃を受けたというかすごく大事な ことだなと思ったのが我々という
51:05
ものは楽しみなことすらも先送り してしまうという傾向がある人間
ってよく言うんですけど将来の 時間というものを課題評価する
傾向があるっていうのはよく言われる ことだと思うんですよねいつか
時間ができたらやろうってみんな 思ってるじゃないですかさらに
言うとそのGTDのいつかやるリスト っていうのは時間ができるということ
を将来はなぜか今よりも過剰に 今よりも自由な時間が増えている
と思い込むことによって生まれる 幻想なんですよねそれによって
自分が今楽しみにしていること すらもいつか時間ができたときに
やろうと思ってやらなくなって しまうそういう性質が結構人間
にはあるこれはウェルビーイング 幸福に生きるためにはすごく意識
しないといけないことだなと思 って我慢というかよくある話で
言うと会社を引退したら俺はそば 屋を始めるんだみたいな話とか
も会社を引退したらいくらでも 時間があるような感じがしてしま
うんですけれどもそれって分かんない ことだしそうなる保証なんてどこ
にもないんですよねそうすること によって今の幸福というものを
ないがしろにしてしまいかねない
おだしょー 当然会社に勤めてる間にそば屋
できないからそば屋を先送りする のは別に
そうそば屋は大きな話だと思 うんですけど
おだしょー でもだからそうやって 全ての楽しみを先送りしたときに
手元に残ってる楽しさがゼロにな ったらまずいいっていう話ですよ
ねこれは
そうだからさらに言えば毎日 ちょっと嬉しいことがあることは
大事だし楽しみにしておくということ 自体は結構幸福につながること
ではあるんですよねそのご褒美 システムというものもやっぱり
仕組みとしては良いものらしい のでそのご褒美というシステム
この本でいうとまあまあ起こる 小さなご褒美とたまにある大きな
ご褒美それを適切に組み合わせて あげるということはやっぱり習慣
うまい習慣を作るだとか意志力 を高く保ち続けるためには重要
なことではあるんだけど同時に われわれは未来の時間を過大評価
しすぎてしまうこれは別の話に 書いてあった話なんですけど人間
というものは幸福になろうということ はあんまり重要視していなくて
人間が関心あるのは今日という 一日をとりあえずやり過ごすこと
そういうことを最優先に生きる生き物 だ生き物として進化してきたっていう
のかななんか遺伝子的な話を考える とすげえ納得できるんですけど
かつての人類なんて幸福である ということなどを考えている余裕
なんてなくって生きるために全力 生きることが最も重要なことで
54:01
そのために全てのリソースを使って いたんですよねなので見知らぬ
こととかやったことがない危険な ことに手を出してしまうということ
は今ある状況を捨てて生きる可能性 が低くなるかもしれないことなので
たぶんそういうことをやってきた 遺伝子というものはやっぱり現代
では少ないというか生き残り現代 まで生き残っていることが難しい
ので基本的に安定志向安全志向 な人類が今まで基本的には大半
の人類はそうだったはずなんですよ ね生き残ってきたものはそうだ
とするとやっぱり今の幸福を味わう というものは生きる可能性将来
の安全に生きる可能性を下げて しまうかもしれないというので
先送りしがちになってしまうということ もあるので
そうかだからそば屋の話っていう のは要するに変化仕事を変える
とか変化っていうのを恐れている から先送りしてるというふうにも
捉えられるわけですねだから
そうですねたぶん大体の人は一つ は現実逃避だし一つは変化の恐れ
だし今の状況が嫌だからこれが 終わったらなんか俺はそば屋を
やるんだって現実と違う想像を することで精神の安定を図っている
みたいなことはあるのかもしれない ですね
なるほどねなるほどこれはだから 難しい話というかそういうマインド
ヘルスの維持の仕方みたいなのは あると思うんですけどそうかでも
確かに変化を恐れる気持ちという のはあるでしょうね
変化を恐れてきた者たちが生き残 っているんだって考えるって誓
るべきなので変化を恐れることは 悪いことでもないしもう遺伝子
の性質なんだととはいえ時代が 世界が変わりすぎてしまったので
人間の悩みはある意味で言うと 生き延びることへの悩みという
ものはもうなくなってしまった から考えように言うとやっぱ贅沢
な悩みなんですよね
そうでしょうね他の動物から見 たら確実に贅沢な悩みだとは思います
とはいえやっぱりよりよく生きる ということはこれからも考えて
いきたいことだしそうあるために どうすればいいかっていうことは
きっと大事なこと重要なことだ と思うので
これ難しいな変化を肯定する気持ち と今日1日を幸福に過ごす気持ち
をどう合致させるのか
確か前も同じような話してました よね外部からの刺激というか新しい
ものを求めないとあれですね れきもつ先生の本のときとかですね
新しい刺激がないと刺激的な生活 は送れないんだけど刺激的な生活
57:00
というものは果たして幸福なのか どうか
だからこういやというか多分 幸福とウェルビーングが違うん
やろうなとは思うんですよ
それは思いますね日本語で言う 幸福というとやっぱウェルビーング
という単語とイコールにはならない かなりずれている部分が多い
幸福っていうのは多分満ち足り た感情というかマイナスものが
そこに何もないという感じだと思 うんですよウェルビーングっていう
のは自分が何かを成しているような 感覚があるというかやりがい
というか達成感というとちょっと 言葉強いですけど何か自分が貢献
しているとかうまくいってるっていう プラスの感覚がそこにあるような
感じがしてだから重なってても ちょっと違うかなという気はします
なんかウェルであるという状態 であり続けないといけないです
からねビーングっていうウェル っていうのは多分今よりいいじゃない
といけないような気がするので 究極なこと言うと常に今より良く
なっていないといけないでも常に 今より良くなるというのはすごく
難しいからやっぱそのあたりは どうしようかというのは難しい
ことですね
だから多分幸福っていうのは心 の持ちようの状態で多分どんな
状態でも人は幸福に至れると思 うんですよ
うん至れると思います
だから幸福論っていうのは結構 閉じた話になりがちなんですけど
ウェルビーングっていうのは多分 社会との関係性の話を抜きには
多分語れないと思うんですよね
確かに無人島で暮らしていても ウェルビーングにはならないかもしれない
な幸福にはなれるかもしれない けど
そこら辺の違いがもうちょっと 今後の研究課題ですねこれは
それはそうですねそのあたりウェルビーング とかはこれからもちょっと考えて
いきたいなと思っていてそのあたり の話とかは調べていきたいですね
まとめの部分をもう1回ざっと振り 返るとなんですけど言ってなかった
かもしれない
挫折を減らして習慣を作るために 意志力を使いましょうっていう言い方
をしています
なのでやっぱね挫折というのは 当たり前なんだけど
あった方が結果的には振り返って 良いことはあるかもしれないんだけど
少なくとも習慣を作るためには やっぱ挫折というものはすごく
大きな敵になるので
意志力というものを挫折を減らして 習慣を作るために意志力を使って
仕事はめっちゃ大事ですっていう 片付いた部屋とか良い姿勢さらに
言えば悩んだときは人に決断を 任せるんじゃというか人に相談
をする頼る他人を頼るということ もこれもある意味ウェルビーング
とつながるようなことだとも思 うんですが人に頼るということ
と一番大事なことがやっぱり楽しみ なことというのを先送りしない
ように楽しみに待ち続けることは 幸福ではあるんだけどそれを意識
して先送りしてしまうというのは よろしくないというその辺りが
意志力ウェルビーングじゃなかった ウィルパワーに関する大体書かれて
1:00:03
いたことでしょうかね
なるほどやっぱり挫折を減らす っていうのがこれは本当に大きい
話で学習性無気力とかいう話も あるんですけどやっぱり挫折を
繰り返すと全体的に良くないですね 自己否定とか自尊心も傷つきます
し結局何をやってもだめだっていうこと が学習されてしまって意志力を発動
してもだめだと思ったらもう意志力 がメタメタになるんで挫折しない
制度設計とかノウハウショット とかでも思うんですけど失敗する
ことが考慮されてないんで挫折 してしまうんですよねGTDとかでも
そうなんですけど
GTDは挫折しましたねちゃんと
だからああいうのは僕は何とか ノウハウションの書き方を根底
から改めてほしいなと僕は思うん ですけど
個人的に思うのはそういうマインドセット を身につけるということを学ぶ
ことかなっていう失敗と挫折は 違うと思うんですよその用語で
言うとさらに言うと失敗か挫折 かって捉え方だけでいくらでも
変わるっていうのかななので挫折 を減らすことは大事だけど失敗
はしてもいいんだっていう前提 にないといけないしあとはこれは
挫折じゃない失敗なんだっていう ふうに思えるマインドをそれも
多分練習と努力によって身につける ことができるものだと思うので
これはもう確実に後天的に身に つくもので生存者バイアスもあります
けどプログラマーって基本的に これ大体全てを失敗として捉える
というか自分が書いたコードが エラー入ってもそれ挫折とは
言わないですからね
おだしょー バグがないなんてありえない っていう唯一間違いなく言える
ことはバグがないプログラムも 存在しないっていうことですから
おだしょー っていうことなんでだから エラーに慣れてるんですねプログラマー
ってだからこれは慣れるもんなん ですね別にだから普通にそういう
訓練ってできると僕は思います けども
おだしょー あとそうですね自分 が読む本とか読んで面白かった
と思うものが後天的に身につける ことができると思える要素がある
ものというのかな生まれながら ということを言ってしまったら
どうしようもなくなってしまいます からね
おだしょー どうしようもないから ね確かに
おだしょー 話している内容という のは全部後からでもなんとかできる
ものだと思うのでやりすぎてしまう と今度はサンデルさんの話とかの
難しいことも出てきてしまいます が
おだしょー そうそう出てきてしまう ねこれ
おだしょー そういうことは抜き にしてもう1回すごく大事なこと
だと思うのでもう1回だけ言うん ですが意志力というものは筋肉
のようなもので減るものなので 消費していてはダメだと意志力
というものはその習慣を身につける ために意志力を投資していきましょう
1:03:03
っていうのがこの本に書かれて いた最も一番大事なことなのではない
かと思いますということで感想 や質問などがあればハッシュタグ
カタカナBook Katalystをつけてつぶ やいていただけるとありがたいです
それでは今回もお聞きいただき ありがとうございました
おだしょー ありがとうございます
01:03:23

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