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2021-05-07 12:51

BC011 アフタートーク&倉下メモ

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『Learn Better ― 頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』

倉下メモ

話を聞いている間、ずっと「そうだよな〜」という思いでいっぱいの回でした。納得fullな一冊。でもって、ちょうど倉下が今書いている本も「書くことを通して考える」ことの大切さに言及しているので、重複感がハンパなかったです。

本書が提示する学び方に関しては、『独学大全』や『How to Take Smart Notes』も類書としてあげられると思います。あと、今井むつみさんの学習に関する本も同様のことを論じています。

結局、自分の手を動かし、頭を動かさないと前には進めない、という点では、『妄想する頭 思考する手』にも通じるものがあるかもしれません。

ちなみに、本書がKindleでセール対象になっていたので、倉下もさっそく買いました。また読んでみたいと思います。

次の本の候補

『実力も運のうち 能力主義は正義か?』

最近話題の本。サンデルさんの本は以前も取り上げたので、その流れとして(あるいは話題に乗っかっていく意味で)。

『コンヴァージェンス・カルチャー: ファンとメディアがつくる参加型文化』

『ゲンロン戦記』や『ヒューマン・ネットワーク』などで、「あるグループを作るとはどういうことか、インターネットでいかにそれを実践するのがよいのか」という問題意識が出ているので、その流れで買った本です。かなり分厚いのでなかなか手ごわそうですが、次回の倉下のターンはこちらにしようと思います。



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ブックカタリスト第11回のアフタートークです。
次回の本なんですけども、2冊考えておりまして、1冊はマイケル・サンデルさんの本をちょっと前に紹介したんで、
マイケル・サンデルさんの新刊が出まして、実力も運のうちと能力主義は正義かっていう話がありまして、
一つの流れとして、この本を扱ってみようかなというアイデアが一つと、もう一個、コンバージェンスカルチャーっていう本がありまして、
ファンとメディアが作る参加型文化という本で、こっちの両方のうちどちらかにしようかなというのが今のところの副案です。
いいですね。クラシタさんがこの前、How to take a smart noteを買って読んだっていうのを見たんですけど、あれの進捗はどうですか?
位置の位置をめちゃくちゃ時間かかるんですよ。
俺も読みたくて、一ついい発見がありまして、AppleのBooksアプリで買おうと思っているんですが、
Booksアプリだと、3本指タップの辞書が使えるんですよ。
分からない単語は3本指タップできるんで、だいぶ調べやすい。
一応、Kindleさんも辞書をダウンロードして、ポピー選択したら翻訳機能があるんですよ。
ありますね。それがどのくらい簡単か次第なんですよね。
でも、タップ文字を選択したら、すぐにポップアップしてくるんで、辞書窓が。
そんなに手間ではないんですけど、自分の英語のボキャブラリーが多くはなくて、
あの本も日本人向けに書かれた優しいニュース記事とかとは違って、ちょっと難しめの英単語が出てくるんですよね。
大人っぽい言葉を使うんですよね。
簡単に言うと、長めの熟語が出てくるんですね。その度に調べるんですけど、
その度に調べると、さっきゴリオカフさんが言われたように、読書の初歩の頃って読むの時間がかかったっていうのと全く同じことが起こって、
一文の意味が理解するのに時間がかかるから、その説で何が言いたいのかが、結局もう一回読まないとわからないんですよね。
だからね、すごい時間かかってます。
俺もね、同じか。サンプルが30ページぐらいまであって、30ページまで読めたら買おうと思っているんですけど。
論じられている内容自体は全然難しくないんで、僕の語彙が足りないだけなんですけど、読み終わるのは結構後になりそうです。
これはこっち業界の今時の流行りの、エヴァグリーノートのサイトを見ていても、ほとんどがこの本からの引用なんですよね。このHow to take smart notes。
おそらくあの界隈でニコラス・ルーマンのカード法が流行っているのは、あの本で紹介されているからでしょうね。
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そうだと思います。ニコラス・ルーマンがいて、ゼッテル・カステンがあって、このHow to take smart notesから、多分英語圏でそういうブームができている。
だから多分、現代におけるアメリカ社会の知的生産の技術って、本と同じぐらいのポジションを持っている本でしょうね、あれは。
そう、なので、もう日本語訳待つよりも読めた方がきっといいことは多いなと思っているんですけど、俺も同じく単語力が足りなく、ちょっと前までよりはだいぶマシになったと思うんですけど、やっぱ単語が無意識に読めないと前提が成り立たないっていう。
そのツイッター、カンソルのメンバーの一人、ゴーさんって方がおられて、英語を読むときは日本語に置き換えないほうがいいと。だから英語の単語も日英じゃなくて英英で調べて、英語のまま理解したほうがいいって言われて。
確かにそうやると思うんですけど、その方がやっぱり時間はかかるんですよね、その意味を取るのに。さっき言った、苦労をしているタイミングなんですけど、苦労をして学習しているタイミングなんですけど、この本一冊読めると、たぶん1ヶ月とかでは絶対無理だと思いますね。2、3ヶ月をたぶん普通に読んでいたらかかると思うんですけど。
ライフハッククラブハウスっていう集まりがありまして、Discordの集まりなんですけど、そこで何人かの人がその本を読みたいって言われてたんで、お互いに進捗を競っているようなとこがあって。
そういうプラス効果が。
先送りになることはないと思いますけど、毎日じわじわとは読んでますね。でも時間はかかると思います。
ランベターに出てきて話さなかったんですけど、仲間がいることの重要性っていうのが、価値を見出す目標を決めるあたりにかなり出てきました。
価値と意味を見出すために貴族欲求を満たすとか、良い学習環境というものは大事であるとか、
あと、多様な価値観の人がいることが新たな発見だとか、そういうことにもつながりやすいとか、一緒に読む人がいるとか、林行みたいなのがあるといいかもしれないですよね。
そうそう。ただ林行って、例えば僕が1-1を担当します、誰か別の人が1-2を担当しますってパートごとに分けて読み込んでいって、それぞれの成果を集まって共有し合うっていうやり方をするんですけど、
オンラインでつながってる人間が定期的に同じ時間に集まるのってかなり難しいんですよね。
複数はむずいですね。出れる人しか出れないですよね。
そうそう。だから、フリーランスとSE、SEみたいなつまりで出すのは多分無理なんで、そのやり方じゃなくて、スクラップボックスにページ作っておいて、それぞれの位置当たり位置のようやくまとめをそこに集めていきましょうと。
だから同じ内容であっても別に構わないと。自分のメモは出してくださいってすると、この章をこんな風に読んだんやっていうのが分かってきて、より理解が深まるし、それぞれのペースで好きに読んでいけばいいかなと。だから本格的な倫読というか勉強会じゃないですけど、それに近い効能はあるかなと。
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ちなみに俺は将来を目指して必死こいて英単語を暗記するということをだいぶやっています。まだね、たぶん自慢なのは全くやらなかった日は今のところ1日もないんですよ。
すごいな。それと並行して英文を読むっていうことはしてます?
そこに至らないということを思い知らされました。
なるほどね。
NGSLっていうのが一番有名なやつなんですけど、数字とか曜日とか月の名前を除いてこれだけ覚えれば一般的な英語の80%だったかな。いけるっていうのが約2800単語あるんですよ。
この2800がやっぱり無意識に近いレベルというか、考えなくても理解できるレベルになることがまず目標を絞り込むとして大事なことではないかなと。
本当はこれを読み終えてからスマートノートも読もうと思っていたんだけど、やり終えてだいたい理解できて、ちょっとムズそうなので並行して進めようかなみたいな感じで。
だからこれはある種のフィードバックにもなるじゃないですか。自分が今どの程度読めるのかをまざまざ突き続けてくるんで、やっぱりダメなんだなと。
それはいいかもしれないですね。
感覚的にやっぱり1月よりは確実に読めてるって思います。
ちょっと前にエバーグリーンノートとかリンクエアシンキングの記事とかWebなんですけど、あれを見ていた時よりはやっぱりわかるようにはなったなっていう。素早く理解できる文が増えたみたいな感覚かな。
でもそういうのも自分で英語で読まないと自分の英語力がどの程度かわからないんで、あれ全部をDeepLに突っ込んで読んでると英語力1ミリも向上してないですもんね。
DeepL優秀だけど平然と飛ばすんですよね、文章とか。
行を飛ばすよね、びっくりしたわ。同じ文をGoogleの検索と入れてみて、1文ぐらい丸々抜けて翻訳されてて、単位が変わってるわけではないけど、それ正確な翻訳じゃないよねって思ったな、あれは。
なのでやっぱり大雑把な内容を理解するには現状を機械翻訳でいいんだけど、もう一歩ちゃんと読もうとすると自分でやるしかねえなって。
英語読習法でも苦労してじっくり読み込むみたいに言ってるじゃないですか。やっぱりそういうことなんだねっていう。
機械翻訳って便利で素晴らしいとは言え、そもそも英語が読めない人、僕も含めて、英語であるというだけで読もうとしない。そもそも読もうとしないっていうのがあって。
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翻訳機能を使うところにすら至らない。もう飛ばしてしまうっていうところが結構あって、ちょっとでも読めると多分変わってくるとは思うんですけど。
これもね、個人的に1日10個覚えると2800って1年で終わるんですよ。結構簡単じゃんと思って。
一日10個覚えるっていうのは、反復学習の中で1個10個進めていくってことですよね、要するに。
そこもね、そのあたり暗記がよくできていて、その新規を何個までにして、復習は自動的に暗記が設定してくれて、何個、1日の上限復習数とか新規数みたいなものが設定できるんですよね。
デフォだと20なんですけど、その暗記のシステムとしての。この20はやっぱ辛い。俺の場合は辛かった。
20は辛そう。
10だとおよそ30分かからないぐらいかなって感じなんですよ。
1日だいたい20分から30分、30分ないな。20分っていう程度で、やれない日が触っただけとかで次の日が大変だったりするんですけど。
このコストはやっぱりかけるべきだなぁ、かけたいなぁと思った?
熟々と、粛々と読んでいます。
というわけで、さっきのほうのどっちかなんですけど、どっちにしようかな。
コンバージェンスカルチャーっていう本は、ファンとメディアが作る参加型文化っていう名前から分かる通り、メディアと周辺のファンの話で、
結構これまで僕が紹介してきた本とある程度つながる話で、言論戦記とかも見る人、観客を増やすっていう話でしたし、
ヒューマンネットワークっていうのも人と人のつながりの話で、それの延長線上に位置付けてるんですけど、
これはこれで面白いのと、あとはサンデルつながりと、今話題の本ということですね。
そうですね、話題の本ですよね。俺もDMM Booksのセールで買ってまだ読んでない。
どっちかですね。特に僕今、優劣はつけられないので、ゴルフさんが気になるほうでもいいです。
強いて言うならば、サンデルさんじゃない方は何も機会がなかったら読まないと思うので、そっちの方が聞きたいかな。
了解しました。一応こっちのコンバージェンスカルチャーの方に進めておきます。
はい、という感じですかね。あとね、遺伝子の面白い本を見つけまして。
はやからから出てる遺伝子じゃなくて。
そう、DMMの70%オフで遺伝子関連のやつ3、4冊買ったんですよね。
その中でたまたま読んだ、生命はデジタルでできている。
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なかなかラディカルな主張が。
こっちはですね、少なくとも最序盤がめっちゃわかりやすくって、これ知りたかったわっていうのが書かれていて、
遺伝子の歴史よりもこっちを先に今度話したいなと目指しています。
なるほど。
っていう、だいぶ先の話なんですが。
はい、了解です。そんなところですかね。
はい、そんなところですかね。ということで、次回は、なんて名前の本でしたっけ。
実力も運のうちかな。
そっちの方なの?
そうかそうか、逆だった。ごめんなさい。ボケてるわ。コンバージェンスカルチャーですね。
コンバージェンスカルチャーという本を紹介する予定です。
それではまた来週お聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございます。
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