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2025-07-01 1:12:50

BC117『締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか』

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今回は、『締め切りより早く提出されたレポートはなぜつまらないのか 「先延ばし」と「前倒し」の心理学 (光文社新書 1355)』を紹介しました。

キャッチーなタイトルですが、心理学的知見だけでなくタスク管理(タスクマネジメント)の基礎も学べるとてもよい本です。

書誌情報

* 出版社:光文社

* レーベル:光文社新書

* 出版日:2025/4/16

* 著者

* 安達未来(ADACHI Miki)

* > 1986年生まれ。2009年、広島大学総合科学部卒業。2014年、広島大学大学院総合科学研究科博士課程後期修了。博士(学術)。専門は社会心理学、教育心理学。大手前大学助教、講師等を経て、2021年より大阪電気通信大学准教授。セルフコントロールや学習支援を中心に、理論的・実践的な研究を行う。著書に『生徒指導・進路指導 (よくわかる!教職エクササイズ4)』(共編著、ミネルヴァ書房)がある。近年ではタスクマネジメントを視野に入れたセルフコントロールの研究も積極的に行っている。

* 目次

* 序章:タスクマネジメントとは何か

* 1章:先延ばしとセルフコントロール

* 2章:先延ばしは本当に悪いのか?

* 3章:前倒し概念の誕生

* 4章:前倒しとセルフコントロール

* 5章:先延ばしと前倒しのルーツ

* 終章:ちょうどいい先延ばしと前倒しのみつけ方

「知らなかったのか…? タスクからは逃げられない…」

「タスク」と呼ぶといかにも仰々しいですが、私たちの日常が「やること」で溢れていることは間違いないでしょう。仕事、家政、趣味、地域、公共……。そうしたもろもろの「やること」をひとまず「タスク」と呼べば、私たちはタスクに取り囲まれていると言えます。

多くの場合、私たちはそれらのタスクをただ実行するのではなく、何かしらの段取りを考え、うまくいくように采配しています。そのような手つきの全体を本書では「タスクマネジメント」と呼んでいます。ノウハウ書界隈では「タスク管理」と呼ばれているものに重なるでしょう。

一般的にそうしたタスク管理では、「タスク」をどう処理するかや時間設定をどうするか、という話に注力します。たしかに大切な要素です。しかし、それだけで片づくならばこんなにたくさんのタスク管理ノウハウは生まれていないでしょう。

タスクの実行や達成にあたって重要なのは、当人の認知や感情です。私たちは命令されたら実行するロボットではありません。認知や感情や経験といったものを持つ人間なのです。

何かしらのタスクをついつい先送りしてしまう。別にさぼろうと思っているのではない。やるべきだとは強く感じている。でも、手が付けられない。そのような先送りは「先延ばし」と言え、タスク管理を仕損じる原因になってしまいます。

だから「先延ばし」についてはさまざまな対策が施されていたわけですが、心理的な要因に注目するならば、その逆である「前倒し」も手放しで称賛できるものでないことがわかります。

単純な効率性や生産性ではなく、ある「適切さ」のもとで物事を進めていけるようになること。本書はその助けになると思います。



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サマリー

このエピソードでは、締切前に提出されたレポートが興味深さに欠ける理由を探ります。著者の足立美希さんは、先延ばしと前倒しに関する心理学的な知見を深め、タスクマネジメントの重要性について語ります。先延ばしと前倒しの概念について考察し、特に前倒しが心理学で新たに定義された用語であることが強調されます。タスクマネジメントの重要性や、タスクを管理する際の締切やタスクの性質についても掘り下げられます。先延ばしの心理的要因やセルフコントロールの重要性が議論され、タスク管理における具体化と抽象化のアプローチが提案されます。さらに、英語の勉強を通じて習慣化と意志の力を駆使した実践例が紹介されます。このエピソードは、レポートが早く提出される背景を考察し、その結果、多くのレポートの質が低下する理由を探ります。著者は、先延ばしせずに早く提出することが本当に良いのか疑問を持ちながら、効率的なタスクマネジメントの重要性にも触れています。本エピソードでは、早く提出されたレポートがなぜ質が低いのかについて探求し、課題を与えられる側の評価や職場環境の影響について考察します。また、実験を通じてタスクへの取り組み方や認知的負荷についても論じられ、マネジメントの観点からの興味深い視点が紹介されます。このエピソードでは、締切に対するアプローチとして先送りと前倒しの考え方が取り上げられ、それぞれの長所と短所について掘り下げます。また、タスク管理の方法やセルフマネジメントの重要性についても考察されます。タスクマネジメントの本を通じて、自己啓発や働き方の適応性、学術的知見に基づいたアプローチの必要性が語られます。

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面白かった本について語るポッドキャスト、ブックカタリスト。まずは今回いただいたコメントなどを紹介したいと思います。
はい、お願いします。
ハマさんから。
ちょっと遅くなったけど、BC116のアーリーアクセスを拝聴。
動画で見たから拝見かも。
聞いていて、本編で面白い話を知るのはもちろん有意義で面白いんだけど、アフタートークがそれを超えるくらいすごく面白くて、やっぱり自分は面白い雑談が好きなんだなぁと気づくなど。
はい、ありがとうございます。
本編より面白いアフタートークという。何が好きかによっては違うと思いますけどね、もちろん。
そうですね。良くも悪くもテーマは決まっていないんだけど、毎回必ず読んだ本を何個か紹介することはしている?
そうですね。お互いの、固く言うと知的生活に関する話題が共有されることが多いですかね。
そうですね。ラシタさんのノートの話がクッソ超ウルトラ面白かったぐらいな感じのことを言ってくれたりとかもありましたよね。
そうですね。昔はそういうのをブログで結構書いてたんですけど、最近書かなくなったんで、ここで喋ることが多いですね。
あとね、多分その時の話題が確か、どういうノートがあって、どういう風に使っていて、どういう目的があってとかって、やっぱり意外とどれだけブログを書いていても、なかなか自分から書こうと思い立ちづらいというか。
そうですね。質問されてようやく出てくる知見というようなやつでしょうかね。
そうですね。語力がもうちょっと質問上手になってきたかもしれないみたいなやつ。
なるほど。
そういう感じで、アフタートークはサポータープランに加入すると聞けるようになります。
なるほど。
ので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
レポート提出の心理学
ということで、本編今回は117回。締め切りより早く提出されたレポートはなぜ詰まらないのか。
紹介したいと思います。今回は暮らしたのターンなので、僕が紹介するんですが、初始情報に入る前になんですけど、これタイトルの勝利という感じかな。
完全に。
おそらく著者の方ではなく編集者の方がつけられたタイトルだろうなと勝手に推測するんですが、本タイトルが締め切りより早く提出されたレポートはなぜ詰まらないのか。
サブタイトル的に小さい文字で先延ばしと前倒しの心理学と書かれてまして、本物のタイトルはこのサブタイトルの方で、本職は全体がこの早く提出されたレポートがなぜ詰まらないのかを永遠と議論していく本ではなくて、
サブタイトルにある先延ばしと前倒しという2つの心理的傾向についての心理学的な知見を紹介する本という風になってます。
これあれですよね。確かブックカタリストの読書会の中でちょっと紹介されて、自分の中で印象に残っていたのが、前倒しの人しか読んでなかった本だった。
そうですね。その時、興味を持ってたとか買った人はいても、自覚的に前倒しの人ばっかりが読んでたということで、まあそりゃそうだよな。
まあそりゃそうだよなですよ。
面白い話が結構多いので、今回紹介します。
初始情報なんですけど、公文写真書から2025年の4月に出てるので、2ヶ月前の結構新しめの本で、
著者が足立美希さんという方で、1986年生まれの方で、専門が社会心理学とか教育心理学の分野を研究されている方で、
その他にも結構教師向けの本とかも書かれておるんですけど、
プロフィールを見て面白いなと思ったんですが、近年ではタスクマネジメントを視野に入れたセルフコントロールの研究も積極的に行っていると書かれているんですね。
この文を対象として考えると、僕逆やなと思って、セルフコントロールを視野に入れたタスクマネジメントの興味が僕はあるんで、
向かう方向は多分僕と反対なんですけど、重なるところが結構多く、本書の内容もほぼ直球で僕の興味に刺さる本でした。
同じ方向に違うところから向かっているっていう感じですね。
そういう感じですね。だから重なるところは結構あると。
目次なんですけど、序章から始まって1、2、3、4、5、終章という形の構成で、
僕この本、本屋さんで見かけて、最初に目次見て序章でタスクマネジメントは何かって書かれてた瞬間に買うと決めたんですけど。
よく考えたらいきなりあれですよね。タイトルを無視した序章ですよね。いい意味で。
そうですね。だから基本的にはサブタイトルと本タイトルが逆の本だと思った範囲ですけど、
タスクマネジメントと同じかっていうのを言ったら、ちゃんとした学者さんが書かれた本で正面切って論じられている本って多分珍しいなと思うんで、
この本の僕が一番引っかかったポイントがこの序章のタスクマネジメントは何か。
実際そのタスクマネジメントは何かを軽く定義しつつ、本書全体の概要を描くのが序章です。
先延ばしと前倒しの概念
第一章が先延ばしとセルフコントロールということで、先延ばしという概念とセルフコントロールという概念の関係が描かれる。
第二章が先延ばしは本当に悪意のかということで、一章の先延ばしとセルフコントロールの話はわりとこの界隈でも一般的な話が話題が多いんですけど、
第一章で結構転換というか、先延ばしは悪いことだとほとんど常識のように扱われているし、社会の一般通念にもなっている傾向すらあるんですけど、
そんなに単純に断罪できるものなのかというのが問題提起されて、
次に第三章、前倒し概念の誕生ということで、先延ばしと対比的な概念の前倒しというのが心理学でも扱われているよと。
それを扱うためにどんな実験が行われたりとか、どんな仮説があるのかというのが結構述べられていて、
これが最新の結論だということよりは、こういう実験があってこういう解釈されているけど、
でもこの実験では別の解釈もあって、じゃあどうなっているんだろうというような議論みたいなものが紹介されている内容ですね。
第4章が前倒しとセルフコントロールということで、正題を見てもらったらちょうど1章の先延ばしとセルフコントロールと通移になっているんですけど、
じゃあ今度前倒しという概念とセルフコントロールがどういう関係に立っているのかを見ていこうというのが第4章。
第5章がちょっと面白くて、先延ばしと前倒しのルーツなんですけど、これは要するに進化心理学的な感じの話だと思ってもらったら多分大丈夫だと思います。
私たちの進化の過程によってこういう傾向が生まれたのではないかというような話が簡単に語られて、
タスク管理と個性
で、終章。ちょうど良い先延ばしと前倒しの見つけ方ということで、本章全体で先延ばしと前倒しにはそれぞれメリットとデメリットがあるよねというのが確認されるので、
それを1つまとめた上で、じゃあどういう塩梅にしたらいいのかという提案が最後になされて、
で、終章の2で、適時のタスクマネジメント、ちょうどいい塩梅というところと、
終章3項目の新しい共同型、共同というのはドア、働くというですね、共同型のトゥードゥリストという提案が載されていまして、
僕はここの個人の仕事術あるいはライフハック的な個人主義的なタスク管理というものを一歩踏み越えて、
チームにおいてそのタスク管理というのをどう考えていけばいいのかという、
これまでのライフハックでは欠けていた点が提唱されているというところをちょっと思ったので、
この本の最初、終章の部分が結構印象に残りました。
終章で大体想像はつくんですけど、要するにどっちにも良いことと悪いことがあってバランスを取ろうというのがやっぱり目指す方向なんですよね。
まさにそうですね。それは非常に僕は良い提案だと思ってまして、
これが最高のタスクマネジメントであると、みんなこれに従うべきだというようなノウハウ上の形ではなくて、
当然人間にはそれぞれ個性とか特徴というのがあって、
こうついついこうやってしまうみたいなものもあるし、それによってもたらされている長所というのもあるわけで、
それをなんか画一的に統一するんじゃなくて、お互いの性質というのを踏まえた上で、
できる対応していきましょうという、僕が前回紹介した読書の話に通じる、
学術的な話って大体こうなるんですけど、
個々の人間の個性というのを無視せずに、しかし何かちょっと適応というのを考えていこうという方向性が示されているという意味では、
僕は好ましい本だなと思います。
やっぱ最近そういうことをちゃんと考えていかんよねってやっと言ってくれる人が増えてきたような印象なのかな。
だからこういうノウハウ、今までビジネス書とかノウハウ書で扱われていたようなこと、読書とかタスク管理っていうのが、
学術文明でももちろん長く研究されてきて、
それがこの新書とかいう形でちょっとずつポピュラーな形で知見が共有されるのが始まりつつあるんかなという感じですね。
そうですね、タスクマネジメントをタスクマネジメントっていう切り口じゃなく紹介しているって、
なんか珍しい感じですよね、言われてみると。
これをそんな気持ちじゃなくついつい手に取った人が、タスクマネジメントの知見に触れるということは多分あると思いますね。
はじめにの冒頭の部分で、人のタイプという話がなされてまして、これも非常によくある話題なんですけど、
夏休みの宿題をいつやるかということなんですね。
大きく3つパターンが考えられまして、
とりあえず初日からできるだけやって、残りは全て遊ぶというタイプの人と、
一番最後までやらずに、最終日とかになくなくやるタイプと、
日数を均等に割って毎日等しく進めていって最後の日に終わらせるみたいなタイプ。
この3つのタイプがあると思うんですけど、
五龍さんはどうでしたかね、学生時代のことでいうと。
全然面白い話でも何でもないんですが、
だいたい平均して進めるっていう感じでした。
それは結構今にも通じる感じですね。
変わってない感じがします?
振り返って考えてすごく前向きに解釈すれば、
ずっと淡々と続けるっていう言い方ではないんだけど、
急ぎもせず遅れもせず、まあまあ続ける。
どっちかっていうと遅れがちにはなるけど、
まあまあ続けるができているのかなとは思います。
なるほどですね。
ちなみに似たものとして、
運転免許証の更新というのがあるんですけども、
例えば5月30日が誕生日の人は、
4月30日から6月30日までの間に、
今はできるようになりましたよね。
行っていいと。
この2ヶ月の幅がある中で、
たとえば五龍さんだったら、
その2ヶ月の幅のどこに行こうとします?
年齢というか、やっぱり思い返して思うのが、
生活スタイルというか、
忙しさというか、
いろんなところによって変化していて、
気分的に忙しかった時期はやっぱり後回しになりがちだった。
なるほど。
余裕ができると先送り早めに前倒しでできる方向があって、
これまさにちょうどほぼ同じことを今経験していて、
マイナンバーカードが10年ぶりに更新だったんですよ。
7月が誕生日で、
確か4月か5月に来たんですけど、
1ヶ月ぐらいほっといて、
2週間前ぐらいに終わらせました。
これ結構だから、
この2ヶ月の幅で自由に選べるっていうのって、
例えば仕事だったら明瞭に締め切りが与えられて、
そこまでやらなきゃいけないんですけど、
これ2ヶ月の幅で自由な裁量がある。
一番厳しい締め切りですよ。
なんなら仕事より厳しいと思う。
逃したらもうダメって。
すっげえ面倒になる。
だからその人のこういう処理の仕方が結構はっきり出てくるなと思うんですけど、
僕5月30日誕生日だったんで、
4月にハガキが来て困ったんですね。
その時にいつやろうかってちょうど忙しかったんで。
4月30日ではないなと思ったんですけど、
6月30日まで引っ張るのは多分嫌やなと思って、
5月30日の週の中、空いてる日に行ったんですけど、
真ん中ですね。
ちょうど真ん中で行ったんですけど、
結構だから決め方とかっていうのも、
これも最適解があるわけじゃなくて、
その人の置かれた状況とか、
タスクがやりたくないみたいなことが関係してくると。
で、主に早くやりたい。いやー逆やな。
主にできるだけ遅くする。
というか、やるという決断をギリギリまでやらない人。
っていうのを先延ばし、プロクラスティネーションと、
心理学の用語では呼ぶと、
一般用語でも多分、プロ。
先か。はいはいはい。ごめんなさい。逆ですね。
送れるタイプ、夏休みの宿題を最終日にやる人のことを、
プロクラスティネーションと呼ぶ。
はいはいはい。
逆に、とにかく最初の方に片付けてしまう人。
これをプレクラスティネーションと。
これ、非常にややこしいね。
プロもプレも、ある種ちょっと前のイメージがあるんですけども、
先延ばしの方はプロ。
前倒しのプレクラスティネーションと呼ぶと。
社会的な通念において、
先延ばししてしまう人、
夏休みの最後の日に宿題をやる人っていうのは、
なんとなく怠惰なイメージ。
前倒しする人は非常に計画的で堅実なイメージがある。
先延ばしと前倒しの考察
日本社会では明確にそうなんじゃないかぐらいに思いますね。
つまり、一つの曲線を取った時に、
片方が先延ばしで、
もう片方が反対側が前倒しだとした時に、
もう良いと悪いがその曲で現れてしまう。
片方が良くて、片方が悪いというイメージがあるけども、
果たしてそうなのかということを言いたいのが、
本省の主張であるということが、
はじめに確認されると。
冒頭でも説明したんですけど、
本省ではタスクマネージャーの観点から、
先延ばしと前倒しを捉え、
それぞれの特徴や長所及び短所を
セルフコントロールという言葉を切り口に
解説していきますと書かれているので、
別にどちらかが良いというものではなくて、
それぞれに特徴があるということが前提になっている。
もう一つ確認したいのが、
プレの方は、
前倒しっていうのは、
2014年に作られた心理学の用語らしいんですね。
作られたっていうのは、
どういうニュアンスなんですかね、これは。
これを一つの概念として提示した。
定義を与えた。
誰かが言ったんだ。
誰かが論文に書いて、
用語として定着した。
僕らが例えば、
日本語で日常的に前倒しって言ってるのとは違って、
この文脈で括弧付きで捉えるべきですね。
書き括弧付きで、
ある心理学の固有の概念として
前倒しということが翻訳されているわけで、
英語でこの
プレっていう言葉を使うと、
ちょっと堅苦しいような言葉で
多分受け取られると思います。
逆に言うとあれなのかな。
英語ではそういう用語は
なかったっていうことなんですかね。
もともと
プロクラスティネーションって言葉は結構あって、
これを
造語、このプロをプレに変えて
作られたもの。
今ね、辞書調べたら
なかったです。
これは心理学の用語なんですね。
前倒しって言うと
僕らの日常の辞書に載ってるから
普通の言葉に感じますけど、
心理学の用語では結構新しめに作られた
タスクマネジメントの基本
特殊な概念や、
人を読まず理解しておくと
以降読みやすいと思いますね。
オックスフォードディクショナリーで出てこないので
だいぶ
ないですね。
一般用語ではない意味で、
特定の行為、
心理的な傾向を指すものを
前倒しと翻訳で
言う感じです。
和英にも全く出てこなかった。
これ結構面白いですね。
前倒しっていうのは結構心理学でも
古くから扱われているのに、
この概念が結構新しく
最近まで議論されて
こなかったのは何かちょっと象徴的かな
という風にはちょっと思いますね。
日本の概念、進んでいるっていう
言い方は違うけど、日本は
その概念を持ってたってこと
なんですよね。
言葉として。
これを問題としては捉えてなかったんじゃない?
きっと。
心理学では初めから問題として出てくる
言葉。
こういう傾向があるということを研究しようということは
何かあるということですね。
何か良くないことがあるということで
研究されているから
じゃあ逆か。
前倒しって言葉があるがゆえに
日本人は変に誤解してしまいがちになるのか。
かもしれないですね。
基本的にはこの
資本主義の
生徒の中で生きていると
基本的に良いことなので、むしろこうすべき
ぐらいの勢いがあるので
あんまり話題にはなってこなかったというのは
あるかもしれませんね。
この初めには冒頭
こういう方向で進むというのが
紹介されると。
タスクマネジメントとは何か
という話で
僕も定義できないんですけど
現代人は基本的に
抱えているタスクが多いと。やることが
たくさんあると。
進めることはできないわけで
こういう順番でやろうと
頭の中で段取りを考えて
進む順番を
決めながら処理していく。
基本的にそういう行為全般を
ひとまずタスクマネジメントと呼びましょう。
そういう処理を考えるときに
あんまり機械的に実行していくというよりは
これは早くやった方がいいとか
これは後でもいいとか
そのようなタスクの性質に合わせて
処理しているよねと。
その処理しているよねというのを
確かめてみましょうということで
序章でto doリストを
作ってみましょうと
これ面白いなと。
初めてのGTDみたいな感じになってきましたね。
そうですね。
一番やりやすいものとして
1ヶ月以内にやるべきことの
リストを作ってみましょうと
提案されますね。
デジタルでもいいしアナログだったら
付箋を使うと後で順番を入れ替えられるといいよ
という話もなされてまして
ここでのやるべきことイコールタスクは
仕事とか勉強に限らず
娯楽とか地域行事の参加とか
ルーティンワークとか些細な予定も
全部一旦タスクと考えて
一つに集めてリストを作りましょうと。
リストを並べるだけでは
当然使い勝手が悪いので
実行したい順番とかに
並べ替えましょう
という話がなされて
そこの並び替えで実は皆さんいろんなことを
考えてますよねと。
どんなことを考え
タスクを実行していく順番を
決めたりする上で
どんな影響を与えているものがあるか
ということがまず紹介されまして
第一に挙げられるのは締め切りですよね。
当然締め切りが
近いものほど早く取り掛からなあかんと
人は考えて
処理する順番を決めると。
ただし実際的な
時間的距離と
主観的な時間的距離が
あると。
遠く感じるということですね。
締め切りが遠いと感じる人ほど
楽観的な予測をすると。
一つ解釈として
解釈の抽象度というのが
関係しているであろうと。
先のことはぼんやりとしか
思いつかないと思い浮かばないと。
だからだいたい全般的に
計画は楽観的になると。
逆に近いものは
より具体的な行動のイメージが
多く思い浮かぶと。
だからタスクリストになるものも
基本的にはより具体的なものになるし、
実行しようという気持ちにもなりやすい。
なので一旦提案として
締め切りによってトゥードリストを
整理してみましょうとまず言われると。
今日中、今週中、今月中、
締め切りなしという風に分類しましょう
という風にイントロダクションで紹介したんですけど
もうこれでちょっと
タスクリストの基礎みたいなのが
学べるようになっているのが
僕はいいなと思うんですけど。
結構重要で今日中と今週中
切り分けるタスクリストの作り方を
学ぶだけで僕は結構役立つものになる
と思うんですけども。
これが締め切りによる
締め切りがタスクの順番に与える影響と。
次にタスクの性質
というのもあるだろうと。
これも有名なんですけど
重要度とか難易度というパラメーターがあると。
これは非常に有名な
時間管理のマトリックスというやつで
本書では7つの週間の
マトリックスがそのまま
紹介されていたんですけども。
全部そういう話なんだ。
だから4つの領域に
分けられますよねと。
この4つの領域に分けられますけど
例えば現時点で
衣替えするっていうのはそれほど
重要ではないけども、時間が経つと
重要度が上がっていくと。
だから変化していくものですよっていうのが
1つ紹介されて。こういう4つの領域で
タスクを切り分けることもできると。
これが2つ目の要因で。
3つ目がタスクへの
先行ということで。ここはあんまり
扱われないですね。
締め切りとかタスクの成績
っていうのはタスクそのものが
持っている。タスクというオブジェクトが持っている
プロパティなんですけど、タスクへの先行
というのはむしろ実行者の
感情。
そのタスクが好きか嫌いとか
あるいは得意に思っている、得意に思っていないとか
あと動機づけですね。やれと
言われたからやる。あるいはやりたいと
思っているからやる。っていうそのまず
タスク行為そのものへの好き嫌い
とか感情みたいなのが
影響してきますよね。
今言ってきた3つって
そんな簡単に切り分けられる
ものじゃなくて、互いに影響し合って
て非常に実は難しい
複雑な
複雑なことを
考えながら僕たちはタスクマネジメント
をしていると。最後4つ目の
要因として、状況要因というのが
あって、これは
タスクの先行でもないし
タスクそのものでもなくて
それをやらなかったら
どんだけ迷惑をかけるかどうか
つまり
締め切りに遅れても
締め切り遅れても誰も困らない
締め切りと
すげえ大量の人に迷惑をかける
締め切りっていうのもあるわけですね。
そうした時にイメージして
これはすごいいろんな人に迷惑をかけるから
やらなあかんなと思ってやるということも
あると。
この4つのパラメータを
いろいろ加味しながら
人はタスクマネジメント
タスクの順番を決めて実行するということを
やってますよねと。
基本的にこういうことを考えながら
人間って結構やってるわけですけど
教えてもらわなくてもやってるわけですけど
このタスクマネジメントでタスクリストを
作って実行していこうと思っても
うまくいかないことも多いと
うまくいかないこともあるじゃんって
多いぐらいの感じで
その原因の1つが
先延ばしですよねと。
だから先延ばしっていうのを
タスクマネジメントと進めていく上で
タスク先延ばしっていうのが厄介やから
それを解決しましょうという話が
よく行われているわけですけど
近年では前倒しっていうのも注目されていて
そこの話も合わせていきましょう
というのがこの序章の
タスクマネジメントとは何かで確認されていまして
ここだけでタスク管理の
エクササイズみたいなのが
結構行われています。
この1章だけで多分ビジネス一冊分の
話はあるんじゃないかなと思いますね。
タスクがうまくいかない
理由が一般的には
このプロクラスティネーションだったけれども
実は
プレクラスティネーションも
うまくいかない理由なんじゃないかと
注目されている。
その合わせて考えた方がいいですよね
ということがここで最初に
タスクを管理する心理学
ウォーミングアップとして確認されますし
どうなんやろな
僕とゴリゴさんの番組を
好きな人は大体1度か2度ぐらい
タスクリスト作ったことがあると思いますけど
もしやったことがない方が
いっぱいリストを作って
それを実行していく順番に並べる
ってことをしようと思った時に
実はかなり難しいことが行われているな
というのを体験されるといいと思います。
俺結局の人生で
いわゆるちゃんとリストを作って
ちゃんと順番にやるとかやったことない
気がするしな。
そもそも初めから難しいからやらない
というのもアリですよね。
GTDで
全部書いてみる
とかやったけど
どこからやったらいいかわからないとか
結局タスクマネージングの難しさはそこ
決定できないという難しさがあって
そこが困難の理由なんですけど
むしろさっきみたいに
パラメーターに分解してみると
もうちょっとわかりやすくはなるかもしれませんけど
でもやってみてもできない
ということは全然あると思います。
パラメーターが結局ほとんど全部主観
なんですよね。この難しさは。
はい。
客観的に決められないというところはあって
でもそれは人間が行う
管理からも自然的に生じるわけですけど
ここは絶対に心理学の出番なんですね。
ここは。
心理学の分野で
これ扱うのはとてもいいと思うんですけど
先延ばしの心理的要因
第1章が
先延ばしですね。よく問題とされて
先延ばしとセルフコントロールということで
先延ばしもちゃんと心理学では定義が
ありまして将来のネガティブな
結果を予測しながらも
タスクの遂行を後回しにすることなんですね。
素晴らしい定義ですね。
そうですね。だから単に
タスクをやらないことじゃないんですよ。
これをやらへんかったら
後々自分は困るなと
思っているにも関わらず
それをやらないことなんですね。
例えば英語の勉強を
したら
すごくいいことがあるかもしれないな
と思ってやらないことは
先延ばしではない
と言えるところが
この文脈ならそうですよね。
ポジティブな結果を得られないとネガティブな
結果が生じてしまうのは少し違うので
定義を拡大すれば
そっちも先延ばしと言えるかもしれません。
それは論争的な話ですけど
おおむね
だから何も考えないでやらない
ということじゃなくてやらないと
こういう結果になるなと分かっていながら
やらないことをまず先延ばしと呼んでいると。
これはもう
まずこれで革命的に変わる人が
いっぱいいる気がする。
そうですね。
なぜそういう先延ばしというのが
生じるかというと
この心理学の実験は大学生から
調査されるわけですけど
いろいろ聞いてみると
失敗への恐れと
課題の回避ということを
2つの要因でまとめられるだろうと。
だから
失敗への恐れというのは感情面ですね。
つまりこれうまくいかないかもしれないから
やりたくないというようなことなんですけども
時間管理
どう管理したらいいかという
そういう技術の話で
先ほどが生じているわけじゃなくて
感情面、認知面というところの
パーソナリティの要因も関係してくる。
それだけじゃないし、それが結構出てくると。
で、ここで
本書でいうセルフコントロール
これも多分心理学の概念ですけど
目標を妨げる
欲求や誘惑
衝動を抑制したり我慢したりする。
これができると
基本的には
先延ばしが起こりにくいし
これが失敗する時に先延ばしが起こりやすい
ということが概ね言えるだろうと。
で、問題は
ある場面でセルフコントロールが成功して
もう別の場面で失敗することがあるということなんですね。
つまり
すごく走りたくないけど
ジョギングに行った
セルフコントロールできたけど
帰ってきて、すげー甘いものを食べてしまうみたいなことがあるわけですね。
これは
前者の時には成功していますけど
後者の時には失敗していると。
実際人間というのはそういう失敗と
成功を繰り返しながら
生きているということが述べられているんですけど
これ非常に重要な観点で
ビジネス賞を書いている人って
100%セルフコントロールが成功している人かのように
振り回りますけど
まずそんなことはないわけなんですよね。
基本的には
ある部分でうまくいってるけど
実はどこかで調子に合わせているところも普通にあって
だから、失敗する、成功する、失敗する中で
ある程度好ましい方向に向けて
生きている人が
セルフコントロールができている人だと
思うんですけど
この第一、成功と失敗を繰り返しながら生きている
ということが確認されて
先ほどの衝動性ですね
セルフコントロールができないというとき
衝動性を制御できないときに
先の場所が出てくる
この2つの
状況が関係しているだろう
ということが確認されていて
これも大学生の
案件なんですけど
試験に向けてこれぐらいの時間
勉強しようと計画している
時間と実際に
本場に行った
勉強の時間を
回答してもらうと
先の場所を知っている人は
勉強する時間が少なかった人は
楽しみの
代替の選択肢
他に面白いことがあったから
やらなかったと答える
ゲーム、友達に
映画に誘われたからできなかった
みたいな話ですね
全くやる気がなかった
なかったわけじゃなくて
別の誘惑がやってきた
全くやる気がなかった
わけではない
やろうと思っている
計画している時間も
ある程度ボリュームあるわけですよ
これぐらいやろうと思っている
でも
その時に何か代替的な
オファーがやってきたと
そこで起きる
衝動を抑えられない
だから先送りになってしまう
っていう
パターンが多かった
だから
計画が
元々時間が少なかったとかでもないし
そもそもやる気がなかった
最初の時点でやる気がなかった
というわけでもない
衝動性のコントロールができていないから
セルフコントロールが失敗するから
そういうことになってしまう
ということが一つある
これが全てではないし
そういう影響が一つある
その事態を紹介したかわからないけど
よく出てくる
そうですね
今1個すぐ1個のマシュマロ食べるか
ちょっと我慢してあと3つもらうか
っていうような選択を子供とかにさせる
ということで
基本的に後の
後の価値を選べる人
は基本的にはセルフコントロールができる人で
これはつまり先に伸ばしにくい人
と言えるだろう
その他
いろんな人間の特徴があって
完璧主義とか衝動性とか
現在思考とか色々挙げられてるんですけど
全体で整してみるのが
先伸ばしってのは怠惰でやる気がない
ということではない
むしろ感情的な要因とか
衝動を抑える力が
低いせいでそうなってしまう
残念ながら
先伸ばしの傾向と学業の成績は
タスク管理の戦略
やっぱ反比例するらしい
多少は
これはある程度
何とかした方がいいとは言える
完全に放置していいものではない
いくつかの方策が紹介されていて
これはノウハウ社でよく出てくるんですけど
うまいことが
いかなかったら自分にペナルティを
与えるとか誘惑があるにあったら
その誘惑そのものを遠ざけておく
iPhoneを
見えないところに置くとか
この期間は誘わないでね
と友達に言っていくとか色々ある
あと最初に出てきたトゥーズリストを作るとか
方策ある
ただし限界はあると
そもそも
そんな簡単じゃないからできないんだよ
ペナルティを作ったとしても
自分で決めた
ペナルティですから
無しにできちゃうわけですよね
iPhoneを遠ざけても
iPhoneを自分で取りに行くことはいつでも可能ですし
トゥーズリストを作っても
見ないとかは必然あるわけですから
このような方策で
完璧にすることはできないと
ただしセルフコントロールを
成功させやすくする
方策ってのはいくつかありますよね
衝動性を
下げる
とか色々
方向はあるんですけども
具体化と
抽象化という話がありまして
これは結構面白くて
例えばタスクリストを
作るときに
行動しにくいときは
より具体的なタスクに
ブレイクダウンしましょう
というような話がよくなされますけども
具体化というのはそれですね
なるべく具体的に落とし込んでいく
細かくするとは限らない?
細かくすることになるでしょうけど
具体化したら
っていう一つの具体化
という方向と逆に抽象化という方向があって
抽象化という方向が例えば
僕が何か作業をしているときに
この作業はこういう
目的のために役立つということを
思い返すということですね
英語の勉強をするときにただ英語の勉強を
ブレイクダウンしていく作業にステップに分解していくんじゃなくて
これを勉強すれば
留学したときに役立つ
みたいな方向で上の方に
これを抽象化と
この二つの方策があると
タスク管理は基本的に具体化ばっかり上げられるんですけど
抽象化もあって
モチベーションの観点ですよね
そうですねモチベーションの観点
これは使い分けの基準が
この二つはどちらかがいいと言われるんじゃなくて
二つ使い分けましょうと
それは先行好み
好みで選びましょうと
苦手な
嫌なものは
はっきりするとより嫌になりますよね
ほうほうほう
嫌なと思っているものはむしろ
意義を身に出した方がいい
あーモチベーションってことね
はいわかるわかる
好きなものは具体化していけばどんどん取り組めますよね
うん
具体化と抽象化の二つの武器があるにしても
自分の好みに
応じてその
道具を使い分けるといいでしょう
ということが提案されていまして
英語学習の習慣化
これ僕はね結構言うような
タスク管理があんまり言わないような
使い分けの整理かなと思います
うんこれ
そういえばなんですけど
ラシタさん英語の勉強を
継続できているという印象なんですが
はい
なんで続けられるんですか
これはまあ習慣化ですね
この方策とはちょっと違うかな
極論あるわけでもない
うん目的はあるけど
それは英文を読めるようになりたいというのはありますけど
うん
むしろこの僕の工作はこれとは違って
えーと
やるかやらないかを考えないようにするという
判断しないようにする
つまりやるかやらないかを
決めるからやらないという選択が
生まれるわけですよね
はいはい
やると
始めからもうやると決まっているとする
どうやるかいつやるか
っていうだけの話ね
問いをごまかすずらす
という方策ですね
これが習慣化の方策なんで
これはまたちょっと別ですけど
セルフコントロールしてるんかなそれもあるし
別のやり方でセルフコントロールしてる
あのなんか世間一般で言う
最も意志が強い人っていう表現が
当てはまるような気がするんだけど
まあそうなのかな
でも例えば1日の英語の勉強を
うん
その分しかしない一分しかしない
うん
だから意志の力を発揮させるのも
めっちゃちっちゃいですよ
一分真面目に勉強したら5分かかりますよね
時間はかかるけど
でもできなくはなさそうじゃないですか
だから
できそうな量にしているイメージとして
でも実際できますしできそうな量に
タスクを抑えて具体化して
でもとりあえずやるということにする
で実際やらない日もありますけど
3日やらない日が
3日やらない日があったとしても
取り戻さないっていうのも一つの方策ですね
うん
4日目に3日分を取り返さないっていう
うん
1日は1個と決めたらもう1日1個しかしない
っていうこれもだから
今章では語らないですけど
一つの政府コントロールの方策ですね
あの先後で言うと
どっちの方になるんですか
英語勉強というやつは
好きになろうとしている
好きだと自信を持っているわけではない
ではないかな
であのやっていくうちに
英文を読むことの苦痛が減っていくんですね
ほうほう
だから認知的不可化最初はめちゃめちゃ高かったんですけど
うん
最近はそれが減ってきて
例えば英語のブログ記事とか見ても
うん
ちょっと読もうと思えるようになって
あこれはやってる価値があるなと感じられているので
続けられているということもある
あーじゃあそうか報酬
やる気があるうちに報酬は見出せたんですね
だからその
マシュマロテストの時間先行を
継続したことによって変わっている
これをもっと続けたら
価値があると感じられるようになってきた
うーん
まあそうかそうなれば続けられるね
確かに
先延ばしの対策とその効果
だから意思の力を全く使ってないとはさすがに言いませんけど
うん
本当に極小のパワーでやってますね
僕の場合はねそれは
そうかじゃあこのいわゆる
セルフコントロールの失敗の対策とは
違うアプローチなわけですね
そこは
そうですねここの二つとは違う
でもまあいろいろアプローチはもっとあると思いますが
本書で紹介されているのはその二つで
具体化と抽象化の武器を使い分けるというのはまあいいと思いますね
うーん
で最後にちょっとおまけで
おまけ的に書かれているんですけど
セルフコントロールがものすごく極端に喪失してしまうと
これどうなるかというと依存症なような
状況になってしまうと
それはあまり好ましいとは言えないので
一時予防二時予防三時予防というのがあって
すべてを一気にやろうというんじゃなくて
段階的に予防しようと
僕らがその対処として考えているのが
だいたい三時予防なんですね
認知行動療法といって
もう鳴っちゃってからある種の足を踏み入れてからやる
でも実は自分の行動の
兆候を観察したりとか
ちょっと起きた段階で
ちょっとケアしてみるっていう
一時予防二時予防みたいなのも
依存症とかセルフコントロールの喪失には
まあ役立つよという話がなされていまして
まあここはおまけですけど結構重要な話かなと思います
眠い時はちゃんと寝ましょうみたいな
そういうレベルの話みたいな感じですか
いやまあだから自分が
先送りしているなと感じ始めたら
ちょっとその原因を探ってみましょうとか
あまりにも着手できなかったら
そのそもそもこのタスクの
やろうとしていることが間違っているんじゃないかって
考えましょうみたいなことが
行動をちょっとずつ
確認していきましょうみたいなことが
一時と二時ではまあ紹介されていると
モチベーションというよりは
もうちょっと具体性を伴った
そうですね
それはまあそこまで
いってしまうようなセルフコントロールの喪失に
ある種病的になる前に
こういうことをしとくと
ちょっと予防に役立ちますよというような話でした
先延ばしの多様性
うんうん
もう結構長くなってしまったんですけど
第2章が先延ばしは本当に悪いのかということで
まあここが
議論これまでの議論を
ひっくり返すところなんですけど
まあ先延ばしと言われる
種類があるよねと
僕らが日本語で言う先延ばし
はこの単なる先延ばしと
積極的な先延ばし
あえての先延ばしがあると
土壇場に
自信
自分の土壇場に自信を持っている人がいまして
うん
ギリギリやるとうまくいくんだと思っている人が
いるわけですね世の中には
でその人が
実際にそう決めてそうして
実行できたとしたら
それは確かに今やるべきことは
後でやってるかもしれないけども
むしろそれは時間をうまく使ってるわけですね
まああの
そうですね全くもって推奨できないし
やりたいと思わんし進めたいと思わんけど
そういう人はいるかもしれないとは思う
だから適切に
自分のパフォーマンスを発揮する上で
後でやったほうがいいと
確固たる自信を持って経験もある人が
それをするっていうのは
これは積極的な先延ばし
あえての先延ばしとして別にこれ自身は否定
するものではないっていう話
とあと先延ばしと
創造性という話でここの部分がタイトルに
関わってくるんですけど
まあ
実験の中で企画書
作ってくださいというのを
被験者に与えると課題を与えると
その時に意地悪に
YouTubeへのリンクも一緒に
添えると
で全く添えない人と
4件ぐらい添える人と
10件ぐらい添える人みたいなパターンを分けるわけですね
でそれぞれ出来上がった
企画書をチェックすると
一番創造性が高いと判断されたのが
真ん中のところ4つぐらい
YouTubeの動画つまり関係ない
関係ないことのちょっとやった人
やった人が発想
として良いものが出てきた
ということで
この場合タスクを
与えられたタスクを最短で
こなすんじゃなくて動画を見るという
寄り道をした
寄り道をしたことによって
その実験に言う
創造性みたいなのが
伸びたことが
確認されているので
多すぎたらあかんし全く見ないのもあかん
この真ん中あたりが一つポイントやった
っていうのと
先延ばししたとして
その先延ばしして
実際のタスクに着手する間に
結局別のことを何かしてる
わけですね基本的には
先延ばしをしている間に別のことを
している
単に先延ばしという現象だけ見ると
あるタスクが時間的に
後にされたということだけなんですけど
そのタスクに至るまでに何を
していたかを見ないと
先延ばしの是非というのは言えないわけですよね
だから例えば
企画書を考えるときに
その企画書に
全然関係ない美術館に行く
これは
タスクの終了着手
とか実行終了タイミングを
先に延ばししてるわけですけど
でも実際に考えるとそれが
貢献していることもあるわけで
だから単にタスクの
レポート提出の早さとその影響
着手時間作業時間だけを見てても
わからないだろうと
著者の実施体験がひかれてまして
最近の大学生全部
オンラインでレポートを提出するらしいんですよ
大学の
ウェブサイトがあってそこに学生のIDで
ログインしたらもう
ファイルを貼り付けましょうみたいなやつ
貼り付けないのがあって
作業自体もそこでできるんですね
僕見たことあるんですけど
とある大学のウェブサイトにログインすると
オフィスに
そこからオンラインでアクセスできる
だから
いつ作業に取り掛かったとか
っていうのがわかっちゃうわけですよね
タイムスタンプ好きで
俺ならバレないようにコピペで終わらせるけどな
で、著者が見ると
めっちゃ提出が早い
学生がいるんですって
もう出したらすぐぐらいの感じでしょうね
で、著者の主観でいうと
そういうのの
レポートの質があまり良くないことが多い
まあ安易に想像ができるな
容易にそれは思い浮かぶな
ここがだから本社のタイトル部分なんですけど
で、別に
レポートの質が悪いことについて
どうこう言いたいわけじゃなくて
著者の心理学者としての疑問は
なぜそんなに早く提出したいのかと
うん
で、作業の場所をしないっていうのは
日本社会でいうと時間を守るっていうのは
非常に重視されるわけですよね
でもまあ
そんなにレポートの質が良くないものを
素早く提出するってことが起きたときに
その先延ばしをしない
という選択が本当に良いことなのか
はちょっと疑問に思ってしまった
あれですね、素早くゴミを生産しているってことですよね
あはははは
そういうこと
で、そのレポートの質がどうのこうの
っていうのは今まで
先延ばしのプロの
プロの方の研究ではなされてなかったと
だからプレっていう研究が
今必要になってきているというのが
ここで結構重点的に
展開されていまして
結局だから早くやるか
遅くやるかっていう話ではなくて
いかに効率的に
ここの効率は結構話が難しいんですけど
効率的にタスクを進めていくことが重要であろうと
で、一応本社では
本社内の定義として
効率的なタスクマネージメントが定義されていまして
で、かかる
必要なコストを最小限に
抑えるっていうこと
で、もうちょっと具体的に言うと
後々に嫌なこと
ネガティブなことが待ってたりとか
あるいは嫌なことが
出来事とかが待ってたり
残ってたりしないような
タスクの進め方を
ひとまず効率的なタスクマネージメントと定義している
だからもちろん
全然違う効率的なタスクマネージメントの定義は
あるとは思うんですけど
本社ではその観点で考えている
コストっていうのは認知資源だったり
時間だったりいろんなものが
それ以外のものも含めて
僕らの中で言うと認知が多いと思いますが
それ以外のものも含めて
後でネガティブなことが
待ってないように
いろいろ方策を練り
戦略を取ることをひとまずタスクマネージメントと
本社で定義していると
で、嫌なことを先にする
これは
後のことを考えて
マシュマロ的な後のことを考えている
だからセルフコントロールできているやねと言えると
で、面白いのは
コストがやる気のトリガーになることがある
という話なんですね
コストがやる気のトリガーになる
はい、これはあれなんですけど
嫌なことが
目の前にあった時に
嫌なことだから片付けようと思う人が
いるってことなんですね
家を片付けるのはそれですね
そうそう
嫌なことだから後回しするっていうことだけじゃない
人間の選択肢って
嫌なことが目の前にあるのが嫌だから
むしろそれがモチベーションになる
ということもある
人によって
状況が違うんですね
だから
セルフコントロールできているという状況でも
先にやるか後にやるかってまだ決定的ではない
嫌なことが
目に入るのが嫌だから
片付けるは
先延ばしではないけれども
必ずしもいいというか
いいか
セルフコントロール
セルフコントロールからやっていい
そうそう
そこは2つ完全に
分離的
先送りと前倒しの
対立は
セルフコントロールの
成立してるか成立してないかの
対立軸と
ぴったり対応しない
あれですよね
お風呂キャンセル勢とかの人たちが
痒くてしょうがなかったらお風呂入りますよね
そうでしょうね
セルフコントロールの有無と
先送りと前倒しは
必ずしも
するわけではないというのが1つ面白い話ですね
あと
いろいろ話は
あるんですが
だいぶ時間を使ったので
とりあえずその効率的な
タスクマネジメントは基本的には
嫌いなタスクから取り掛かればいいっていう
カエルを
カエルから食べるっていう言い方をタスク管理ではよくしますけど
とは
平均的には言えるけど
でも必ずしもそう言えるわけではないよね
というところで
前倒し概念の話に
アクセスするんですけど
コラム2が
ちょっと面白かったので紹介させてほしいんですけど
同じく大学生の
レポートの対策のタイミングなんですけど
その授業のことを
役に立つと思っているか
役に立たないと思っているかの
2つ
その軸と
もう1つその授業を
面白いと思っているか
面白くないと思っているか
これで4証言作れますよね
役に立つと思っているけども
面白くないものの
レポートは
遅れるらしいんですよ
役に立つと思うけど
面白くないやつは
遅れる
役に立たないと思って
かつ
面白いと思ってないものは
レポートの提出が早いらしいんですよ
逆に立たなくて面白くない
は早い
両方ともネガティブなのは早い
だから
レポートの提出が早い
あるいは課題
仕事を振った時にさっさと提出するか
いた時に
それは当人がつまらないと思っている上に
早い提出の理由
役に立ってないと思っているかもしれない
ってことですね
超つまらんからこんなもん早く終わらせてしまって
そういうこと
役に立つ場合は
もっとじっくり取り込もうと思う人が多分
多いんですよねきっと
そっかこんないいやつなら
もうちょっと頑張った方がいいかもしれないな
ちゃんとしたものをしたいと思ってるけど
でも自分は
興味は持てないからそんなに取り掛からない
でも
役に立つと思ってないものは
早くやっても
遅くやっても変わらんから
取り掛かってしまうということで
傾向としてそうだったってことですよね
グラフを描いた時にそういう
斜めの角度が生まれたということで
必ずそうなったわけじゃないですけど
だからこれ
本人のキスとか
タスクの性質以外に
与えられている課題が
その当人をどう評価しているのかも
関係している
だから
上司の人がいて
部下がレポ
仕事の質が素早くて早いっていう時に
与えてる仕事そのものが
もしかしたらだめなんではないかと
これ疑える
研究だと思うんですよ
面白くない仕事をさせれば早く終わらせてくれる
けど
レポート質は低い可能性が高いですねその場合は
早いからね
だから早すぎる状況になって
もっとじっくり取り組めばいいのにと
上司が思っているぐらい早く
出てきている場合は
面白いと思われてないし
役に立たないと思われているかもしれないっていう
職場環境そのものとか
仕事そのものの意味付けそのものを
問い直してはいいという風に
マネージメントして考える
マネージメント観点でめっちゃ面白い気がする
面白い
ここ面白かったです
残りの章が
前倒しの概念が
新しい概念の紹介
紹介されまして
新しくできた概念なんで
2014年なんで
まだ10年ちょっとか
こうだってはっきり言えるような
定説はまだ固まってないと
いろんな実験が
あっていろんな解釈があるんで
これこれ
こうですと言えるものはないんで本書でも結構
議論が紹介されてまして
各通りこうってことは
あまり言えてないんで
本書でも今回でも
別にこれっていうのは紹介してないんですけど
バケツを運びの実験
というのがよく行われていると
実験するときに
一本の道
スタートからゴールまでを
二人で歩いてもらうと
そのときにバケツを拾ってゴールまで
持って行ってくださいとお願いする
その際に二種類のバケツの置き方をすると
一個は
スタート地点の近くに置く
もう一個はゴールの方に置くと
ゴールの近くに置くと
どっち持ってもいいですよと言われたときに
一個置いてあってどっちでもいい
一個だけ持っていればいいという指令の音で
スタートとすると
バケツは空っぽの条件でひとまずスタート
こうなったときに
もともとは
やりたかったのは
バケツに中に
物を入れたときに
おそらく人は
重たい物を長く運びたくないだろう
というようなことを実験したかったんですけど
実験の準備段階として
空っぽの状態で
バケツを持ってもらったら
それは普通に
ゴールの近くに取りますよねと思って
実験したらしいんですよ
中を入れて実験する前に
空っぽで実験してこないと
まず基本的なことが言えないだろうと思って
土台を固めるための
実験を行ったところ
案外手前
スタートの近くで持つ人が
出てきたと
全員ではないにしろ
最初の実験は重くて短いか軽くて遠いを
測ろうとしていた
当初の目的としてはあったんだけど
その前に確かめなことがあるよねと
軽くて近いと軽くて遠い
を比較しておかないと
言えることが少ないよねということで
行われた実験で
まず予想外の結果になってしまったと
セルフコントロールの影響
全員ではないにしろ
少なかった人が手前の
バケツを持ってゴールまで行ったと
例えば
僕がその実験に参加したときも
多分手前のバケツを持つと思うんですよね
空だったらそうする気がするな
するね
重くしたところ
もちろん
ゴールの近くで持つ人も増えたんですけど
やっぱり重くしても手前で持つ人が
いたと
とんでもなく重くなったらやっぱり
手前で持つ人はほとんどいなかった
持とうとしてやめるとかあるんですかね
まあ
統計さんも見た感じ
重い感じしてるんでしょうねきっとね
一人だけ持つ人がいて
それは筋力を鍛えたかったっていう
特殊な人やったんで
それ以外の人はすごく重くなると
大体奥で取る
あと
小さいバケツじゃなくて
小さいコップに
水がひたひたに入っている
こことしそう
の場合もやっぱり奥ゴールで取る人が増えるらしい
これも普通
普通というかまあそうでしょうねと
だから僕たちは
物を取って運ぶときに
変な言い方するけど
結構考えて取ってるわけですよ
考えて取って
自分にとっての
塩梅を見ていると
重たいバケツを運ぶんでも
重たいバケツを運ぶときの
判断とそうじゃないときの判断を
おそらく無自覚のレベルで変えている
うん
計算している
僕の場合
考えるとやっぱり
バケツを取るというタスクを
頭の中でずっと
暗証したくないから取るんですけど
おそらくは
短期記憶の早く
眠りを開放したい
一応それにクリアー仮説というのがあるらしくて
省略している
言葉は全部言いませんけど認知的負荷を
減らすという目的があるんじゃないかなということで
おそらくそうしているし
僕も多分そうやと思います
だいたい早めに対応する人
認知的負荷を減らしたい人は
やらなくちゃというプレッシャーから
早く開放されたいという欲求を持っていると
仕事を
効率的にこなすとかではなく
目の前の嫌なことを
一刻でも
早くなくしたいと
そのなくしたい欲求が強い人ほど
そのタスクが
多少負荷があってもやってしまう
うんうんうん
そのバケツが
認知的負荷から開放されたい度合いが高いことを
重たいバケツでも早く持つってことですね
うんうん
これは
あんまりいいことではないわけですよ
結局
ネガティブケイパビリティに
耐えきれないみたいなやつですよね
そういうことなんですよね
ケイパビリティが足りないというのか
結局は早く片付けているのはいいことだという
コスパ主義に通じる考え方は
それは能力的
効率的とは別で
実はある種
やらなくちゃという衝動に
上がられていないっていう感じなんですね
うん
結局前足も行きすぎるのは
実は危ないことだよね
っていう話が
3章と4章で確認されます
はい
一応
ビッグファイブここでも出てきましたよ
脳内神経物質の
作用によって大雑把に
性格パラメーターが5個ある
一応この前倒しと
関係があるものを
挙げられるとしたら
誠実性ぐらいだろうという話だったんですね
その人が真面目で
それをやらなきゃならないと思っているから
これも解釈がまだはっきりなされてないんですけど
真面目やから
そのタスクに
より早く取り込むんだろう
っていう提案がなされてますけど
確かゴルゴさん
誠実性のパラメーターは高かった
高かったらしいですどうやら
自分の気質としてはどっち側ですか
えっと
やっぱね中間ぐらいっていう
イメージがあるんですよね
自分の自己評価としては
中間っていうのはほどほどなのか
前倒しと先送りを
両方やるって意味なのか
前倒しってあまりやったことがないような
印象があるな
それでいうと
タスクが近場にある
ナイスシュアリストにあって
片付けないと気持ち悪いみたいなのはない
そうです特に
最近の話で言えばそういうものを
着せるような
自信がついたみたいなのがあるかもしれない
タスクリストを作って
運用しないとよくおっしゃられてますけど
それは
タスクリストがある種の衝動線を
引き起こすから目にしないように
してるような
なんかね
講義のタスクリストはあるんですよねやっぱ
世間一般の人がイメージしている
ようなものを
システムとか運用を全然していない
っていう
忘れたらあかんものを思い出すために
多分あると思うんですけど
やらなければならないという
気持ちを引き起こすものではないんですよねきっと
あー言われてみると
多分そうだと思いますね
だからやっぱり誠実性が高いと
やらなければならない気持ちを持ちやすいんじゃないかな
と思うんですよね
そうするとそういうタスクリストは
日的負荷が大きすぎる
多分あるそういう要素は
この辺もやっぱりこういう
ビッグファイブ的特質とか
先ほど作業しにくいとか
情報ツールが何を示すのかってね
全部合一で考えたほうが上手くいくと思いますね
あの見るとね
気にしてしまうんですよ
見ないことができるようになってきた感じ
うん
それが多分だから本書で
効率的なタスクマネジメントが
いよいよできているということですねきっとね
あーじゃあだからトゥーブリストを作らないという
タスクマネジメントが近いのかもしれない
それができている
でもちゃんとその
忘却に対するある程度のサポートはツールで
行っているという意味でまあ非常にいい塩梅が
そこでなされてるんじゃないですかね
そうですね忘れるときは忘れるんだけど
そんなに多くはないと思う
でまあ塩梅待てたり
失敗と成功を繰り返しながらって話ありますけど
それでいいんですよね基本的に
まあゼロにはできないですからね
できないと言わないといけない
僕もゴリゴさんもたまにブックカタリストの
この前忘れてた
でも別に大勢として別に
問題ないわけじゃないですか別に
そういう感じで進んでいくっていう
塩梅でまあいければ
むしろだからそれこそが効率的なタスクマネジメント
って言えるんじゃないかなとは思いますね
そうですねそのブックカタリスト
自分にしないとって終わった直後から
思い続けてずっとやり続けてとかって
そんな苦しいことはやれないからね
まあそういうことがあっても仕方がないよと
例えば10回やって
100回やって
98回ぐらい上手いこと言ってたら別にいいんじゃないかなと
割り切れることの方が多分よくて
で結局それは
先伸ばししてしまう人は
セルフコントロールが
失敗してることが多いわけですけど
さっきのやらなきゃ
やらなきゃっていうのは
セルフコントロールの過剰なんですね
要するに
過剰もやっぱりよくないと
それしか考えられなくなっててすっげー
効率悪いんですよ
だから
セルフコントロールをしすぎる
人はセルフコントロールをちょっと
自己管理の重要性
手放す方の訓練が必要だし
あまりのセルフコントロールができてない人は
ちょっとセルフコントロールする訓練が
必要でだから先伸ばし
している人の
とって必要な
ノウハウはセルフコントロールの
強度を高める方針じゃないですか
ということはセルフコントロールが
強い人にそのノウハウは
毒なんですよ結局
逆も言えるんですね
だからある方法が
ある人のあるタイプ傾向の人に
役立つからといって
別のタイプとのように役立つとは
限らない上に
毒になる
より悪い結果を引き寄せることになる
かもしれないっていうのは
この本だけに限ることじゃないですけど
結構意識しておいた方が
いいことやとは思います
俺ね自覚なかったけど
前倒し派なような気が
してきました
そしてそれを
締め切れまでやろうとしてしまって
よくないから
そうやって考えると
直前でいいみたいな考え方
になっているかも
いい感じでセルフコントロールとの付き合い方が
できているということなんじゃないですかね
そうですねセミナー準備をね
1ヶ月前からやると死ぬからね
ずっとそれになるから
ちょこっとはやるけど
基本的に手をつけるのは
何日前からにしよう
みたいなのを確立したけど
それができないと
それしかやらなくなって
ダメなんですよね
だからやっぱりそういう自分の性質を
巻き巻いて見極めた上で
方策を考えるということが
やっぱ重要で
タスクの適切な進め方
それを無視にしてあるノウハウだけ
マネしするというのは
効果が上がらないだけじゃなくて非常に危険なこと
精神的に危険なことになる
というのはこれ意識した方がいいと思いますね
そうですね不安に
押しつぶされるとかある気がする
不安になるからやってしまうという
言い方もできるからな
だからその不安を起こさない形で
でもかつやりすぎにならない
っていうその適量の
セルフマネジメントの方策
というのがどっか塩梅があって
それを見つけることの方が
最高のタスク管理システムを
構築するよりも
はるかに重要度が高いと思いますね
オブシディアのサイドバーに
締め切り近い順に並べる
システムって多分もう1年
2年とかかなずっと
やっているんですけど
それかもしれない
なるほどいい塩梅
1ヶ月先のことを
でも重要だと思うと
今からやろうとしてしまって
なるほど
それはあんま良くないんですよね
自分の考えとして
ちょっとやっとくのはいいんだけど
1ヶ月先をできるだけ
見えないと言うかな
1週間先ぐらいさえ
見えていればいい
もう1個やってるわ
今週の予定だけ見えるように
するとか
そういうことなんです
自覚ない
前倒し派だったかもしれない
それで
偉大だとか認知的な負荷が多いのを
感じててそこでなんとか
長寿命つけて完全に捨てるわけでも
ないけどみたいなところでいい感じを
見つけつつあるし
人のタスク管理マネジメント
そういう道のりをたぶんたどっていくと思うんですけど
最後に
終章で
ここまでの話
メリットとデメリットが確認されて
最後にね共同型の
トゥードゥリストという話があって
図解で
大きな円が描かれていて
円の半分が先送り型
円の半分が
前倒し型の
2人の絵が描かれていて
2人で一緒に
取り組みましょうと
要するに
先送り派のマインドセットと
前倒し派の
マインドセットを
うまく活用しましょうということですね
これは別に1つのリストを
2人で作ろうということではなくて
まず自分自身で
トゥードゥリストをまず作ってみるとお互いに別々に
その後に
相手に
相手につまり自分と性質の
反対の性質を持つ人に
これを見てもらうと
例えば
先延ばし派はだいたい
楽天的で大雑把な計画を
立てるわけですが
前倒し派は
それを細かくするのが得意なわけですよ
なので
これをこういう風に細かくできるんじゃない
っていう風に言ってみる
逆に
前倒し派
先送り派は
前倒し派の人が詰め込んで
タスクを入れてたら
これもうちょっと減らしても大丈夫じゃないって
楽天的に言う
ということでお互いのバランスを
見つけていくっていうことをやってみたら
いいんじゃないかとおっしゃられてるんですけど
僕はまずこれは
タスク会員の技術を上げるために非常に重要な
方法だと思うんですけどでもねそれ以上に
僕はねそれをやることで
自分と対局の
方策を持つ人が
どんな風に考えてるのかを
はっきりはっきりとは言わんけど
感触は分かると思うんですよね
うん
僕はもうものすごく
前倒し派なんですよ
でおんちゃんの著者も
前倒し派なんですね
書いてるんですよね
残念というか
お互いの配偶者は
反対の性質を持ってるんですね
著者も僕も奥さんは反対なんですね
著者の場合は旦那さんが反対と
前倒し派の人ってね
さっきの場所の人を見るとね
イライラするんですよ
まさにその
サボってるかのように感じるんですよね
うん
だから
手を抜いてるとか
無知であるとか
ひどいものの見方をするわけですよ
つまり相手に利がないように
感じるんですね
でもじっくり話を聞くと
別にそういうわけでもないんですよね
相手には相手の利があって
これを例えば今やらなくて
もうちょっと後でやった方が
例えば作業がまとまって効率的じゃないか
みたいな利があるんですよ
そっちにも
後でやった方が
単に怒れるだけじゃなくて
後でやった方が得なこともあって
例えばこれ本社の中でも出るんですけど
明日の朝出すゴミの袋を
めっちゃ早くまとめてしまうんですよね
1週間前にまとめたら
それゴミ出しじゃないや
って話にもなってくるし
1日前の夜の
夕方ぐらいでもうまとめたくなるんですよ
でも明らかにゴミ出ますよね
それはあんま良くないですね
晩御飯終わってからの方がいいですよね
でもやっぱり
何となくしたきゃいけないと気持ちがあって
やろうとするときに
そのそうじゃないマインドセットを
導入することで
新しい断りを
自分の中で取り入れることで
多少緩和することができる
完全に先送り派に転向するわけじゃないけど
前田推し派のままで
ちょっとそれとは違う
考え方を取り入れることができる
それは単に文字として書かれてたから
どうこうじゃなくて
そういう人がいて
そういう人の中で生活が成立してるってことを
知ることで初めて僕はできるようになると思うんですけど
そういう擦り合わせってね
ほとんど行われないんですよね
基本的に
ご当家で行われてるかもしれないけど
一般家庭ではそういうのってなくて
ずっと心の中で
あの人先送りしてるみたいなことを
踏まえて
相手は相手で
違う目線で思ってるんですよね
いちいちうるせえなっていう感じで
なので
一回そのタスクリストをお互いに見せ合って
それぞれ考えてることを
ぶつけ合うことで
もちろん多少の圧力はあるし
お互いが良いことを目指そうとして
それを行うのであれば
自分のタスクリストが
ちょっと良くなるだけじゃなくて
単に自分にとっての他者を理解する助けにも
なるんだろうなと思って
実践的な話でもあり
ある種倫理的
社会的な提案でもあって
現代で言うと多分
どんどん仕事は個人主義
個人プラスAIみたいな形になってくると思うんですけど
AIは非常に便利なんですけど
AIは他者じゃないので
共同タスクの価値
自分と性質の異なる
人の性の中にも
断りっていうのがあるってことを
知るためにこういう仕事の中で
トゥードゥリストを見せ合うっていうことは
僕はその広い意味で有用性が
高いんじゃないかなとこの最後の部分を
ちょっと踏んでて感じました
これはあれですね
共同トゥードゥリストとか
原理的に自分には無理やんって思っていたけど
大きな意味で
家族会議というのは
共同型トゥードゥリストを作る
行為なんだなというのを
今の話を聞いて思った感じがする
だからそうやってやることで
視点っていうのも変わってきますし
知らないうちに影響を受けてるってことも
多分あると思うので
それは多分
個別には挙げられないけれども
影響は受けているっていうのはもう明確にありますね
うん
やっぱりタスク管理、セルフマネージメント
ライフワーク仕事って個人の技法であり
だからこそ自由でいいんですけど
それはやっぱりある種の
閉塞
タコツボか
に同じ自分の技法から
外に出られない新しいものの
見方を広げられないということがあって
でまあ
例えば最近
デイリーノートを
グループ内で見せ合ってうんぬんかんぬん
みたいな話も聞きますけど
それも似たことはあると思うんですね
普通見せ合わないですかそれって
そういうことでこういう書き方があるから
ということを知れるっていう
開かれた形の個人の技術っていうことの
一つのいい例かなと
ちょっと読んでて思いました
そうですね
何よりも
俺この話を聞いて
自覚していなかった自分の性質みたいなのが
だいぶわかった気がする
だからそういう
自覚しないでも方法を
模索することでフィットする
ものを掴み取れるというのはあると思うんですけど
自覚しておくとやっぱり探しやすい
というのはあるんで
この辺の理解を自分で
なんかテスト
点数つけるテストつけてちょっと先を
くぐりがちやなとか知るとかあるいはやっぱり
他の人と比較することでより具体的に
あの人に比べて自分はこうだなということが
わかりやすいというのもあるんで
この辺やっぱりある種のグループ共同活動
が持つものであり
個人の技法があんまり持たないものでもあると思うんで
なんかこの辺のアクションは
広げられそうかなとは思います
という感じで
全体的に先延ばしと
前倒しの2つの
話がなされてるんで
別にレポート
早く出すのはなぜかという疑問だけに
答える本ではなくて
良好の人に役立つ本ですし
実際だから
おそらく完全先送り方みたいな
人間っておそらくいなくて
ある部分で先送りが出やすくて
ある部分では前倒ししやすいみたいなことが
あると思うんで
人は両面をかかってると思うんで
その2つを捉えながら
どうやってやっていったら
ちょっとうまくタスクマネジメント
っていうのができるんだろうかな
っていうのを考える
良いヒントになると思うんで
心理学の知見の本でもあり
タスクマネジメントの重要性
結構実践的なノウハウ書の側面も
持っている
ハイブリッドな本だったかなとは思います
前倒し派
に近いんだっていう
自覚は全くなかったし
単純に
あれですね
自己啓発じゃないタスクマネジメントの本
そうやね
確かに
貴重ですよね
こういう本がもっと増えてくれたらいいなとは思いますね
個人のオレオレノウハウも
読んでて面白いですけど
やっぱりその人はその人
僕は僕という当たり前の
原則があるわけで
これからの時代はやっぱり
働き方の対応性とかもありますけど
やっぱり自分の性質に合った
タスクマネジメントの方法っていうのを
考えていかなきゃならない時代だと思うんで
こういう学術的な
知見を踏まえた上で
論文に書かれていた方法とかではなく
学術的な
知見を踏まえてどう考えるか
っていうことを地に足をつけてやっていく
のがいいかなとは思います
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ということで
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それでは今回もお聞きいただき
ありがとうございました
ありがとうございます
01:12:50

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